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恋はそっと咲く花のように
2018-11-29 Thu 00:00
<作品名>     恋はそっと咲く花のように
<製作会社名>   ensemble



恋はそっと咲く花のように
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
今回は普通の学園が舞台となっており、強いて言うならば、主人公の実家が洋食屋を営んでいる…というのが少し特殊な点だろうか。

テーマとなっているのは『そばにある恋』そして『結婚のその先』というものになっており、特に後者に関しては、各個別√では付き合った後のシーンが描かれている。
しかしながら総じてエピローグの範囲を超えるものは少なく、結果的に駆け足になってしまっている部分が大半となっている。
そして恋愛描写においても、特筆して濃密に描かれているわけでもなく、良くも悪くも基本に忠実。
時折センスのある文章はあるものの、いまだに表現の甘い所や展開自体が弱い部分、√によっては作品のテーマから外れているものも見られ、結果として何を伝えたいかよくわからないものになっているものもあった。
何処をテコ入れするかによって変更するべき点は変わってくるが、総じてブラッシュアップが必要になることは否めない。


共通√【 S 】  2-3h
前半は各キャラとの出会いや主人公の境遇などが描かれており、後半は個別√へのつながりとなる短いイベントを経て各キャラとの進展が描かれている。
割と説明的な要素が強いため印象は薄く評価するのは難しいが、登場キャラが多くそれぞれの把握に時間がかかる中ですぐに個別√に入ってしまうのが寂しい所。
せっかく多くの登場キャラクターがいるにもかかわらず、個別に入るとなかなか全員集合しないので、全員がそろうシーンがここ以外で全くなかったのも少し残念。


恋はそっと咲く花のように キャラクター:琴石 伊織
琴石 伊織√【 S 】  2-3h
学園に転校してきた3年生。
体の弱いお金持ちのお嬢様のような見た目だが、常に前向きで溌剌とした性格で、そこいるだけで周りを笑顔にする存在。『やりたいこと』が非常に多く、挑戦心も旺盛で一度決めたら譲らない頑固なところも見え隠れする。

個別√では特に告白シーンが印象的で、ストレートに想いを伝える様子は王道的ではあるけれども、伊織からの気持ちが伝わりやすく演出されている。
後半は共通でも見せていた伊織の抱えていた問題についてがメインとなっており、少しだけ暗い展開にはなるものの、最終的にはensembleらしい優しい世界を感じられる話になっている。


恋はそっと咲く花のように キャラクター:早見 美里
早見 美里√【 S 】  2-3h
主人公と同じクラスで幼馴染。
いつも優しく朗らかで、誰からも頼りにされるため友達も多いが、とくにさなえと仲が良い。実家は近所のフレンチレストランであり、主人公の家の事情を知っているため時折お店に手伝いに来てくれることもある。

個別√では幼馴染という立場を活かして、いつも傍にいるから分からず、失ってはじめて気が付く気持ちを演出している。
後半は主人公の『料理』に対しての想いがテーマとなったシナリオで、一つずつ障害を乗り越えてゆく様子が描かれ、他の作品と比べて比較的に作品のテーマである「そばにある『好き』」と「結婚のその先」というものを描いた√となっている。

恋はそっと咲く花のように キャラクター:宮音 沙希
宮音 沙希√【 S 】  2-3h
学園の2年生。
若手の女優として芸能界で人気上昇中であり、学校に来る暇がないほど忙しい日々を過ごしている。演じている役もあってかおとなしそうに見えるが、実際は気さくで年上の主人公ともハキハキと会話する。

学校内での接点があまりない沙希だったが、個別√では栄養バランスが乱れ体調が悪くなった沙希のために休憩所として自宅を提供したり、お弁当を作っていくことで二人の距離がだんだんと近づいてゆく。
他の√に比べると接する時間は限られるが、合えない時間が想いを深めてゆくように、お互いの視点を交互に挿入しつつ、二人の仲が進展してゆく様子がじっくりと描かれている。
後半は彼女の女優という仕事が話題になっているが、作品の性質上あまり悪い展開が描かれておらず、ここから終盤まではさっくりと描かれている印象だった。


恋はそっと咲く花のように キャラクター:来未 さなえ
来未 さなえ√【 S 】  2-3h
学園の3年生で、主人公のクラスの委員長。
前に出るのは苦手だが、おとなしくで気配り上手、何事にも一生懸命な所が魅力。
共通ルート中盤からは彼女の姪に当たる赤ちゃん『みなも』を一人で世話することになり、学園も休みがちになってしまった。

個別√では初めての育児に奮闘しているさなえを助けるために同居を始めることになる。
その為、舞台を学園から家に移して物語は進展し、疑似子育てを行うなかで相手の知らない一面に恋心を抱くシーンなどが特徴的。
中盤から後半はより『家族』というテーマについて迫った内容となっており、ツッコミどころや無理やりな雰囲気はあるものの、しっかりと泣きシーンも存在している。
彼女の真っすぐにやり遂げる力強さを良く感じることができるお話。


恋はそっと咲く花のように キャラクター:西園寺 蓉子
西園寺 蓉子√【 S 】  2-3h
町で主人公に声をかけてきた謎多き女性。
要領が良く美人でありながら礼儀や立ち居振る舞いもしっかりとしている。しかし、好奇心旺盛でイタズラ好きな面が強く、主人公はいつも振り回されている。

何か秘密を抱えている蓉子について気にし始めることから個別√が始まる。
前半は主人公と蓉子がお互いに惹かれあうまでのシーンとなっており、特にいつも冷静な怜のかっこいいシーンが見どころ。
後半は彼女の家族について。
全体的に展開も早めでさっぱりとした雰囲気ではあるものの、大切なものを失う恐怖テーマとした話は少しだけ心に突き刺さる。
飄々とした蓉子の弱く幼い部分が見れたりと少し印象も変わる。


恋はそっと咲く花のように キャラクター:藤堂 なずな
藤堂 なずな√【 S 】  1h
主人公の従妹であり、聖蘭女学園の1年生。
兄に会――見識を広めるために、東京の姉妹校へ交換留学生としてやってきた。
実家は京都にあり時折その口調が漏れる。

追加パッチを当てることで個別シナリオが出現する。
学園が違うため接点があまりなかったが、なずなの所属する女学園と主人公の学園とで合同のチャリティーイベントを切っ掛けとして接近する二人の様子が描かれている。
シナリオ量に限りがあったためか展開として全体的に急ぎぎみではあるものの、なずなの良さである妹ポジションからの素直な好意というのを前面に出している√となっている。


[ 主人公 ]皇木 怜
幼い頃に父親を亡くしており、そこからは母親と二人三脚で洋食店『トラットリア フェリーチェ』を支えている。
その経験もあってか、落ち着いた雰囲気で同年代よりも大人びている。
店の厨房に立って腕を振るっているため料理はもちろん、その他の家事スキルも高い。
困った人がいると見捨てられない世話焼きな一面もあるが、本人は気にしていない。


【推奨攻略順 : 蓉子→さなえ→沙希→美里→伊織(→なずな) 】
攻略順に特に指定はないため、好きなキャラクターからの攻略が望ましい。


CG : 【 S 】
細い線にテカリのある塗り。
立ち絵とイベントCGに差がなかったりと全体的に安定した品質ではあるものの、ところどころに違和感を感じるようなものもあり、完璧とはいいがたい。
枚数に関してはキャラ数の関係も考えると一般的だろう。


音楽 : 【 S 】
BGM18曲、Vo曲2曲という構成。
BGMどの曲も『花』をイメージしており全体的に華やかなものが目立つ。しかしながら、印象には少しだけ残りにくい。
Vo曲はどちらもDucaさんを使用しており安定で、特にEDに関しては作品にあわせてか『結婚』を意識したしっとりとした曲になっている。


お勧め度 : 【 S 】
女装物ではないensemble作品。
特にお勧めすべき点もなければ、特段貶すべき点もない。


総合評価 : 【 S 】
全体的に安定はしているものの普遍的なシナリオであり評価はもう少し低い。


(ぶっちゃけコーナー)
ensembleといえば女装物――という印象がつよいが、時折こういう学園物も作る。
だけれど、結局中身がなかったりするのが多い印象だな。
お金持ち学校が舞台…みたいなのがあるくらいかなぁ。
マイナス点については上記まででだいぶ語った後なので、せめてここで補足すべき点を挙げておく。

一つは伊織√の告白シーン。
全体的に基本に忠実と述べたが、基本がダメなわけではない…良く言われるが基本は王道とも言い換えることができる。
誰しもが好きだからこそ何度も描かれ、そして何度も人を魅了する。しっかりとした演出さえすれば、そういったシーンになりえる場面も多く、特にこのシーンに関してはそれが顕著だった。

もう一つはさなえ√。
これはもう完全に自分の好みの話になってくるが、動物や子供を使った話はどう考えても泣ける。この√はそれが作品のキーということもあってか、わりとグッとくるシーンも多かったように思う。
それでも泣けなかったのは、やはりそれまでの書き込みだったり、そのシーンに足るまでの展開の流れだったり、その場の雰囲気だったりするのだろうな。
結局そういう意味ではつめが甘いのかも。
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