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[レビュー]ソラコイの感想
2019-06-01 Sat 00:00
<作品名>     ソラコイ
<製作会社名>   Chelseasoft


ソラコイ
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
舞台となるのは主人公たちが所属する映研部。
ある日行った試写会に現れた幼馴染であるヒカリと瓜二つの人物との出会いから物語が大きく動いてゆく。

全般的にシナリオは平たんであり、大きな問題もなく進行してゆくのが特徴。
登場するキャラクター達やそれに関連した恋愛描写においても特質する点はなく、ある意味ではオーソドックスな学園物。

日常シーンにおいては映研部という舞台、特に新作の映画を撮る部活シーンなども印象的だが、作中で最も話題になる作品がすでに取られて審査に出している状況であることも加えて、受け身になることが多いこの作品において、通常の青春部活物にある様な切磋琢磨のシーンや努力、挫折のシーンなどがほとんどないことも痛手。

要するにシナリオの大部分に関しては評価できることがほとんどないのが現状…なのだが、それでもなお、この作品の魅力として伝えるべき部分がある。

それがソラ√である。
ある意味この√における主張ののために作られた作品と言っても過言ではないだろう。
謎のシーンから始まる今作、映画というテーマを選んだこと、ソラの行動の数々、ソラコイというタイトル、そして何より楽曲がシナリオの評価を変えたという事実。

これらに関して、ここで伝えることはネタバレ以外の何物でもない。
そのため、これに関しての評価はここで追えるが、付けられている評価以上の評価点がここにあることを、繰り返して伝えておきたい。


共通√【 S 】  4h
学園でのシーンを中心に構成されている。
学生ならではイベントのシーンもあるが、どちらかというと主人公たちが所属している映研部関連の話が多くなっている。

各キャラの紹介部分を兼ねるという話の都合もあってか、特に大きな事件と言えるものもなく穏やかな日常が描かれている。
ギャグシーンも少なく、物語の起伏もないのでどうしても読むのに飽きそうなのだが、そもそも長さがあまりないので印象に残らず終わる結果に。

部活をテーマにする作品(?)だとするならば、主人公を含む登場キャラクター達の挫折や努力シーン等、心の動くシーンがあまりないのも悲しい所。


キャラクター ? ソラコイ
ヒカリ√【 S 】  2h
生まれてからずっと一緒の幼馴染。
少し抜けているところがある主人公を何かと気にかけている世話好きな少女。
映画作りをする主人公を手伝うため映研に入ったが映画自体にはそこまで詳しくない。

基本軸はオーソドックスな流れで作られた話。
恋愛描写に関しては幼馴染との恋愛をテーマにしており、主人公がヒカリへの想いに気が付くまでがメインと言っても差し支えない内容になっている。
良くも悪くも評価を付けにくい無難な内容になっている。


キャラクター ? ソラコイ (1)
ソラ√【 S 】  2h
突然現れた謎の少女。
ヒカリと瓜二つであり、自身を主人公の幼馴染だと主張しているが、ヒカリとは違って少しだけおとなしい性格をしている。
ヒカリとはどちらが主人公の幼馴染にふさわしいかで毎日のようにケンカしている。

今作の本命と言っていいシナリオ√。
――なのだが、単体で見ると非常に中途半端な作品となっている。
物語の様相が少しずつ変わるのは物語の後半から、ヒカリを意識させるようなシーンが多くあり、それらがいままでの伏線へと繋がる内容になっている――もちろんすべてプレイしている人ならば謎の少女であるソラの正体には概ね気づくと思われるが――その伏線を鑑みてもなお拙い展開と唐突な終わりを感じる作品になっている。


キャラクター ? ソラコイ (2)
アイリ√【 S- 】  2h
映研部に所属する演技が好きな学園の1年生。
常に元気で前向きな性格をしており、周囲を明るくしてくれる。
自身が女の子らしくない事を少しだけ悩んでいる。

個別√はお互いの夢を追いかけるオーソドックスなストーリー。
展開も王道なのでかなり予想がしやすい。
盛り上がるシーンももちろんあるのだが、物語の短さゆえか、演出等のせいなのか、物語としての魅力が今ひとつ足りず感情移入はしにくい。
結果的に印象の薄い内容になっている。


キャラクター ? ソラコイ (3)
ナミ√【 S- 】  2h
映研部に所属する3年生の先輩。
実家の関係で主人公たちが暮らす寮の寮母をしており、皆をまとめる立場になる事が多い。
先代の映研部員に勧誘されて映研部に入部したらしく、年長者として主人公の映画作りに適格なアドバイスをくれる。
また監督業務が忙しい主人公の代わりに雑務をこなすことも。

共通の趣味である映画を切っ掛けとして仲を深めてゆく二人。映画の言葉を借りた告白にトキメク等、ならではの甘酸っぱいシーンもある。
後半のシナリオはナミと主人公の「進路」についてであり、オーソドックスなテーマでもあるので特筆すべき点がないのが残念な所。
その短さゆえか後半にHシーンが多くあり、また終盤の展開の急さ(解決方法)も相まってご都合主義な展開に感じてしまう人も多いはず。


[ 主人公 ] タクト
映研に所属する映画が大好きな学園の2年生。
映画監督になることを夢みており、映研部で映画を作ってはコンクールに出している。
どこか抜けているところがあり、完璧に準備していたつもりでも寸前になると何かしらのミスがみつかってしまう。


【推奨攻略順 : アイリ→ナミ→ヒカリ→ソラ 】
攻略に際してロックなどはないのだが、最低限ソラは最後に回したほうが良いだろう。
それ以外の√に関しては基本的に攻略を自由にしてよい。


CG : 【 S 】
細い線に淡い塗り。
所々に拙い部分は見られるものの、全体的に質は安定している。
枚数に関しても一般的数量と言えるだろう。
SD絵も数枚存在している。


音楽 : 【 S++ 】
BGM12曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成
数が少ないBGMに関しては最低限の各シーンを用意した物ではありそうだが、どれも強い旋律で作られており印象には残りやすい。
何より評価したいのはOPとED。
単体としての評価はもちろん、シナリオと重ねた時の破壊力の高さは随一であり、この作品の価値を数倍にまで高めた理由の一つである。
この作品あってのこの楽曲であり、この楽曲あってのこの作品と言っても過言ではない。


お勧め度 : 【 S+ 】
シナリオは全般的に完成度が低い。
その為、楽曲としてのEDの「空恋」やOPの「sign」に価値を感じた人にこそやるのをお勧めしたい。
シナリオプレイ後、この楽曲を聞いたときの印象が大きく変わることと、さらに好きになれることだけは約束する。


総合評価 : 【 S 】
作品自体の完成度は低いので評価はしにくい…しかし、物語としてのの主張はしっかりとあり、楽曲と合わせての評価はしたい。


(ぶっちゃけコーナー)
ネタバレ無しでこの作品の良さを伝えろっていうのは難しいわ。

取りあえずこの作品をプレイすることにしたのなら、OPとEDの歌詞は読むな!
そしてプレイ後にじっくり読んでくれ…その時涙腺が崩壊するはず!

…という事だろうか、あとはソラ√を最後にプレイする事かな…。
他の√の攻略は本当にしんどいけどね。
それならソラ√をロックしておいてくれ、という注文もありそうだが…w

とりあえず、手放しでほめられないシナリオだよ。
本当にヤマナシオチナシみたいなところもあるし、正直ソラ√もそこは変わらない。
内容も予想できるし…それが楽曲を含めたときにやっと逆転するんだよね…。
だから全体の評価はどうしても高くできないんだけど、それでもこの作品が伝えたかった主張性みたいなものはバシバシ感じるんですよね。

そういうものがない作品と比べると、シナリオゲーとしてはほかの作品より頭一つ飛び抜けている部分もあって…本当に評価の別れる作品だと思う。
だからこそ埋もれている名作になったのかもしれないけれど。

何度も繰り返しになるけれど、楽曲との親和性がすごく高い作品。
楽曲自体のレベルがすごく高いから、この作品の評価が高い…って、そんな曲におんぶして貰っているわけじゃなくて、しっかりとこの作品にも主張性がある上で、それを満たした楽曲なったからあの内容なんだろうな。
素直にそう思える作品になっている。
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