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[レビュー]ソーサリージョーカーズの感想
2015-10-01 Thu 00:00
<作品名>    ソーサリージョーカーズ
<製作会社名>  3rdEye

ソーサリージョーカーズ

シナリオ構成
S++
二人の主人公を主軸にした一本道の物語。
本編はもちろん、各キャラのエピローグを含めると全体的なボリュームは十分にある。

【推奨攻略順 : なし】
途中選択肢が出てくるが、読む順番が変わるだけなので大差ない。

CG
S
男性キャラを含めて、立ち絵からイベントCGまで全体的な質が高い。
枚数に関しても十分量。

音楽
S+
BGM34曲、Vo曲3曲(OP2/ED1)という構成。
Vo曲に関しては意外と落ち着いた極が多い印象。
BGMの多くはどちらかというと暗いイメージの戦闘用またはそれに類するシーンに使用するもの。他にもバリエーションが豊富はで「ひとつの真実」などの、異質でありつつ涙腺にくるBGMもいくつか存在している。

お勧め度
S++
3rdeyeのファンはもちろん、「厨二」「異能バトル」等を含む燃えゲー好きには安心してお勧めできる作品。
シナリオのある燃えゲーという意味では2015年で現状一番いい作品といえる。

総合評価
S++

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

今回の作品の舞台は魔法が急に使えるようになった近未来。
前作と同様に「陽斗」「センリ」、二人の主人公を主軸とした作品。

第一部は主人公やヒロインを含む各人物の視点から一連の物語を約1週間ほど期間で表現しており、ここで各キャラの関係性や舞台の説明にいたるまでの役割を担っている。
この後、2ndOPが流れ物語は1年後の世界へとつながって行く。

やはり面白いのは複数主人公というところ。
熱くやさしい正義の陽斗に対し冷静沈着で目的のためなら手段を選ばないセンリは同時に子供と大人という対比も加えられており、それぞれの戦闘スタイルや仲間への思いやり方、物語の展開のさせ方等、物語の終盤に至るまで旨く描かれていた。

とにかくこの作品で感じたのは、キャラクターの「言葉が強い」ということ。
言い方がきついということではなくて、キャラクターの中にしっかりとした中身ができているからこそ、そのキャラの発する言葉に重みができておりその一言一言が心に響く。
前作からそういった兆候はあったのだが、今回の作品ではその傾向がさらに強くなった。
ヒロインのあさひを筆頭にキラキラと輝く言葉は時に心を鼓舞し、時に心を癒す重要な役割を果たしており、この作品でもっとも特徴的な部分だったとも言える。

そしてこのゲームにとって何よりも大切な部分である戦闘シーン。
先ほど上げた言葉もそうだが、なによりも戦闘描写・演出の技術力向上が目覚しい。
手に汗握る展開、クセになる描写、声優の力の入った演技、ウィンドウに表示されるセリフ以外の効果音のように挿入するセリフなどもかなり高く評価したい。

こういった作品で割と問題になるのは終盤、戦いのインフレや物語の収め方などがかなりキーになってくるが、今回の作品は「収め方」に関しては割りと上手だったのではないかな、と思う。
少なくとも、道中が面白くそして最後のシーンまでプレイすれば気持ちよく終われる作品というのはやはり評価が高くなるのも必然だろう。

コンフィグに不足はない。

【総括】
燃えゲーとしてはもちろんシナリオに関しても目を見張る部分がある優秀な作品であり、この評価を迷いなくつけることができる。

(ぶっちゃけコーナー)
厨二っぽい燃えゲーは好きなんだけど、3rdeye作品はそれだけにとどまらないからなおすき。所々でシナリオがいい、と書いてあるが物語自体がいいかどうかと問われると好き嫌いが出そう。
ただ個人的に強くお勧めしたいのはその物語を十二分に光らせたテキストと演出。
上記までの部分で多くを語りつくしてはいるが、ヒロイン以外はもちろん敵も味方もも含めてキャラの魅力をしっかりと伝え切れている作品はあまりないので、そういった意味でも個人的に好き。
あと、最後にセンリが「おれはこれかな」とつぶやいてリノンを思い出した、そういう小ネタも嫌いじゃない。エピローグでも前作関連の話がちょっと出てるし、そういうのは結構好きだったりする。
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