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[レビュー]かりぐらし恋愛の感想
2018-06-14 Thu 00:00
<作品名>     かりぐらし恋愛
<製作会社名>   ASa Project


かりぐらし恋愛

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
幼い頃に過ごした街で心機一転、一人暮らしを始める――はずだったのだが、新しく住む家がボロボロで、頼れる相手は幼馴染の女の子4人だけ…。
彼女たちの家で順に居候を繰り返す、暮らしの日々をテーマとした作品。

ASaPro作品らしい笑いの要素が大きい作品となっており、主人公やヒロインたちはもちろん、ネタのたくさん詰まったサブキャラクター達が繰り広げる笑える会話のキャッチボールはさすがというほかない。

シナリオは相も変わらずヤマがなく、読み込めるタイプのシナリオではないのだが、その分サクサクと読みやすく読後感もいい√が多いので不快感は少ない。


共通√【 S 】  2h
主人公と幼馴染たちとの再会のシーンから各人の家への居候を3週程度する部分がメインとなっている。
各キャラの紹介を兼ねたアピールを兼ねつつ、そういった世界観を十二分に見せてくれており、全キャラをふんだんに出しやすいため、笑いの幅は広く、非常に豊富。
特にメインヒロイン達ではなく、サブキャラクターたちが非常によく動いているイメージがある部分でもある。


桜木橋理兎|キャラクター|かりぐらし恋愛
桜木橋 理兎√【 S 】  2-3h
主人公と同学年の幼馴染で、再開するまでは主人公に男子だと勘違いされていた。
今作のツンデレ枠ではあるものの、幼馴染メンバーの中では絢花と並んで良識派。
上記の問題もあり最初こそ主人公を敵視していたが、時間経過後は最もデレが高いキャラクター。両親は海外におり、一人で暮らしている。

他のヒロインとは大きく違い、ギャグではなく理兎とのイチャラブな生活を前面に押し出した√となっている。共通ルートから片鱗は十二分に見えていたが、彼女の手繋ぎ癖はギャグゲーにあるまじき萌え要素であり、最大の魅力ともいえる。
笑いこそ少ない√ではあるものの、萌えゲーの√として通用する内容になっている。


荒波杏|キャラクター|かりぐらし恋愛
荒波 杏√【 S 】  2-3h
主人公の1年先輩の幼馴染。
外面はほぼ完ぺきと言っていいお姉さんではあるものの、家の中では驚くほど怠け者で、家事を一切しないため部屋も汚い、料理もできない。
それでも主人公を手玉に取ることができるあたりはやっぱりお姉さんキャラ。

えっちでだらしないお姉さんをマッハで走り抜けていく杏は合う前も付き合ってからも一切変化なく、正直な所主人公への同情を禁じ得ない物となっている。
少し印象的だったのは、杏以外のキャラクターが豊富に出てくることであり、好意を隠すことをやめて、あきらめない理兎などはヒロインとは別に可愛い。


新妻ひより|キャラクター|かりぐらし恋愛
新妻 ひより√【 S 】  2-3h
主人公と同学年の幼馴染。
今作の変顔キャラであり、その顔はなぜか絢花に苦手とされている。
幼馴染の中でもバカキャラが定着しているものの、意外とまともな所もあり、そのあたりがぶっ飛んでいる彼女の母親と二人並ぶと影が薄くなるかわいそうな子でもある。
幼馴染の中では理兎と特に仲が良い。

付き合ってからは、居候先にひよりがついてくる為、ヒロインやサブキャラクター達との絡みが他の√よりも多く描かれている印象が強い。
特にボケとツッコミをどちらも効率よくこなせるひよりは誰とでもテンポのよい日常シーンを面白く展開させることができるので、この作品の強みともいえるだろう。
後半の締め方は…ともかく、ヒロイン√では最もまとまっているシナリオ。


世計絢花|キャラクター|かりぐらし恋愛
世計 絢花√【 S 】  2-3h
一学年年下の幼馴染。
成績優秀な上、料理上手で面倒見の良い完璧少女。
彼女自身は割とまともなのだが、彼女の家族が非常に色濃い面々ばかりなせいで友達は少ない。貴重なロリ枠に分類されてはいるものの、家の中では長女であり、長年兄を欲していた。そのためか、主人公の前では完璧な妹キャラクター性を見せてくれている。
あとむっつりである。

個別√は意外と一般的というべきだろうか。
彼女自身にかんしてはわりとグイグイ来るところを見せてくれるようになったものの、キャラの強い彼女の家族については共通ルートと変わらず、ギャグ要素を含んだ一般的な萌えゲーに近いテイストの√になっている。


世計 丸√【 S 】  0.5h
絢花の妹。姉に近づく男はすべて敵と認識し、あらゆる手段を駆使して排除している根っからのシスコン。
もちろん主人公の事も心の底から邪魔だと思っている。

個別√はわりとエロシーンの連続で、内容というべき内容はあまりない。
絢花とくっついた後の√ではあるものの、殺伐とした話にはならない。


臼島 奈々子√【 S 】  0.5h
主人公の通う学園の服生徒会長。
絢花の数少ない友達であり、なぜか主人公も懐かれついでに食料をよく奪われている。
サブヒロインということもあり、割と吹っ飛んだキャラ。

最後の方の選択肢により、強引な展開で始まる。
割とエロシーンが連続する以外はあまりストーリーはない。
彼女の存在も謎のまま。


[ 主人公 ]瀬戸田 拓真
幼少期の街に戻ってきて、一人暮らしを始めようとしていた青年。
ひょんなことから、幼馴染の家を転々とすることになったが、持ち前の対応力の高さで溶け込むことが多い。
ギャグはもちろんボケもツッコミもできる。
ヒロイン達にはモーションをかけられると普通になびいてしまう、エロにはオープンの年頃男子でもある。


【推奨攻略順 : 絢花→丸→杏→ひより→通常ED→奈々子→理兎 】
通常ED(奈々子√)へ向かって分岐していく形になっているが、基本的には好きな攻略順で構わない、上記は当方の攻略順。


CG : 【 S 】
線が細く淡い塗りの絵で、今までの作品以上に硬さや色味が抜けた印象。
変顔の立ち絵ももちろん存在している。その他イベントCGにおいて質や量は特筆すべき点は無し。
SD絵も数枚存在している。

音楽 : 【 S+ 】
BGM23曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
各キャラのテーマや日常シーン用の物がメインで、特にゆったりとしたBGMが多いのが印象的。感動系BGMとして「かりぐらし恋愛」というBGMも存在しており、こちらも良曲なのだがシナリオではエピローグを中心として使われたのみとなっている。
Vo曲はやはりASaproらしい、はなさんの歌う「ふわり恋愛模様」が明るく素敵な曲で、特に歌詞をよく聞くとその愛着は増すはず。


お勧め度 : 【 S+ 】
今までのAsaPro作品と比べるとどうしても笑いは弱くなっているものの、会話のテンポがいいため飽きにくく、シナリオを深く考えずに楽しめるギャグ&萌えゲーとしての完成度は高く、初心者を中心として楽しみやすい作品となっている。


総合評価 : 【 S 】
ギャグゲーとしても萌えゲーとしても通用する作品ではあるものの、作品の強みともいえる部分がはっきりとしなかったのも確かで、この評価となっている。


(ぶっちゃけコーナー)
AsaProといえばやっぱりギャグゲーの印象が強く、ヒロインをヒロインと思わないような変顔の立ち絵等は今作でももちろん存在している。
他にも会話を中心としてシナリオを展開させているため、テンポよくそれでいて面白い内容になっているので、作品自体に飽きるということはほとんどなくサクサクプレイできるものになっており、いつの間にか終えているという印象が強い。

ただ、この辺りに関してはプレイヤー側の変化があるのかもしれないが、やはり笑いの質は落ちているというべきだろう。
もちろん十二分に笑うシーンはあるし、笑いの種類についても下ネタはもちろんメタネタなんかもいろいろ出してはいるのだけれどハッチャケ度が前よりも弱くなっている印象もあり、どうしても今一歩を踏み出せていない印象が強く、ギャグゲーが少ない昨今、この辺りはどうにか持ち直してほしい所。

少し新しい印象を受けたのは理兎だろうか。
上記でも少し触れていたけれど、ただのツンデレ枠かと思いきや、萌え要素がすごく強いキャラクターで、いい意味で作品の中で浮いていたキャラクターともいえる。
(普通に他のキャラクター√でも可愛かったしな…)
個別キャラ√はどうしても笑いだけになってしまって、内容が薄くなりがちなのも前々からの問題点として挙がっている。
笑いが強いのはもちろん良いのだが、それ以外もほしくなってしまう…といのも個人的ではあるものの正直な気持ちである。
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