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[レビュー]金色ラブリッチェの感想
2018-04-12 Thu 00:00
<作品名>     金色ラブリッチェ
<製作会社名>   SAGA PLANETS


金色ラブリッチェ
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
幼いころに出会っていた王女様と再会する――というどこかで見たような設定の今作。
『ゴールデンタイム』という『人生において光り輝く時間』というものをテーマとしたシナリオとなっている。
妃√など一部泣けるシーンもあるにはあるが、基本的には萌えゲー作品で難しい設定や重いシーンなどはあまり無く、長いシナリオもサクサクとプレイすることが出来る。

人手間加えた萌えゲー作品…と言う感想をこれでもかというほど打ち破ってくれたのが、作品の最後にプレイをすることになる理亜√。。
他の作品とは少しシナリオの雰囲気も違い、切なく悲しい話も多い内容となっており、特に√後半関しては涙を流していない時間が無いといってもよいほど。
名シーンも多く存在しており、作品自体の価値を一段と押し上げる物となっている。
シナリオロジックや仕組み・流れ自体に素晴らしいものがあるわけではないものの、ストレートに物語の内容で心を動かす、渾身の泣きシナリオを体験して久しぶりに『泣きゲー』作品に出会えたように思える。


共通√【 S 】  3h
シルヴィとの出会いから学園への転入、そしての環境になじむまでの日々を描いている。
キャラクターの性格や環境の説明、そして主人公の抱えている問題の一部が分かる内容となっており、分かりにくい設定等もないためボーイ・ミーツ・ガール物の作品導入部としては非常に一般的な内容になっている。


金色ラブリッチェキャラクター紹介
シルヴィア・ル・クルスクラウン・ソルティレージュ・シスア√【 S 】  3h
ソルティレージュ王国の第9王女で主人公を学園に転入させた張本人。
少し世間知らずなところもあるけれど、とても無邪気で元気いっぱいだが、天真爛漫で時折暴走しては周りを困らせることも多い。
食べ歩きが趣味で、主人公とは幼い頃に出会っている。

個別√においては、序盤は二人の気持ちがすれ違う様子をメインに、後半では主人公の過去に重点を置いた話になっている。
王女という立場もありあまり二人の時間がとれないが、それだけに二人きりに慣れたときの真っすぐな主人公への好意は表裏がない彼女だからこその魅力といえる。
リア√の伏線を一部明かす役割も果たしている。


金色ラブリッチェキャラクター紹介 (2)
エロイナ・ディ・カバリェロ・イスタ√【 S 】  3h
シルヴィの護衛を務める女騎士。
生真面目な性格で、お転婆なシルヴィにいつも振り回されては困らされているものの、その忠誠心は本物で、主従以上の絆がある。
主人公の事を警戒する一方で、シルヴィの客人として尊重しながら、主人が迷惑をかけた相手として心配してくれたりする面も。

個別シナリオのメインテーマとなっているのはエロイナとシルヴィアの出自に関わるお話となっているため、ほんの少しだけ重めの話ではあるのだが、二人で過ごすシーンでは作中でもっともまったりできるものになっており、イチャイチャして過ごすシーンが多く、ともに時間を過ごす中で絆が深まっていくのを感じることができる。
人生のやらなくてよい事を大切で黄金に輝かせるため、そんな暖かくて少しだけ切ないシナリオ。


金色ラブリッチェキャラクター紹介 (1)
妃 玲奈√【 S+ 】  3h
主人公のクラスメイト。
学園には珍しい庶民出身で言動もいわゆる「ギャル」と呼ばれるタイブだが、バランスをとるのが巧く空気も読めるため誰とでも仲良くなれる。
特にシルヴィアと特別仲が良い。

主人公の抱える過去の問題についてがテーマになっている玲奈の個別シナリオ。
ギャルっぽい玲奈の持つ母性が爆発する√となっており、主人公の抱える過去を優しく包み込むように受け止める。
主人公が抱える感情を吐露するシーンは思わず涙が浮かびそうになるほど。
中盤では驚きの展開の関係で、絢華とのHシーンも存在しており、彼女に対してのマイナスイメージも払拭されるシナリオとなっている。


金色ラブリッチェキャラクター紹介 (4)
栗生 茜√【 S 】  1-2h
学園の1年生で主人公と同じ女子寮に下宿している。
唯一の金髪ではないヒロイン。
いつも元気で、誰にも壁を作ることなく接することができる子で、主人公に対しても最初から興味津々で接しており、朝のラジオ体操に誘ってきていた。
本人はお嬢様ではなく、陸上での活躍が認められノーブル学園に所属している。

個別√では、彼女自身のケガからの復帰の話がメインとなっている。
どんな境遇に立たされても真っすぐ揺らぐことのない志を持ち、前向きに物事をとらえることができる茜の魅力がよくわかる内容となっている。


金色ラブリッチェキャラクター紹介 (3)
僧間 理亜√【 S++ 】  3h
主人公の隣の部屋に住む金髪の少女。
誰に対しても不愛想で、学園の屋上ではタバコを吸っていたりと素行不良が目立つが、主人公に対してはフランクに接してくれる数少ない人種。

全ルート攻略後、スタート画面の「GOLDEN TIME」を選択することで始まる。
シナリオの内容は、各ルートで一部の謎を残していた理亜の事を中心としており、中盤で特に印象的な告白シーンではぐっと来てしまう人も多いはず。
キャラクターとしては男性的でツン成分の多かった理亜、しかしながら告白後はリミッターが外れたようにデレるため印象が変わり、犬のように甘えてくるリアに魅力を感じる人も多くいるはず。。加えてシナリオでは切なくも感動的なシーンも多いと言うこともあり、とても完成度の高い√となっている。


[ 主人公 ] 市松 央路
とある事情により高校を辞め街をさまよっていたが、ある日シルヴィアを”勘違い”で助けたことで、お金持ちのための学園である『私立ノーブル学園』へと通うことになった。
あまり注目を浴びるのが好きではないが、学園や寮で問題が発生した際等は裏方として率先的に動く積極性を持っている。


【推奨攻略順 : 玲奈→茜→エロイナ→シルヴィ→理亜 】
茜ルートは1キャラ、、理亜ルートが全キャラ攻略後に開放される。
明かされる内容等を鑑みると基本的にはこの順番で良いはず。


CG : 【 S 】
線が細く、比較的濃い塗りの絵。
立ち絵に関しては総じて美麗でイベントCGに関しては時折バランスに危うさを感じるものはあるものもある。
SD絵も多数存在している。


音楽 : 【 S++ 】
BGM30曲、Vo曲3曲(OP1/ED2)という構成。
全体的にバランス良くそろえており、特に落ち着いた曲調のものが多く中でも「しあわせの坂道」「fortune」「GOLDEN TIME」の3曲に関しては単体でのインパクトこそないが、理亜√等のシナリオと合わさった時の破壊力が非常に高い。
Vo曲の「Golden Mission」は独特なアップテンポのOPで作品の最初で流れたときは少し驚くかもしれないが、何度も聞くことで馴染むタイプの曲。
ED曲「Shining! our life」はしっかりとしたバラード曲で特にサビが光る曲。


お勧め度 : 【 S++ 】
近年のサガプラ作品の中では強くお勧めしたい作品。
キャラクターはもちろんかわいいし、シナリオについても変な変化球が無く、萌えゲーとしても泣きゲーとしてもストレートな構成となっており、初心者から玄人まで幅広く楽しめる作品となっている。


総合評価 : 【 S++ 】
全体的な完成度の高さや理亜√の出来の良さからこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
サガプラの泣きゲーっていうと「ナツユメナギサ」を思い出すんだけど、あの作品以降はちょっと手を加えた萌えゲーって言う印象が強かったかな。
今回の作品は、主人公こそちょっと抱えている物がありそうだったけど、それ以外は「昔一緒に遊んだ王女様と再び再会して~」みたいな、どこかにありそうな設定で、テーマの「ゴールデンアワー」とかもいまいちパッとしないなぁ、なんて思ってた。
だけど、そんな感想もリア√のプレイで吹っ飛んだね。
いやまぁ、あれはある意味でズルイよね。
そりゃ泣くよね、ってシナリオだから嫌いな人はいるだろうし、こういう作品が無かったかと言われると、今までにも似たよな設定の作品はあったと思う。
だけど、すごく真っ直ぐなシナリオでもって、やさしいBGMと共に描かれる世界で、登場人物の一人一人が共に過ごす”時間”をとても大切にしていることが分かるんだよね。
そこは『光輝く瞬間』みたいなテーマともすごく合致したし、だからこそ後半のリアの台詞では良く泣いてしまうんだよなぁ・・・。
泣けるところは後半かなりあるんだけど、そういえば脇役も良かった。
特に玲奈√でしかスポットの当たりにくい絢香は割と泣かせにくるね…今までの積み重ねがあるからなおさらだわ。
後は最後までがんばった主人公とそれに声を掛けた玲奈とエロイナにも泣かされたし…金色の輝きと人の温かさを感じられる√だったわ。
こういう作品が作れるから、サガプラは侮れないんだよな。。。
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