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[レビュー]Eスクールライフの感想
2019-12-07 Sat 00:00
<作品名>     Eスクールライフ
<製作会社名>   HOOKSOFT



Eスクールライフ
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
転勤の多い両親と生活していた為、海外を転々としていた主人公だったが、一つ年上の幼馴染、亨のおかげもりついに日本で暮らせることになった。
久しぶりの日本、学校に恋に期待で胸を膨らませながら新しい季節が始まってゆく。

『日常』と『恋愛』を特に大きなテーマとして掲げている作品であり、その文言通り共通ルートなどでもシーンでメインを占めているのは学園生活となっている。
オーソドックスな恋愛学園物を繰り広げている今作において、攻略可能なヒロインははメインで4キャラ、サブが3キャラと豊富なところも魅力だろう。
しかしながら、各ルート自体が割と短めで全体的なボリュームは一般的。

また今回は新システムとして、噂を集める『STAND TALK』システムを導入しており、各モブキャラたちから噂話を集めることで、ヒロイン達の攻略のカギとする…そして放課後にヒロイン達に合いに行くことで関係性を進展させていく、そんな選択肢なども多い、古き良きADVの形となっていた。

テキストは非常に簡潔で、一つ一つのシーンが割とコンパクトなこともあって読みやすい。

シナリオ自体はは主人公が転入する春からの約1年間を大まかに描いており、特にヒロインと付き合う事となる夏からの描写は、季節を代表する各種イベントをショートストーリー形式でダイジェストのような形で挿入している。

オーソドックスであり王道展開が多いために衝撃や驚きこそないものの、イベントを経て友達と仲良くなってゆく…という過程が非常に巧く描かれており、特に同じ時間を過ごしていくうちに距離が近くなり、日常シーンにおけるやり取りによって、友愛が恋愛に変わるシーンがしっかりと描けているのは好印象といえる。
告白に至るまでのステップをしっかりと踏んでいるため、主人公にも感情移入しやすい作品と言えるのは確かだろう。
反面、この何の変哲もないストレートかつオーソドックスな『恋愛』というものをどこまで素直に楽しめるかが、この作品を楽しめるか否かの分水嶺になっている。
女の子のかわいい一面をしっかりと描くなど、萌えゲーとしては高い評価を加えやすいのだがシナリオのみを重視してみた場合に評価が伸びないのはそのあたりが原因といえる。

『友達』として楽しむシーンと『異性』として意識してしまうシーン、そんな日常と恋愛の押しと引きのようなシーン切り替えの巧さは際立っていたのだが、そこまで『恋愛』というものに傾倒し、重視をするなら告白シーンにはもう少し手を入れてほしかった、と言うのが一つ要望として浮かんだことである。
全体的にたんぱくだった印象のある上記シーンについて、やはり『恋愛』を語る上では大きなイベントであり、物語の転換期として注力すべき点と言えるだろう。

また、(これは蛇足になるかもしれないが)女の子の視点の描写をもう少し見たかったというのも個人的な印象としてあった。
特に主人公に対しても本心を語りにくいヒロイン(特に付き合う前だと)も登場する中で、彼女たちの内側が見えた時に発揮される可愛さのようなものもある気がして、過去作などを考えた時、そういうシーンがほしいと思ってしまった。


共通√【 S 】  2h
主人公の転入から夏休み前あたりまでが描かれている。
基本的に『STAND TALK』システムを含む、選択肢の大部分がここに詰まっており、その選択の結果で各ヒロイン達とのイベントが少しずつ変化する形をとっている。
そのため、本当に共通部分として描かれているシナリオはオーソドックス且つ少なくなっており、評価自体は平均的なものとなっている。


E-HOOKSOFT (6)
花園 瑛美√【 S 】  1.5h
一つ年下の幼馴染であり、亨の妹。
小さい頃は実の兄である亨ではなく、主人公の事を『おにいちゃん』と呼び、非常に懐いていたのだが、その頃は他人を振り回しがちな性格をしていたこともあって、本人にとっては黒歴史となっている。
そのため学園では少しだけネコを被ったような振る舞いをしている。

個別√前半では幼馴染だからこそ出せる親しさをギャグシーン満載で描いており、そうした中でふとした瞬間に見える可愛さというものに、主人公共々悶えられるようなシーンが多かったのが印象的と言える。
物語後半では『妹』としての葛藤なども描かれており、新しい関係を築いてゆく中で、瑛美の楽しい所だけではない色々な表情・感情が見られる話となっていた。

E-HOOKSOFT (5)
東金 望愛√【 S 】  1.5h
主人公が転入したクラスの委員長。
とても面倒見が良く、自身を顧みずに手伝いを申し出たりすることも多い。ただ少しだけ抜けているところがあり、助けたつもりが…ということも。
本が大好きであり、図書委員にも所属している。

個別√はまさに等身大の恋愛を描いたシナリオとなっており、多くの人が「こんな恋愛をしたい!」と思い描くようなものとなっている。
基本は王道に沿ったものだが、恋人として過ごす日々で見られる色々な望愛の姿、特に小悪魔な彼女の一面が見られるのが予想外でもあり、非常に魅力的。
二人で歩幅を合わせて進んでゆく様子はカップルの理想の姿でもありました。


E-HOOKSOFT (4)
陣内 梨佳子√【 S 】  h
陸上部に所属している口下手な女の子。
別のクラスに在籍しており合同授業で偶然隣の席になった主人公が話しかけた事から仲良くなっていく。
容姿端麗でスタイルも良く人気もあるのだが、部活においてストイックに練習する様子等から、友達が欲しい本人の意思に反して、一歩引いた位置から眺められがち。

個別√では、部活(陸上)と恋愛という二つの軸を中心とした恋愛学園物における青春成分を詰め込んだサッパリとしたシナリオとなっている。
他人に対してどうしても壁を作りがちな彼女に対し、アグレッシブに関わろうとしていく主人公の懸命な姿は好感度が高かった。
また純情で無垢だからこそ、ナチュラルに距離を近づけていく梨佳子も非常にかわいらしく、シナリオとは別に見どころと言える。


E-HOOKSOFT (3)
鈴山 美里√【 S+ 】  1.5h
学園の3年生で幼馴染の亨と同じクラスの先輩。
いつも元気で天真爛漫、周囲をグイグイと引っ張ってゆき、いつの間にか回りを元気にしてくれるポジティブで明るい性格の女の子。
そんな性格が災いして騒動の中心になることも多いため、その飛び抜けた容姿と合わせて3年生で走らぬほど有名らしい。

個別√でも美里の勢いは止まらず、主人公に対してもグイグイとキョリを詰めていくのだが、もちろん勢いだけではなく、時には年上ならではの雰囲気を兼ね備えて、主人公を甘えさせてくれるシーンもあったりと様々な顔を見せてくれる。
そんな彼女だからこそ、時折見せる弱い所・女性らしい所にグッと来てしまう、特に終盤ではそれが顕著で、展開の読めるシンプルなシナリオでしたが思わず涙するシーンも。
一緒にいて元気がもらえる、そういう彼女ならではの魅力が十分に伝わるシナリオでした。


E-HOOKSOFT (2)
烏丸 裕香√【 S 】  1h
一つ年下の大企業の社長令嬢。
過保護すぎる父親の指示によりいつも黒服のSPが傍におり、そのため非常に近寄りがたい雰囲気となっている。
一見すると裕香自身にもそういう雰囲気を感じることはあるのだが、友達自体はほしいらしくその為、束縛に対する反抗心も強く、時折黒服から逃亡するような行動に出ることも。


個別√では親しくなってゆくことで裕香の魅力が見えてくる反面、特殊な境遇から来る孤独を感じるシーンもあり、彼女自身の無邪気な一面を鑑みると少し切ないシナリオにもなっている。
物語では特に黒服――武藤さんの影響も非常に強く出でいるのが特徴的で、サブヒロイン√であるため多少短めではあるものの、その中で必要な要素をまとめて描き切っているため、全体的なまとまりも良く感じるシナリオだった。


E-HOOKSOFT (1)
吉村 凛√【 S 】  1h
美里と親友であり、一緒にいることが多い先輩。
とある事情により『羽生学園のメデューサ』というあだ名がついてしまい、目立つのを防ぐために素顔を髪で隠すようになった。

個別√ではキャラクターの特殊さとは裏腹にわりとさっくりとしたシナリオとなっており、互いを想い合う平凡なカップルが月日と共に進展してゆく様子が描かれている。
中盤の選択肢によって凛の立ち絵やイベントCGに大きな違いが出る仕様になっており、見た目から受ける印象が大きく変わる事はこの√の面白い特色と言えるだろう。


E-HOOKSOFT.png
狭山 恵梨奈√【 S 】  1h
主人公のクラスの担任であり、古典担当の先生。
クールな見た目から「仕事ができる」と思われ、距離を置かれることも多く、そのことについて寂しく思っているらしい。
しかしながら生徒の事を真剣に考えてくれる先生でもあり、その甲斐あってか生徒からの人気は非常に高い。

個別√シナリオはサブヒロインであるため短いながらも、他の√では味わえない年上の『先生』とだからできる背伸びの恋愛模様が描かれている。
先生との『禁断の恋』と言う部分は非常に前面に出てきているものの、重いテーマとして扱っている訳ではなく、あくまで日常のスパイスとしてい使われていた印象も強い。
皆の前で見られる『先生』としての恵梨奈ではなく、二人きりの時に見せる『彼女』としての恵梨奈の可愛さ、破壊力は高い。


[ 主人公 ]篠崎 遼太郎
海外転勤が多い両親のもとで育っていたため、幼少の頃から海外で学校生活を送っていたのだが、日本での学園生活というものに強いあこがれを持っていた。
今回は幼馴染である『亨』の協力もあり念願の夢がかなった形となっている。
その境遇のせいかコミュ力は割とあり、思ったこともスマートに伝えることが多い。基本的には慎重に行動するのだが、同時に思い切りも良く、見切り発車で行動してしまうことも。


【推奨攻略順 : 美里→望愛→裕香→凛→恵梨奈→梨佳子→瑛美 】
攻略順にロックや指定はないので好きなキャラからの攻略が望ましい、上記は当方の攻略順となっているので参考に。
他にいくつかBADENDもあるものの、基本的にパターンは同じ。


CG : 【 S 】
細い線淡い塗りの絵で全体的に美麗と言って差し支えない。
枚数に関しても、7キャラとヒロインが多めであるため1キャラに対しての枚数はどうしても少なくなっているが、全体量を見ると十二分と言える。
※サブヒロインはメインヒロイン寄り枚数も少なめとなっているので注意。
またHシーンは服を一部纏っているものと全部抜いているものの2パターンが用意されているのが最大の特徴である他、立ち絵には目パチ機能も付いている。


音楽 : 【 S 】
BGM23曲、Vo曲2曲と言う構成。
全体的に広く取り揃えた印象があるBGMだが、特に「乙女の複雑な心情」は彼女たちの切ない心がピアノに乗せて伝わってくるような、良曲となっており、作中でもグッとするシーンで使われていた。
Vo曲に関してはOPの「ミリオンタイムズ」は学生生活の中にある恋愛を歌った、今作にぴったりの歌詞の内容となっており、特にフレッシュなサビが印象的な良曲であった。


お勧め度 : 【 S 】
普通の学園を舞台にした普通の恋愛学園物。
攻略ヒロインが豊富であったり、美麗な絵であったりと魅力はいろいろあるが、あくまでシナリオはオーソドックスであるため、大きな驚きや衝撃の展開はない。
しかしながら、だからこそ描ける『日常』の中の『恋』が芽生えるような瞬間をしっかりと描けている作品となっている。
シナリオ重視の人は自身の需要に上記が当てはまるか検討してから購入を推奨する。


総合評価 : 【 S 】
全体的に安定した学園物と言う印象が強く、作品として大きく評価することはできない為この評価に。

(ぶっちゃけコーナー)
上記で何度か書いたように、シナリオはあくまで平凡。
攻略キャラが7人(サブも含めて)いるため大まかな流れはもちろん違うが、その流れ自体が王道なため展開も予想しやすく、どうしても評価としては抑えめになってしまう。
かわりに落胆することもなく、ヒロインの可愛さを十二分に堪能できる点においては萌えゲーとして一定の評価ができる。
個人的には美里√でちょっとウルッと来てしまったりして、シナリオも捨てたもんじゃないと思っているんですけどね。
贔屓目なしで見た感じだとそういう感想になる人も多いはず。

またこの作品は『日常×恋愛』を主題に置いており、その恋愛シーンについて、やっぱり主人公から見たシーンというのが多すぎて、もっと女の子視点のシーンもほしかったのかも。
特に今までのシリーズはそれっぽいシーンや描写がもっとあった気がするんですよね…やっぱりそういうのはHOOKSOFTらしさでもあり、良さの部分でもあった。
特に今回だと狭山先生とか、彼女の視点で告白シーンの後の反応とか描いてたら確実に悶えてたね(ぉぃ

新システムについては正直、可もなく不可もなく。
選択肢も多いと書いたけど、結局好きなキャラクターをクリックするだけだから攻略自体は楽なんだよな…。
そういう意味では煩わしいからいらない…とか言われても仕方がないのかも。
ただ、HOOKSOFTのこういう新しい試みみたいなのはいつも面白いから(とくにMOBキャラを結構大切にするし)これからも期待はしている。
完全に個人的な好みではあるけれどね。
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