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[レビュー]ラブレプリカの感想
2014-01-05 Sun 12:00
<作品名>    ラブレプリカ
<製作会社名>  Garden

ラブレプリカ

シナリオ構成
S++
大きく2章構成になっており、ヒロインは6人、ED数は最後の「メメント・モリ」を含むと10√にも及ぶ。
ただ、そのいくつかはBADのようなものだった李、かなり短いものだったりするため、全体的なボリュームは一般程度より少し多い程度となっている。

【おすすめ攻略順 : ノーマル1→藍→ノーマル2→みずほ→ノーマル3→千佳→鈴→怜→咲子→Mementomori】
ある程度攻略順が決まっている。それにさえ従っていれば問題ないが、鈴→怜の順でこれらは出来るだけ終盤に回した方がよい。

CG
S-
色が濃く、線が太く、少々古さを感じてしまう絵で、お世辞にも高評価は下せないが、1章と2章でそれぞれ違う立ち絵を用意するなど、努力はみられる。
また、その質に関しても一貫しており、慣れれば問題はない。
イベントCG枚数に関してはキャラにより大幅な開きがある上、多いキャラでもHシーンを覗くとかなり少ない。
SD絵も少量だが存在。

音楽
S+
BGM15曲、Vo曲4曲(OP2/ED2)という小じんまりした構成。
やはり評価したいのはVo曲で、特にEDはよい曲だったように思う。
ただ、BGMの層の薄さだけはいただけない。
破壊力のそこそこ高い曲もあるのだが、しっとりとした雰囲気重視の物ばかりでイマイチなうえに、曲層も物語の長さに見合った量になっていないため、結果として作品の表現幅を狭めてしまった。

お勧め度
S+
公式HP等で初めに受ける印象と後半で大きな差が出る作品。
かなり重いテーマなうえ、癖のある文章で正直そういった意味ではお勧めしたくないのだが、ストーリーの出来はよく、内容も深く考えさせる物の為、ストーリー重視の作品が好きな方はプレイしてみるとよいかもしれない。

総合評価
S+

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

【物語について】
屋上で出会った少女に恋をして、バンドを始める――。
まさしく青春バンド物の定番だが、この作品のテーマは「死」という全く別の物を扱っている作品で、前編にあたる青春的な雰囲気の漂う1章と雰囲気が全く別の後半の2章に分かれており、むしろバンド部分はかなり薄い作品である。

作品は最初からかなり微妙な雰囲気で始まり、主人公を含め各キャラが日常シーンでかなり微妙と言えるギャグを連発するため、正直序盤はプレイするに堪えない作品だった。
ちなみにこのギャグは文章だけにとどまらず、絵などでも発揮され、せっかくの後半のシリアスシーンでも出てきて、作品を見事にぶち壊してくれている。
(これはかなり個人的な意見だが、各ヒロインの口癖等も正直やりすぎた感がある)

序盤の微妙な雰囲気を辛うじて救っていたのが、ストレートな性格の持ち主の「みずほ」であった。かなりカオスなキャラの中で唯一受け入れやすいキャラの為、出来が悪くでも比較的受け入れやすい。

紆余曲折を経ての2章からガラリと雰囲気は変わる。
ここから特殊な世界間・設定等が出てきており、かなり難解な謎や設定・伏線が隠されている。これらはかなり重要な意味を持つため、そういった部分を反復して何度も教えてくれるのだが、説明が非常に下手である。
下手である上に、長い文章で努力して伝えようとする上、部分によってはコアな理系知識を必要とするため、正直、文章に耐性のある理系の人間でなければ読み解くことは難しく感じるだろう。
その為何度も読み返すこととなり、結果として物語のテンポは悪い。
また、表情が変わるごとにウィンドウが消える動作が入るため、そういった部分でも物語のテンポはカグンと下がっている。

とにかくそういった部分や、また場面転換・雰囲気転換等も音楽の層の薄さも手伝ってかかなり下手であるため、序盤~中盤にかけては感情移入どころの話ではない。

これまでマイナス部分を多く指摘してきたがそれを補ってくれるほど、ストーリーの深さや演出として光っている部分は確かにあった。

各キャラの失恋(特にみずほ)を描いた事やそれに対しての真摯な考え、唐突に始まる2ndOPからの物語転調や、EDを重ねるごとに少しずつ明らかになる真実、作品を通して考える「死」というテーマ、殺すという事、生きるという事、犠牲にするという事、見捨てるという事、感謝するという事…それぞれ感情移入がしにくい状況ではあるものの、とあるシーンでは涙し、またあるENDでは落ち込んでしまうほどで、そのよさは保証したい。

終盤、広げすぎた物語をしまう事が出来ず、ある程度の謎を残したまま、さじ投げたような印象は受けたものの、序盤の鶏を使っての倫理の授業や、中盤~終盤にかけてスポットが当てられた各テーマは非常に深く、それに対して語られるセリフも名言ばかりである。

ストーリー以外のギャグ・文体・キャラ・システムは特に作品の足を引っ張っており、ポテンシャルの半分も出せていないように思える。
もし、そういった部分が修正できていれば、2段、3段あがった評価を下せていたことは間違いない。

システムには基本機能はあるものの、かなりの使いづらさや古さを感じ、作品に影響を与えるレベルのため、プレイしやすくするためにも、各機能の整備がさらに必要。

【総括】
テーマやストーリー自体は良く、高評価を出したいのだが、文章や演出、音楽、絵等の部分が作品とかみ合っておらず、結果的に足を引っ張った結果となっている。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
ストーリーがすごかったよなぁ…内容だけならここ数年のランキング上位なんだけど…。
とりあえず、あの雰囲気で行くなら後半のギャグはもう消した方がいい。
それに場面転換とか、BGMとかいろいろやらなきゃいけないこともある。
バンドの話もすごく中途半端だったし、あの流れの中で「千佳」の無意味さも謎だわ、正直なところ劣化鈴√と言われても否定できん。
もうね、直す所がたくさんあって指摘しきれないから、レビューは実は控えめ。
プレイしてみていろいろと文句が出るとは思うんだけど、ストーリーの凄まじさに隠された感はあるな。
最後の「メメント・モリ」もこれだけ引っ張っておいて…? みたいなEDだし、宙ぶらりんな気分になってしまう
できれば最後の最後までもう少し詰めて、何とか形を落ちつけてほしかった所。
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