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[レビュー]枯れない世界と終わる花の感想
2017-01-28 Sat 00:00
<作品名>    枯れない世界と終わる花
<製作会社名>  SWEET&TEA

枯れない世界と終わる花

シナリオ構成
S
攻略キャラは4キャラ。
大筋のシナリオが一本あり、クリア後にエピローグとして各ルートに分岐する形。
エピローグの分量は30分程度とかなり短いため、全体的なボリュームも少ない。

【推奨攻略順 : コトセ→ユキ→ハル→レン 】
差は基本的にエピローグのみなので好きなキャラからの攻略で問題ない。

CG
S
全体的に美麗といっても差し支えない質の絵。
時折見入ってしまうような美しい絵も数点存在し、綺麗な世界観を十二分に表現したこの作品の見どころの一つともいえる。SD絵も8枚ほど存在。

音楽
S
BGM23曲、Vo曲2曲。
BGMでは静かなピアノの曲が印象的で目立ってはいるが、中にはほんわかとした明るい曲も同じくらい存在しており、多様性はある。
Vo曲はやはり印象的なイントロで始まるOPに注目だろうか。

お勧め度
S
綺麗な世界観で描かれる作品。
話の作り自体も良く泣きゲー寄りの作品ではあるのだが、いかんせん話が短くかつ単調でルート間での差もないため、各人へのお勧めを特にする事はない。

総合評価
S

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

いつもならば作中のあらすじや舞台を書くのだが、
その点で言えばこの作品はかなり特殊。
作中で語られる世界観は綺麗ではあるものの、説明はかなり曖昧。
ぶっちゃけ

どうやら他人を犠牲にする事で生きながらえる『天使』というものが周知されている世界であり、作品の主な舞台は小さな町であることがうかがえる。
主人公が行動の拠点とするのは、ヒロインの3姉妹が経営する喫茶店。
3姉妹はそれぞれ天使の役割を持っており、限界を迎えた住人を花に変え、世界に還元させることで世界を持続させているようだが、その役割自体のおかげで姉妹も生きながらえている・・・? しかしながら、その力を使えば使うほど天使の力に犯されて、いわゆる『死』にも近づいている。

作中ではこの力を「他人を犠牲にする」と表記しているが、上の要素を一つ一つ見て行くと、どうにもこのあたりの矛盾が激しい。
こういうところを見ると作者の「こうしたい!」という強烈な設定の強要が見て取れてしまい上手くない。

作品では、コトセ→ユキ→ハル(→レン)の順でヒロインを助けるのだが、各キャラを助ける際に選択肢が出現し、その選択によって個別ルートに入る事が決まる。
個別ルートに入る事が決まった場合、そのキャラクターの救済後に短い個別シーンが描かれ、その後は一般ルートと合流しすべてのエンディングが終わった後のエピローグとして、1h足らずのシナリオを見る事ができる。

物語の構造上、共通となるルートの話をしっかりと書ききらねば良い作品になりえないのだが、この作品はその共通部分に関しても少し手抜きを行っている。

各キャラの救済はたしかにお涙頂戴の設定を作ってはいるのだが、いかんせん登場キャラクターへの書き込みが足りない。
各ヒロインキャラに対してはもちろんなのだが、ルートに関連した重要なサブキャラクターも多く登場しており、それらのキャラクターを生かしきれていないのも、作品としての質を大きく下げる原因となっているだろう。
せめて個別ルートがない分、ここにシナリオの重点を置かなかったのは痛手。
分量的に無理という話であれば、各ヒロインのエピローグを削ってでも書くべきだった。
ポッと出のキャラが死んで、ヒロインが泣いて、主人公が助けて…というのを繰り返したところで、感動するわけがない。

また、シナリオとして主人公が助ける際に「どうにかこうにか」というのを使いすぎ。
たしかに、そういった作品が有るには有るが、それは「そうなるだろうな」という前提(努力)を書いているからこそ使える技である。
デウス・エクス・マキナはやはり批判されるべき演出だろう。

世界観や設定なんかは割と悪くないだけに、各キャラのスポットが当たるシーンをしっかりと書ききり、キャラクターエピソードを交えて、そのキャラの魅力はもちろん、プレイヤーの愛着をしっかりと定着させるべきだった。
BAD気味の各個別ルートを作る事で世界観の説明(天使の力を行使しなかったら・・・などのIF)を行う事もできただろうし、発展性はまだまだ有る作品だったはず。

それだけに、書き手によってつぶされて作品として少し悲しくも有る。

コンフィグに関しては問題ない。

【総括】
ミドルプライス作品として、という不名誉なセーフティーを使ってこの評価。
シナリオ以外は十二分に良作。

(ぶっちゃけコーナー)
今回は上でほとんどぶっちゃけてるからあんまりなかったり。
泣きゲーに見せかけてぜんぜんなけないしすぐ終わるし…。
ミドルプライスだから…という言い訳をしていいなら、この作品のシナリオを使うべきではないと言う話になるので、やっぱり書き手の問題なんだろうな。
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