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[レビュー]水葬銀貨のイストリアの感想
2017-06-01 Thu 00:00
<作品名>     水葬銀貨のイストリア
<製作会社名>   ウグイスカズラ



水葬銀貨のイストリア

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】

人々から涙が奪われた水の街「アメマドイ」が舞台の作品
ポーカー等のカードゲームが要素として強く入っており、全体的な雰囲気は基本的に重くハッピーな展開というのはほとんどない。
全体的に暗く平均的な物語で推移していくため、どちらかというと物語を読むのが得意な方にのみ楽しめるような作りともいえる。
シナリオ自体に関して、各個別において伏線を大量に敷き詰めており、しっかりとTRUE√で回収しているので前作と同じような雰囲気を味わうことができるかもしれない。

しっかりと作られている作品ではあるのだが、全体的に非常に粗い文章でほとんど見直されていないことが伝わる。
主人公の性格・言動がブレブレだったり、誤字脱字が多かったり。
セリフの当て間違えがあったりと製品としてはかぎりなく失格レベルの頻度。
そういう意味でシナリオの価値が著しく下がっているのは確か。


【 主人公 】茅ヶ崎 英士
実の父に夕桜、小夜と共に監禁された過去を持つが、性格としては暗めではあるもののいたって普通。
玖々里やゆるぎを助けた時のように時折衝動的な行動に出ることも。
カードゲーム全般に強く、特にポーカーを得意としている。。
丁寧語キャラではあるのだが場面によりブレブレ。
恋愛方面の行動では過去の出来事やしがらみのため積極的に行動することはない。
基本的には小夜の事を第一に考えて行動することが多い。

水葬銀貨のイストリア  CHARACTER
煤ヶ谷 小夜√ 【 S 】
今作のダブルメインヒロイン枠の√。
主人公と共に監禁された影響で、英士の事を実の兄のように慕っている少女。
父親を”CA”に殺されており、彼にのみ強い憎しみを抱いている。
夕桜を見捨てることで小夜・玖々里共通シナリオに入り、さらに玖々里を振る事で個別ルートに突入する。
小夜・玖々里共通シナリオでは、選択による事後処理と祈吏に絡まれるシーンがメインとなっている。
重要そうなキャラではあるが個別√自体は非常に短く、主人公の小夜に対する「秘密」をテーマとして描かれているが実際に明かすことはなくすんなりと終ってしまうためシナリオとして特に語ることはない。

水葬銀貨のイストリア  CHARACTER:汐入玖々里
汐入 玖々里√ 【 S 】
今作のダブルメインヒロイン枠の一人。
アメマドイの街で唯一涙が流せる「人魚」であり、その境遇から他のキャラに負けない不幸を背負って生きている。
とある手引きによって主人公と一緒に暮らすことになる。
主人公に対して素直に感情を表現することはないツンデレだが、英士を常に信じ続けるという一点に対してはほかのヒロインに負けない。
夕桜を見捨て小夜を振る事で個別ルートに突入可能。
シナリオは「人魚」であるということを活かしたものというわけではなく、今までの選択による玖々里の心情をメインで描いている。
そのほかで特に語れることはない。

水葬銀貨のイストリア  CHARACTER:茅ヶ崎夕桜
茅ヶ崎 夕桜√ 【 S 】
主人公の実妹、監禁事件の被害者の一人。
かの事件から少し頭のネジが飛んだ行動をすることが多いが、おおむね明るい性格。
兄の事を慕っているものの、だからこそ許せないところもあるらしい。
小夜、玖々里を見捨てることで、夕桜・ゆるぎ共通シナリオへと進むことができ、ゆるぎを振ることでことで個別ルートに入る。
夕桜・ゆるぎ共通シナリオでは主人公のゲームによる奪い合いがメインで描かれている。
個別ルートでは兄弟である事を絡めつつ、最大の障害として祈吏を絡めてきている。
しかしながら、思った以上に簡単に決着がついてしまう。
割と全体的に重めな√であり、シナリオ量もある。

水葬銀貨のイストリア  CHARACTER:小不動ゆるぎ
小不動 ゆるぎ√【 S 】
ヒーローを目指し、カードゲームで主人公に救われた後輩であり、数少ない夕桜の友達。
元気ではあるが、猪突猛進な部分もあり、それにより問題を起こしてしまうことも。
「花火部」の部員であり、ヒロインの中ではいちばん”幸せ”な境遇。
夕桜同様、小夜と玖々里を見捨て、夕桜を振ることで個別ルートに入る。
個別ルートでは彼女や主人公の事ではなく、花火部の部長である和奏と花火についてがメインとして描かれている。
ある意味一番健全な√であり、分量も他の√と比べると豊富。
しかしながら、ある意味一番本質からは遠い√。

TRUE√【 S+ 】
全ルートクリア後に出現する√。
今まで敷き詰められていた伏線をすべて回収し、さらに新しい謎とその答えを明かす√でもあるため、分量としてはほかの√に比べて一番多い。
伏線が改修されていく流れは怒涛ともいえるもので、今まで謎だった部分が空かされるのはある種の快感。だからこそ作品全体の評価にもつながる部分であったのだが、どうにもあと一押しが足りないというのが正直な印象。
シナリオの内容的にも感じ入ることがある人もいるとは思うが、大多数にとってはあまり共感できないかもしれず、評価としてはかなり分かれてしまうだろう。


【推奨攻略順 : ゆるぎ→夕桜→玖々里→小夜→TRUE 】
大別してゆるぎ・夕桜√、玖々里・小夜√に別れた後、各個別ルートへと分岐する。
各個別にそこまでのネタバレはないため好きな攻略順で構わないだろう。
全キャラクリア後にTRUEが出現する形となっている。

CG : 【 S 】
線が細く、淡い塗りの絵。
遠近感に乏しい絵やバランス・パースの崩れた絵が多くみられる。
一方で目を引かれるほどきれいなイベントCGもあり、一概に非難することもできない。

音楽 : 【 S 】
BGM23曲、Vo曲1曲(OP)という構成。
全体的に静かな曲調のものでそろえられている印象が強い。
前作では強い印象を受けるBGMがあった分、少し残念。
OPの「アズライトの棺」は静かでありながらも、サビではしっとりと歌い上げられた曲でいうまでもなく良曲なのだが、どちらかというとEDが存在しないことを残念に思う気持ちが強い。

お勧め度 : 【 S 】
非常に人を選ぶゲーム。
前作が好きだったからと言って安易に手を伸ばしていい類の作品でもない。
少なくとも初心者やストーリーを重視しない人にとってはあまり評価を得られない作品。
舞台が気に入り、重めのストーリーが好きな人にお勧めしたい作品。

総合評価 : 【 S 】
シナリオの内容はともかく、細部の表現や誤字・脱字の多さは目に余る。
そのほかの部分に関しても一般的であり、特に評価点もないことからこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
TRUEまでやって最終的に思ったことが、宗名さんがすごくいい人だってこと。
この作品の登場人物はすごく心情が複雑で、みんな何かを隠して生きているからこそ、凄く表現が難しいんだろうなぁ。
そういう部分があまりうまく描けていなかった印象。
ストーリーの流れやその展開のさせ方とかは綺麗だったのでなおの事そのあたりの心理描写の粗が目立っていたイメージ。
こういう作品は後半で化けてくるんだと思ってたんだけど、その期待がでかすぎたからなのか、どうしても感動することもできなかった。
評価としては厳しいような気がしたけれど、素直な感想としてはこんな感じなんだよな。
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