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[レビュー]百花繚乱エリクシルの感想
2015-08-04 Tue 00:00
<作品名>    百花繚乱エリクシル
<製作会社名>  AXL

百花繚乱エリクシル

シナリオ構成
S+
攻略キャラは5キャラで他のAXL作品同様、共通ルートが割と長く個別ルートも2-3h程度の分量がある。

【推奨攻略順 : ノーマル→ジャスミン→バジル→アンドロメダ→カトレア→マーガレット】
攻略順にロックは指定はないため、好きな順番で攻略するのが望ましい。

CG
S
CGについては安定したAXLらしい線が硬い独特の絵。
枚数・質派どちらも通常通りの品質といえる。
今回は若干の流血CGもあるため、ほんの少しだけ注意。

音楽
S+
BGM29曲、Vo曲6曲(OP1/ED5)という構成。
Vo曲では各ルートに専用のEDソングがある豪勢な仕様で、どの曲も質に関しては高水準の良曲。
BGMは全体的に素朴な雰囲気のものが目立つが、中でも場面の要所要所で使われる「触れ合う心」は雰囲気をがらりと変えることのできるものだった。
後半の

お勧め度
S+
いつも通りのファンタジー世界を舞台とした作品。
ある意味一番AXLらしい元気のある作品で、基本的に勧善懲悪を貫く。
主人公にクセはあるものの、登場人物などを含めた世界観の優しさは相変わらずで、ストーリーもうまくまとまっている印象をうけた。

総合評価
S+

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

巡察使という職業に就く主人公の作品。
この世界の巡察視というのは現在で言う観察のような仕事で、いわば地方領主などの貴族が不正を行っていないか調べる職業で、この作品自体に深くかかわることになる。
巡察視になるにはいくつか条件があり、そのひとつが孤児か貴族(長兄以外)であること、となっている。
また、続けることにも条件がありそのうちの最大のキーとなっているのが「結婚をすることができない」というのものである。

いまだに賄賂がはびこる国の中で主人公は大真面目な巡察視として、帝都にて武術以外の部分で優秀な成績を収めていたが、とある大貴族の不正に手を出したため偏狭の地へと飛ばされることになる部分から作品は始まる。

この作品の魅力のひとつはやはり、主人公の地方改革。
これは共通ルートの基本的なコンテンツのひとつといえる。
飛ばされた地方の領地『ミルトス』では、信じられないほどお金についての扱いが甘く、主人公は何度か気を失ったほど。
しかしそんな状況の中、ヒロインである領主(代理)をはじめ領民一人ひとりの意識を改革していき、復興させていく過程はまさにサクセスストーリー。
艱難辛苦を乗り越えての成功は、使い古された王道といえども十二分に楽しめる。

個別ルートでは主に焦点は復興から主人公をミルトスにできるだけ長く滞在させるための物となっている。
その上で重要なのが主人公の「結婚できない」という巡察視の決まり。
そのあたりを焦点として主人公やヒロインは大きく悩むことになる。
残念ながらこのあたりの部分に関しては毎度の事ながら弱いといわざるを得ない。

登場するキャラが多くよく性格も作りこまれているため、共通ルートでは見事な働きをしてくれているのだが、それがなぜか個別ルートでは発揮されない。
さすがにどのルートでもそれを行うとシナリオ量が膨大になるため、できれば1キャラのTRUEのようなものを作ってほしいな、と思ってしまう。

コンフィグに関しては問題なし。

【総括】
AXLらしい明るく楽しい作品で良くも悪くも平均的ではあるため、もう少しを期待してのこの評価にしたが、おおむね作品のレベルが高いことは認めている。

(ぶっちゃけコーナー)
私はこの次の作品「レーシャル・マージ」をプレイした後にこの作品をプレイしたのだが、本当に対照的な作品。
前者が田舎から都会へ行き、その真心を持って皆を変えていく作品だった。
今回の作品は都会から田舎へ向かい、その空気に触れつつ自分もよい変化を受けた上で皆を変えていく作品といえる。
最終的に主人公の向かう先が同じように思えるのも面白いところだろう。
個人的にはレーシャルマージのほうがすきなのが悩みどころなんだけどね。
この作品にしても奏だけど、田舎?の魅力みたいなものを語ってるよね「あやかしコントラクト」に関しても舞台は田舎だったし。
そういうテーマもあるのかなぁ。
あとはこの英雄譚として締める終わり方も結構好きだったり。
世界観自体が結構魅力的だからなぁ。
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