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恋するココロと魔法のコトバの
2018-10-11 Thu 00:00
<作品名>     恋するココロと魔法のコトバ
<製作会社名>   Hearts


恋するココロと魔法のコトバ
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
学園において謎だった『庭園部』。そこに踏み入れた主人公が高位精霊であるハルと出会うことから物語が始まってゆく。

今まで知らなかった『魔法』や『精霊』といった物に対して、戸惑いを覚えながらも前向きに挑戦してゆく主人公の姿はプレイヤーとしても自然かつ好意的にとらえられる。

日常シーンにおいては、学園物の中でも特に『庭園部』という秘密の部活動を中心に描かれており、一般的なシナリオの中に『魔法』というイレギュラーな要素がしっかりと入った内容となっている。
世界観としても基本的に悪人が存在していないのも特徴的でどのシーンにおいても癒し成分の強い萌えシーンを中心に組み立てられており、特に各キャラクターの魅力を伝えるという意味でも非常に安定してHeartsの世界観を作りこんでいたように思う。

また作品に使用されていた『魔法』関連において、各ルートで登場するヒロイン以外のキャラクターの設定も非常によく作られており、シナリオとしての完成度の高さもうかがえる。


共通√【 S 】  3-4h
春ハルと主人公の出会いから、園芸部入部、文化祭までが描かれている。
『魔法』や『精霊』といった特殊な要素が入っているものの、基本的には日常シーンはゆるふわな萌えゲーとして描かれている。

特に前半に関してはキャラ紹介もかねて、各ヒロインをメインとしたイベントが描かれており、ヒロインの魅力はもちろん、新入りの主人公への授業という形で自然に世界観を解説してくれているため、感情移入も行いやすい。
重要なイベントシーンにおいても盛り上がりこそないものの、雰囲気を重視したハッピーエンドのシナリオが描かれている。


恋するココロと魔法のコトバ Hearts 5th Project
春 ハル√【 S 】  2-3h
主人公が偶然償還してしまった天真爛漫な高位精霊の女の子。
非常に感性が豊かで何事にも感動して涙を流すことも多い、同時に何事にも興味を抱き、物事を吸収する速度も非常に高い。

学園にも馴染み、いつも笑顔の庭園部マスコットとして定着したハル。
個別√においてもその自由なふるまいは変わることなく、いつもストレートに好意を示してくれており、そんなハルが主人公と共に過ごす日々のなかで恋を知ってゆく様子を甘い日常と共に描いている。
後半では精霊である彼女についてがテーマとなったシナリオになっており、ある程度王道の流れではあるものの種族を超えた人と精霊の恋物語としてしっかりとまとめられている。


恋するココロと魔法のコトバ Hearts 5th Project (1)
一片 風祢√【 S 】  2-3h
主人公のクラスメイトであり、庭園部の部長を務めている。
真面目で努力家の優等生で魔女の最高峰である『グランウィッチ』に憧れて日夜努力を欠かさない。祖母が学園長を務めているが特別視されないよう秘密にしている。

グランウィッチを目指して日々努力を続ける風祢、個別√ではそんな彼女と共に『グランウィッチへの試練』に挑戦し、様々な障害を乗り越えてゆく様子が描かれている他、グランウィッチという存在やセシリアについての意外な設定なども明かされる√となっている。
恋愛描写に関しては、何事も優等生な風祢が攻められると初心な一面を見せてくれたりと、共通ルートでは見られない反応が多くみられるのも特徴だろう。


恋するココロと魔法のコトバ Hearts 5th Project (2)
二葉 好奏√【 S 】  2-3h
お菓子作りが大好きな庭園部所属の学園の1年生。
主人公と同じく、最近魔女になった新米で魔法についてはまだまだ修行中。
実は資産家のお嬢様なのだが、本人は控え目で優しい性格をしており、手作りのお菓子や部室のティーセットでお茶をふるまう事が大好き。

過去のトラウマから人前でフルートを弾けなくなった好奏のため、共に秘密の特訓を行うことにした主人公。
いつも一生懸命な後輩キャラである好奏と共に過ごし二人の距離を徐々に縮め、言葉を介さずとも音楽で心を通じ合わせてゆく様子がしっかりと描写されている。
様々な問題を乗り越えてすれ違ってしまった親子のため努力する二人とそれを支える周りの人々。音楽と魔法を絡めたほんのり心温まるストーリーとなっている。


恋するココロと魔法のコトバ Hearts 5th Project (3)
星詠 ましろ√【 S 】  2-3h
精霊猫『バステト』を連れた庭園部所属の学園の1年生。
ぼーっとしていることが多く、一見すると無表情で少し毒舌な症状だが、意外と感情豊か。
精霊魔法の技術も高く、特に水晶を使った占いは学園の中でも評判。

個別√ではましろの祖母である輝代の残したものを辿ることになる。
精霊と人の調和を重視した偉大な魔女である輝代の思い出をなぞり、様々な人と触れ合うことで死別した祖母への想いを新にする。
精霊魔法の得意なましろといられる√だからこそ、精霊との穏やかな日常と残された暖かな想いに触れられる√となっている。


[ 主人公 ] 春時 育実
庭園部にある魔方陣を踏んでしまい『春ハル』を召還してしまった少年。
カフェ『ヴィヴィット』のオーナーの子供でありその隣に住んでいるが、多忙な親の代わりにアウシュリーに世話されている。
頑張り屋で人の心に寄り添える心優しき少年。


【推奨攻略順 : ましろ→好奏→風祢→ハル 】
特にロックもないため好きなキャラからの攻略でよい。


CG : 【 S 】
線が細く淡い塗りの絵で全体的に柔らかな印象を受ける。
質・枚数に関しても十二分なレベルと言え、春という舞台を活かした美麗なCGが多いのが印象的。また、かわいいSD絵も多数存在している。


音楽 : 【 S+ 】
BGM34曲(inst含)、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
全体的に暖かく柔らかいBGMがそろっている中で特に作品タイトルにもなっている「恋するココロと魔法の言葉」はその1音1音から作品が連想され、心暖まる1曲となっている。
Vo曲としてはやはりOPの「桜色リフレイン~Spring has come~」をイチオシ。
その他にシチュエーションにあったBGMが用意されていたところも評価。
ゲーム内の音楽鑑賞画面には作曲者のコメントが載せられており、個人的にこうした物は非常に大好きなので、その点も特筆しておきたい。


お勧め度 : 【 S+ 】
萌えゲーという点から、高評価をしにくい作品ではあるものの、同ジャンル作品の中では質の良いものに分類されるものではあり、人によっては感動するシーンもあるだろう。
シナリオについてあまり深く考えない方や、ハッピーエンドが好きな方、新作のなかで春を感じたいという方にお勧めしたい1品。


総合評価 : 【 S 】
萌えゲーということで評価は抑え気味だが、質自体は高い作品。


(ぶっちゃけコーナー)
ありきたりな表現ではあるものの、心暖かくなる作品といえる。
各ルートでしっかりと話の内容が分かれており、各人がそれぞれ『魔法』を活かした内容になっているあたりがすごくいい。
萌えゲーなのでシナリオに過度な期待を持ちだすべき作品ではないのだが、そんな中でも非常によく寝られたストーリーであることが伝わっている。
あくまで萌え、キャラクターの魅力を伝えることが最大目的の作品であるため、イベントシーンで大きな感動が起こるような作品ではない。
もしかしたら記憶には残りにくいのかもしれないけれど、作品の雰囲気が暖かくてプレイ後の読了感もすっきりとした、春風を感じるような作品にまとめられている。
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