自作の壁紙や泣きゲーレビュー公開しているブログ。チャットルームや自作小説もあります そんな鍵っ子小説家のブログです。
☆★☆★ 毎日0時の定期更新中。現在は壁紙制作・泣きゲーレビューが主活動 ★☆★☆





 


[レビュー]彼女は天使で妹での感想
2018-05-03 Thu 00:00
<作品名>     彼女は天使で妹で
<製作会社名>   ALcot Honey Comb



彼女は天使で妹で
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
攻略キャラ4キャラ、各ルート2h程度の中規模作品。
タイトルにもあるとおり、天使や死神、そして神と言った存在が出てくる作品で、主人公自体も『神様候補』としての日々を過ごしている。
日常シーンではメタ発言を中心としたギャグな会話が印象的で、恋愛シーンにおいても基本的には準萌えゲーな雰囲気が漂う作品なのだが、各ルートの終盤では泣きシーンも演出されている。
しかしながら、どうしても展開が急な部分もあり、読者がついていけないことが多い。
各ルートのBADENDを超えてゆくことで、次の√へと進める仕組みになっており、最終√である十花はグランド√といっても過言ではない。
物語としてはしっかりと締められているため、泣きは出来ないにしろ、ただの萌えゲーだと一笑に付してしまうことも出来ない作品。


共通√【 S 】  2h
物語の設定や主人公の現在の状況、各ヒロイン達の説明ついでのちょっとしたイベントを経て、主人公が”覚醒”するまでを描いている部分。
ギャグシーンは多いもののどこか滑りがちで、伏線はいろいろと張られているものの


高橋未亜
高橋 未亜√【 S 】  2h
学園の二年生。
非常に美人で、構内でも人気上昇中の現役アイドルとしても有名。
その容姿を鼻にかけることもなく、人懐っこい性格をしている。
主人公より少し早くに天使候補生になったが、1年ほど前に主人公より先に「天使」として覚醒した。

物語は彼女が抱える『天使になった理由』と『優しい嘘』のお話。
彼女のアイドルとしての立場を利用した良いシナリオであり、シナリオ後半に関しては泣けそうなシーンもある、…のだがいかんせん深みがなく、また設定としてどうしても無理がある部分も感じられ、評価しがたい。


相羽一海
相羽 一海√【 S 】  2h
学園の3年生で生徒会長も務めている。
容姿端麗、文武両道、無口な性格も相まってクールビューティーと思われることが多いが、実際には真面目で、面倒見の良い一面もある。
そのスペックの高さから『神様候補』として期待されていたが、今は本人の意思で『死神』をやっている。

個別√では一海を選び、共に過ごすことで死神の仕事を間近で見ることになった主人公は、『死者を送る』という役目について学ぶことになる。
それらの要素を合わせ、新要素として登場する彼女の『家族』の話を中心とした物語となっている。
見所はやはり終盤で物語としては盛り上がるものの、どこか置いてけぼりになっているところがあるのも確か。


源恵理那
源 恵理那√【 S 】  2h
学園の2年生で主人公の幼馴染。
男勝りな性格をしており、痴漢に遭う主人公を助けることも多々。
日常シーンでは涼と共に
今作では唯一の全うな人間ヒロイン。

唯一の人間であり、幼馴染ヒロインでもあるため、一般的な流れになるのかと思いきや、3週目キャラと言うこともあり、内容は非常に物語の根本に近い物になっている。
クリアすることになるヒロインであるため、今までの流れから作品についての設定や一部キャラクターの設定等について大体の把握ができる頃であり、作品の内容に関してもそれらを踏襲するような物になっている。


仁科十花
仁科 十花√【 S 】  2h
人生に絶望していた主人公を拾った天使。
天使の中でも一番偉い天使長という役職についており、全ての天使と死神の統括を行っていたが、主人公に神様の素養を見出し、主人公の妹として現世に紛れ込み、学園の1年生として共に生活することとなった。

作品のグランド√と言ってもよい内容の√。
いつも前のめりに迫っていた十花が主人公への本当の愛を自覚してしおらしくなるあたりは一般的であるが、基本的には今までの内容を踏まえたシナリオとなっている。
盛り上がりシーンも終盤にあるのだが、それよりも意外な物語の締め方だろう。
賛否はありそうだが読後感としては意外に良く、切なくもやさしい物語に仕上がっている。


[ 主人公 ] 仁科 優希
学園の二年生。
人気俳優の父と女優の母のもとに生まれたため、容姿に恵まれているものの美少女寄りなため痴漢にあったりと、どちらかというと男性から好意を持たれがち。
本人は目立つのを嫌っており、お人よしで押されると流されてしまうタイプ。
心はとても純真で、とあるきっかけからその事を天使長の十花に見染められ「天使候補生」としての道を歩むことになった。


【推奨攻略順 : 未亜→海→恵理那→十花 】
未亜か海については好きな順番で攻略可能だが、恵理那と十花に関してはこの順番と決まってしまっている。

CG : 【 S 】
線が繊細で淡い塗りの絵。
時折パースの狂っているものも散見されているが、評価を著しく下げるほどの物はなく、総じて美麗と言っても良いレベル。
枚数に関しても一般的。


音楽 : 【 S+ 】
BGM30曲、Vo曲2曲(OP/ED)と言う構成。

全体的に悲しい曲や落ち着いた雰囲気のBGMが多いが、『黒翼の天使』や『全ての命に祝福を』など、優しい曲調のものも目立っている。
OPは天使たちの賛美歌をイメージしたようなコーラスの仕様になっており、作品の雰囲気に非常にあった良曲。
贅沢を言うならばグランドED用のVo曲もほしかったところ。


お勧め度 : 【 S 】
シナリオとしては一般的な恋愛物から少し外れたものとなっており、好きな人が偏る内容にはなっているものの、内容自体は非常にストレートなものが多く、ちょっと泣ける話が好きな人に手に取ってほしい作品。
良シナリオではあるのだが、強いて進める点が無い作品でもある。


総合評価 : 【 S 】
完成度自体は低くないのだが、シナリオにどことなくぎこちなさがあり、高評価とまではいかなかった。

(ぶっちゃけコーナー)
基本的にこの会社の作品は嫌いではないのだけれど、今回はちょっと世界観を偏らせ過ぎた感じがする。
現実の恋愛物を切実に描き出すにはいいテキストなんだけど、特殊な世界設定のもとではそのあたりが足を引っ張ってしまっている感じがする。
だからこそ、やはり痛かったのは各ルートでの自分勝手な盛り上がりだろう。
個人的に刺さらなかっただけなのかもしれないけれど、やっぱり泣きゲーとしては演出力不足と言うべきか、テキストの力が足りてないというべきなのか…
どちらにしろ万人向けのシナリオというわけではない。
しかしながらマイナスの部分だけではなく、作品の終盤である十花√での物語の締め方やシナリオ自体の着眼点などについては光るものもあり、物語としては良くも悪くも…というランクにとどまった。
関連記事
スポンサーサイト
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
<<[レビュー]グリザイア ファントムトリガー 第4巻の感想 | 青空の翼と過去の十字架 | [レビュー]景の海のアペイリア ~カサブランカの騎士~の感想>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 青空の翼と過去の十字架 |