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[レビュー]あの晴れわたる空より高くの感想
2014-10-05 Sun 12:00
<作品名>    あの晴れわたる空より高く
<製作会社名>  チュアブルソフト

あの晴れわたる空より高く

シナリオ構成
S++
攻略キャラは4キャラ。共通√が比較的長く、個別ルートは一般的。
共通の分でキャラ数が少ない分をカバーできているので総合的にみると一般的分量。

【推奨攻略順 : 那津奈→ほのか→夏帆→有佐→グランド】
各キャラの攻略順にロックはないものの有佐√は最後に回した方がよい。

CG
S-
線は柔らかく色は濃い、少し違和感を感じる絵。
枚数に関しては4キャラと言うこともあり各キャラに対する枚数は多いが質に関して問題があったので減点で立ち絵とイベントCGのどちらにも違和感を感じてしまう絵が多い。
ロケットの絵等、頑張っている部分もあるのは確か。

音楽
S+
BGM24曲、Vo曲3曲(OP1/ED2)
Vo曲はなかなかユニークで評価としてはあまり加味していない。
主な評価はBGMであり、その部分に関してはバランス良くそろっている中で悲しい曲の他にロケット等が登場する壮大なものが際立っている印象を受けた。
その他にも涙腺を刺激する物もしっかりと含まれていたので及第点。

お勧め度
S++
青春学園物のとりわけロケットを扱った作品としてお勧めの作品。
全体的に荒削りで、特に絵などで最初に拒否反応を起こす恐れはありこのあたりでこのみは出てしまうだろう。しかしながら、そこさえ乗り越えればストーリーは笑いあり涙ありの手堅いものとなっており、特に有佐√とグランドの出来は手放しで称賛してもよいほど。
弱点としては難しい理論や話が時折入ってくることだろう。

総合評価
S+

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

【物語について】
部員数2名にも満たない廃部寸前の弱小ロケット部「ビャッコ」。そんな部活にロケット知識どころか日々のテストすら赤点スレスレの主人公が入ることになる。

ロケットをテーマにしていると言う事を除けば、非常にありふれた青春学園物の設定。
現実世界と違う点としては日本のロケット技術が他国を圧倒していることやAXIPの存在等が挙げられるが、現実とかなり乖離している点と言う意味では見当たらない。

物語として一番ネックになりがちな専門知識については、序盤からロケットの話が満載。
文章中の特定の単語をクリックすると専門用語のTIPSがでてきたり、主人公が馬鹿設定の為何かにたとえた説明や図説など各種さまざまな方法で教えてくれるため、本当に基本的な事に関しては概ね理解できるはず。
それでも、それらではカバーしきれないその他難しい単語は多く出てくるので注意は必要。

そんな要素もあるので物語としては硬い感じになってしまいがちなのだが、登場人物たちが上手くボケやツッコミを挟んでくるのでギャグ方面から見ても面白い作品で、テンポよく物語を読み進めることができる。
このあたりは登場するキャラクター(特にサブキャラクター)の性格があまりひねくれておらず、行動や心理などが推察し易かったのも幸いしたのではないのだろうか。

ただ序盤だとまだその雰囲気になじめず、どうしても淡々と進んでいる印象を受けるため、いい部分と悪い部分が混在しているのだが、このあたりに関しては後半になり改善されている。

物語としては弱小部活を立て直すストーリーなので、王道の努力・友情・勝利の3要素がしっかりとつまった青春物ではあるのだが、そこにロケットと言う要素を加えた。それだけならば他の類似作品とほとんど差はないと言えるが、この作品の最大の魅力は「ロケットを作り宇宙を目指す」といういかにも綺麗な目標、そこに恐れることなく負の用をを描き出したと言うこと。
ロケット開発に伴う税金の問題やそして打ち上げ時の周囲への影響はこの世界のみならず現実世界でも起こっている問題で、それらを各立場からしっかりと描いてくれている。
特に有佐√では主人公の過去にも触れつつ「家族」というテーマも加えたかなり質のいいストーリーが用意されている。
そこへ破壊力の高いBGMが上手に挿入されるので、涙を流したシーンも1つや2つではこと足りず、他のヒロイン√をも圧倒したこの作品の根本的なルートとも言えるだろう。
そこへきて最後のグランドルート「liftoff!」はある種王道ともいえる全体を巻き込んだ展開で、今まで敵だったキャラなどが味方になったり、思わぬ伏線に気がついたりと、ストーリーとしてはほぼ満点に近い物を見せてくれた。無論、荒削りな演出や描写などはかなり目につくが、それでも高い評価を与えたことは言うまでもないだろう。

コンフィグに関しては少し使いにくい部分もあったものの、概ね使いやすい。
ちなみに主人公は別視点で声が入ることがある。

【総括】
絵や演出、細かいストーリーの部分など未熟なものが見られ、特に序盤では違和感をぬぐえないシーンが多々あり評価は抑え目だが、中盤~後半にかけての展開はさすがと言うほかなく、期待以上の青春学園物を見せてくれていた。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
一応主人公は馬鹿設定だけど、頭は回るらしい。
それにしても有佐√は涙腺的な意味でも可愛さ的な意味でも破壊力高かったなぁ…。
なんというか、今どき珍しい泥くさい青春物なんだけど、だからこそ大切なものを見つけられる作品と言うか、プレイ後の気持ちがすごく良くなる作品で、あるいみ青春学園物の最大の良さみたいな部分をきちんとわかって作られる作品だな。
絵とかで抵抗をうけてプレイしないのは正直もったいないわ。
燃えゲーと泣きゲー好きの人はぜひぜひプレイしていただきたい。
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