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[レビュー]晴のちきっと菜の花びよりの感想
2014-09-18 Thu 12:00
<作品名>    [レビュー]晴のちきっと菜の花びよりの感想
<製作会社名>  Parasol

晴のちきっと菜の花びより

シナリオ構成
S++
攻略キャラは4キャラで共通√・個別√のどちらも一般的な長さだが、その数により全体的なボリュームは平均の八割と言った所。

【推奨攻略順 : 花梨→雨音→菜乃花→このみ】
このみルートのみロックあり。逆に菜乃花√は最初にプレイしてもいいかも。

CG
S
線は細く柔らかい印象を受ける絵で、塗もかなり淡い。
基本的に綺麗で量に関しても十分なのだが、時折バランスの崩れている絵も見受けられる。
SD絵も多数存在。

音楽
S+
BGM25曲、Vo曲6曲(OP1曲/ED6曲)と言う構成。
Vo曲では特にOPが良曲。そのほか各キャラのED曲も質は高い。
BGMは全体的にふんわりとした優しい曲が多く、作品に合わせられているのを感じる。
しかし、だからこそ押しが弱く印象が弱すぎた。ぜいたくを言うならもうすこし感動シーンに合わせた涙腺を刺激するBGMが欲しかった所。
BGMについてもVo曲についても攻略後すべてを聴くことは不可能、(※理由は下記)

お勧め度
S++
学園物として泣きゲーとして久しぶりにお勧めしたい作品。
最初こそ変な硬さが目立ってはいたが、後半につれて調子を上げていく作品なので序盤から十番に掛けては優しい目で見るおおらかさは必要。

総合評価
S+

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

【物語について】
病気の為、一ヶ月やすんでいた主人公。同じく転校生でクラスから浮いていた少女と協力して園芸部の再建を目指すある種の青春学園物の王道を行くストーリー。
しかしながら、内容はしっかりとした泣きゲーになっていた。

甘さ全開のシーンから始まる序盤。
テキストは読みやすいとは言い難く、地の文(特に物語の設定説明や主人公の心理描写等)に硬さのような独特の癖がある。
そのせいなのか各キャラとの出会いのシーンや展開にまでその雰囲気が伝搬しており、お世辞にも自然な流れと言えるものではなかった。
もっとも物語自体に大きな秘密があるのでその辺りの違和感もあるのだろうが、それらを鑑みてもフォローしきることは出来ない。
しかしながら後半、個別ルートあたりからはそういったクセもあまり見られなくなり、比較的読みやすい文章に変わっている。(※私がその文体に慣れてしまった可能性もある)
関連して序盤のシーンで核心が不明のまま重要シーンへと進む場面がある。
おそらく重要なことは分かるのだが、そういった場面で無意味に盛り上げてもプレイヤーはついてこれず、結果として十分に魅力が伝えられずに話が展開してしまうので、せっかくの感動シーンを無駄遣いしているようで、後から考えると少しもったいな気もする。
思わせぶりなシーンにするのか、感動させるのかがはっきりしていないために起こりえた問題ではあるが、このあたりはやはり説明の下手さが招いたのだろう。

ストーリー自体の本質は本当に良い。
同じような設定の作品もあるので、独自性と言う意味では高い評価が期待できないが、それでも全体的に努力の跡が見られ、泣きゲーとしては十分なレベル。
√によってかなり話の質に差はあるもののどのルートも終盤はさすがともいえるものになっており、涙するシーンも少なくなかった。

この作品の中で何よりも評価したいのはきちんと「選ばれなかったヒロイン」たちの失恋シーンが描かれていることだろう。
この部分に関しては他の作品以上に終始一貫して描いてくれていたので、非常に物語に重みが出て、最後のシーンでの感動を大きくする要因となってくれていた。

惜しむべきは全てにわたって完成度が高められなかったことだろうか。
各キャラの語尾などがあやふやで不自然に感じるシーンがあったり、絵とシナリオの不一致やCGの無理な使い回し、声優の演技とのかみ合い等細かい所ですれ違っているのがうかがえた。
このあたりは文章をブラッシュアップしたり、CG演出(特に画像の見せ方)などに工夫を加えたり、各部署との連携をうまくとれば解消できる部分ではあるだろう。
もっと言えば、感動できるシーン自体に強弱を付けたり、BGMに破壊力のあるものを採用することなどなど工夫できる部分はまだまだある。
根本とする物語がいいだけに、全体のレベルをまだまだ上げてほしいと言うのが本音。


コンフィグに関しては昨日もそろっており十分に使い易かったと言える。

【総括】
本質的にはよいストーリーではあるのだが、各部分で完成度が低いと言わざる負えない部分があり、さらに上を目指せた部分があるので抑え目でこの評価。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
ちなみに追加でパッチが来るために一定の曲とBGMが聴けないようになってるみたい。
どうしても序盤の説明とかの硬さ・不自然さについては気になってしまったな。
それでも最後の方は泣けたんだから本当にすごいし、いい話だったと思うわ。
最終的にはこの”優しい”世界が結構好きになれたし。
それにしてもちゃんと失恋の様子を描いてくれたのが本当に嬉しいなぁ…。
これがあるとすごく女の子がリアルになるんだよなぁ…。
だからこそ感情移入もしやすいというものだ。
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