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[レビュー]クロノクロックの感想
2015-06-11 Thu 00:00
<作品名>    クロノクロック
<製作会社名>  Purplesoftware

クロノクロック

【さわり?】
5分間だけ過去に戻ることができる懐中時計を手にした主人公。
その力を人生を楽しく生きるために使うことを決め、手始めに彼女を探すことにした。
そして出会ったのは、親友への告白の最中屋上から誤って転落した女生徒。
彼女の極度の上がり症を治す訓練に付き合ううちに、段々惹かれていき――。

シナリオ構成
S++
攻略キャラは6キャラ。
共通・個別√共に一般的な量でキャラ数が多いのだが、短い√もあるため、全体的なボリュームを考えると平均的。

【推奨攻略順 : 真琴→美咲→D・D→満→クロ→みう】
後半2キャラに関してはこの順番でしか攻略できないが、それ以外は自由。
個人的にはこの順番がお勧め。

CG
S
一部気になる立ち絵が存在するが、イベントCGについては総じて非常に美麗という評価以外を受け付けないほどの質であり、枚数に関しても申し分ない。
そんな中で今回は演出がかなり光っていた。
前作からもあったがイベントCGにエフェクトをかけての場面転換も十分に評価できるが、何よりも評価したいのは背景。
波打ち際の様子だけではなく、モノレール車内の細かな動きまで再現されていたことには驚くほかない。

SD絵も存在している。

音楽
S+
BGM27曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
BGMに関しては全体的に質が高いのだが、目立つ曲という意味では乏しい分野。
全体的にやさしい曲が多く、積極的に涙腺を刺激する曲はなく、あくまで物語のサポートという立ち居地であった。
現状でも十分ではあるが、個人的にはもう少し涙腺に来る曲や挿入歌などがほしかったところ。

お勧め度
S++
魅力的なキャラクターが豊富なことはいうまでもなく、万人に勧めやすい。
時間を扱った作品ではあるが、テーマはそれだけに限らず多岐にわたっていおり、じっくり考えられるほどの内容こそないものの、どの√も飽きずにプレイでき十二分に感動し楽しめる作品といえる。

総合評価
S++

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

唐突な回想シーンから始まる今回の作品。
実は印象的な失恋(?)シーンからスタートする作品。

物語り全体を通してなんとなく感じたのは、テーマとして「未来と過去」だけではなく未来に進む「勇気」のようなものも含まれているということ。
無論それだけではなく「生・死」というテーマも√や場面によって少々関連しているが、やはり最もメインといえる部分はそこだろう。
だからこそ、序盤から中盤にかけて登場するキャラクターたちに対する「やり直せるとしたら~」という質問は、なかなかに考えていくと深いものがあるように思える。

なにはともあれ今作の主人公。
お金持ち属性ではあるものの金銭感覚は一般的で俗物的で、5分の過去へ戻れる懐中時計を手に入れた際、最初に考えたことは童貞を卒業するというものだった。
現に序盤は女性に対する高感度をあげるため(確認するため)にその能力を使用している。
ボケも突込みも担当できる彼は、日常シーンではヒロインたちをいじったり、逆にいじられたりして、ニヤリと笑ってしまうようなギャグをかます。
このゆるさが、重くなりがちな物語全体を軽くさせ、読感をよくさせていた。

この作品の面白い部分は、個別分岐からの展開が√によって大きく変わることだろう。
明かされるキャラや設定についての情報についてはもちろんだが、扱われるテーマまでかわり、物語自体の様相を大きく変えている。

モノレールが通る街を舞台として繰り広げられる話は難しいものやひどく悲しい話は殆どなく、基本的には全てハッピーエンドを目指している。
とくにD・D√や満√では涙腺が刺激されるシーンもあり泣きゲーとしても十二分に戦えるものであった。

基本的にこれらの話において「時間逆行」は5分という制限があってか物語の展開のさせ方の一部として使われているのみで、「過去へ戻る事」へ言及するルートは全体を通してほとんど無く、関連している部分に関しては真琴とクロ√がのみとなっている。

物語の一番核心的な部分に迫るクロ√について少しだけ触れておく。
他の時間を扱うSF作品のように綿密な説明というのは期待しない方がよい。
展開のさせ方についても特徴的で、他の√に比べてかなり説明が少なく軽く読み流すだけでは理解が及ばず、せっかくの感動シーンでおいていかれる危険性があった。

そういう意味では最後のみう√もかなり立ち位置の難しい部分。
ある意味物語の執着は最初からここではあったのだが、ここを蛇足と感じてしまう人ももしかしたらいるのかもしれない。

コンフィグに関しては昨日も豊富で、使いこなせばかなり使い易いものとなっている。

【総括】
全体的な質はいうまでもなく高く、シナリオに関してもしっかりとできていた良作で高く評価している。

(ぶっちゃけコーナー)
モノレールがあるこの街はすごくきれいだよなぁ…。
社内の描写がすごくいいなぁとおもってたら、すごく印象的なシーンだった。

上で書きにくかったからここに書くけど、最初に攻略できるキャラ4人に関しては雰囲気がそれぞれ違って、しかもいくつかはちゃんと泣ける話になってるという所が個人的にはお気に入り。
クリア後に印象が変わるあたりも好きだしなぁ。
(そういう意味ではクリア順大切)
ただ後半の2キャラに関してはちょい説明が難しく感じた…というか、言わなくても分かるよね? 感がひどかった。
いや、分かる人もいるかもしれないけど、あえてそこは書いてほしいというか…まぁ物語に幅を持たせるという意味ではいいのかもしれないけれどさ…せっかくの泣きシーンで頭を使うのはしんどかったし、勿体なかった。
クロ√のクライマックスはテキスト次第ではもっといけると思うんだよなぁ…。
頭を使う…とは少し違うけど、みう√はすごく意味があると思うんだよな。
物語の伏線…じゃないけどテーマ的な伏線みたいなのがずっとあって、それを回収したというかなんというか…。
だけど、なんで戻ったの ?とか、その辺りの細かい説明は難しい所だなぁ。
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