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[レビュー]Making*Loversの感想
2018-02-22 Thu 00:00
<作品名>     Making*Lovers
<製作会社名>   SMEE


MakingLovers_20180121001739353.png
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】
『交際してから育む恋心』をコンセプトにしており、付き合うまでの描写がかなり短く殆どヒロイン達の事を知らない状態で付き合うところから始まることになる作品。
各√においてシナリオの進行具合(二人の関係の進展具合)によって『進展編』と『恋愛編』の二段階に分けられており、それぞれのシーンで自分でデートコースを選ぶシーンがあったりとアクセントを加えている部分も見受けられる。

タイトルにもなっているが『恋する気持ちを育ててゆく』を基本として、シナリオでは丁寧にお互いの気持ちが育ってゆく様子を描き出しており、物語を進めてゆく中でヒロインたちの魅力や悪い所、悩み、嫉妬...等などの一面を知ってゆくことになる。
基本的に主人公と攻略ヒロインでの一対一でのやり取りを中心にしており、それ以外は各ルートで共通のサブキャラクターが多少出てくる程度なので物語の発展性に限界が来て飽きが来るかとも思ったのだが、SMEEの持ち味でもある主人公のキャラクターがここで良く光っていた。
どのヒロインであってもうまく冗談を挟み、笑いにより日常シーンのテンポをつくっており、どのルートにおいても印象のまったく違うシナリオになっていた点については非常に高評価。
基本的にはキャラの魅力を主軸とした作品ではあるが、たくさん笑えて、少しだけ泣けるそんな作品だった。



共通√ 【 S 】  1h
各ヒロインと出会う(付き合う)までのプロローグ部分が中心となっており、妹として継続的に関係がある亜子以外は、その他のヒロイン次と全く出会わずに終了することもある。
基本的に各ヒロイン√で構成されている作品と思ってよいだろう。


小鳥遊亜子|Making Lovers SMEE 9th Project
小鳥遊 亜子√【 S 】  2-3h
主人公の義理の妹で、主人公と同じくノリがよく、日常会話では主人公や両親との会話でボケとツッコミをこなしている。
ちなみに本人は隠しているつもりだが重度のブラコンである。

全ての女の子との出会いフラグを折ることで亜子√に入ることができ、主人公への荒治療のため一夏限定で恋人関係となることになることで個別√にはいる。
二人が棲む実家と亜子のバイトするファーストフード店を中心として話が展開してゆくことになる。
コンセプトとしては『妹の恋』ということで、日常シーンでは妹だからこその阿吽の呼吸で特に笑いに関してはほかのルートよりも多かった印象が強い。
またイチャラブシーンにおいても、深く自分を理解してくれているからこそ安心して行動できる反面、家族という枷があるために積極的になれない二人など、細かいところまで描けていた。
他の√ではあまり明かされなかった主人公の過去や妹についての気持ちなどが明かされる終盤のシーンはこの作品随一の見どころと言える。


北大路可憐|Making Lovers SMEE 9th Project
北大路 可憐√【 S+ 】  2-3h
主人公の大学時代の同期。
プライドが高く責任感が強く真面目だが、それが災いして空回りすることもあり、焦ると過呼吸になってしまう一面もある。
性格上、リアクションが素直なので、いじるのが大好きな主人公との相性がもっともよいキャラクターで付き合う前から付き合った後までその関係は変わることない。

個別√では可憐の境遇を知ってしまい放っておけなくなった主人公が、無理やり同棲と交際を始めることから物語が始まる。
典型的なツンデレタイプの可憐は序盤こそケンカしたり遠慮したりと心の壁があるものの、徐々に主人公に対してデレる傾向が強くなり、嫉妬したり甘えたり、ケンカして、笑って、と多くの魅力的な一面を見せてくれる。
『対等な恋』をテーマに作られたシナリオは、フラワーショップで夢を追う可憐を傍で支え見守ってゆくものとなっており、終盤で「Girls' Carnival」が流れるシーンでは思わず涙するほどの完成度。
大切なパートナーと過ごす人生という物をこれほど魅力的に描いた作品はあまりなく、萌えゲーとしてだけではなく、もう一歩先に進んだ恋愛物語としての形がある。


鹿目レイナ|Making Lovers SMEE 9th Project
鹿目 レイナ√【 S 】  2-3h
今、若い子に人気のモデルの仕事をしている学生。
主人公が交通事故に遭ったことをきっかけに知り合い、その後母に紹介された管理人の仕事先である女子寮で再び出会うことで、一方的に好意(興味)を抱かれ無理あり付き合うことになる。

『主導権は彼女』のコンセプトにもあるように、レイナはいわゆる小悪魔的ヒロイン。
主人公を巻き込むように色々なところに連れまわしたり、さりげなくボディタッチしたりと、恋愛において攻めの姿勢が強く、主人公を困惑させるほど積極的に好意を示してくれるシーンが多い。
しかしながら、それらの行動に根差すのは主人公の一途なまでも純粋な思いであり、それがわかる序盤の雨の日のシーンなどは思わずグッと来てしまうほど。
ワガママで騒がしく、一緒にいると疲れてしまいそうなタイプのようにも思えるが、あくまで主人公のためにいろいろと画策していると考えると、その魅力も一入。
また、主人公をからかう無邪気な表情を見せる一方で、主人公に言い寄る女性を見て嫉妬したり、ふっと見せる優しい表情や思い悩む一面などなど、長い時間を一緒に過ごしているうちにわかってくる彼女の内面的な魅力を知る事ができる√となっている。


鳴瀬 咲 Making Lovers SMEE 9th Project
鳴瀬 咲√【 S 】  2-3h
ひょんなことから知り合いになった容姿端麗、成績優秀、いいとこ育ちの年上お姉さん。
天気予報士をしており、仕事をする上ではパリッとしている反面、プライベートでは少し天然の入ったふんわり癒し系の雰囲気も漂わせている。
性格からか恋愛に臆病になっておりこの年まで恋愛経験はゼロだった。

ある種の偶然で同じ職場で働くことになった二人、公私ともに時間を過ごしてゆく中で主人公との恋愛にのめりこんでゆく咲さんの可愛さがじっくりと見られる√。
特に咲はスペックこそすさまじいものの決して聖人君子というわけではなく、焦げすぎた焼肉が好きだったり、カチンと来ることがあったら素直に怒ったりと不器用な部分もみられる、人間味の溢れるキャラクター性が魅力。
『大人の恋愛』をコンセプトに作られた、ゆったりとして癒されるそんな包容力のある年上のお姉さんとの恋愛模様を描いたシナリオ。
終盤では若干謎だった、主人公と付き合った理由なんかも明かされたり。


月野ましろ| Making Lovers SMEE 9th Project
月野 ましろ√【 S 】  2-3h
レストラン『リヴァイアサン』でホールスタッフとして働く不思議な雰囲気の女の子。
独特の価値観から繰り広げられるのんびりとした会話が持ち味で趣味はゲーム。
後の展開では主人公の隣の部屋に住んでいることを知ることになる。

主人公とは『リヴァイアサン』で出会い、そこで主人公がバイトを始めると同時に『恋人証明書』なるものをましろから渡され、成り行きで交際がスタートする。
のんびりとした恋愛をコンセプトに作られたシナリオはテーマの通り、深く考えずお互いが惹かれる気持ちをそのままに表現しており、独特のテンポで繰り広げられる、どこか抜けた掛け合いとその中で見え隠れするましろの可愛い所が魅力。
シナリオの内容自体は割とカラッポなのだが、職場で、家で、デートで、同じ時間を過ごすことで仲が深まってゆき、クセや習慣、知らない顔を一つ一つ知って変わってゆくお互いの関係や雰囲気の再現度は高い。


[ 主人公 ] 小鳥遊 和馬
今作の主人公、名前を変更可能。
元々はWebデザイナーをしていたが、ブラックな会社だったためすぐに辞めて、現在はフリーターとして次の仕事を探している。
ノリがよく相手や場面によってボケとツッコミをコロコロ変えられるが、譲れないことに対してははっきりと主張をする一面もある。
エロにはある程度正直でシスコンな部分もある。


【推奨攻略順 : ましろ→咲→レイナ→可憐→亜子 】
攻略順に指定やロックは基本的に存在しない。
しかしながら、亜子ルートは最後に回した方代わりと綺麗に終わる気がする。

CG : 【 S 】
細い線に淡い塗りの絵。
一部CGでは少しバランスが崩れているように感じるものもあるが全体的に完成度は高く、CGの枚数も十分と言えるだろう。
各立ち絵には目パチ機能付き。


音楽 : 【 S++ 】
BGM25曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
多数あるBGMやEDは言うまでもなく素晴らしいが、今回この作品で特に評価したのはユウカさんの歌うOP曲の『Girls' Carnival』。
ポップで軽い曲調と共に女の子の日常を歌ったもので、思わずハミングしまうようなイントロのリズムや、心躍り出すような歌詞とともに歌い上げられるサビは魅力的の一言に尽きる。特に本編では聞くことのできないCメロからの流れも必聴。
これが本編で流れたシーンはいい意味で雰囲気をガラリと変えられ、思わず涙を流すシーンもあるほど。


お勧め度 : 【 S+ 】
SMEEの10周年作品ということで、すごく泣けるシナリオというわけでもないのだが、魅力的なヒロインたちとの交際シーンを丁寧に描写したこの作品は『恋愛物』としての追い求めていた一つの完成形と言ってしまっても過言ではないだろう。
じっくりと1キャラ1キャラを攻略したい人にこそお勧めしたい作品。


総合評価 : 【 S+ 】
少々盛り上がりに欠けるシナリオではあるものの、じっくりと描き出された様々な恋愛は完成度も高くこの評価となった。


(ぶっちゃけコーナー)
SMEEは本当に魅力的な主人公を書くのがうまいな。
すごい人ってわけでもなく聖人君子でもない、お調子物でエロに正直で、変なところに頑固でどちらかというと、どうしようもない人物なんだけれども、相手に対しての幸せをしっかりと考えてくれるんだよな。
等身大に近いからこそ、こういう恋愛作品に感情移入しやすくなるし、そういった下地があるからこそ、物語の中での出来事に一喜一憂できる。
そういった意味では魅力的なヒロインたちとのシーンを一つ一つ丁寧に描写していた点もうまく作用していた気がするなぁ。
あとはOPの『Girls' Carnival』が本当にいい曲なんだよなぁ…。
泣ける曲ってわけではないんだけど、シナリオ中で流れるとなんでかこみ上げるものがあったんだよね、可憐ルートとかはまさにそれだった。
SMEEのOPにハズレは無いって言ってもよいかもしれん。
ちょっと過剰評価かもしれないけれど、好きな会社の作品なので多めに見てもらおう。

あと機能的な面なんだけど、実はこのゲームセーブ・ロードボタンが存在しない。
右クリックからコンフィグ→セーブ/ロード画面に切り替えることが出来るんだけど、間違える間違える・・・オートセーブがあったからよかったものの、やはりこの変は使いにくかったかも。。。
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