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[レビュー]厨二姫の帝国の感想
2018-05-31 Thu 00:00
<作品名>     厨二姫の帝国
<製作会社名>   ウシミツソフト



厨二姫の帝国
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S-- 】
現代の日本を舞台とした、少しだけファンタジー要素アリの作品。
いつの間にか旧ラブホテルに住み着いた住人達は異世界の住人で、ひょんなことから『勇者』として契約してしまうことから作品は始まる。

勇者や魔王というものが作中に出てくる等、設定としては上記のものを主軸としていて、共通√や各ヒロイン√においてもそこを前提条件としているものが多いものの、ストーリーとして大きく取り上げている√は無くあくまでキャラクターや舞台を登場させるための道具として使われている印象。

キャラクターは異世界人や中二病を患った幼馴染など、どこか常識から外れているメンバーがそろっている。
ギャグよりの作品というほど掛け合いに面白みはなく、萌えゲーというほどキャラクターやシチュに魅力はない。

またシーン展開に無理のあるものが多い他、さらには説明を飛ばしてシーン転換する場合もあり、作中に多大に含まれている言葉の誤用・誤字から書き手の能力不足や時間の無さ(?)のようなものが類推される。


共通√【 S 】  2h
4人との出会いから、勇者契約を経て、4人との関係がある程度進展するまでが描かれている。


ウシミツソフト オフィシャル ウェブ サイト
厨二姫√【 S- 】  2h
ラブホテル『カルフォルニア』に住み着いた自称お姫様。
日々ネットゲームなどをしてニートさながらの生活を続けているが、その正体は王族であり、勇者契約を行う『契約姫』という役割を担っている。

個別√では魔王の正体がわかってから、その正体を彼女の姉である『征服姫』から秘匿するための工作として、映画製作を行う日々が描かれている。
映画製作の傍ら、駄菓子屋の店番や野球観戦など現実世界に馴染んでゆくと同時に主人公との距離が近づく様子をメインとした√。


ウシミツソフト オフィシャル ウェブ サイト (1)
ステラ・セルテート√【 S- 】  2h
騎士の格好をしており、厨二姫の護衛を名乗っているものの、ドジでヘタレなため戦いには向いておらず、またメンタルも弱いためすぐに凹んだりしてしまう。
作中で主人公の祖母に「チョロイン」と評されるほどのちょろい性格をしている。

厨二姫の手引きもあってこちらの世界ではラノベ作家として活動をしており、個別√ではそれに絡んだシナリオとなっている。
異世界――魔王にかんしても終盤に登場するものの、あっさりと終っており、他よりも異世界ファンタジー感は薄い√となっている。


ウシミツソフト オフィシャル ウェブ サイト (2)
ラグナセカ√【 S- 】  2h
厨二姫に仕える亜人のメイド。
比較的無感情ではあるが、お願いされたことは基本的に断らない奉仕の精神がある。
バイトをいくつも掛け持ちしているほか、ホテルカリフォルニアでの家事一切を担っている。

個別√では勇者の力、魔王の力についてが少しだけテーマになっている。
『恋愛』という感情自体を知らない彼女と共に過ごすことでほんの少しずつ関係性が変わってゆくシーンがメインとなっており、そのあとは基本的にラグナセカに甘えさせてもらうようなシーンが続いている。


ウシミツソフト オフィシャル ウェブ サイト (3)
碓氷 鈴華√【 S-- 】  2h
主人公の幼馴染。
幼い頃に一緒に遊んだことはあったものの、しばらく見ないうちに中二病に侵されてしまっており、自分の事を大いなる錬金術師だと自称しているが、作中では唯一の一般人でもある。ちなみに実家は板金工房。

基本的に中二病ではあるものの、主人公の事が昔から好きであった様子であることは非常にわかりやすい。
個別√では二人で本物の勇者らしくなるため、『レベリング』という名のアニメ鑑賞や地域へのボランティア活動等いわゆる”デート”をして過ごすシーンがメイン。
イチャラブ以外についての内容が全くなく、打ち切りENDのような終わり方をするのが特徴。


[ 主人公 ] 太刀風 柾
基本的に正常な人物として挙げられてはいるものの、スペック等はあまり高くない。
異常に時代劇が好き。


【推奨攻略順 : ステラ→鈴華→ラグナセカ→厨二姫 】
好きな攻略順でよい、ネタバレもロックもない。


CG : 【 S- 】
立ち絵に関しては非常に安定している。
CGに関しては全体的に劣悪で遠近感やパースがくるっているものが見られ、商用レベルに達していない。
背景は安っぽいCGが中心で、場面によってはテイストも違う。
SD絵は1枚存在。


音楽 : 【 S-- 】
BGM22曲、Vo曲1曲(ED)という構成。
BGMは音量の問題もあってか全体的にしずかで印象に残らない。
ED曲は電波系。


お勧め度 : 【 A++ 】
ストーリーや音楽、画像、設定…なに一つとってもおすすめはできないし、しない。


総合評価 : 【 A++ 】
取りあえず完成させた…という感じの作品であり、商用レベルというよりは同人に毛が生えたような作品でありこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
割と上の方で正直に語っているのだけれど、ストーリーに関してはとりあえずボロボロと言っていいだろう。
話を完成させてはいるものの「え、ここで終わるの?」ってものがあったり、話に矛盾があったり、都合が良すぎる展開だったり…。
いや、ある程度なら許せたりはするんだけどこれはひどすぎる。
中身も本当に無いといっていいくらい中身がないしな。
感想書くのに苦労するレベルだった…うん。

誤字も目に付きすぎるくらいだし、文字が画面からはみ出してる部分も1カ所じゃなかったからなぁ…少なくとも誰一人テストプレイをしていないことは分かるレベルのミスが目に付く。
CGも急いで書きました! みたいなのがわかってしまうわ…本当に綺麗なのは立ち絵と一部宣伝用CGみたいなところだけだからなぁ…。
システム面も割と原始的なところが多かったし、これを商用って言って出すのはほかの作品に少し失礼なのかも…。
まぁ1作目だし…というのもあるんだけど、それでもやっぱり誰か一人テストプレイくらいはやらないとなぁ…。
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[レビュー]IxSHE Tellの感想
2018-05-24 Thu 00:00
<作品名>     IxSHE Tell
<製作会社名>   HOOKSOFT



IxSHE Tell
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
長年の『恋愛禁止』を解禁した伝説の生徒会長である主人公。
その偉業を成し遂げたことで人気はうなぎ登り。全女生徒から言い寄られるほどのモテモテになったうえで、さらに誰もがうらやむような美少女5人から言い寄られることに――という、モテモテハーレム設定の今作。
シナリオ自体は基本的にハーレム系の萌えゲーといった感じでギャグ要素もある程度ある普通のシナリオとなっており、特筆すべきポイントはほとんどない。
ゲーム中には新要素として、各キャラにポイントを振り分けたり、各キャラシーンの別視点シナリオを用意したり、「お代わりイベント」と称して、各シナリオの後で各キャラ個別シナリオがあったりと、創意工夫こらしているもののシナリオ的に大きな変化はあまりなく、また最後の選択肢では好きな個別√に入ることが可能。


共通√【 S 】  3-4h
序盤は『恋愛解禁』宣言からはじまり、各キャラからの告白、そして文化祭替わりのハロウィンパーティーまでを描いた部分になっている。
内容的には各キャラをメインとしつつも、全ヒロインが競って主人公にアピールしてゆくハーレム系のイベントが目白押しとなっている。
また各章では特定シーンにおいてヒロインを含む達の別視点シナリオも用意されている他、各章の最後には各ヒロインを選択することで追加の個別シーンが用意されている。


花守 栞織|Character|IxSHE Tell
花守 栞織√【 S 】  2-3h
主人公の幼馴染で最大の理解者、弟に保科がいる。
口数が少ない落ち着いた清楚な美人で、主人公に尽くす姿を周りからは大和撫子と称されているものの、実際はかなりのコミュ症で、主人公や家族以外と接するのが苦手。
しかしながら、自分の想いはしっかりと持っており、主人公の事になると他のヒロインを圧倒する勢いで行動することも多い。

個別√では、彼氏彼女の関係になったことを意識してしまい、照れてしまう栞織が良く描かれており、関係性が幼馴染から進展してゆくことが印象付けられている。
中盤にかけては人付き合いが苦手な栞織が、主人公と共に過ごしてゆくことで一歩一歩前に進んでゆく様子が描かれている。


小清水 香純|Character|IxSHE Tell
小清水 香純√【 S+ 】  2-3h
主人公のクラスへ転校してきた美少女。
過去に主人公と共に過ごしたことがあるらしく、その事がきっかけで大好きになった主人公に会うためにわざわざ転校しにやってきた。
彼女が公衆の面前で主人公へ告白したことから、他のヒロインにも火が付くなど、物語の発端ともいえる人物。

彼女の個別√は基本イチャラブ中心の話となっており、彼女となった香純の新しい一面を数多くみられるシーンが用意されている他に見どころとなるところはない。
彼女の√の最大の見どころは最終章、短いものの共通ルートでも出てきた伏線回収を兼ねた泣きシーンが用意されている。


結城 彩楓|Character|IxSHE Tell
結城 彩楓√【 S 】  
主人公の先輩で、ミスコン2連覇中の大人気な学園のアイドル的存在。
皆から褒められるのが好きで、その気持ちが彼女の行動理由にもなっており、そのために日々自分を磨き続けている。
自分のカレシにもそれ相応を求めており、主人公に白羽の矢を立てた。意外と男女関係に関しては初心で、自分の行動に後からテンパることも。

彩楓との個別√序盤については、付き合ってからの彼女とのやり取りを中心としたイチャラブシーンとなっており、割と語るべき内容はない。
後半は彼女の実家にいる家族の話が少しだけ出てくるものになっており、二人の関係がその間だけでは終わらずに家族まで広げたものだということをテーマにしている。
できればもう少し彼女の妹も前に出したかったところ。


古塚 由依|Character|IxSHE Tell
古塚 由依√【 S 】  2-3h
同じ島内にある兄弟校のカリスマ生徒会長。
容姿は幼いものの、醸し出す雰囲気はどことなく大人っぽくまた本人もそうあろうと日々努力している。そのため驚くほどの母性を見せるシーンもあれば、年相応の幼い一面を見せることもある。

由依√では学校が違うということもあり、放課後の時間を中心として出来る限り二人の時間を作り、仲を深めてゆく様子が描かれており、大人と子供の入り混じったアンバランスな魅力をこれでもかというほど見せつけてくれる。
物語の後半は3年生になった彼女の進路についてスポットが当てられている。
由依だけではなく、主人公の妹である青葉の登場シーンが多かったのも印象的。


山吹 芳乃|Character|IxSHE Tell
山吹 芳乃√【 S 】  2-3h
主人公のクラスメイトで副会長。
以前は「恋愛解禁」に対して反対の立場をとっており、主人公とは対立していた。
真面目な性格で融通が利かないことも多く、ほんの少しだけ怖がっている生徒も多い。
主人公の事は大好きでそれでも周りの目を気にしすぎて素直になれずに、結果として変な挙動を取ってしまうことも多い。

主人公付き合うようになった芳乃だが、依然として周りの目を気にして主人公に甘えられずにいたりと、序盤~中盤は彼女の恋愛に対する価値観をメインとしたお話。
その他に関しては芳乃とのイチャラブストーリーになっているのだが、以前の芳乃の立場を意識してか恋愛をすることで変化してゆく物を肯定的に描いている側面が強く、終盤に関してもそういったものに関連した話になっている。


[ 主人公 ] 二宮 肇
学園の生徒会長であり、長年続いていた学園の校則である『恋愛禁止』の撤廃を初めて成し遂げた人物。
当人は大それた考えがあったわけではなく「せっかくの青春なんだから、彼女作ってエンジョイしたい」程度の元で行動していた。
とはいえ、行動力やその際の配慮等々、生徒会長としての能力は十二分と言えるほどあり、生徒からの信頼も厚い。
運動は微妙に苦手だそうだ。


【推奨攻略順 : 芳乃→由依→香純→栞織→彩楓 】
攻略順にロックはない上、ネタバレ等もないため好きなキャラクターからの攻略でよいだろう。

CG : 【 S 】
しっかりした線だが、細く美麗な絵。
色使いは淡めではあるものの、瞳の塗りなどが少し特殊な印象を受ける。
枚数に関しても5キャラということを考えると十分量と言える。
また、各キャラの立ち絵には目パチ機能付き。
SD絵は1枚だけ存在。


音楽 : 【 S+ 】
BGM30曲、Vo曲2曲という構成。
各Vo曲のピアノアレンジも入ったBGMは日常系の明るいものが多い印象だがやはり、物語の終盤で使われるOPのピアノアレンジが最も素晴らしく、シナリオと合わせて流されたときの破壊力は割とある。
Vo曲についてもやはりOPの「オープニングセレモニー」が秀逸。ピアノアレンジとは違ってOPにふさわしい明るい曲となっている。


お勧め度 : 【 S 】
ハーレム系の萌えゲー作品。
シナリオとして特筆すべきところがあまりないのだが、基本的なコンセプトが全員からモテモテであるという事に基づいて作られているため、そういったシチュが好きな人にお勧めしやすい作品にはなっている。


総合評価 : 【 S 】
安定した作品ではあるものの、他の作品から抜きんでている部分もなくこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
いろいろとゲーム中にやれること? といっていいのかはわからないけど、要素は増えた。
ただ「だから?」と言われたらそれまでなんだよなぁ…。
システムの煩雑さ(?)に対して、シナリオに影響力がないのがアピールポイントとしては弱すぎる印象がある。
むしろシナリオ以外の部分が増えると、その分物語に集中できなくなる可能性もあるしなぁ…この辺りは好みなのかもしれないけれど。。。
だからかわからないけど、今までの作品と比べると各キャラの魅力もなんだかピンとこないものが多かった印象。
キャラは十二分に濃いんだけど、各ヒロイン√も最終章以外は基本的にぼんやりとしたイチャラブゲーなだけだから、印象がすごく薄くなりがちなんだよな。
とにもかくにも、システム面で頑張るのはいままでのHOOKっぽいし、それはそれで一つの違いだと思うんだけど、だからと言ってシナリオを捨てていいわけではないのでそのあたり何とかしていってほしい所かなぁ…。
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[レビュー]将軍様はお年頃の感想
2018-05-17 Thu 00:00
<作品名>     将軍様はお年頃
<製作会社名>   ALcot



将軍様はお年頃
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
ALcotの『新本』シリーズ、第四作目。
300年前の江都時代にタイムスリップした主人公が大江都八百八町を舞台として悪党退治を行う勧善懲悪のラブコメ作品。。
特殊な設定ではあるものの、シナリオ自体はコメディ要素の強い萌えゲーといったテイストの作品になっており、(※これは時空の違う話です)という建前のもとに都合の悪い部分は思い切って史実から改変しているため、ALcotの得意分野ともいえる魅力的なキャラクターを自由に動かしていたのが印象的。
だからこそ歴史にあまり詳しくなくてもプレイしていて問題ないというのは強い利点の一つだろう。

少し印象的だったのが各ルートでの真相の語られ方について。
タイムスリップの原因がわかるのは珠樹√、すべての√での黒幕の話が出るのがおりん√と、メインから少し外れていそうな二人に重点的にネタバレ要素となる点がシナリオに含まれており、攻略順については少しだけ気にしておいた方がよさそう。


共通√【 S 】  3h
主人公がタイムスリップをするところから、義宗らと協力して一つの大きな事件を解決するまでを描いている。
特殊な作品の導入部と言うこともあり、TIPSなども含めてしっかりと時代感の説明がなされており、キャラクターの雰囲気や魅力などが分かりやすく伝わる内容となっている。
基本的に物語自体は勧善懲悪の分かりやすい構造となっており、多少読み流したとしてもおいていかれることは無く、幅広く多くの人にとって読みやすい内容となっている。
その反面、一つ一つの出来事や描写に対しての深みがあまり無いところが欠点ともいえる。


将軍様はお年頃 徳田 義宗 |ALcot アルコット
徳田 義宗√【 S 】  3h
城下では姿を偽っているが、江都幕府八代将軍、徳河吉宗その人。
利発で度胸もあるため多くの改革を行う一方で、清廉潔白で真面目な性格から時折城下に降りては悪者退治をしている。
世間を知らずに成長してきたので、やる気と結果が空回りすることもある。

「自分より強い人を婿にする」という言葉を発端とする一連のラブコメ話が前半、後半は江都を大火の地獄へと変えようとする魔の手との闘いになっている。
将軍としての真面目で実直な部分とは別に、『貧乏旗本の三女』として行動する際の活き活きとした素顔や抱える重責によって悩む姿、そしてそれでも前を見据えて進むことのできる力強い部分。
彼女のいろいろな部分を垣間見ることができる√となっている。


将軍様はお年頃 徳河 宗春 |ALcot アルコット
徳河 宗春√【 S 】  3h
義宗の親戚で『終張』のお姫様。
甘い物好きデ勇名であり、城下では「あんみつ姫」として親しまれている。
妙な色香があり、艶やかな行動で主人公を翻弄することも多いが、実際は経験がなく初心なため、その行動が元で自分の首を締めてしまうことも多い。

個別√では彼女の実家である終張の当主との対決がメインとなっており、宗春を取り巻く様々な問題を二人で力を合わせて乗り越え、絆が深まってゆく様子が描かれている。
本当は初心な宗春の持つ、力強い真っすぐな信念に心を揺さぶられる人もいるはず。
戦闘シーンや日常シーンにおいては他の√に及ばないものの、悪を倒すというカタルシスに関しては分かりやすく、攻略後もすがすがしい気持ちでいられる話となっている。


将軍様はお年頃 三衣 珠樹 |ALcot アルコット
三衣 珠樹√【 S+ 】  3h
主人公の妹で主人公と共にタイムスリップしてきた現代人。
元気で明るく前向きなブラコン妹。
タイムスリップ前とは違い、元の体の持ち主は体が弱かったため、時折無理しては寝込んでしまうこともある。

個別√は噂の人斬りである『死神』との戦闘、そして珠樹の実家である『越後屋』を巻き込んだ大口屋の若旦那との対決をメインに描いた物語。
ただイチャイチャするだけの話にはとどまらず、作中では守られることの多い珠樹の持つ母性に気が付くシーンもあったりと新しい発見も多い。
特に終盤のシーンでは他の√と違い泣きシーンも用意されており、特におりんから端を発する感情を吐露するシーンは秀逸と言える。


将軍様はお年頃 りん |ALcot アルコット
おりん√【 S 】  3h
主人公の住む長屋に住む少女。
警戒心が非常に強く、初めて出会う人間には人見知りをするが、仕事には一生懸命で『万屋おりん』として各所で手伝う姿を見ることが出来る。

個別√では一連の騒動の後、新たに御庭番となった彼女と共に江都に蔓延る『七不思議』の謎を解いてゆくことになる。
私生活だけではなく仕事の時も共に過ごすことで、相棒として二人の絆が深まってゆく様子がじっくりと描かれており、彼女のかわいらしい所を存分に味わえる。
彼女のルーツなどはもちろんだが、他の√での伏線なども回収される√となっており、一番のネタバレ√にもなっている。


[ 主人公 ] 神泉 信行
妹の珠樹と共に300年前の『江都』にタイムスリップした青年。
元々は病弱だったためヒーローにあこがれていた。
タイムスリップした後は秘法「霊刀・烈斬」の協力を得て、江都最強の剣客としてヒロインたちと活躍をする。


【推奨攻略順 : 義宗→宗春→おりん→珠樹 】
攻略順にロックこそないものの、おりんや珠樹√は物語の性質上最後に回したほうが作品を長く楽しめるはず。

CG : 【 S 】
線が細く淡い塗りの絵で、全体的に幼く見える描き方。
基本的に美麗で、特に義宗のCGではハッとさせられるほど美麗なものもいくつか存在している。
SD絵も多数存在している。
基本的に文句のつけようはないのだが、主人公の髪型がCGによって多少違うのは少しだけ気になるところ。


音楽 : 【 S+ 】
BGM32曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
BGMはアレンジを含めているとはいえ豊富で、各キャラテーマの他にシーンに合わせたものを複数用意している。
特に印象的なのが勝利確定時に流れるOPアレンジの「悪の栄えた試しなし!」で、和テイストでありながらオーケストラを上手く使いこなした良曲。
Vo曲でもやはりOPの「純情可憐な恋の華」のサビ部分は秀逸。


お勧め度 : 【 S+ 】
歴史部分だけに限らず、各ルートにおいてあまり頭をひねらずとも答えが出るようなシナリオ展開になっているので、深く考えずにキャラクターに萌えたい人や、作品の雰囲気に浸りたい人にお勧めしやすい作品となっている。
また珠樹√では泣きシーンもきちんとあり、宣伝文句ともなっている笑えて少し泣けるシナリオになっていると言えるだろう。


総合評価 : 【 S 】
シナリオは平均より少し上といった体だが、やはりブランド物ということもあってそのほかがとても安定している作品と言え、気持ちではもう一段階上。


(ぶっちゃけコーナー)
毎度のことながら萌えゲーテイストの作品ではある。
だからこそ、シナリオも割と薄めなんだろうなぁ。
けれどもボリュームは結構あるのにプレイしていて飽きないのは、この辺つくり方が巧いからなのかもしれないなぁ。
キャラクターの魅力を伝えるという所に重点をおいたしっかりとしたシナリオで、なおかつ勧善懲悪の作品というのもポイントが高いかも。
こういうのって基本的に王道の流れにさえ従っていればそう悪い物にはならないし、今回は『萌え』という部分が魅せたいもののTOPにあるわけだから、作品の趣旨と凄い合ってた気がするわ。
内容も丁度いいスカッと具合とでもいえばいいのだろうか、あんまり大仰すぎるとラブコメの範疇から外れてしまうしな。
あといつもと少し違うのは、泣きシーンもちゃんと抑えてたところは好感度が高い。
珠樹の最後のシーンはやっぱりああでないとなぁ。
評価としては平均程度になっちゃってるんだけど、今までのシリーズが好きな人はもちろん幅広い人に受け取ってもらえる作品だと思う。
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