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[レビュー]ワガママハイスペックOCの感想
2017-12-15 Fri 00:00
<作品名>     ワガママハイスペックOC
<製作会社名>   まどそふと


ワガママハイスペックOC
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】
前作「ワガママハイスペック」のヒロイン4人のアフターストーリーとなる4篇と真ヒロインとなった奏恋・千歳・縁の3人のシナリオが追加されたファンディスク。
スタート画面から各ルートを選ぶ仕様になっており、新ヒロインを含めて時期や状況などは完全に別で独立したものになっていて、例えば奏恋√では新キャラの彼女の妹たちに立ち絵が付いたりと新しい要素も多少存在。

前作という大きな前フリがあるおかげか、ヒロインたちだけではなくサブキャラクターも含めて自由に動き回っており、日常シーンやこまかい部分でのキャラ同士の掛け合いが非常に面白くなっており、前作よりもパワーアップしている部分として挙げられるだろう。

各ルートも1hちょっとと割と短めではあるのだが、だからこそ話がコンパクトにまとまっており、話もテンポよく展開していくので見ていて飽きることがない。
何より伝えたい内容がしっかりと伝わってくるのが良い所だろう。
テーマである「ワガママ」ということに対しても各ルートで様々なアプローチをしており、そのあたりもうまく表現できていたと思える部分である。


ワガママハイスペックOC キャラクター
鹿苑寺 かおるこ√ 【 S+ 】  1-2h
かおるこの両親に挨拶したはいいものの、純文学作家と勘違いされてしまい主人公はかおるこの頼みもあって、純文学作家の振りをすることになる…という話。
前半は舞台を田舎のレンタル古民家に移してのイチャラブストーリー。前作にもまして甘々なかおること主人公のやり取りは見ているだけで癒される。
後半はこの√のテーマと言える主人公とかおるこの作品「デレスク」について。
家族に対してワガママになり切れていなかったかおるこの心理描写やかおること千歳のやり取りはいろいろ知った今だからこそ涙が出る話となっており、アフター√として十分に質の良い√になっているといえる。


ワガママハイスペックOC キャラクター1
桜木・ルーフォレット・アーシェ√ 【 S 】  1-2h
アーシェが自分の夢のため、ウィーンに行って1年後のお話。
小旅行としてアーシェに会いに行ったウィーンでの小さな事件や主人公の卒業式がメインになっている。
ウィーンという慣れない土地に来た主人公を気遣っていることや、遠距離恋愛という特殊な関係性もあって、本編よりも優しく描かれているアーシェが特に魅力的。
サクサクとテンポよく色々な話が入っていることや、過去(本編)を振り返りつつ各サブヒロインを上手く登場させるなど、コンパクトにまとまった良い√となっている。


ワガママハイスペックOC キャラク2ター
鳴海 兎亜√ 【 S 】  1-2h
タイトルのワガママハイスペックを体現する兎亜。その性質はアフターになっても変わらず…というよりヒートアップしており、さらに兄への依存度が高まっているエピソードがいくつも詰まっている。
どちらかというと、兎亜に尽くす主人公を眺めるギャグ系のお話。
何事もローテンション・やさしさゼロ、やる気ゼロの兎亜が本当は兄の事が大好き…とわかるシーンは破壊力抜群。


ワガママハイスペックOC キャラクター (1)
宮瀬 未尋√ 【 S 】  1-2h
未尋のアフターストーリー。
付き合って3年経つ二人。一歩先の関係へ進むためになかなか行動を起こさない主人公に未尋が一計を案じる、というお話。
付き合って愛情を確かめ合った後、主人公だけではなく兎亜をも面倒を見る高い母性をもった未尋が繰り広げるワガママなイチャラブコメディ。


ワガママハイスペックOC キャラクター (2)
四月一日 奏恋√ 【 S 】  1-2h
主人公のクラスの委員長で演劇部の副部長で今作からのヒロイン昇格。
ギャルっぽい見た目のせいで軽く見られがちだが、実際は男性経験も乏しくまだ小さい二人の妹の面倒を見るために忙しくしていることも多い。

とあるきっかけで四月一日家によく顔を出すようになり、二人の距離も自然に…という学生同士らしい導入から始まる√。
本作では見られなかった奏恋のイタズラ好きな一面や家庭的な一面、恋をした後の一途な様子や会長へのヤキモチなどなど様々な一面を見せてくれている。
そのほか√後半では「ワガママ」というテーマにたいして、他の√とは違うアプローチをしていたのは見事というほかない。


ワガママハイスペックOC キャラクター (3)
鷹司 千歳√ 【 S+ 】  1-2h
主人公の連載するマンガの担当編集。
辛口なツッコミや厳しいコメントが多く、冷静で冷たい態度が特徴的で、FDから新規ヒロインに昇格することとなった。

主人公の処女作であるインターネット小説「紫苑の君へ」という作品の小説出版が端を発する物語。
主人公の過去の問題であった両親(主に母親)に関連した内容もあり、この作品では珍しく重めな話も少しはいった√となっている。
それだけに主人公が千歳へ送ったメッセージがわかるシーンなどの感動シーンはよく出来ており、思わず涙を流してしまうほどで、押せ押せで責める主人公とどうしても立場や年齢を考えてしまう千歳の攻防や、いつも敵になることが多い妹の名サポートシーンや、主人公の珍しい”ワガママ”等々短いながらも見ていて飽きない内容となっている


ワガママハイスペックOC キャラクター (4)
岩隈 縁√ 【 S 】  1-2h
FDである今作でヒロインに昇格した主人公のクラスの担任。
元ヤンだった過去が原因で若い頃に恋ができず、二十代後半の今は結構願望が異常に高い。

結婚相手を探すための街コンに惨敗し、酔って道を歩いていた縁に捕まった主人公がそのまま…という、どうしようもない流れで関係を持つところから話が始まる。
教師と生徒ということで生徒会メンバーに秘密で恋する二人のシーンや気は強いけど、押されると弱くて流されてしまう縁のかわいらしい一面等々、個別√では本編ではみせきれなかった縁の魅力を、楽しいキャラクター同士の掛け合いたっぷりのお話で、存分に見せてくれている√となっている。


【推奨攻略順 : 未尋→兎亜→アーシェ→縁→奏恋→千歳→かおるこ 】
攻略順に特に指定はないものの、千歳やかおるこなどは後ろに回しているのは内容も考慮したうえでの個人的な好み。


CG : 【 S 】
前作同様の高品質の絵。
量に関してもキャラが増えた分、どうしても一人一人の分量が減ってしまってはいるもののファンディスクということを考えれば十二分に評価できるだろう。
SD絵も各キャラ1枚は入れてくれていることを追記しておく。


音楽 : 【 S++ 】
BGMは26曲、Vo曲9(OP2,ED7)という構成。
「進む勇気をくれたのは」の速弾き等々、懐かしくもすばらしいものはあるがBGMに関しては目新しいものはないため、評価外。
やはり驚きは2つのOPと各キャラEDを用意したVo曲。
特にOPの「Hey Darling!」はテンポよく歌い上げられた良曲でその他も数が多くどれも等しく素晴らしいので他に特定の曲をここで挙げることはしないがとても良い。
各ED曲はすこしだけ各キャラクターを意識した内容になっている。


お勧め度 : 【 S+ 】
まどそふと制作の前作「ワガママハイスペック」のアフターや新ヒロイン3人の話を追加したファンディスク作品。
もちろん内容は前作を引き継いでいるのでプレイは必須ではあるものの、その上でさらに面白くなっていることを約束できる作品。
全体的に短めではあるが、完成度の高い作品なので、前作が好きだった方はぜひプレイしてほしい一品に仕上がっている。


総合評価 : 【 S+ 】
ファンディスクとして、シナリオも十二分に充実しておりその他の部分でも全体的な完成度が高くこの評価とした。


(ぶっちゃけコーナー)
前作ではアーシェ√と兎亜√で泣いたんだけど、今回はかおるこ√と千歳√で泣けてしまった。
とくに千歳√はわりと後付けなのかもしれないけど、ああいう設定を上手く入れてきていたのはニクイなぁ…。
全体的にそうなんだけど、今回は新規追加のヒロインもうまく魅力を出せていた印象が強くて、縁なんかはすごく声優との相性がいいのか、一つ一つのセリフの威力が高くてたまらなくかわいいんだよね。
奏恋√では新規で奏恋の妹二人も出てきてはいるけど、あんまり活躍どころがなかった友人二人の出番もあったりと、全体的にバランスがいいよね。
後は何より、笑いがすごく強くなってるわ。
細かい主人公のツッコミやネタ、キャラ同士の一つ一つの掛け合いが、ああもスルスルと出てきているあたりは感嘆するほかないよ。
だからこそ、普通の話でも面白く感じるんだろうなぁ。
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