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[レビュー]サクラノモリ†ドリーマーズの感想
2016-08-05 Fri 00:00
<作品名>    サクラノモリ†ドリーマーズ
<製作会社名>  MOONSTONE

サクラノモリ†ドリーマーズ

シナリオ構成
S
攻略キャラは4キャラ、暮羽√からの分岐でBAD√も1つ存在。
共通ルートが長く物語の大部分をしめており、対して個別ルートは暮羽√以外は1-2h程度と寂しいもの。

【推奨攻略順 : 初音→真幌→美冬→(BAD→)暮羽 】
攻略順に特にロック等はないものの、暮羽√のみ他と少し違う物になっているので、最後に回したほうが良いだろう。

CG
S
線が細く、塗りがぺったりとした少し独特の絵。
量も質も一般的ではあるのだが、ヒロイン以外のCGが多く用意されていたことは印象的。
作風からか今回は全体的に暗いCGが多く、中には流血等のCGが存在している。
直視できないよう加工はされているものの、苦手な人は多いかもしれないので注意。
SD絵もかなり少ないが数枚存在

音楽
S
BGM29曲、Vo曲3曲(OP/ED/挿入歌)という構成。
OPとEDは電気式華憐音楽集団のかなり癖のある曲だが、対しての挿入歌は涙腺を刺激する良曲。
作風もあってかBGMもどちらかというと悲しい曲や暗い曲が目立つものの、量が豊富なこともあって各ヒロインテーマ等の曲も充実している。

お勧め度
S+
怪物と戦ったりと少し普通の学園ものとは違う作品ではあるものの、その設定自体は割と面白く全体的に新鮮な気分でプレイはできる。
テキストや絵を含めてグロ描写があったりと、苦手な人は苦手かもしれない。
そのほかホラーテイストな部分も大いに含んだ作品なので、そういうのが好きな方にはプレイしやすいだろう。基本は本編が共通ルートと言われるような作品。

総合評価
S

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

隣に住む幼馴染のまどかに告白をしたその日に何者かに襲われ彼女が死ぬ、という物語の始まり方をする作品。そのため主人公はかなり闇堕ちした状況からスタートすることになるが、それでも様々な理由もあり完全に人間として終わることは最後までない。
ただ、象徴的な出来事として最初の戦いにて自傷行為をためらいなく行ったりと精神的に少し壊れていることはある。

作中にはボダッハと呼ばれる悪霊(死神)や夢の中での戦いなど作品固有の特殊な設定が出てくる。イベントCGも用意されていたため、戦闘シーンが多いかと思っていたのだがそういうわけでもなく、基本は読ませるシナリオで勝負している。

物語自体は11-13章程度であり、そのうちの10章が共通ルートにあたる。
その共通ルートの評価については全体のなかでも非常に高く、特殊な舞台設定の中でもきちんと展開をさせており、プレイしていて十二分に楽しめるものとなっている。
惜しむべくは作り慣れていないだろう雰囲気を醸し出してしまっていたところ。
それは戦闘シーンしかり、敵の最後を描くシーンしかり。
強くなっていく敵に対して、その処理の方法がだんだんと適当になっている雰囲気を強く感じることが多く、とくにラスボスともいえる相手との試合は頑張りこそ感じるものの、どうしても最初の勢いを思い出すと評価が苦しいものとなっている。
ともあれ、共通ルートに関しては評価が高い。

しかしながら、動きのあった共通ルートに対して各個別ルートは蛇足ともいえるほどのつまらないもになっているのが現状。
大きな敵を倒した反動ともいえるが、各ヒロインの問題が発生しているのは確かなのだが、どうしても「とりあえず」という感覚が抜けず、結果として下手な学園恋愛ものを見ている気分になってしまっている。できることなら今まで使っていた舞台設定をもっと効果的に使った話を追加するべきだっただろう。
暮羽√に関してはそのあたりがかなりマシだったが、どうしても共通ルートの続きというイメージが抜けず、個別ルート自体の話という意味では評価を変えられない。

コンフィグに関しては特に問題なくプレイできるが、できればシーンスキップがほしかったところ。

【総括】
設定自体は面白く、それでいてしっかりとかけている部分はかけている。
泣きシーンも一応ある作品ではあるのだが、それでも慣れない作品のためか不器用な展開も目立つ作品であり、良くも悪くも新鮮な作品であり、この評価が妥当。

(ぶっちゃけコーナー)
まぁ、夢に潜って戦うという設定はわかし面白かった。
特に最初の戦いはいろいろと楽しい部分が多かっただけに、後の展開のハードルが高くなってしまったかな。
まどかの扱いに関しては上手だったように思う、泣きゲーならもう少ししっかりと書きこむべきところもあっただろうけど、今回のメインはそれじゃないだろうしね。
ただ、主体をどこに置いてどこをもっと魅せたいのかは考えていかなきゃいけないのかも、ただのキワモノ作品になってしまわないためにも。
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