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乙女理論とその周辺-Ecole de Paris- の感想
2013-08-28 Wed 12:00
<作品名>    乙女理論とその周辺-Ecole de Paris-
<製作会社名>  Navel

111.png

シナリオ構成
S++
前作BADENDからの続きとなっており、おまけのようなEND2つを含めると、全5ルートの構成。
各ルートの長さにはばらつきがあり、りそなルートが比較的長い。その他は2-3hと中程度のながさ。共通ルートは長く、OPまでの道のりも長く、全体的なボリュームは一般程度かそれ以上といえるだろう。

【おすすめ攻略順 : ブリュエット→メリル→(デートリンデ→衣遠&駿河)→りそな→前作各ルートアフター】
※( )でくくられているものは、おまけみたいなルートなので好きなところで攻略推奨。

CG
S
前作同様線は細く、色は淡い、しかし独特の癖のある曲線のCG・立ち絵。
メインヒロインが少ないことから、一人一人のCGの枚数は多いもののCG総数を考えると一般程度の枠に収まってしまう。
どうしてもCGには癖があるので慣れないかもしれない。

音楽
S++
今回新たに追加されたのはBGM15曲、Vo曲3曲(OP・ED・挿入歌)。無論作中では前作のBGMも流れるが、鑑賞できるのはこの18曲のみ。
どれも質が高いのだが、特に今回はBGMが素晴らしい。
好転のイメージを受ける「光を」もお気に入りなのだが、前作OPのBGMアレンジ「DESIR」が今回特に涙腺を破壊するほどの威力を持っている。
ぜひ作中で流れるシーンを期待してほしい。

お勧め度
S++
むろん、前作を気に入った人にとって、という前提が付くため、万人にこの評価というわけではない。ただ、前作の雰囲気が気に入った方なら、この作品をかなり気に入るだろうことは予想できる。
前作の設定等も明かされ、物語としての完成度も高くなるため、ぜひプレイしてほしい。

総合評価
S++

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

【物語について】
今作は、前作「月に寄りそう乙女の作法」のBADルート続編となっているため前作のプレイが必須となっているので注意してもらいたい。

前作同様、相変わらずの女装主人公・お嬢様・服飾学校もの。
その世界観は、さすがに2作目ということもあり、かなり作りこまれているため、しっかりとした世界観が確立されている。

前作もそうなのだが、今回は特に海外ということもあり国民性の違いや各国の言葉が飛び交うのだが、その辺りの作りこみ方も妥協しない所など、各部分から文章力を感じる。

作品の全体的な雰囲気もほとんど同じといってよいのだが、それに加えて、笑いも、話に引き込む力もある。物語自体はテンポ良く進む。
そして、登場する各キャラクターの確立の仕方も見事といっていいだろう。
1シーン1シーンにこだわりが見られ、それぞれ脇役まで愛すことができる。

さらに共通ルートに特に見られるのだが、今回、泣きはしないのだがホロリときてしまうシーンが多々ある。
これは前作からの積み重ねがあるため実現可能な雰囲気であり、そういった状況をうまく使えていたことにも高評価。
ただ、相変わらずそういったシーンでも容赦なく切るアイキャッチは健在。


ただ、物語後半にかけて各キャラクターの心境の変化や展開速度が粗雑になってくる(特にりそなルート以外)。各キャラクタールートの後半はかなり短くこれまでの展開とは打って変わった小さな展開しかないと言える。
まるでせかしたような展開には、そうなってしまっても仕方が無いボリュームがあるとはいえ、それまでの完成度と比べてしまうと、どうしても質の低下のようなものが感じられる。

ただ、それらの不満を一気に解消したのがりそなルート。
特に後半にかけて前作の登場キャラが出てきたあたりからは、評価を口にするのも馬鹿らしいほど素晴らしかったと言える。
また、その過程で明かされている主人公やその周辺の設定には驚きの連続であり、このゲームの世界観がさらに確立されて行くことと共に、前作の各場面の理解・印象の受け方まで変えていったことは非常に評価できる。
さらには終盤のショーのシーンの演出も前作同様の最高の出来である。
詳しく述べるとネタバレになるため、控えるが前作が好きだった人は期待していてほしい。

ここまで来ると、朝日(主人公)の声が無いのだけが残念である。

【総括】
前作の続きということもありしっかりと雰囲気の継承が出来ていた事、泣きシーンが強化により、じんわりと来るものから強い泣きまで、複数の感動があったのは今作の中で一番評価したところ。
全体的な完成度をとってみても、その他の作品とは一線を画す出来であることに加え、伏線等を前作から仕込んでいたという事を考えるとこの評価を付けることに迷いはない。

単体ではなく前作プレイ済みということを前提の評価であることは忘れないでほしい。

ちなみに…
付属のパッチにより前作の主人公の声が追加+各ルートアフターも増える。
これらはこの作品をプレイ後にやることを推奨する。
ちなみに今作に朝日の声はない。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
ルナ様はもうあれだな…神だな…。
彼女のシーンで涙を流すとは思ってなかった、本当に。
残念な部分が各ルートの最後の方なんだけど、それもりそなルートで払拭してくれたなぁ…。このゲームの後前作を再プレイしたんだけど、ホント受ける印象が全然違う。
(なのでレビューも書き換えました)
特に変わったのが衣遠への印象だな…嫌いだったけど、今は大好きだわ。
BGMの質もすごくいいし、何処を褒めてもほめ足りない。
知らない人は前作からぜひプレイしてほしいなぁ…。
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この記事のコメント
こんばんは。


さて乙女理論ですが、私も気になるタイトルでした。
いつやれるかはわかりませんが、いづれ感想も語り合いたいかと。


ルナさんが好きなようですが、髪の色、目の色などもこだわりはあるのでしょうか?
チャットで聞きそびれてしまいましたw
ちなみに私はニーソックスなどのアレが大好きです。


わくわくさせられるような記事、ありがとうございました。
壁紙も楽しみにしていますね☆


ではb
2013-08-29 Thu 02:33 | URL | TaGm #-[ 内容変更] | top↑
こんばんは。
このコメントに気がついてなかった…。

基本的にキャラの外見に関してで好きになる…ということはめったにありません。
しいていうなら黒髪長髪の貞淑な感じは好きなのですが、2次元だとどうもそれも当てはまらないみたいで…。

やはり、正確・口癖・物語と腕好き嫌いが決まってしまうみたいです。

ルナ様については、やれば好きにならざる負えないキャラなんですよね…。
あの外見であることも重要ではありますが、ネタバレになりますのでこれくらいで。

定期更新とは別にレビューもたまには書いてるのでチェックしてくださいね。(不定期正午の更新です)

それではコメントありがとうございました。
2013-08-29 Thu 22:33 | URL | たつたつ #-[ 内容変更] | top↑
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