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[レビュー]アストラエアの白き永遠の感想
2014-08-13 Wed 12:00
<作品名>    [レビュー]アストラエアの白き永遠の感想
<製作会社名>  Favorite

アストラエア

シナリオ構成
S++
共通も個別ルートも長く、それぞれのボリュームがかなりある。それが6キャラ分になるので全体を通してみても近年まれにみるほどの大容量。

【推奨攻略順 : 一夏→琴里→落葉→コロナ→りんね→雪々】
後半の3人にロックがかかっており、特に雪々ルートは5人攻略後。
攻略順はおそらくこれが一番きれいなはずなのでご紹介。

CG
S
独特の線が細く淡い塗の絵。
イベントCGの質はほぼ完璧といえるだろう。量に関しても1キャラに対する枚数は平均を超えており、全体的に考えるとかなり豊富な枚数となっている。
追加して称賛しておきたいのは背景で、幻想的で綺麗な背景から日常の背景まで独特の質感で丁寧に作られており、非常に良い印象を受けた部分の一つで、確実に作品のレベルを押し上げた部分の一つと言わせてもらいたい。
また、SD絵も数多く存在している。

音楽
S++
BGM55曲、Vo曲5曲(OP2/ED3)という、最大級のボリューム。
多数のアレンジなども含めているので、BGMに関しては少し膨らんでいるかもしれない。
全体的にBGMもVo曲も幻想的ですこし悲しい曲が目立つ。そのほか作品に必要だった戦闘系のBGMなども目立つだろうか。
特に「優しさの結晶」や「White Eternity -arrange-」といったBGMは破壊力もあり、涙を誘うシーンとの相性もかなり良かったと言える。
そのほか多くのBGMが作品を代表しても問題ないと言えるほど高品質のものであり、かなりの完成度だと自信を持って勧められる。

お勧め度
S++
少々特殊な舞台設定であり、初心者に勧められるかというと微妙な所。
ただ全体的な完成度は高く話も深いものでありつつ面白いものなので、どの分野の人にも一定の需要は満たせそう。
特に「いろセカ」シリーズ等のFavorite作品が好きだった方には十二分に楽しめる作品となっている。

総合評価
S++

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

【物語について】
能力(ルーン)という特殊な力が発現しやすい街、月ヶ浜。
異常な気象もみられるこの街に主人公は久しぶりに戻ってきた。
そして、変わることのない雪のように真っ白な彼女と再会する。

物語の始まりとしては上記のようなものになっており、HP等でも分かるとおり特殊能力のようなSF要素がふんだんに入った作品である。
なので序盤は作品に慣れるのが大変かと思いきや、意外にも設定やキャラの名前・性格がすらすらと頭に入って来ることから、物語に引き込む力はかなり強かったと言える。

基本的に話は日常の緩い笑いを交えながら非常にゆったりと進む。サクサクと読みやすいテキストではあるものの、その辺りを丁寧と捉えるか中だるみと捉えるかは人次第と言えそう。しかしながら、全く何も起きない日常が続くわけではなく、奇妙な謎を抱えながら現状起きている問題に対処していくような流れになっており、決して盛り上がりが無いわけではない。

共通√もそうだが、個別√を繰り返していくと分かる事が、この作品は「家族」というものを扱うシーン・ルートがかなり多く、全体を通してのテーマとまでは言えないものの、物語の根幹的な部分を形作る一つと言える。
それは各ヒロインだけではなく、サブキャラにまで言えることで、物語を攻略ヒロインだけが走らせるのではなく、登場人物全体を巻き込んで話を展開させられたのは非常に高評価。

無論この作品は「家族」だけではなく「能力(ルーン)」への思いや、「生きるために死ぬこと」など、狭い意味では主人公とヒロインの恋愛、広い意味では人類の未来や宇宙といったものを複合的なテーマとしており、そういう意味では面白さもあるのだが、特に後半の雪々√ではかなり深い話となっている。
特に今回は珍しくあまり凝ったものではないものの異能バトルシーンがあるほか、話の内容では北欧神話等も絡んできたりと、前半とは違い後半に関しては少し複雑な部分も増えてくる。

シナリオではFavoriteらしい少し不思議な雰囲気を残しつつ、きちんと泣けるシーンもつくってあり、BGMや背景はその世界観を崩さないようにしつつ、シーンの完成度を高める役目をしっかりと果たせていたように思え、全体が相互に助け合っていた印象を受ける。

コンフィグに関しては十分に使いやすいものだった。

【総括】
全体的な完成度という意味ではほぼ満点であり、シナリオに関しても泣けるシーンがきちんとあり、話自体も作りこまれたものであったので非常に楽しめ、この評価を付けることに迷いはなかった。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
泣けると言う意味ではコロナ√がいちばん涙腺に来たなぁ。
何というかいろいろな要素が入った作品だな、上でもいったけど、家族というテーマもあったり、異能バトルモノであったり、ある意味世界終末物でもあるからなぁ…。
最後の方の話が結構分かりにくいかな、と思っていたけどきちんと最後の最後で分かるようになってるしな。
キャラもたくさん出てきて面白かったわ。特に後半で緑川さんが声をやっているキャラが出てきたときはホント驚いた。
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