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[レビュー]ヒマワリと恋の記憶の感想
2015-01-27 Tue 00:00
<作品名>    ヒマワリと恋の記憶
<製作会社名>  MORE

ヒマワリと恋の記憶

【あらすじ】
学園一の美少女、亜依に恋した主人公。そして主人公の親友に恋をしている茜。
二人はお互いの恋を応援するため「同盟」を結ぶことにした――。

シナリオ構成
S++
√はTUREも含めて5本。
共通√は比較的量があり、各個別ルートもTUREは少し短いが、他は一般的な長さと言える。
なので総じてのボリュームも一般程度か少し多いくらいの範囲。

【推奨攻略順 : カナ→汐里→亜依→茜→TRUE】
TRUEだけロックがかかっているため、その他攻略は自由に行える。
ただプレイを快適に行うためにもこの順番は守った方がよいだろう。

CG
S
線は細く、淡い塗で一昔前の妙にリアルな質感を感じさせる。
ただ、レベルが弾くというわけではなく、美麗な絵も存在している。
特徴的なのは全体的に夕焼けのノスタルジー溢れる絵が多く登場しているという事。

シナリオの関係で亜依と茜のCGは特に枚数が多い他、ラフな絵もいくつか存在している。
SD絵も数は少ないがいくつか存在。

音楽
S++
BGM23曲(Vo曲のBGMアレンジ含)、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
とにかくVo曲がすごくいい! メロディーはもちろんなのだが、歌詞も「First Love」とかはプレイをしてからよく見てみるとさらに泣けるし、好きになれるはず。
BGMは作品に合わせてノスタルジーな曲が多かった印象。ピアノの綺麗な旋律で美しく華やかに、それでいてどこか物悲しい雰囲気をよく演出できていた。

お勧め度
S+
ガチガチの純粋な恋愛学園物というわけではないが、その要素は十二分にあるシナリオで「物語」としては完成度もやや高め。特に後半は甘く苦しい三角関係等も登場するので、そういうのが好きな方にはお勧めしやすい。
しかしながら、誤字、脱字、背景の整合性、音声等、全体的な作りに荒さがあるためそういう細かいところを気にする方には勧めにくい一品でもある。

総合評価
S+

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

最初から独特のテンポで進む作品で、特に序盤は時間が飛んだり戻ったりがかなり分かりにくい。そのために物語に最初から置いていかれるという危険は十分ある。
ただ、基本的な物語の設定自体はただの学園物であるという事が幸いして、本当に物語自体が分からなくなるということはないはず。

ただ攻略していくと最初のシーンから最後のTURE√までの間、物語の裏にある真実っぽい話がチラチラとでてくる。最初こそこのあたりの違和感にかなり戸惑ってしまうかもしれないが、どうせTUREで語ってくれるので、ある程度無視してしまうことで解決可能。
逆に制作陣に対しては、このあたりの表現にかなり不器用さを感じる。

不器用さとして他にもあげられるのが、上記に書いたものとかぶるが場面転換シーンで、回想シーンはもちろん他人視点のシーンなどの時に「変わった」という事がとにかく分かりにくい。さらにせっかく良い雰囲気が作れていたのにそれを一気に崩してしまう等、前後の流れが唐突で余韻を大切にしないシーンも見受けられた。

他にも主人公をはじめとするすべてのキャラクターの言葉が安定していないという事。
無論基本的には安定しているのだが、時折気になるシーンが出てくる。
これはほぼすべてのキャラクターに当てはまり、ともすると重要なシーンのはずなのに、急に雰囲気を変えてしまっているため、せっかくの演技も上滑りしてしまい全く物語に入る事が出来ないということも多々あった。

そして何よりも言いたかったことなのだが、たび重なる誤字脱字で作品としての質を著しく下げている。どのルートにも数多く存在する。ほかにも音声にもミスがあったり、背景と文章が合わなかったり、時間が違うのに夕焼けのシーンが出てきたり、クリア中のCG鑑賞で未確認のものが見えたり、作品としてまともにテストプレイをすればすぐに見つかるレベルのものが取り除かれていないのは製品として問題あると言わざる負えない。

と、ここまでこきおろしてきたが、それでもこの評価につながっているのはひとえに「シナリオ」と「音楽」のおかげといっても過言ではない。
ここで言うシナリオというのは物語の流れ自体を指しており、文章そのものの事ではない。

まず、全体的にテーマのに統一感が感じられたのがよかった。それがCGでも多くみられる「夕焼けシーン」だろう。BGMもシナリオもすごく綺麗なのに悲しい。
それは、作品の裏にある真実がまさしくそのものだからだと私は考えてしまった。
夕焼けというシーンはある意味「終わり」を感じさせる物でもあり、その辺りの事もシナリオと合わせて考えると、なかなかに興味深く感じる。

さらにはシナリオ自体がいいので、奇跡的にいいシーンが出来ていた時の破壊力がすさまじいという事。ダメダメな部分はもちろんたくさんあるけれど、それでも根本に流れている物語がいいからシーン自体が良ければ簡単に物語に引き込まれるし、そこでいいBGMが流れるものだから危うく泣きそうになる。

たらればはよく無いのかもしれないが、もしもこの作品にミスが少なくもう少し演出を頑張っていれば、おそらくEXレベルに届かなくもない、そういうポテンシャルを持っていた作品で、だからこそそれが潰されていた事にかなりの悲しみを感じてしまう。

コンフィグ自体には不具合はない。

【総括】
シナリオや音楽はいいのだが、文章自体やその他の部分に製品とは言い難いレベルのミスがあり、その点を考えてかなり抑えた評価になっている。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
すごくいい作品なのにホント勿体ない。
恋愛系の泣きゲー作品が好きならお勧めしやすいんだけど、いかんせんミスが多すぎるわ。
演出も淡泊というか不器用だしなぁ…。
これさえなければ私も余裕で泣いただろうし、ここぞという所でED曲とかちゃんと演出して流されてたら耐えられるわけがないのに。もったいない。
後、先生の声が変なのはわざとなのか、ミスなのかどっちかが分からないのがこの作品の怖い所だわ。いくつか声の演技としてすごい微妙なシーンとかもあったし、ホントに全体的に力入れてないよなぁ…。
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