2014-08-26 Tue 12:00
<作品名> [レビュー]星織ユメミライの感想
<製作会社名> tone work's ![]() シナリオ構成 S++ 共通ルートはOPまでなのでかなり短いが、個別ルートの長さは異常ともいえるほど。 個別ルートは大まかに「school」編と「After」編に分かれており、各ルートで差はあるものの両者を合わせて6hほど。それが6キャラ分なので、40h近い作品となっている。 ボリュームとしては一般的な作品の2倍と思ってもらえればよいだろう。 【推奨攻略順 : 夏希→透子→美砂→そら→律佳→真里花】 攻略順に指定が無いため好きな準での攻略を推奨する。どれを最後にするかによって各ルートの印象が変わるので自分だけの正解を見つけてほしい所。 CG S 線のしっかりとしたある程度標準的な綺麗なCGがそろっている。 ある程度一般的な量と言えるが、シナリオの長さと比べるとどうしても少なく感じる所も。 また、HCGの分量がかなり多くなっていることも注目すべきところだろう。 音楽 S++ BGM30曲、Vo曲13曲(OP1曲/挿入歌6曲/ED6曲)と言う大ボリューム構成。 BGMはある程度一般的なものを幅広く綺麗に取りそろえた印象で、作品の雰囲気をか不足なく作れていたように思えるが、少し綺麗に収まりすぎた部分が多いと言うのが正直な感想で、その詳細は総合評価にて述べる。 Vo曲に関しては各キャラにSchool編ED(挿入歌)とED曲がそれぞれ用意されている。 お勧め度 S++ 青春学園物としてではなく、恋愛もののゲームとしての一つの終着点を描いた作品。 雑多な「恋愛学園物」に飽きてしまった人にはこの王道作品をプレイをお勧めしたい。 内容はともかくシナリオボリューム等を考えると、正直なところ初心者には強くお勧めできないゲームで中級~玄人当たりに強くお勧めしたい作品。 総合評価 S++ 公式ホームページ ↑クリックすると公式HPに飛びます。 【物語について】 数年ぶりに帰ってきた汐凪市。さまざまな人との出会いや再会を経験しつつ「学校生活をもっと楽しく」するために「行事運営委員会」として新たな一歩を踏み出す。 転校したその日から物語が始まるが、テキストにクセも無くすごく自然な滑り出しでBGMや演出の爽快感もあってかここからOPまでの間はサクサクと進む。 また、ヒロイン以外の交友関係も思った以上に狭いので登場人物の把握も楽。 上でも述べたが、物語は大きく2編「スクール」と「アフター」の2つに分かれている。 OP以後の序盤、スクール編では共通して「行事運営委員会」と言う物に主人公は所属しており「天文学部」と「自然科学部」の学園祭準備から学園祭当日あたりまでを描いていて、主にヒロインへ恋をする部分から付き合いだしてからの話を同時に描いている。 アフター編では各キャラのアフターとも言える部分を詳細にイチャラブ成分多めで描き出しており、ルートによって差はあるものの、「同棲生活」や「結婚式」「出産」といったアフターにありがちなシーンから、主人公とヒロインが夢を現実にしていく様子などが描かれており、全体を通してほぼ「半生」を描いているといってよいだろう。 全体的に明るく楽しめる作品になっており、前作(初恋1/1)と比べるとスクール・アフターを通して沈み込むようなシーンが無いのが特徴的で、さらにエロ成分もかなり強めの作品となっている。 物語としての主軸はタイトルにもなっている「夢」や「未来」といったものであり、どのルートでもかなり深くかかわってきている。その他にも「人と人とのつながり」や「自分の居場所」など各√によってテーマとしているのが少し違ってきており、それによって描かれているアフターの時期が違うのも面白いところだろう。 アフターではあまり見られなかったのだが、スクール編ではヒロイン同士のつながりがよく見れたと言うのも良い点で√によって少しずつその形も変わっておりバリエーションがあったのも面白い所だった。 また、シナリオはかなり長いのだがその分の展開があると言うわけではなく、どちらかと言うと全体的に丁寧に描写されているため長くなっている。特に恋愛に至るまでの描写が光っており、LIME(LINEのパクリ)を使ったやり取りなどが挟まれるのははこの会社らしく、リアルな体験としてこちらに伝わってきていた。それらの丁寧な描写はもちろんよい部分ではあるのだが常にだれてしまう危険性を持ち合わせている。 王道学園物らしく驚くような展開や設定は無くあくまで予想できる範囲なのだが、だからこそ大切な部分がより光るようになっており、他の作品等の複雑な設定等で今まで忘れがちだった大切な部分を再度教えてくれる作品となっている。 演出に関しては特に節々の導入部に関して高い評価を加えたい。長いシナリオ中では中だるみが発生しがちだが、物語を少しずつ分けていきその冒頭でテンポのよいBGMに合わせ初速ある演出を加えることでテンションが高いまま全体をプレイすることができた。 また、目立たないが背景にぼかしを入れるなど細かい技も光っていた。 ただ、全体の流れがいいからこそ細かい部分で気になる所が多々ある。 この部分に関しては泣きゲー的な部分から眺めるから出てしまう文句ではあるので、作品自体の批難ではない事を最初に付け加えておく。 前作では等身大の恋愛ということで各所に様々な工夫がみられたが、今回はそういったこともなく、どちらかと言うと「青春学園物」の体で物語は進んでいる。 そういった”物語”だからこそ、もうすこし展開に起伏を付けてもよかったのかもしれない。どうしてもなんとなく上手くいくみたいなものが分かってしまうので、物語としての「恋愛」を描き出すならプラスの面だけではなく、辛く苦しい部分や危うい部分も同時に描き出し、それらを乗り越えるというシーンがほしかった所である。 このあたりは音楽にも出ていて、どうしても涙腺を破壊するほどのBGMがみつからなかった。 各Vo曲のオルゴールバージョンなどでもいいから、そうしたシーンの雰囲気を高め、物語としての山を作れるモノが欲しかった所。 以上のような文章を出したが、けして泣けなかったわけではない。 むしろ、各ルートの各部分においてにじみ出すような涙が何度も出てしまった。 特に気に入っているのは真里花√で、恋愛と言う物を当人同士だけのものではなく家族全体を通して描き出したのは見事というほかない。 その他にも劣等感に満ち自分を押し殺していた律佳のわがままや主人公の事を大切だからと思うからこそ行動に出たそらなど、言いつくせないほどよい√があり、複数の√で泣けることは間違いない。 コンフィグは少し機能が少なく感じる部分もあるが、基本的な部分はそろっており十分。 【総括】 全体的にかなり高いレベルで作られた青春学園物であり、どの分野をとってみても他の作品と比べても頭が一つも二つも飛びぬけた作品。 純粋に次の作品が楽しみになる出来であった。 (追記あらためぶっちゃけコーナー) 個人的には前作の方が好きだったんだよな。どうしてもあれと比べちゃうから少し下げてる部分もある。 キャラから設定に至るまで、どこかで見た用のものが多い中で、王道的な展開の身で泣かせる手法はもう見事というほかない。 でもやっぱり、物語としての盛り上げがもう少し欲しかった所だよな。 あと作中で時々「ピザムーン」が出てきてすごく笑う。
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正直なところ、私の言っていることがあまり伝わっていなかったので、
少々大変なことが多かったです(・・;)
記事にも記たつたつここから夏のイノセンス! の壁紙たつたつさんへたつたつさん、お忙しい中、作って下さりありがとうございますm(__)m
無理を聞いてくれて、凄く丁寧に、答えて下さり本当に感謝の気持ちで一杯です。。
たつたつさんの春PRIMAL×HEARTSの壁紙(全員)たつたつさん、私もだいぶと分かりました。
ただ、④だけを主人公といろはが縁側で寄り添ってすわっているものでも大丈夫ですか?
あの構図はたぶん、後ろを私的には春PRIMAL×HEARTSの壁紙(全員)Re: タイトルなし春さん
コメントありがとうございます。
指定画像/構図の件了解しました。
①いろは&蛍
②いろはが主人公に抱きつき(いろは着物)
③タイトル画面
④いろはがたつたつPRIMAL×HEARTSの壁紙(全員)たつたつさん、私もだいぶとわかってきました。
ただ④だけが、同じようなので、公式からいろはちゃんと主人公が、縁側で二人で寄り添ってすわっているものが④でも大丈夫で春PRIMAL×HEARTSの壁紙(全員)Re: タイトルなし春さん
ある程度の依頼内容を理解し始めました。
この質問に十分な答えがあり次第作成を進めようと思います。
不足していた場合は再度またお聞きします。
壁紙素材たつたつPRIMAL×HEARTSの壁紙(全員)Re: はじめましてm(__)mお返事ありがとうございます。
こちらの理解度が足らずお手間をおかけしています。
おそらくなのですが私にはシリーズとしての壁紙制作をお願いしているように聞こえまたつたつ