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[レビュー]恋する彼女の不器用な舞台の感想
2014-12-25 Thu 00:00
<作品名>    恋する彼女の不器用な舞台
<製作会社名>  CUBE

恋する彼女の不器用な舞台

【さわり】
「退屈を駆逐する」という公約を元に当選したアリス会長の発案により、主人公と幼馴染の真優、そして作家としてすでに活動中の千奈の所属する弱小部の「文学部」にも廃部の危機が迫っていた。同じ弱小部である「演劇部」と一緒に演劇を成功させることで廃部を回避しようとするのだが――。

シナリオ構成
S+
4キャラ分の√にプラスでノーマル√としてサブキャラのショート√が用意されている。
キャラごとに個別√の長さは変わるものの、平均3h分程度。
決して多いわけではないが、全体的なボリュームも十分と言えるだろう。

【推奨攻略順 : ノーマル→百花→アリス→千奈→真優】
攻略順に指定は無いので好きなキャラからの攻略でよい。

CG
S
優しいタッチで描かれた絵で塗も淡い。
全体的に柔らかさと幼さを感じる絵で完成度はかなり高い。
立ち絵に関しても相違無く、全体的な作品のレベルを押し上げている。
SD絵もいくつか存在している。

音楽
S+
Vo曲は2曲(OP/ED)でBGMは28曲(OPとEDのinstを含む)という構成。
BGMでは「朝は前向きな気持ちで」など、作品全体的な雰囲気に合った優しい曲が目立つ。
他にも各キャラのテーマBGMがあったりと、しっかりとCUBEらしい世界観を形作っているのは作画ともいえる。しかしながらそういった完成度こそ高いのだが、涙腺を破壊できる曲というのが無かったのは個人的に残念。

お勧め度
S+
CUBEらしい優しい世界の作品。
絵やシナリオ、BGM等の連携が取れたバランスのよい良作で、CUBEの世界観が好きな方やとにかく可愛い女の子と恋に落ちたいのならお勧めしたい。
シナリオは萌えを前面に出したものではないものの、そこまで凝っているものではなく、期待しすぎない方がよい。

総合評価
S+

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

物語はいたってオーソドックスな学園物。
ただ主人公を取り巻く状況は一癖あり、特に幼馴染の「真優」からかなりの好意を向けられているのは特殊ともいえる。彼女はどのルートであっても、関わってくることになるので、真優を好きになれるかどうかはこの作品を好きになれるかどうかの第一関門である。

序盤はすぐにOPが入り、その後もあるていど状況説明シーンが続く。
これといって鼻につくような物は無いものの、作品に引き込む力があるとは言い難かった。しかしながら、自然と読み進めることができており、CUBE独特のやさしい世界観がいつの間にか完成していた印象を受ける。

中盤から個別ルート分岐に関しては各ヒロインの成長が描かれていたりもするが、基本的には魅力を引き出す萌えシーンや、ニヤニヤしてしまう展開などがてんこ盛り。

文化祭後に個別ルートに入ることになり、こちらもしばらくはイチャラブシーンの連続である。ただどのルートであっても後半の方に一つ大きな山が存在しており、そこを解決することでエンディングとなる。
特に後半部分に至っては、どのルートであってもしっかりと演劇(舞台)に絡めてきていたので、そういった点においては見事と言える。

その他にも各部分で別視点が多用されていたりと、人物描写だけではなく、内面の心理描写をしっかり描くことでシナリオ自体をしっかりとさせつつ、キャラクターの魅力をさらに強くしてくれていた。

惜しむべくはシナリオが堅実すぎたところだろう。
全体的に話の流れがある種の予定調和の思えるほど、冒険の無い展開。期待を裏切られることは無いのだが、それでも新鮮な驚きや強い感動を覚えにくいものであった。
ここまで舞台設定やキャラクター、音楽に絵とかなり恵まれた状況だっただけに、もうひとつくらい大きな盛り上がりを見せてほしかった、というのが正直なところ。
現状でも涙を流しそうなシーンもないわけではないが、威力としては弱いと言わざるを得ない。

コンフィグに関しては十二分にそろっており、不自由したことは無い。
システムボイスも各キャラのものを選ぶことができる。

【総括】
全体的な質の高さは申し分が無い。しかし、特筆できる見どころを紹介しにくいのもまた確かで、平均以上の評価ではあるものの「それ」だけにとどまってしまっている。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
私はCUBEの作る「優しい世界」がとても大好きで、そういう雰囲気をこの作品もきちんと作ってくれていた。
同会社の作品で比べるなら「your diary」になると思うが、あの作品は物語全体に強弱があったような気がするんだよな、BGMもそれを助けてくれていたし。
今回は全体的に質は高かったんだけど、どちらかというと萌えやエロ部分に注力して大本のシナリオがすこし薄いかな…という気がしてしまった。
このあたりはニーズになるんだろうが、やはり泣きゲー好きとしては悲しい所である。
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