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[レビュー]11月のアルカディアの感想
2015-05-14 Thu 00:00
<作品名>    11月のアルカディア
<製作会社名>  LevoL

11月のアルカディア

【さわり】
異能を持つ人々がひそかに生きる島が舞台の作品。
時間を3日だけ戻すことができる主人公はその事実を隠し、
過去を変えるため皆を裏切ることになるのだが――

シナリオ構成
S
攻略キャラは合計4キャラで、大筋のTRUEルートにむかって順に個別ルートへの分岐が出現する形をとっている。
なので共通ルートといえる部分にボリュームはあるものの、個別ルートは1h~2h程度と少々短い。
しかしながら、全体を通して考えると平均的なボリュームといえるだろう。

【推奨攻略順 : 楓花→愛瑠→心音→瀬奈→TRUE】
攻略順に指定はないものの、この攻略順が一番望ましいだろう。

CG
S
色が全体的に薄く、線は堅い。
プレイしていれば慣れる程度ではあるが少しクセのある絵。
イベントCGの多くは戦闘シーンのものであり、その質葉一般的なレベルだろう。
枚数に関してもシナリオの分量と比べると妥当な範囲。

音楽
S+
BGM30曲、Vo曲3曲(OP/ED/挿入歌)という構成。
BGMとしては、戦闘用の激しい曲の他に悲しい曲、暗い曲が目立っており、作品自体の全体的な暗さが反映されている。
目立つ曲という物はないものの、著しく作品に合わない曲等もない。

お勧め度
S
時間をあつかった作品ではあるのだが、そういったジャンルを好む人には手放しでお勧めすることはできず、プレイ前に少し注意が必要。
ある程度のバトル要素も含んではいるのだが、いい意味でも悪い意味でも、今回の主人公はあまり目立たない存在で高等な頭脳プレイやな強い能力で敵を圧倒できるわけではないので注意。

総合評価
S

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

最初に申し上げておくが、ストーリーとしては破たんしている部分は少なく、物語としては十分にシナリオ重視の作品と言えるので、その点に関しては安心してほしい。

印象的な冒頭シーンからの始まり、OPまでのシナリオとそれ以降の雰囲気が大きな変化、時間を扱っていることの他に、シナリオの骨組み(TRUEがある等)さらには主人公に声がある事等等、もいやでも期待値が高まってしまう今作。
しかしながら、実際の内容は可もなく不可もなくというふがいない結果に終わった作品。

テキストは非常に無難で、可もなく不可もなくといったところだろうか。
説明等に関しては比較的分かり易く書かれており、分かりにくい所などもほとんどない。

共通ルートについて。
シナリオが進み、少しずつ謎や設定を明らかにすることももちろんだが、雰囲気としては次の分岐ヒロインのための恋愛に至るまでのステップを描いているシーンも兼ねている。

取り扱っているテーマが時間リープを使用した復讐劇なので、どうしても全体的に暗く悲しい話になりがちなのだが、それでも内容がこければ素晴らしい作品と言える。

しかしながら、今回の作品はどこか全体的に上滑りしておりなかなか感情移入しにくい作品となっていた。

一番見せたい部分がバトルなのか、キャラなのか、物語のロジック(設定)なのか。

バトル中心にしては描写は荒く曖昧な部分が多い、キャラを魅せるにしては個別ルートが短く、物語後半に出てくるロジックに関しても想像の範囲内のものだった。

主人公は、いろいろなものを捨てるという覚悟をして復讐劇を始めたものの、実際は冷酷に行動できている部分がかなり少なく、かなり情けない様子が多く描かれている。
このあたりが個人的に好みではなかった為に物語全体としての感情移入もしにくかった所もあるだろう。

物語のまとめとなるTRUE√にかんしても、やはり全体的にグダグダのまま終了してしまった印象。
なんとなくで物語が進んでしまっており、シナリオとしての詰めが甘い部分が見えてしまっていることや、進むべき軸がぶれてしまっているので読み手として、どこをどういう風に受け取っていけばいいのかがかなり曖昧になる。

結果として、このシナリオのないようにして良くも悪くもなく…等という評価に陥ってしまっている。

コンフィグに関しては十分だった。

【総括】
全体的に見どころを上げるのが難しい作品ではあるのだが、それでも減点する部分もないので平均的に楽しめる作品だろう。

(ぶっちゃけコーナー)
期待しすぎたってのはでかいかもなぁ…。
ただ、プレイし終わってみると驚くほど心の中に残ってる物が無い作品。
プレイ中はある程度楽しかったんだけどなぁ。
序盤の雰囲気とかはかなり良かったけど、中盤以降の失速具合が酷過ぎた。
実際、裏切って良心の呵責を覚えたのってノノくらいだし、やるなら徹底的にやってほしいよなぁ。
比べる対象は悪いけど、復讐劇で悲しいものなら装甲悪鬼村正のほうが、密度は数百倍だ。
そういう意味では、難しい異端へ逃げずに、ある程度王道の展開に持っていってもよかった気はするな。
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