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[レビュー]まいてつの感想
2016-05-13 Fri 00:00
<作品名>    まいてつ
<製作会社名>  Lose

まいてつ

シナリオ構成
S+
メインヒロインは3人、サブヒロイン5人で√数は4。
共通ルートも比較的量があり、メインヒロイン√のボリュームもしっかりしている。
サブヒロイン√とグランド√は1h程度で終わる長さではあるものの、全部を含めるとその長さは平均を軽く超える。

【推奨攻略順 : 日々姫(→稀咲)→ポーレット(→れいな)→ハチロク(→真闇→凪&ふかみ)→グランド】
攻略順に指定はないが、グランドのみ全キャラクリア後。

CG
S
ある種いちばんの強みともいえる部分。
e-moteをよく使いこなし、立ち絵に限らずすべてのCGでぬるぬる動く。
イベントCGの枚数も、3人ということを度外視して十二分な量でこの分野の価値のみで買う人が出ているであろうこの会社の作品として、安心して楽しめるレベルの質と量。

音楽
S++
BGM62曲、Vo曲12曲(OP4/ED8)という構成
驚くべきはまずその量、BGMの62曲はアレンジやinstを含めた曲数とはいえ、その量は驚き以外の何物でもない。さらにはその質も良く、作品にあった落ち着いた曲調のものが多く、その中で一部は涙腺を少し刺激してくるような曲もあるなど、本当に多彩。
Vo曲に関しても同様で一部本編で流れないものもあるが、どれも良曲なのでぜひとも聞いておきたい。

お勧め度
S+
「田舎」「鉄道」「ロリ」この3ワードが今回の作品のおすすめポイント。
舞台である田舎の復興を電車…蒸気機関車を絡めて目指す作品で、雰囲気やシナリオを含めてしっかりと作りこまれており、広くお勧めしやすい作品になっている。
「ロリ」に関しては、この会社の作品に関しては言わずもがな。

総合評価
S+

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

舞台は九州熊本の田舎(ゲーム中では漢字が違います)、故郷ともいえるこの街に「エアクラ」の工場誘致運動が起こっていることを耳した主人公はその反対運動のために大学を休学し、久しぶりに酒屋をやっている右田本家へと戻ってきた。そして宛がわれた祖父の部屋でハチロクと名乗る「レイルロオド」と出会うことになって――。

まずこの作品の最初の魅力は「雰囲気」だろう。
豊富なBGMはもちろんe-moteを生かした立ち絵・イベントCGは容易に物語世界を作る。
のんびりとした田舎の雰囲気と登場する人々の人の良さは、特に物語の序盤にプレイヤーをいやしてくれることだろう。

シナリオの中に出てくる設定もかなり練られており、特に大量の鉄道関係の知識(とくに蒸気機関車関係)はある程度の学があっても、理解の範疇を超えるレベルのものが多く存在しているが、本当に大切な部分はたとえ話+CGでの説明もしてくれているうえ、完全に理解しなくても物語が理解できるようになっている。
それでもある種分かりにくいことがたくさん出てくるのだが、TIPSとして解説を音声付きでしてくれているのは高評価、願わくば図説などもあると理解がはかどるかもしれない。

もう一つ評価したいのは物語の中身。
一見すると飛び抜けたCGや音楽分野に目を引き付けられてしまうが、シナリオも負けておらず、今回メインとなっているヒロインの他に各サブヒロイン√にも各々に違う物語の展開を見せてくれており、√間の補正が取れているのはもちろんの事、差別化もしっかりできているために物語自体に飽きてしまうことはないだろう。
ただシナリオをメインで押してきている作品と比べるとどちらかというと「癒し」や「萌え」に重きを置いているのか物語全体としての流れは平坦なため面白味という意味ではかけるかもしれない。
それでもポーレット√など泣ける√も存在していたので、一概に悪いとも言えないのは確か。最後のまとめとして語られるグランド√に関しては少しうまくいきすぎではないかな、と思わないこともないが最後なのである種あれでよかったのかもしれない。

この前提の上であえて贅沢を言うのならば、もっと物語に起伏を付けてほしかった。
もちろんコンセプトは理解できていたのだが、今回は物語として泣ける伏線が多くあったがそれを生かせている部分が非常に少ない。
BGMも非常に質がいいものをそろえているので、あとはしっかりとしたシナリオと演出さえつけば号泣間違いなしの作品になるだろう。
シナリオメインで語ってしまう私なので、見当違いはなはだしくもあるが、そういう展望もあるという意味で感想に付け加える。

コンフィグに関しては問題を感じなかったが、セーブではなくブックマークというのは少し新鮮。

【総括】
全体的なレベルの高さはある、シナリオメインの人にとっては少し物足りないかもしれないが、そのほかの部分を求めている人にとっては名作だろう。

(ぶっちゃけコーナー)
今回、e-moteや音楽の素晴らしさに関してはほかの多くの方々が評価しているので、あえて俺から多くを語ることはしない。
それ以外の部分――キャラの性格からその心理描写、細かい日常のやり取りや、小さな出来事や気にも留めない設定、それらをしっかりと、ゆったりと描いているからこそできる世界観は、物語自体を限りなくリアルにそして理想的に実体化させ、プレイヤーへ語りかけていた。そうした作品を作れるというのは技術的な財産だと俺は思うわ。
あと、ヒロインたちの方言(熊本弁)は素敵だと思います。
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