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[レビュー]12の月のイヴの感想
2014-02-16 Sun 12:00
<作品名>    12の月のイヴ
<製作会社名>  minori

12noruki.jpg

シナリオ構成
S
一本道のストーリーで選択肢は一切存在しない。
長さは共通+長めの個別ルート3個分ほどなので少し短く、全体的にみると一般的なゲームの7割程度のボリュームしかない。

CG
S
線は細く繊細で美麗な絵。
量・質、そして鉄板の演出やシステム(立ち絵だけでなくCGも目パチ・口パク)。
そのどれもがトップクラスと言え、これだけの為に購入しても問題ないほど。
ただ、いくつか気になるCGがあったことや、背景とあっていない解像度の背景人物(教室等)があったことは確か。
完璧とは言えないものの、全体的なレベルは一般的な作品を凌駕しており、この評価を付けることに迷いはなかった。

音楽
S++
BGM47曲、Vo曲2曲(OP・ED)というかなりの大ボリューム。
どことなくクリスマスを彷彿とさせるOPや疾走感のあるEDは高品質。
しかし、それらを抑えて評価したいのはBGMだろう。
とにかく透明感があり、綺麗な旋律のものが目立つのだが、その中で悲しい、楽しい、焦り、驚き、落ち着き…といった感情の多様性があったことも評価の一つとなっている。
どれか一つを上げることは難しいが特に「Twinkle」や「Decide」は良質。
惜しむべくは、それぞれの曲の主張が激しすぎて作品自体を潰してしまう物があったこと。

お勧め度
S+
BGMとCG関係についてはほぼ満点といってよい。
気になるシナリオについてはSF学園物だが、全体的には落ち着いた作品となっている。
まったりと深く登場人物一人一人の気持ちを深く考える事が好きな方には良い作品だろう。
ただ、感動・燃えといった激しい感情の動きを期待する作品でないことには注意が必要。

総合評価
S+

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

【物語について】
自分の状況を変えるため、過去にスリップするヒロイン。
そして主人公の幼馴染のしまいが繰り広げる学園物でタイムスリップがあるためSF物に分類されるが、あくまで基本は学園物。
特にSF的解説できるほど、理論がしっかりしているものではないのでその点は注意。

ありがちなストーリーではあるものの展開の各部分に他の作品と少し違う部分もあり、純粋に物語を楽しむことは出来るだろう。

ストーリー上、同じ日常を何度か繰り返すことになるのだが共通というものは一切存在せず、少し違ったシーンを見ることになる。

とにかく作品の舞台へ引き込む力はかなりのもので、それぞれのBGMが持つ威力もだが、風景のカットインやキャラと一緒に歩いているように思える演出等、minori鉄板の舞台演出がなされていた。

その中で特に登場人物の心理状態に重きを置いているのだが、別視点でのシーンはかなり少ないので、読みこんでいかないと各キャラの動きの理由が分からなくなることがある。
そういう意味ではあまりすらすらと読めないテキスト。

ゆったりと世界につかりながら、各キャラの気持ちや行動理由を考えて、その上でよそうだにもしなかった展開に驚いていく…という風に楽しむ作品である。
全体的に安定しており、かつ各分野のレベルが高いからこそできる作品であろう。

ただその中で気になったのは、所々でヒロインが豹変とも思えるような感情の変化を魅せることや作品終盤にかけての強引な展開等、ストーリー(場面)に限界を感じたため強制的に動かしたとしか思えないようなシーンがいくつかあった。
にもかかわらず、あまり大きな展開とはなっていない。
今までの流れと比べてみてもかなり急であったため、変に悪目立ちをしてしまう。
特に終盤の方に関しては物語全体の質を決める部分に大きく関わってしまうため、どうしてもストーリー部分で高評価ををあげるのは難しかった。

また、BGM部分に関しても上記ですでに述べているが、無音の緊迫シーンの後、一番の盛り上がりで良いBGMを持ってくる、という演出も良かったのだがどうしても音楽の方が勝ってしまっており、ストーリーを逆に食べてしまっている。
そのため素直に物語が入ってこないという事態に陥ってしまった。

ストーリーに関しては最後の方で泣けるかどうかはかなり個人差があるものの、途中までのシーンは普通に良いもので、繰り返しになるがBGMや演出・CGに関しても十二分にお勧めできるレベルになっていた事で最低限の面目は保っていると言える。

コンフィグに関しては少し不足感を感じる。また、バックログ等でミスがあったのも発見はした。ただ、どちらもプレイに大きな影響を及ぼすほどではない。

【総括】
ストーリーの各所以外に関してはほぼ満点なのだが、いかんせんこの部分だけが気になってしまう。しかし、全体を振り返ってみると平均より上の作品であることは確かなので、この評価を付けた。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
12月のイブ…と間違えやすいから注意だよ!
とりあえず泣けなかったんだけどね…最後ちょっと無理やりすぎたし。
でも扱ってるテーマはいいし、途中のシーンの演出とか、ストーリーとかは普通に楽しめて、レベルも高かった気がするんだ。
最後はそのストーリーを超える物を期待しすぎてたかも。
ちょっとおしい事をしたなぁ…って感じはする。
兎にも角にも、CGとBGMはいいと思う。実はVo曲はそこまでお気に入りでも無かったり…。
ああ…後とてつもなくエロい。
…これがこの作品の推し部分です。
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