自作の壁紙や泣きゲーレビュー公開しているブログ。チャットルームや自作小説もあります そんな鍵っ子小説家のブログです。
☆★☆★ 毎日0時の定期更新中。現在は壁紙制作・泣きゲーレビューが主活動 ★☆★☆





 


[レビュー]サクラノ詩の感想
2016-02-10 Wed 00:00
<作品名>    サクラノ詩
<製作会社名>  枕

サクラノ詩

シナリオ構成
S++
攻略可能なキャラは百合も含めて6キャラ。
各キャラの長さに差はあるもののボリュームはたっぷりで、全体をクリアするのには少々時間を必要とする。

【推奨攻略順 : 真琴→稟→優美&里奈(百合)→里奈→雫→藍→TRUE】
周回ごとにクリアできるキャラが増えるタイプ。
最初に2キャラが攻略できる自由度がある以外は殆ど直線といってもよい。

CG
S
どことなくラフ画のような印象を受ける線は細く、淡い塗り。
全体的に安定した美麗さで、枚数も多い。
SD絵もいくつか存在しており、自然と評価は高くなるだろう。

音楽
S++
この作品でシナリオと同等に評価できる部分。
攻略後に確認できるのはBGMだけで42曲。そのボリュームもさることながら質もケタ外れ。
「この櫻ノ詩の下」のようなピアノ曲が最も光っており、「君が立つ大地だ」「美しい音色で世界が鳴った」等の名曲ぞろい。なかでも「夢の歩みを見上げて」は作中で何度も涙を誘うBGM。さらにOPや各ルートのEDがあったりと、Vo曲も素晴らしいが、ここは特にBGMについて評価しておきたい。

お勧め度
S++
作品が美術・文学関連の話になっており、さらっと読むのは難しい作品のため、じっくりとシナリオを読み込む方にこそお勧めしたい作品。
シナリオ重視の作品では今年一番の出来といっても過言ではない。
泣ける作品でもあるのだが、本当にいろいろと考えさせられる作品である。

総合評価
S++

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

作品の舞台は、同社の過去作である「√aaa」と同世界、というよりその作品中にも一部が描かれています。
もともと会社のデビュー作として作ろうとしていた作品ですが、事情により数年温められていたそうな。

そんなこんなで、今回の主人公は俺様系。
父が有名な芸術家で、本人ももともと絵を描いていた過去があり「櫻の芸術家」等と呼ばれることも、現在は筆を追っているそうです。
そこに稟という昔の幼馴染が転校してくるところから作品は始まります。

最初に読んだ感覚は「どこかで見たことある…」というものでした。
理由に関しては上記でも示した通り同じ世界だったからなのですが、そういう助けもあって作品自体には割ときれいにはいれました。
ただ、出てくるキャラクターが主人公を含めて一癖も二癖もありそうなので、ちょっと慣れるまではかかるかもしれません。
また、大量に伏線がまかれているのでそういったこともある程度気にしつつの攻略になるかと思います。

全体的にかなり難しい話が多く、内容も絵画だけにとどまらず美術史・美術観や小説などなど対象としているのは一部ではありますがかなり豊富。
すべてを理解しきるのは少し大変ではあるものの、理解するとよりよく作品を楽しむことはできるかと思います。

前半攻略できるキャラクターから後半にかけて攻略できるキャラクター√において、すべて何らかのテーマがあるのが面白いところです。
それはとある絵画であったり、昔話であったり、短編であったり。
それらを完全にオマージュしているわけではないのですが、折に触れてそういった作品に触れて物語自体を展開させていくのは独特といっていいものでした。

そして周回を重ねるごとにはっきりしていく過去や主人公自身の事。
最終√にたどり着いたときに、あったのは「幸せとは何か?」という問いかけでした。
これ以上はネタバレになるのであまり深くは書きませんが、この作品はそういう意味では中途半端なところで終わっているのかもしれません。
続編として「サクラノ刻」というものが予定されているので、いくつかの未回収な伏線はそれらを使ってくる可能性もあるでしょう。

【総括】
シナリオは言うまでもなくしっかりと作られており、全体的な完成度もさすがというほかなく、十二分に名作と言える作品だろう。


(ぶっちゃけコーナー)
感想かけったって難しいよね。
ここが感激だった~とか、そういうのは言えるんだけど。
この作品の本質はそうじゃなくて…「幸せ」の意味というか、それを掴んでる時というか…割と革新的な部分については最後のほうで少し語られたけど…。
本当はいろいろ言いたいことがある、あのシーンの一瞬のキラメキだとか、あそこからの展開で燃えてくるところだとか、ただそうして言葉にすることすら躊躇われるほど圧倒的な質感と綺麗さで描かれた作品で、作品自体が完成された一つの絵画のようであった。
何を感じるかは本当に人それぞれだと思うけれど、人の人生観を変えるに相応しい作品の一つ。
関連記事
スポンサーサイト
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
<< [レビュー] 見上げてごらん、夜空の星を の感想 | 青空の翼と過去の十字架 | [レビュー]お嬢様はご機嫌ナナメの感想>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 青空の翼と過去の十字架 |