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[レビュー]桜ひとひら恋もようの感想
2018-01-18 Thu 00:00
<作品名>     桜ひとひら恋もよう
<製作会社名>   Parasol


桜ひとひら恋もよう
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
主人公の通っていた学園が統廃合になる――という話から始まるこの作品。
統合先の学園の教育方針やその理事長『上川道徳』との因縁などなど、割と設定としてはヘビーな内容になっているが、共通で語られる事件そのものはかなりあっさりしており、作品全体としてはイチャラブテイストの萌えゲー。
泣きシーンも一応用意されているものの、溜めが少ないため破壊力は皆無。
ヒロイン視点で語られるシーンがあったりと、萌えゲーとして良い部分もある一方でせっかくの設定を不意にする特徴のないシナリオや、各ヒロイン√への導入の手抜き感、後半のイチャラブHシーンが連続で来るやっつけ感があるシナリオでもある。


共通√ 【 S- 】  2-3h
主人公の在籍する学園の合併吸収の危機や北条学園理事長の行っている不正を暴くなどの闘争をメインとして、各キャラクターとのイベントシーンを兼ねた形をとっている。
各キャラとのイベントシーン(主に萌えシーン)に重きを置いているため、テーマの学園問題自体は√によってはさくっと終わる印象が強い。
また各ルートへの突入方法が全く同じというあたり、手抜き感がある内容。


桜ひとひら恋もよう 公式ホームページ
上川 紗矢√ 【 S 】  1-2h
北条学園の理事長である上川道徳の娘であり、北上学園の生徒会長。
主人公と付き合っていたが道徳に関係がバレると共に主人公の妹であることがわかり、別れることとなった。

個別√では事件解決後、自らを陥れたことを知った上川道徳に勘当された紗矢が主人公のもとへ転がり込み、兄妹水入らずで生活を始めるところから始まる。
前半は例のごとくイチャラブ重視の話ではあったが、後半はテーマである「兄妹」についてを川上道徳との対話などのイベントが盛り込まれつつ作られている。
二人の名前の話など上手な設定がある一方で、道徳周辺の設定(行動)のご都合主義が垣間見える√。


桜ひとひら恋もよう 公式ホームページ (1)
水谷 芳野√ 【 S 】  1-2h
主人公のクラスメイトで常に明るく元気のある生徒会長。
父子家庭の為経済的に厳しく、野球場のビールの売り子等の多くのバイトを掛け持ちしている一面もある。

問題解決後も暴力に縛られつづける北条学園生のために立ち上がる芳野に主人公が賛同することで距離が近くなり、同じ思いを抱きながら日々を過ごすことで結果、告白する。
√自体が割と短いが、イチャラブシーンは比率が多くなっており、彼女の真っすぐな明るさ、純粋な優しさ、そして一生懸命なところがよくわかる内容となっている。
物語の展開的な部分においては芳野の将来の夢などとも絡めて短く作られている。


桜ひとひら恋もよう 公式ホームページ (2)
高澤 美綾√ 【 S 】  1-2h
主人公の隣に住む一つ年上の幼馴染で、皆からは「みゃー」と呼ばれている。
主人公の事が大好きと公言しており、甘やすことが多いが、そのことで主人公をからかうシーンも多々見られる。

シナリオというほど内容はなく、あくまで美綾と主人公が付き合い合いを深めてゆく様子が描かれている。
そのため、描写という意味では比較的じっくりとなされており、一途に思い続けた美綾の深い愛情が感じられる√となっている。
彼女の想いやその心情がメインテーマということもあり、告白シーンは一つのイベントとして大きなものとなっている。このシーンの声優さんの名演は見物。


桜ひとひら恋もよう 公式ホームページ (3)
初芝 千歳√ 【 S 】  1-2h
主人公の後輩で、学年一の才女。
何故か授業にはほとんど出ずに毎日図書室で恋愛について研究しており、主人公(と美綾)を恋愛研究の良質なサンプルとして追いかけまわしている。

任務という形ではなく日常のワンシーン、特に恋愛研究部の日々を共に過ごすことが多く、ヒロインの中では一番関係性が遠い千歳。
そんな彼女の個別√では、二人がゆったりと仲を深めてゆくシーンが描かれており、付き合ってからは共通ルートでは伝えきれなかった千歳の破壊力が高い可愛さが十二分に表現されている。
後半は彼女の家族(両親)をテーマとしたシナリオになっており、短いものの泣きよりの内容となっている。EDと相性が良かったことも追記。


[ 主人公 ] 仁科 春太
初めてできた彼女が実は生き別れた妹だった…という悲しい過去を持つ主人公。
父親はおらず、幼い頃に母親も亡くしているため、両親がいない。
隣の高澤家にお世話になって生活をしており、一人娘で幼馴染の美綾と緩やかな日々を送っていた。

【推奨攻略順 : 芳野→美綾→千歳→紗矢 】
特に攻略順に指定はない。
1キャラクリア留守と全キャラのエクストラ(ショートストーリー)が解禁される。
中には桜花√(短)もあるので要攻略。


CG : 【 S 】
線が細く濃い塗りで髪にテカリがあるのが特徴的な絵。
最初は何となく違和感を覚える立ち絵なんかもあり、キャラによって少しだけ質に差がある。量については十分。
SDも存在しており、特に全ヒロイン+桜花のアーンする(される)絵がそろっているのも特徴的な部分だろう。


音楽 : 【 S+ 】
BGM25曲、Vo曲6曲(OP1/ED5)という構成。
BGMでは各キャラのテーマがあったりと割と細かいものが用意されている。
Vo曲は圧巻の6曲で、特に各EDは歌詞の内容が√内容とリンクした質の高いものとなっており非常に高評価を付けている部分。
一部のシナリオはこのEDに助けられたといっても過言ではない。


お勧め度 : 【 S 】
設定は結構あるものの、内容はいたって普通の萌えゲー。
イチャラブメインということもあってシナリオは薄めなので過度な期待は禁物。


総合評価 : 【 S 】
シナリオが足を引っ張っているという純然たる事実はあるものの、全体的な完成度を鑑みてこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
シナリオに関して付け加えるわけじゃないけど、やっぱり設定を盛りすぎた感はあるんだよね。
多分展開次第ではかなり化けた内容にできたんだと思うんだけど、その設定をイチャラブシーンイベント用にしか使わないという暴挙にでたもんだから、各キャラの魅力の部分はともかくとして作品の芯ともいえる部分がかなりブレていた気がする。
だからこそ、どんなシーンでも心動くことがないんだろうな。
各ヒロイン√にはいってもそのあたりはいっしょかも、イチャラブは割としっかりと書いてるんだけど、それ以外の展開が本当に少ないからやってても消化試合感がすごいあったわ。
Vo曲に関しては素直にすごい。各ヒロインED分のVo曲がある作品て最近少ないし、その中で各曲がちゃんとシナリオ(キャラ)とリンクしてるあたりは素直に賛辞の言葉しか出ない。
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[レビュー]ツギハギめいくぴーす!の感想
2018-01-04 Thu 00:00
<作品名>     ツギハギめいくぴーす!
<製作会社名>   CUREFULL BASE


ツギハギめいくぴーす!
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
趣味も性格も全く違う少年少女が生徒会長の企画した『友達ごっこ』を通して一夏を過ごす、というコンセプトをもとに作られた作品。
青春学園物としての要素が強い今回の作品ではあるものの残念ながらシナリオとして『友達ごっこ』成分、特に『友情』成分に関してはまだまだイベントも少なく、カットされているものも多いため分量が薄いと言わざるを得ず、どちらかというとその設定を活かした恋愛学園物の要素が強い。
夏だけではなく年を跨ぎ、年度末まで描かれた作品であるために、イベント自体は多いものの一つ一つの描写は短く薄い。だからなのか、一つ一つのシーンでの掛け合いなんかは面白く感じるところもあるのだけれど、その薄さが物語自体への感情移入を妨げる部分が多い。


共通√ 【 S 】  3h
綾瀬の『友達ごっこ』宣言から、個別√分岐である年末付近まで描かれている。
メインは『友達ごっこ』のメイン部分と言える夏休みであり、その後に関しては主なイベントをダイジェストで各個別ヒロインシーンをはさみながら展開している。
全体的にサクサク終わる内容となっており、良いシーンも見られるものの全体的に軽い部分が多くあり、読みやすいものの逆に感情移入は起こりにくい。
ちなみに、メインとも思われた綾瀬と主人公の確執に関しても完全に解決してしまう。


ツギハギめいくぴーす! pretending×friendship | CUREFULL BASE
綾瀬川 綾瀬√ 【 S 】  2h
成績優秀、品行方正、名家の生まれで人当たりもよい完璧な生徒会長。
主人公らを『友達ごっこ』に巻き込んだ張本人であり、主義主張がちがう主人公たちを先導してゆく立場で特に主人公とは何やら因縁がある様子。

主人公の幼馴染であることが判明し、そして親友としての関係を取り戻した綾瀬、二人の関係はあくまでも『親友』という体のまま近くなってゆく。
ヤキモチを焼くシーンが多く、親友という関係ゆえにそれをなかなか表に出せない綾瀬を見ることができ、共通ルートとは違う魅力的な一面と言える。
親友として距離を詰めると同時に、恋人ではないというジレンマをテーマにしており、二人がくっついてからのシナリオは殆ど空と言ってもよい。
綾瀬の√は挿入歌が流れたり、綾瀬以外のヒロインが活躍していたりと他の4キャラに比べて優遇されているものの、シナリオ自体の薄さが響き勘当まで至れないのが残念な所。


ツギハギめいくぴーす! pretending×friendship | CUREFULL BASE (4)
遠野 希√ 【 S 】  2h
見た目はロリだが主人公の先輩にあたる。
両親を亡くしているからか倹約家。今は夢のために内職でお金を貯めており、もっと効率の良いアルバイトの申請許可を取るために『友達ごっこ』に参加した。

多くのイベントを一緒に過ごしてゆく中で距離が近づいた二人が、「家賃節約のため」という何とも言い難い理由で同棲をすることになることから関係が進展する。
告白に関しては割と流れるようにすんなりと行われるが、それとは別に綾の失恋が最もよく描かれている√でもある。
メインというわけではないが、希や主人公の両親についての話に少し触れられた内容となっており、イチャラブメインの中にも比較的にしっかりとしたシナリオがある。
チャッピーとの浮気疑惑がもちあがったり、ここぞというときに相談に乗ってくれたりとイベントとしてチャッピーが割とよく出てくる√でもある事を付け加えたい。


ツギハギめいくぴーす! pretending×friendship | CUREFULL BASE (1)
茶屋原 初音√ 【 S 】  2h
主人公の後輩でなんでもよく食べる食いしん坊。
人一倍引っ込み思案でその性格も相まってか成績もよくないことから、学業の手伝いを条件に『友達ごっこ』に参加した。

おどおどとしたところは少しだけなりを潜めて少し明るくなった初音。ある意味二人で過ごすと感じる印象が一番違う相手。
今までは奥手だった初音が主人公のために努力して距離を詰めているシーンやその行動を受けて知らず知らずのうちに恋に落ちている主人公。そんな不器用な二人の様子が描かれており、奥手だけれど好きな事には一生懸命な子犬っぽい可愛さのある初音が見られる√となっている。


ツギハギめいくぴーす! pretending×friendship | CUREFULL BASE (2)
花小路 いろは√ 【 S 】  2h
主人公とは同学年の少女。
実は大企業の社長令嬢なのだが、とある理由から現在は庶民と同じ暮らしをしている。
過去の体験から人を遠ざける癖があったため、友達が全くいなかった。

打ち解けてからはツンデレ成分だけは消えず、男友達のような軽いテンポで掛け合いができる関係になりそこがいろはの魅力でもある。
個別√ではお互いに日々を過ごしていくうちに、いろは方から主人公への想いを募らせてゆく流れになっている。シナリオとしてはわりと平坦なものになっており、お嬢様設定も後半に軽く触れられるだけの内容となっており、基本は恋愛学園物として展開している√。



[ 主人公 ] 相葉 優人
過去のある体験から一人でいることを選んだ自他ともに認めるぼっち。
なぜか『綾瀬川綾瀬』を嫌っている。
基本的に他人とは関わらないようにしているものの、どうしても見逃せない時には助けてしまうなどの行動も見られる。

【推奨攻略順 : いろは→初音→希→綾瀬 】
攻略順に特に指定はないため、好きなキャラからの攻略が望ましい。


CG : 【 S 】
線が細く、比較的濃い塗りの絵。
立ち絵よりもイベントCGのほうが丁寧に書かれている印象が強く、少しだけテイストが違うのが特徴的で一般イベントCGよりもHCGのほうが比重が重め。
立ち絵には目パチ口パクが存在。
また、SE絵も数は少ないが数枚存在。


音楽 : 【 S+ 】
BGM曲、Vo曲7曲(OP2/挿入歌1/ED4)という構成。
Team-OZが手掛ける楽曲ということもあって手堅い物がそろっており、2ndOPのようなポップなキャラソンのようなものから歌詞の内容がシナリオとリンクた各ヒロインが歌う各ED曲等もあり、全体的にアップテンポで明るい。
中でもメインOPの「めいくぴーす!!」は疾走感のある良曲。


お勧め度 : 【 S 】
Team-OZが音楽を監修した作品。
シナリオは恋愛学園物で萌え要素の強い作品のため、中身自体への期待は禁物ともいえる。
キャラクターか音楽、そのあたりに興味が出た人がプレイするべき作品。


総合評価 : 【 S 】
音楽自体は悪くなかったのだがそれ以外がかなり平凡な作品であり、この評価となっている。


(ぶっちゃけコーナー)
全校生徒から友達の名前を上げてもらう事で、逆に浮かび上がった『友達のいない4人』と生徒会長が『友達ごっこ』する…という話はコンセプト自体は悪くない感じがするのだけれど、どうしてもその良さを伝えるにはシナリオの分量が絶対的に足りなかったということと、もう一つ大きなイベントがほしかった所。
わりと綾瀬と主人公の関係なんかもわかりやすかったしなぁ…シナリオのわかりやすさという意味では完全に萌えゲーテイストの作品なんだろうな。
全体的にかなり薄味のさくひんだったからそのへんをどうにかしたい、という意思自体は綾瀬√から感じたけれど、どうにも足りない部分が多かった。
音楽だけではなくやはりシナリオも重視しなくてはならんのだろうなぁ。
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[レビュー]面影レイルバックの感想
2017-12-28 Thu 00:00
<作品名>     面影レイルバック
<製作会社名>   ハイクオソフト


面影レイルバック
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
電車の終着駅である『櫓名』を舞台とした、開発したい吉岡家と土地を守っていきたい櫓名家(地元民)との土地開発の対立と『再会』をテーマとした作品。

テーマとしてはかなりヘビーなものではあるが櫓名の面々は非常にのんびりとしており、そういった雰囲気がちょくちょくと垣間見えるため、プレイ中のストレスは意外と少ないが、全体的に雰囲気を重視するあまりにゴチャっとした文章になっている。
特に地の文の立ち位置(視点)がコロコロと変わるため、状況把握が一歩遅れる部分があり、意味が分かりにくいと言うことはないにせよ、読み手に対する配慮がないことが難点。
状況以上に登場人物がかなり多い作品なので(その割にシナリオは短い)、状況理解と共にそのあたりを把握するのに一苦労すると言うのが現状。

また共通はともかく個別√がかなり短いことも悪価の一つとなっている。
すぐに告白タイムに入ることはもちろんだが、その後に展開にしてもエピソードは基本的にトビトビになっており、全体的なシナリオはかなり乏しいと言って良い。
全キャラ攻略後には冬編ということでショートシナリオが解禁される。
こちらも全部あわせても1hほど、となっている。。

なおプレイ前には「泥亀の月」か特典の「椎名杳子の取材記録」をプレイすることを推奨する。評価が変わる可能性がある。(イロイロな意味で)


泥亀の月

泥亀の月√ 【 S++ 】  2-3h
正確には別作品となるが、面影レイルバックの主人公の父親をメインに添えた8年前からのお話であり、樹里のスタートともいえる作品の前日譚。
内容は非常に無骨なものでありながらも秀逸年かいい用がないシナリオ。
最初こそ驚きが多いが雰囲気に慣れれば、描写は的確でだからこそ自分の好きな部分だけを想像で補うものになっており、クセになる物語。
物語の最初にふさわしい短く濃い話となっており、共通√に入っていないことが悔やまれるレベル。
各サイトで無料配信されており、声が入っていないことが懸念としてあげられるが(特典「椎名杳子の取材記録」にはあるらしい?)、むしろ入っていないことで想像力が掻き立てられる物となっている。


共通√ 【 S-- 】  2-3h
発端となる櫓名の地や人々の紹介、そして主人公と樹里の登場による人間関係の変化、状況こそ簡単ではあるものの登場人物の多さのために分かりにくくなっている部分が描写されている。
そのほかメインの事件も含まれているものの、内容に反して非常に描写の薄いものになっている。
また、各個別ルートはその後の処理などで差分化されている印象を受ける。


面影レイルバック (2)
櫓名 いろは√ 【 S-- 】  1h
櫓名における土地を所有する当主。
過去の強引な地上げによる『吉岡』への敵意を持つ櫓名において、その吉岡の跡取りとなる主人公の正志に一目ぼれをしてしまう。
素直を絵にかいたような少女ではあるが、当主としての使命感は強く、ここぞというときの決断力は見もの。


面影レイルバック (3)
北浜 綾 √【 S-- 】  1h
櫓名では名誉とされる『当主毒味役』として幼い頃からいろはに仕えてきた少女。
当主のために身を捧げることを当然と考えており、無警戒ないろはに代わって警戒をすることもあるためか性格がきつく見える。
しかしながら、駄菓子屋で浪費してしまう可愛い一面も。

何の疑問も抱かずに『毒味役』を担おうとする綾に、樹里が待ったの声をかけたことで、自分に疑問を持った綾は『毒味役』以外の自分を見てほしいということで、一時的にその役を解任してもらい二人で過ごすことになるというお話。
なかなか自分の感情に素直になれない綾だったが、いろはの助言もありすなおになってからは甘い時間を二人で過ごしており、綾のドジで可愛いシーンが多くみられる。
いろはの事が完全に投げ出されていたのが残念。


面影レイルバック
吉岡 樹理√【 S-- 】  1h
吉岡建設最高経営責任者。
主人公の正志を吉岡家の義弟として吉岡建設の跡取りとして迎え入れた張本人。
経営に関してのすさまじいまでの能力があり、その世界にどっぷりと漬かってしまっているせいか少々常識はずれな行動もみられるが、正志の事となると一人の少女として数少ない親友のコービー、カービーとガールズトークをすることもある。

個別√では危機的状況を脱した二人の仲が一気に発展する展開となっている。
樹里の立場や主人公の立場の話がメインとなっているほか、今まで気持ちをため続けていた樹里のタガが外れる√でもある。
シナリオが短い中で精いっぱいいろはについて処理をした事については好印象。


面影レイルバック (1)
塩崎 檸檬√【 S-- 】  1h
吉岡建設における樹里の台頭を支えてきた秘書であり、吉岡邸の家政婦長。
実務能力も高く、代行として樹里の代わりに行動することも多い。
掃除が生き甲斐と言っていいほど好きでそれ以外には興味がない無感情な人間に見えるが、「今期を逃している」と心配を口にする一面もある。

後半の展開でケガをした主人公の面倒を見ることになった檸檬だったが、その行為が掃除と同じくらいに快感を得られることに気が付き…というお話。
無感情に見える檸檬の心がすこしだけ柔らかくなり、甘い雰囲気を感じることができる√。


[ 主人公 ] 吉岡 正志
今作の主人公。
基本的に寡黙っぽい性格で、会話をするシーンは主に地の文描写されており、吉岡のことに関してもそうだが基本的に巻き込まれ体質。
義妹のなのはのことを溺愛している。
同会社作品『さくらさくら』にて登場している。

【推奨攻略順 : 檸檬→綾→いろは→樹里 】
攻略順は基本的に自由だが、いろは&綾(ハーレム)√のみ、ロックがかかっている。
その他各キャラクタールート後に冬編が解禁される。


CG : 【 S 】
線は太く濃い塗りの固めの絵。
全体的な完成度は可もなく不可もなくといったところ。
立ち絵だけではなくイベントCGにも目パチ、口パク機能がある。
SD絵はシナリオに時折挿入される程度の物が一部存在。


音楽 : 【 S 】
BGM曲、Vo曲2曲(OP/ED)と言う構成。
BGMでは全体的に古き良きといった印象を受けるものになっており、特に3つのバリエーションがある「きらめく世界」はどこか懐かしく郷愁を煽るものとなっている。。
Vo曲ではなんといってもタイトル画面でも流れるOP、茶太さんの「面影レイルバック」だろう。どこか懐かしくなるゆったりとしたAメロBメロに対しての不思議なサビはいつまでも聞いていられる名曲。


お勧め度 : 【 S 】
田舎を舞台にしたハートフルなストーリー…ではあるのだが、いかんせん「泥亀の月」の出来に対しての本編のクオリティが低い。
上記の作品が良かったと思っても一歩考える必要があり、10th企画ということではあるのだが、購入にはハードルがある。


総合評価 : 【 S 】
各個別√が壊滅的な作品ということもあり評価としてはまだまだ低くしたいところだが、それを補えるほどの「泥亀の月」のシナリオもありこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
『さくらさくら』くらいしかプレイしたことなく、ハイクオソフト自体には詳しくはないんだけど、半信半疑で「泥亀の月」をプレイした時、「これは!」と久しぶりに思うほど良かったんだよね。
すごく粗野というか無骨というか、そっけない文章なんだけど、だからこそ登場人物の荒々しさみたいなのが如実に描ききれてる感じがした。
泥マサのあまり語らないところも、そこにマッチしてた。
ただ、それで全部行くわけでもなく、なんか中途半端に萌えゲーっぽさというか、かわいさみたいなのを売りにした…といっていいのかわからないけど、すごく中途半端。
まぁ個別のシナリオ分量がまったくないというあたりで「最初でネタ切れだったの?」と思わざるを得ないけれども…。
なんにせよ、根本に光るものが見られる作品ではあったのだけども造りきれなかったと言う感じがする作品。
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[レビュー]ALIA’s CARNIVAL! Flowering Skyの感想
2017-12-21 Thu 00:00
<作品名>     ALIA’s CARNIVAL! Flowering Sky
<製作会社名>   NanaWind


ALIA’s CARNIVAL! Flowering Sky
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
前作「ALIA’s CARNIVAL!」のFDであり、続編的内容も含む作品。
内容としては前作のヒロインだった5人のアフターストーリーに加えて、新規にヒロインとして昇格した恋川志穂√や各ショートストーリー、アナザーストーリーとなる蒼島旅行、GRAND√、パロディ的なROYAL√やなどなど、多数のシナリオを含んだ作品。
また、Wパックの場合は新規ヒロインである朔日いのり√、主人公の担任兼保護者でもある白幸桜子√なども同梱されている。


各ヒロインアフター√ 【 S 】  各1-2h
基本的には前作シナリオの続編として作られている。
レベルは高くなくあくまでFD…として受け入れられるレベルの物。
月詠一部のシナリオでは新規キャラクターである朔日いのりとをからめて、作品の核心へせまる√も存在。
最大の謎を抱えている明日葉√では多少匂わせる部分があるものの、基本的には秘密となっており、そのあたりの謎に関しては後述の√にて解禁される。
攻略後にはそれぞれミニシナリオ(アペンド追加時)とショートストーリーが解禁される。
ショートストーリーも各ルート10分足らずの内容となっており、作品本編ではなかなか日の目を見ないサブキャラクターたちの各ルートでの舞台裏が垣間見える内容となっている。


Character【恋川 志穂】|ALIA s CARNIVAL フラワリング*スカイ Official Website
恋川 志穂√ 【 S 】  1-2h
共通ルートをクリアすることで解禁される新規昇格ヒロイン。
オープンキャンパスの実行委員を志穂と一緒に行うことになった蓮。
妹のかりんや彫金なんかの関係もあり二人で過ごす時間が多くなり、自然と恋人となるお話。シナリオとしてはそれ以上でもそれ以下でもない。


Character【朔日 いのり】|ALIA s CARNIVAL フラワリング*スカイ Official Website
朔日 いのり√ 【 S 】  1-2h
蒼島旅行後の話となっており、生徒会の仕事で忙しそうにしているいのりを見つけ、その仕事を手伝うことから二人の時間が増えてゆくことで物語が始まる。
内容としては一般的なヒロイン√なのだが、背景にあるシナリオを一部挿入している部分が多くあり、GRAND√前に攻略すると不明な部分も多い。
ぜひ上記√攻略後プレイを推奨。


碧島√ 【 S 】  1-2h
同会社過去作の『』の舞台ともなっている南の島「蒼島」での全キャラクター登場のシナリオで、基本的に水着回ともいうべき内容となっている。
上記作品のキャラクターも多数出てきており、選択肢によって各ヒロイン達たちと共にその日常風景の一部を垣間見ることができる(声なし)
それ以外で特筆すべき内容はあまりないが、√最後には新ヒロインいのりと主人公のシーンがあり、GRAND√での話を想起させる部分が存在している。


GRAND√ 【 S 】  1-2h
明日葉√で最大の謎だった「なぜ蓮が戻ってこれたか」という部分についての説明を行ったルートとなっている。
新規追加ヒロインであるいのりを絡めた作品となっており、この√をプレイすることで、いのり√や蒼島√での会話等の意味を本当に知ることとなる。
アーケンの存在等舞台設定の根幹的な謎に関しては説明されないまま。


ROYAL√ 【 S 】  1h
全てを攻略後に見ることができる完全なパロディ√。
Fateやジャンプキャラクターの技など様々なネタを詰め込んでおり、主人公の性格もかなりはっちゃけたものになっている。
実はアーケンの存在理由などについて少しだけ触れられた√にもなっている。


【推奨攻略順 : 各ヒロインアフター→蒼島→GRAND→いのり→ROYAL 】
各ルートは一部ロックがかかっていたりもするので、その順番を守っていれば基本的には問題ないが、いのり√はGRANDの後にプレイしたい。


CG : 【 S 】
新規追加CGも多くあり、質・量ともにFDとしては十分。


音楽 : 【 S 】
OPテーマ「Flowering Memory」が新規追加。
西沢はぐみさんのゆったりとしつつも透明感の高いVo曲。
BGMもいくつか新規のものが追加されると思われるが、正確な量は不明なため評価不可能。


お勧め度 : 【 S 】
前作「ALIA’s CARNIVAL!」のFD的な作品ということもあって、単体での足しむことはもちろんできない。
前作で謎を残した明日葉の補完的な内容を含んだ作品でもあり、前作の雰囲気やキャラクター達、設定等が気に入ったのならプレイしても問題ないだろう。
厳しい言い方ではあるが、これのために前作をプレイするほどの作品でもないのは確か。


総合評価 : 【 S 】
良くも悪くもFDというタイプの作品。


(ぶっちゃけコーナー)
今思ったけど、「月下美人」と「月」がテーマとして挙げられているんだな…いのり要素がハンパない。

とにもかくにも普通のFDとくらべても要素としてはかなり詰まってるから、前作が好きだった人には満足できる内容になっているだろう。
しかしながら要素をすべてコンプリートするにはWパックを購入する必要があるため、ハードルとしては高いものの、前作を含めてプレイするならそちらを買ったほうが得なのかなぁ…。
逆に前作プレイ済みだけど…という人にとってはWパックはかなりハードルが高いよなぁ…そういう意味ではそこまでの作品でもないのか…。
そのあたりは少し不親切だよなぁ。
蒼島では過去作のキャラが出てたみたいだな、まぁその作品をプレイしていないから詳しい内容はわからないのだけれど、声はなくとも舞台とキャラクターのみが登場というだけでも、嬉しい人はいそうだなぁ…。
明日葉√の謎については、わりと後付け要素も大きいような…? 一部不明な部分を抱えつつ、次回作に行っている部分はあまり変わらんしなぁ。
「春音アリス*グラム」でも一部要素が登場していただけに、やっぱりモヤモヤがある。
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[レビュー]ココロ@ファンクション! NEOの感想
2017-12-20 Wed 00:00
<作品名>     ココロ@ファンクション! NEO
<製作会社名>   PULLTOP


ココロ@ファンクション! NEO
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
前作『ココロ@ファンクション』のFD、「NEO」
『NEO』は『Network Enhanced Operation』の略で、コンセプトとして「ココロ、つながる」「想いの、チカラ」「ひろがる、ネットワーク」の三つをあげている。

シナリオは全部で5本あり、その中でも白草姉妹はかなり短い。
その他の√では各ヒロインのアフターシナリオから発展したシナリオとなっており、分量的にも平均的なヒロイン√1本分はある。
特徴的なのは、今回ヒロインに昇格された智慧。
彼女の個別√はもちろん、水菜やNEO√(朝顔√)では非常に重要な立ち位置におり、聖√ではシナリオの各となるほどピックアップされている。
ココロ@ファンクションという作品の続編ということもだが、智慧にもスポットが当てられた作品ともいえるだろう。

近未来を舞台とした作品という点も忘れておらず、しっかりと雰囲気は継承・発展させられている印象。シナリオにも絡んでいる部分では、少々専門用語も出てくるため耐性がある人以外には難しい部分もあるものの、太陽自信もそういった部類の人間であるためか、各ルートそれぞれで割とわかりやすく解説してくれているので、そのあたりは問題ないだろう。

ココロ@ファンクション! NEO (3) ココロ@ファンクション! NEO (2)
ベル&速水 朝顔√(NEO√) 【 S+ 】  4-5h
朝顔ルートアフターからのシナリオ。
朝顔のおかげで『ともだち』について知る事が出来たベルが次に興味を持ったのは朝顔と太陽の『こいびと』という関係。
それらを理解するためにもう一度人と同じ大きさになって学校に通うことになったのだが、『ココロファンクションNEO』が登場し――ベルと共にココロファンクションが戻ってくることで再び動き出すCFCの騒がしい日々、そしてそれと共に描かれる朝日と太陽そしてベルたち、人とプログラムが紬ぐ物語。

シナリオのタイトルや長さからもわかる通り、作品のメインシナリオと言っても過言ではない内容。
朝顔やベルに焦点が当てられた内容にはなっているが、この√でも智慧の存在は割と重要な部分を占めており、彼女の太陽への切ない想いは思わず感じ入る部分がある。
後半は前作と同様スマート本社が絡んだ話になっており、一部では演出等を工夫している場面も見られた。
この作品がずっとテーマにしていた「ココロ」について、前作では表現しきれなかった部分を描いてくれている。


ココロ@ファンクション! NEO
蓮ヶ瀬 水菜√ 【 S 】  2-3h
ユナイティツリーでの告白の後のお話。
シナリオ自体はインストールされたココロファンクションの対処のために紛争する水菜に、新たなココロファンクションによる災難が降りかかるというもの。
前作では描き切れなかった恋人になった後の水菜の魅力を描きつつも、イベントとしてはエロシーンに重点をおいた√となっている。


ココロ@ファンクション! NEO (1)
譲葉 聖(+ 智慧)√ 【 S+ 】  4-5h
本編での生徒会(智慧)との一軒の後の話。
中盤は生徒会役員であるかすみのオルカに発生した新しい心ファンクションのアプリを中心として巻き起こる騒を、後半は後任の生徒会長を決める一連の問題と合わせていまだに残る智慧の太陽への想いとをテーマとしたシナリオとなっている。。

智慧の問題に関しては最後まで絡み、√中では聖と同じくらいに智慧の心理描写も行われており、各シーンでの見どころも多い。
また、シナリオ後半には選択肢があり、聖√と聖&智慧√に分岐する。

ふんだんに散りばめられた聖との甘いシーンと共に、智慧の秘めていた恋心について智慧√とハベルの視点から見ることができ、二人の魅力を十二分に発揮した良い√。


ココロ@ファンクション! NEO (4)
遠藤 智慧√ 【 S 】  2-3h
太陽の事を慕っていた副会長で真面目で規則主義の人間だったため、かの騒動で太陽が生徒会を追われてからは会長となってCFCを目の敵にしていた。

『もしも太陽がCFCを作らなかったら』のコンセプトのもと作られたIFの個別√。
太陽が全校生徒から非難される中、心にしこりを残したままの智慧は自分のオルカの中に新しいアプリ「ココロファンクション・バージョンインプレッション」があるのを見つけて――というシナリオ。
智慧が抱く淡い恋心をメインテーマとした良くも悪くも一般的な恋愛学園物√。


ココロ@ファンクション! NEO (6) ココロ@ファンクション! NEO (5)
白草 めばえ&白草 いぶき√ 【 A 】  0.25h
本編の二人攻略後のアフター√でアプリの暴走に端を発したシナリオとなっている。
内容としては非常に短く、特に語るべきこともない。


【推奨攻略順 : 白草姉妹√→智慧√→聖√(→聖&智慧√)→水菜√→NEO√】
攻略順は自由。


CG : 【 S 】
前作同様の品質。
分量に関してはHシーンが多く、一般的イベントシーンは少なく感じるものの、それでも十分量を揃えているという印象を受ける。
また一部イベントシーンやHシーンでは動画を駆使するなどの演出的努力も見られる。
SD絵も豊富に用意されており、魅力の一つと言っても過言ではないだろう。


音楽 : 【 S 】
BGM不明、Vo1曲(OP)。
BGMの大半は前作のものを使用しており、一部追加BGMもあるはずなのだが数は多くなくどれかは不明。
新規追加のOP「ミライサーキット」は世界観にあわせた透明感の高い曲。
最初こそ盛り上がりがない曲に感じるが、真価はOPという形ではなくシナリオ中での挿入歌という形でこそ輝く。
聞き馴染むことで良曲になっていく曲と言える。


お勧め度 : 【 S+ 】
前作の「ココロ@ファンクション」をプレイしていることが前提。
内容もできることならば覚えておきたいが、一部分は補完してくれている。
近未来の雰囲気が壊れることなく再度表現されており、そういった部分が好きだった人にもおすすめがしやすい。
キャラクターとしては特に智慧の重要度がかなり上がっているので、前作で攻略ができなかったこのキャラクターが好きだった方にはお勧めしたい。
白草姉妹を目当てに買いたい方には残念だが諦めてほしい作品。


総合評価 : 【 S 】
FDとしての完成度はさすがと言ってしまいたくなるほど高い。
しかし、前作同様あと一歩が足りないのも事実。


(ぶっちゃけコーナー)
今回は思った以上に智慧ちゃんがいい仕事してたなぁ。
テーマというか、扱い方が一緒だったのがもったいないところだけど、彼女が絡むとどのルートでも泣きそうになってたわ。
あとはやっぱり安定した演出なんだろうなぁ。
挿入歌とかもそうなんだけど各BGMもそうだし、ちょっと動きを入れたイベントシーンとかはただのCG表示するよりも効果的だと思う。
シナリオとしてはHシーンがかなり多かった印象はあるけれど、そこはFDとして…というのがあるだろうし、何より雰囲気とかも崩れてなかったのはよかった。
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