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[レビュー]お嬢様は素直になれないの感想
2017-09-14 Thu 00:00
<作品名>     お嬢様は素直になれない
<製作会社名>   ensemble



お嬢様は素直になれない
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
今作では要人警護などを行うSPのような『ガード』という職業があるという設定の世界観の話で、そのほかに『シュベスタ』という女学園でいうところの『姉妹』のような関係を表す言葉もよく登場しているが、作品自体を大きく変えるほどの設定ではない。
ジャンルとしてはそこまで新しい物ではなく、主人公も基本的には有能なので見ていてストレスを感じることはあまりない代わりに、緊迫感もない。
いわゆるキャラゲー、萌えゲーの作品。
攻略可能なキャラクターも5キャラと多めだが、その分各個別ルートが短めになっている。そのためどうしても物語としては物足りない内容になっているため、ストーリー重視の方には注意が必要。
共通ルートでは各話にキャラクター紹介ついでの予告を用意したり、2ndOPがあったりと頑張っているところも見られるのは見られるのだが、どうしても全体的な「飽き」のようなものもあり、評価としては抑えめ。


共通√ 【 S 】  4h
主人公が秘密裏にガードとして学園に入学し、各ヒロインごとのエピソードを経て、主人公が学院に転入してきた原因となった事件の解決までが描かれている。
あくまでも萌えゲーの範疇でつくられたストーリーなので、中身を期待しすぎるべきではないものの、各話ではヒロインの紹介を兼ねて音声+SD絵の次回予告などもついており、誰がプレイしても面白く、そして分かりやすく作られている。


『お嬢様は素直になれない』公式サイト キャラクター:緋神 久遠
緋神 久遠√ 【 S 】  2h
理事長の娘であり正真正銘の御令嬢、主人公のガード対象であるクラスメイト。
時代劇好きが高じて口調が独特。
学園を盛り上げるためシュベスタを復活させようと考えた発起人であり、主人公をシュベスタに指名するなど、行動は突発的。
個別√では普段なら何でも口にするタイプの久遠がこと恋愛に及ぶと取り乱し、時には嫉妬し、恥ずかしがる姿を見ることが出来きる。
後半では共通√で起こった事件を発端としてサスペンス的な展開を見せ、久遠だけではなく他のヒロインとも協力して全力で解決するシーンが見られるが、割とあっさりと終わる。


『お嬢様は素直になれない』公式サイト キャラクター:柊木 恵梨香
柊木 恵梨香√ 【 S 】  2h
学園の生徒会長を務めている学園の2年生。
非常に優秀ではあるものの、男性が苦手で主人公にも忌避感を持っていたが、主人公と1日シュベスタになることで、今までとは違う異性に興味と好意を持つようになった。
個別√では学園祭の準備に向けて作業が増える恵梨香をサポートする形で接点が増えてゆくが、生徒会長としての立場によって素直になれない部分と二人きりの甘いシーンが交互に見られる。
物語後半では学園祭や主人公のガードとしての立場を絡めた展開もあり、全体的にうまくまとまっているルートと言える。


『お嬢様は素直になれない』公式サイト キャラクター:壬生 なつき
壬生 なつき√ 【 S 】  2h
久遠のガードを勤めるクラスメイト。
職業柄、初対面の人間には警戒感を持つが、共通√で主人公の幼馴染であることが分かった後は態度が軟化する。
昔のように幼馴染として接したい反面、ガードという役割を重視するためにそれを表に出せないでいたが、個別√ではある出来事によりそれらの枷がはずれるため、無邪気に甘えるなつきを見ることが出来る。
展開としてはガードとしての話がメインとなっており、主人公の両親についても少しだけ触れられている。


『お嬢様は素直になれない』公式サイト キャラクター:神宮寺 美紅
神宮寺 美紅√ 【 S 】  2h
ヒロイン唯一の学園三年生で、軽妙な言動が特徴的。
多くの人の相談に乗ったりと包容力が高い一方で、主人公を困らせる悪戯好きの一面も。
個別ルートでは美紅がガンガン攻めてゆくことで主人公が意識をはじめ、相談の助手を務めたりと長い時間を一緒に過ごし、さらにひょんなことから美紅の想いを知ったことから二人の仲が急激に近くなる。
素直(デレ)になってからも本質は変わらず、悪戯好きのお姉さんといった感じを存分に押し出すように表現している。


『お嬢様は素直になれない』公式サイト キャラクター:近衛 六花

近衛 六花√ 【 S 】  2h
主人公の義妹でありかなりのブラコン、転入後は学園の1年生となる。
海外で飛び級をしており、既にガードとして第一線で活躍をしている。
個別ルートでは以前、六花と仕事が一緒になったという「上月遥流」というデザイナーとの関係に嫉妬することで二人の関係が進展する。
デレた後は見栄を気にしなくなり、今まで秘めていた兄への想いを隠すことなく行動へ移している。
兄妹としての禁断の恋愛…という部分に関しての描写は少ない。



[ 主人公 ] 近衛 総一
幼いころに両親を無くし、近衛家に引き取られた過去を持つ。
男子校で過ごしていたが義母の命令により秘密裏に久遠をガードするため、学園に転入することになった。
困っている人がいると助けずにはいられない性格の持ち主で、ヒロインとの進展もそこに助けられることが多い。
ガードとしてはまだまだ甘いところもあるが、割と冷静で実力は確か。


【推奨攻略順 : 美紅→六花→なつき→恵梨香→久遠 】
攻略順にと国指定は無いため、好きなキャラクターからの攻略が望ましい。


CG : 【 S 】
攻略キャラが5キャラと言うこともあり、枚数に関しては十二分といえる。
総じて美麗と言えるのだが、恵梨香や美紅の絵(主に顔の部分に)に違和感を覚えることもあり、CG間(立ち絵間)での差は割と大きい。


音楽 : 【 S 】
BGM20曲(inst含)、Vo曲3曲(OP2/ED1)という構成。
BGMとしてはお嬢様学園用の「麗しき嶺峰」以外は普通の曲が多い。
Vo曲はすべてDucaさんの物で1stOPはこの作品のメインテーマ曲になっており爽やかに歌い上げられていることに対して、2ndOPはイントロのテンポのいいリズム感としっかり歌い上げられたサビが印象的。


お勧め度 : 【 S 】
さすがensembleと言える全体的によく作られたハーレム系作品だが、この作品だけの魅力という点は少なく、キャラや設定等で気に入ったところがないのならば特にプレイを薦めることはない。


総合評価 : 【 S 】
全体的に高品質ではあるが、特筆すべき点もあまりなく平均的ということでこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
ensambleというと女装ものか、お嬢様系学園が舞台の能力が高い主人公のハーレム物、というのが個人的な印象。
今回もそれに漏れず、普通の作品。
ただやっぱり、1~2作は面白いのだけれど、同ブランド品をこなしていくと、他の作品とあまり差がない気がしてくる。
ストーリーに力を入れていない分、設定やキャラで差をつけなきゃいけないんだけど、あまり変な事をすると客に逃げられる…ということで安パイに行きやすいのもわかるっちゃわかるんだけどね…。
女装物はそれで突き通してもよさそうだけど、やっぱ普通の恋愛学園物は他にもたくさんあるから被りやすいし、変化球がもう少しほしいのが本音。
なおOPや2ndOP、次回予告等をクリックで飛ばしやすいので注意。
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[レビュー]お嬢様の半分は恋愛で出来ています!の感想
2017-09-07 Thu 00:00
<作品名>     お嬢様の半分は恋愛で出来ています!
<製作会社名>   Luxury Tiara



お嬢様の半分は恋愛でできています
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
女学園潜入物の今回の作品。
女学園で最高位の位置づけとされるハイネス獲得のため、アリカの手を借りつつも、あの手この手で自分の評価を上げていく作品。
主人公はかなりイロイロな経験をしている人物なので、基本的に動じる事は無く複数の女性と関係を持つ事をいとわない事からも、今までの女装物主人公とは大きく違っている。
すっきりとしたテキストで読みやすい作品ではあるのだが、そのぶん頭には残りにくい。
特に共通√は展開こそ大きいのだが、面白いと感じられる部分があまり無かったのが正直な感想。
対して個別√ではヒロイン+αに焦点を当てた作品となっており、割と大きく展開させる作品となっているため、3キャラという少ない攻略人数ではあるものの、平均的な作品の個別√よりは楽しめる。


共通√ 【 S 】  5h
前半は学園入学前のアリカとの出会い、中盤から後半にかけては学園入学後に、ハイネス獲得のため3人の生徒を篭絡する部分が描かれている。
主人公の意思がかなり強固であるため他の女装物作品の雰囲気とは一線を隔している。
展開としてヒロイン以外と簡単に寝るため賛否両論ではあるが、任務至上主義の主人公が活躍するシーンが最も描かれている部分でもあるため、この作品の心臓とも言える。


お嬢様の半分は恋愛で出来ています! (1)
姫星 アリカ√ 【 S 】  2h
天真爛漫という言葉が似合うお嬢様。
主人公の所属する組織の長の娘であり、学園でも異色を放つ存在。
性格的に表立っては現れてはいないが(本人も気がついていない部分もあるが)、他の√でも分かるとおり主人公への好感度が非常に高く、個別√では任務や立場に悩む主人公を押し切る形でアリカがアタックする展開となっている。
ハイネス争奪戦の問題だけではなく、組織関係の話、アリカの過去、主人公の父親等を絡めたサスペンス色強めの話になっている。


お嬢様の半分は恋愛で出来ています! (3)
一ツ橋 紅緒√ 【 S+ 】  2h
アリカや主人公と同じクラスの真面目な性格をした少女で、その性格のせいかアリカにからかわれる事が多い。由緒正しい武家の出身で剣道部に所属。
個別√ではハイネス関係よりは、紅緒の剣道大会の話を中心として描かれており、主人公が男バレしてからは修行シーンなどもある。
特に紅緒の後輩である紫に関連した話がメインになっているが、後半になればなるほど盛り上がり、泣きシーンでは思わず泣きそうになってしまうほど。


お嬢様の半分は恋愛で出来ています! (2)
ポリーナ・コッペリア√ 【 S 】  2h
マーウェポーレという国からの留学してきたお姫様。
ペコという相性で親しまれており、周囲からは高い評価をされている。
しかしながら実際の自国は経済的に貧困状態にあり、そのギャップに悩んでいる、
個別√ではハイネスの獲得問題と彼女の国の問題を絡めた物になっており、共通√とは打って変わって、物語が進むにつれて任務至上主義だった主人公がペコに対しての想いを深めていく様子がしっかりと描かれている。
一応中盤には泣きシーンもあるが全体的に流れが早かった事もあってか、感情移入がしにくく相応のレベルにとどまっている。
地味に女学園潜入の理由がはっきりと明かされる√でもある。


お嬢様の半分は恋愛で出来ています!
[ 主人公 ] 来栖川 創
『組織』に所属する凄腕の若手エージェント。
命令によりアリカの護衛と「ハイネス」という座の獲得を目的として女学園に生徒として潜入。アリカのプロデュースである事以上に本人の完ぺき主義により高い女装の完成度を保っている。
利用できるものは全て利用するタイプで、共通√では容赦なく女と寝て落とす事もあるため、好き嫌いは出る。
声は無い、


【推奨攻略順 : プレ→ペコ→紅緒→アリカ 】
攻略順にとくに指定はないため、好きな順番での攻略が望ましい。
少しすすめると出てくる「」は、物語のOPから本編までの話に当たるので、時系列順で見たい場合は出現次第の攻略を推奨。


CG : 【 S 】
線が細くはっきりとした濃い塗りの絵。
ところどころで絵のバランスが危うかったりと正直ペコの宝石関連の絵などで気になるところもあるにはあるのだが、プレイする上では問題ない。


音楽 : 【 S- 】
BGM?曲、Vo曲1曲。
BGMは干渉不可のため聞く事が出来ず、イロイロ不明。貴族をイメージした華やかなものが多いイメージ。
OPは割と良曲だっただけにEDソングが無かったのは少し残念。


お勧め度 : 【 S+ 】
一般的な女装主人公物とは違うためその辺を期待している人には注意。
しかしながら、ただの萌えゲーシナリオというわけではなく、しっかりと作られているシナリオがあるため、読み物としてのお勧め度は高い。
作品に慣れるまでクセが強く感じるため体験版で体感してみてほしいところではあるが、個別√から本格的に盛り上がっているのも確か。


総合評価 : 【 S 】
完成度は高いが、作品としてもったいない部分もありこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
話として一番似ているのは恋楯シリーズだろうか。
一つ一つの√には結構な物語があるが、この作品じゃなきゃ読めない!という話でも無いような気がする・・・というか、どこと無く薄い部分がある作品。
分量こそあるけれど、中身が伴っていない・・・というと少し言いすぎかもしれないが、少なくとも記憶には残りにくい作品と言える。
女装主人公物ではあるが、主人公を含む男キャラの声が一切無いのが少し違和感。
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[レビュー]あなたに恋する恋愛ルセットの感想
2017-08-31 Thu 00:00
<作品名>    あなたに恋する恋愛ルセット
<製作会社名>  ユニゾンシフト



あなたに恋する恋愛ルセット
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
コンセプトとして萌え要素の妨げとなるシリアス要素を殆ど排除し、ストレスフリーなイチャラブゲーとして作られているのが今回の作品。
そのためギャグ要素や泣き要素などは殆ど無く、あくまで萌えて萌えて萌えるストーリー。
コミカルなキャラクターも何人かいるが、こだわっているだけあって展開や登場人物の動きなどに違和感を覚えることは少なく、
作品の重要な要素ともなっている「お菓子」に関してはTIPSを含め膨大な知識量となっており軽く驚く部分も多い。
シナリオの寮に関しては平均よりも多少少なめ。


共通√ 【 S 】 6h
主人公の製菓コースへの参加から学園祭の参加までを描いている。
お菓子作りをしていく中で製菓コースのメンバーとの絆を深めていくことになり、それ以外にも中間テストや学園祭の準備など、学園物としての要素が強い。


あなたに恋する恋愛ルセット ユニゾンシフト
橘 ののか√【 S 】 2-3h
常に元気で前向きな女の子。
幼いころに通っており、主人公がチョコレート好きになった理由でもある店の一人娘。
お菓子自体が大好きで、性格的・環境的な要因もあって製菓技術は上級者。
個別√では学園祭後にお菓子の全国大会「ル・プリミエール・ドゥ・ラ・パティスリー」に参加する事になるののかを製菓コース全員でサポートすると言う流れになっており、その中で過去から続くお互いの気持ちに気づく事になる。
普段とは違い、照れながらも距離を縮めてくる彼女の姿を楽しむ事が出来るルート。


あなたに恋する恋愛ルセット ユニゾンシフト (1)

大園 柚姫√【 S 】 2-3h
学生会に所属するお嬢様。
自分に厳しく人に優しい優等生で成績も非常に良い。
かりん先生の作ったお菓子に感動し、まったくの初心者だが製菓コースに参加した。
個別√では恋もお菓子作りも初心者の二人が手探りで成長していく様子が描かれており、二人の仲が深まっていくのをじっくりと見られる物になっている。
地味にかりん先生がなぜこの学園に来たのかが分かるルートでもある。


あなたに恋する恋愛ルセット ユニゾンシフト (2)
鍵由 楓花√【 S 】 2-3h
非常におっとりとした性格のクラスメイト。
実家が和菓子店「かぎや」をやっており、幼少のころからお菓子に触れて育ってきた。
そのため作る技術も上級者といって問題ないレベル。
個別√では共に和菓子を製作する過程で二人の時間が増えてゆく事になる。
将来の自分たちについて、お菓子作りを通して考えていくルートであり、楓花の深い愛情を感じることが出来るルートである。


あなたに恋する恋愛ルセット ユニゾンシフト (3)
白咲 美絵瑠√【 S 】 2-3h
すべてに対して非常に無気力な学園町の娘。
しかしながら味覚は非常にすばらしく、一度食べた菓子を再現して作る事が可能。
やる気さえあれば製菓技術もトップクラス、勉学もなぜかトップらしい。
個別√では主人公が美絵瑠にお菓子作りについて相談する、という形でお互いの時間を深めていく事になり、特に家族を大事にする彼女の姿を中心として描かれている。
共通√では見られなかったデレデレの美絵瑠を堪能する事が出来る。



【 主人公 】二宮 春馬
お菓子の食べ歩きが趣味のスイーツ系男子。
その趣味が高じて専門授業として製菓コースがある六華星学園に入学した。
作るほうは初心者だが菓子類に対しての知識量だけは多い。
恋愛に関しても人並みの憧れは持つが、どちらかと言うとお菓子に対しての気持ちの方が強いのが現状。


【推奨攻略順 : 楓花→美絵瑠→柚姫→ののか 】
攻略順にロック等はなく、好きな順番での攻略が望ましい。


CG : 【 S 】
線が細く、淡い塗りの絵。
時折バランスの気になるものなどが散見され、特に立ち絵とイベントCGに差異を感じることが多いが、総じて美麗。
時折ハッとするほど綺麗なものもあり、評価としては非常に高め。


音楽 : 【 S 】
BGM曲、Vo曲2曲(OP/ED)と言う構成。
水月陵さんが作曲するBGMはやはりレベルが高い。
特にテーマとなっている「bonbon sucre Song」はこのゲームの特徴をよく表した良曲。
Vo曲としてはyuikoさんの歌うOP「petit bonheur」が印象的。


お勧め度 : 【 S 】
お菓子のように甘い恋愛学園物をテーマとした萌えゲーの見本のような作品。
シナリオに造りこみこそ無いものの、お菓子の知識と萌えへのこだわりは十分に感じる作品であり、一つの作品の完成度としては高い。
テーマであるお菓子作りや萌えゲー好きならプレイしても良いと思える作品。


総合評価 : 【 S 】
萌えゲーとしてはかなり素直なある程度完成した作品ではあるが、シナリオ重視の評価だとこの評価に抑えられてしまう。

(ぶっちゃけコーナー)
かなり素直に萌えゲーを造りました! という感じ。
全てが全てご都合主義でうまくいくわけではないのだけれど、基本的にシリアスな気持ちになる事はなく、あくまでも攻略するヒロインとのやり取りを楽しめる作品。
少し残念なのは魅力的な配役が結構多い中で、各ルートでは二人だけの世界観になってしまっていたことだろうか。
萌えゲーとしてはシナリオ的にある程度子のあたりが限界なのだろう、ということは分かっていること前提で、それでも他の多くの作品の中に埋もれないためにも、萌えゲー以上の何かを作ると言う事を考えるのであれば、やはりワンポイント何か要素をつけたしてほしかったところ。
システム的にe-mote等の動きを使ったり、シナリオに起伏をつけたり、出来る事はまだありそう。
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[レビュー]Harmoniaの感想
2017-08-24 Thu 00:00
<作品名>     Harmonia
<製作会社名>   Key



Harmonia.png
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】
チャプター0からチャプター8までで構成され、選択肢等は一切なくただ読み進めていく小説形式の全8章の作品。
終末世界のような荒廃した世界で人とフィロイド――機械人形のふれあいを描いた作品。
主人公のレイはフィロイドであり、最初に出会った人間シオナと共に生活し、町の人々と接していくことで失われた感情を取り戻していくことになる。
文章はすっきりとしており読みやすく、物語自体もそこまで長くないのでサクサクと読める物になっている。
その分泣きシーンに関しても弱くはなっており、完成度は割と高めではあるのだが心を動かせるかというと非常に苦しいところ。
世界観も相まって全体的な作りは非常に簡素に感じるため、そういう意味でも小説的な作品という表現が正しいだろう。
タイトルの「Harmonia」とはギリシア語で『調和』を意味しており、テーマとしては人間とフィロイドの調和ということで「planetarian」に近い作品となっている。
プレイ時間は非常に短い4-5h程度。

【推奨攻略順 : なし 】


CG : 【 S 】
基本CG数は15枚。
安定のいたる絵、慣れれば問題ない。


音楽 : 【 S+ 】
BGM15曲、Vo曲2曲という構成。
折戸さん、水月さんの両名がBGMを担当しており、個人的な大好物。
上げだすとキリがないが「Terrarum」「Oppidum」のようなこの世界感の根幹を現した曲が秀逸。寂しさの中にやはり温かさがあるそんな雰囲気。
Vo曲で特に印象に残ったのは霜月はるかさんの歌う「永遠の星へ」。
透き通るような声で歌いあげられるサビは作中で思わず涙を流してしまう人もいるのではないだろうか。


お勧め度 : 【 S 】
Key15周年記念ということで制作された作品。
短くサクッとプレイすることができ、よくできたSF作品なので、そういった理解のもの購入すべきだろう。
昔のKeyを想像して購入…という方にとってはやはり厳しく、特定深度のKeyのファンが購入するという物になってしまっている印象。


総合評価 : 【 S 】
個人的な感想としてはもう少し高くしていいような気もするのだが、やはり一般的な視点から見るとこのぐらいの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
やっぱBGMとVo曲のレベルは高いよなぁ。
麻枝さんが参加してないので、ぐっと心に攻め込んでくるようなBGMこそないけれど、水月さんや折戸さんの音楽も個人的には好きだからね。
シナリオ的にはどうなんだろうなぁ…最近は結構真剣なSFっぽい作品に逃げがちな印象のあるKeyなんだけど、そこで押していくのが正解ではなさそうな気がするしなぁ…。
ただある日常が面白くて、そこに感動する話が詰まってる…という王道中の王道作品を高品質で書いていくのはかなり難しいとは思うけれど。。。
麻枝さんがシナリオから撤退した穴を埋めつつ、今までのKeyを保つには…という戦いがまだまだ続く気がする。
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[レビュー]月に寄りそう乙女の作法2.1 E×S×PAR!!の感想
2017-08-17 Thu 00:00
<作品名>     月に寄りそう乙女の作法2.1 E×S×PAR!
<製作会社名>   Navel


月に寄りそう乙女の作法2.1
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】

turi (1)
エスト・ギャラッハ・アーノッツ アフター√ 【 S 】  4h
本編、 エスト・ギャラッハ・アーノッツ
前半ではお互いの両親への紹介や彼女の故郷そして思い出の地を訪ねたりと主従としてだけではなく恋人としてつながりを深め、中盤以降では新学年になったフィリア女学院(日本校)での1年を描いている。
二人にとっての新しいデザイナーとしてのあり方などについてお互いの心理描写を密に描き出し、アフタールートの中でもよりエストとの将来的な関係性について踏み込んで行くような内容となっている。
サブ要素として伊瀬也とジャスティーヌの仲の進展も描かれている。


turi (3)
銀条春心(パル子) アフター√ 【 S+】  2.5h
主に特別編成クラスと一般クラスの和解やパル子らの所属するネットショップ「ぱるぱるしるばー」での活動、そしてパル子の体質についてをメインとして語られている。
Navelとして、ギャクテイストの文章は一切緩めず、笑いながらサクサク進められるつくりとなっており、重要な場面でもうまく雰囲気を切り替えてしっかりと締めるところで締める√。
特に一番最後のED演出はさすがと言う他ない。
パル子の事をもっと好きになれるような、アフタールートらしい作りになっている。

turi (2)
月に寄りそう乙女の作法0 【 S+】  2.5h
「月に寄りそう乙女の作法 」シリーズの原点、大蔵衣遠視点で描かれた彼の学生時代のお話。
八千代の他にジャンやラフォーレなど新旧の関係者が登場する他、新キャラクターを交えて展開される。
1作目の衣遠から伝わる強い意思の原点であり、苛烈な覇道の始まりともいえる部分は全作通してのプレイをしているからこそ描けると言っても過言ではなく、√中では思わず涙を流しそうになるほどのシーンも。
彼の境遇やその心境をより詳細に知れたことによって各作品での彼の行動についての理由が分かり、だからこそ一番最初の衣遠へ対する感情が本当に信じられないほど昇華する事が出来る。
この√をもって皆に愛されるような一つのキャラクターとして完成したといっても過言ではないだろう。

【推奨攻略順 : パル子→エスト→つり乙ゼロ 】
パル子とエストはどちらでも最初に攻略可能。
両ルートを攻略後につり乙ゼロが攻略可能となる。


CG : 【 S 】
FD扱いとなっているこの作品ではあるが、枚数としては割と多い。
背景や新キャラクター等も登場しているため、立ち絵も増えている。
上記の事を考えると十二分と言えるだろう。


音楽 : 【 S++ 】
新規追加BGM4曲、Vo曲2曲(ED)という構成。
BGMでは「こんがり夕焼け色ベルギーワッフル」がつり乙ゼロ√において、泣きシーン等の要所で良い働きをしていた。
何よりも特筆しておきたいのはVo曲2曲。
どちらもテイストの違う曲ではあるものの、特徴的な動画と共に流れるそれは名曲と言わざるを得ず、単体でも十分に価値のあるものとなっている。

お勧め度 : 【 S++ 】
エストとパル子の二人アフタールートをメインに添えた「つり乙2」のアフター作品。
言うまでもなく、完成度は非常に高くFDと言うよりは続編と言ってしまったほうが御幣がない。
ギャグテイストをメインとしながらも各登場キャラクターの心理描写に深く踏み込んだ描き方をするシナリオは健在。
全キャラクリア後に攻略化脳になる「月に寄りそう乙女の作法ゼロ」に関しても、このシリーズのファンなのならばプレイすべき√と言える。
上記の事柄を鑑みて続編ながらもお勧め度を高く評価しておいた。

総合評価 : 【 S+ 】
名作の域、安定して高品質の作品をコンスタントに生み出すメーカーにも賞賛を送りたい。

(ぶっちゃけコーナー)
「つり乙」や「乙りろ」を含めると、今回で5作目。
シリーズ物としても服飾というテーマでの作品としても最終段階といえる作品。
今回も文句のつけどころがないほどの完成度だったので、だからこそ同シリーズの続編を求める心もあるのだが、
やはり心機一転の新シリーズを開始してほしい気持ちもある。
なんにせよずるずると過去の栄光に引っ張られて、惰性で物語を作るだけ。。。と言う危険性もあるため、綺麗な記録のまま保存しておきたい、今回の作品でそんな事を考えました。
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