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[レビュー]ひめごとユニオン ~We are in the springtime of life!~の感想
2013-10-23 Wed 12:00
<作品名>    ひめごとユニオン ~We are in the springtime of life!~の感想
<製作会社名>  SEVEN WONDER

ひめごとユニオン

シナリオ構成
S+
ルートは4本あり、選択肢が1回しか出てこないため攻略は非常に用意。
各ルートの長さには上下があるものの3h程度と少々眺め。
ただ、共通ルートや個別ルート自体の数を考えると、全体的なボリュームは平均的か、少々短いくらいだろう。

【おすすめ攻略順 : 聖→夕揮→小春→ヒメリア】
(話の整合性を優先させるなら【ヒメリア→聖→小春→夕揮】)
CG
S
線は細く、塗は濃い、癖を感じるが、やわらかさを感じる絵。
立ち絵とイベントCGで絵の雰囲気が大きく変わるのも特徴。
また、SD絵は非常に豊富。

音楽
S+
BGM27曲、Vo曲2曲(OP・ED)という構成。
OPの爽快さや、EDのしっとりとしつつも安定感のある雰囲気は高評価。
だが、大きく評価したいのはBGMの数々だろう。
作品に合わせて日常・明るめの曲が多くみられるが、その他もよいものがそろっており、特に「光の欠片たち」はなかなかの破壊力を有する。

お勧め度
S+
ギャグ成分が少し入ったSF部活学園物…というべきだろうか。
全体的にノリがよく、サクサクと読めるので初心者に特にお勧めしやすい。
状況的には案外ありがちな設定ではあるので、玄人には物足りないかも。

総合評価
S+

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

【物語について】
遠くの国のお姫様が、ある目的の為にお忍びで学園に――というたぐいのお話だが、設定はそこでとどまらず、主人公が忍者という設定を始め、各キャラクターに『秘密』があると言うのがこの作品のテーマ。

全体的な流れとして、大きく章ごとにまとめているので(作中では~秘密○~と表記)かなりテンポがよく、早い事が特徴としてあげられる。
また扱っている内容もあくまで軽いものなので、飽きることなく物語を勧められるだろう。
またその他にも、ギャグ成分が多めにとりいれられている作品でもあるので、上記の特徴を上手く手助けしている。

物語は基本的に部活中心で進む学園物で、個別ルートに入ってもその点は変わらない。そのため、ヒロインを含む脇役が後半になってもよく出てくることは高く評価したい。

また、主人公が忍者であることやヒロインの一人が剣士でもあるため、予想以上に戦闘シーンは多い。描写的にはまだ拙い部分が多くみられるが、エフェクトやそれまでの文章のテンポなども合わせて見ると、案外苦痛なく見ることができるだろう。

ただ、全ルートでシナリオライターが別にいるためか、攻略順によっては設定説明の不備が出るようになっていたりと、残念な点も多々ある。
もう一つ大きな減点としてあげられるのは、物語の中途半端さだろう。
この作品は「秘密」がテーマということもあり、根本的な舞台設定をはじめとして、各キャラにも多くの設定がある。
個別ルートではある程度書ききった雰囲気はでているのだが、根本的な設定等が中途半端にしか使われておらず、その他の伏線等も残されたままのようなものが多い。
できれば、最終的に「ヒメリア√」にあつめて、設定をすべてつぎ込んで書きこむ、グランドENDのようなものがほしかったのが本音。

ただ、そういいたくなるほどに設定としてはなかなか面白いものがあった事は忘れないでいただきたい。

特筆してあげておきたいよかった点が2点あるのだが、ひとつがヒメリア√でのディアーネだろう…とあるシーンでは思わず涙を流してしまうほどよいキャラだった。
また、作品全体の雰囲気もそうなのだが、どのルートプレイ後も何故か心が少しだけ楽しくなる作品で、プレイ後の読後感に関してはなかなかのものである。

EDの工夫等、演出でもなかなかのものが見られており、作りこみ不足はあるものの、シナリオには読みやすさと共に深さもある。
全体的な力を見ると、十分に良作と言えるだろう。

コンフィグに関してはなかなかに詳細が決められ、十分に使える。

【総括】
舞台設定が、ありがちと言えなくもないが、全体的な方向性は悪くなかく、特に日常シーンにおいての完成度はなかなかのものと言える。
瞬間的な物語の破壊力も時折見れるため、平均以上の評価を加えるが…もう少し作りこんだルートがほしかった事だけ、再度言っておきたい。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
主人公は結構万能系だよね、忍者で結構強いし。
ただ、主人公の特殊能力(?)といい、カード集めといい、サブキャラ設定といい…伏線を残しすぎ…と、説明不足or順序ありすぎ、という事だけ注意したいな。
出来れば説明系は共通で集めておいた方がよさそう。
作品自体に魅力はあったし、シナリオの雰囲気、特に共通ルートの出来等もよかった。とにかく読んでて苦痛自体は感じないから、もう少し作りこんでくれれば絶対もっといい作品になったのは確か。それだけに、もどかしい作品。
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