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[レビュー]人気声優のつくりかたの感想
2017-04-29 Sat 00:00
<作品名>    人気声優のつくりかた
<製作会社名>  MintCUBE

人気声優のつくりかた

シナリオ構成
S+
シナリオ√は3本。
共通ルートや各個別ルートの長さは一般的といえるが、攻略可能なキャラ数が少ないため全体的なボリュームには欠ける。

【推奨攻略順 : 小夏→祐果子→いつみ 】
攻略順にロック等はないので好きなキャラから攻略するとよいだろう。

CG
S
線はしっかりとしており、色彩も強めの絵。
どことなく違和感を感じる部分もあるが、全体的に軽微と言って差し支えはない。
少ないキャラ数のためか枚数に関してはかなりの量(Hシーン以外だけの量なら2倍程度)があり、作品中でよくイベントCGが使われているイメージがあった。

音楽
S+
BGM17曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
もっとも魅力を感じ、もっとも「惜しい」と感じたのがBGM。
なんといってもバリエーションの少なさは致命的なのだが、存在しているBGMの質は非常に高い。特に「告白のピアノ」や「イチャラブVer1」など、しっとりとしたものに関しては筆舌に尽くしがたい。
Vo曲に関してはどちらもアップテンポの明るい曲を採用しており、とくに転調後はどちらも思わず聞き入ってしまう良曲なのでおすすめしておきたい。

お勧め度
S++
声優業界を舞台とした作品。
特殊な状況ではあるものの、シンプルでありつつしっかりとしたシナリオは非常に読みやすく、しかしながら心動かされる部分も多いので、声優業界に興味はある方はもちろん、恋愛作品として広くお勧めしたい。

総合評価
S+

公式ホームページ
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ぎっくり腰になってしまった母の代わりに、妹と共に芸能コースの女子寮管理人をすることになった主人公はバイトの関係もあって声優たちと仲良くなっていくのだが――。

今回は全員学園にも通っているので、恋愛学園的要素もないとは言えないのだが、メインは「声優」という仕事であり、仕事(やその内容)を通してヒロインとの仲が深まっていく作品となっている。

「声優」というかなり固定され、また特徴的な分野を扱うということに関して、いままで「声優」をメインテーマとした作品があるかどうか定かではないが、少なくとも声優をしているキャラクターなら存在していた。しかし今回ほどに綺麗にかつしっかりと業界を書き表した作品はなかったのではないだろうか。
反発等が起きやすい設定の上で、滑らかに綴られるシナリオは安定感があり、笑いあり、涙ありのある種のサクセスストーリーともいえる。
非常にハードルのたかい作品になることが予想されていたのだが、驚くほどにうまく作られているといえるだろう。

中でもヒロインの設定は非常に良かった。
演技派の売れない声優、勢い重視の素人声優、キャラクターのみが取り上げられる人気声優、と声優としての立場を綺麗に割り振るだけではなく、クラスメイト、妹、あこがれの人、というパーソナリティ自体もしっかりと分けられている。
だからなのかもしれないが、各ヒロインシナリオで取り扱われているテーマはありふれていながらも、声優という一つのスパイスによって非常に新鮮な物へと変化させられており、序盤から終盤に至るまで飽きの来ない作品となっている。

シンプルながらも一つ一つ丁寧に書き込まれた出来事は等身大の経験としてプレイヤーをしっかりと巻き込み、とくに中盤あたりのイベント(付き合う前後)においてはルートによっては思わず涙してしまう√もあるほどで、もちろん本業の人からすると「え?」と思う部分もなくはないのだろうが、それを置いてもシナリオとして十二分に評価すべき内容だったように思う。
取り扱った内容こそ特殊であったが、中に詰まっているブレない王道恋愛作品のようなシナリオだからこそ表現出来たものではないだろうか。

コンフィグに関しては十分な機能がある。

【総括】
一部ボリュームに乏しい部分はあるものの、シナリオとしては秀逸で十二分に素晴らしい作品と言えるためこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
今回は料理もできる鈍感有能ハーレム系主人公なのだが、出すところで本能をチラ見せさせるからなのか不思議と鼻につかないのが特徴的だな、あと親友の姿に似すぎてて笑った。
何より残念なのは音杏が攻略できないことだよね…うん。
書くの忘れてたけど、ヒロインはもちろん魅力的なキャラクターたちだったんだけど、サブヒロインが本当に生き生きしてた! だからこそ、この世界の中がすごくリアルに感じられるんだろうなぁ…。
かなり特殊なテーマ作品だけど、純粋にいい作品と言えるのは珍しい。
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[レビュー]緋のない所に烟は立たない -緋修離と一蓮托生の女たち-の感想
2017-04-22 Sat 00:00
<作品名>    緋のない所に烟は立たない -緋修離と一蓮托生の女たち-
<製作会社名>  暁WORKS

緋のない所に烟は立たない -緋修離と一蓮托生の女たち-

シナリオ構成
S
下記にもあるが、共通√として1つの√が提供されており、その後クリアできるキャラクターは3人。共通√を含め各シナリオは2-3h程度なので、ミドルプライス作品相当のボリュームと言える。

【推奨攻略順 : 共通→津希→小夜→由利 】
1周目は強制的に共通ルート、その後好きなキャラクターのシナリオが選択可能。
由利√のみ、かなりグランドEDに近い終わり方をする√なので、一番最後に回すことをお勧めする。

CG
S
枚数こそ少な目ではあるが、硬い線質でしっかりと書かれた絵は高い品質を保っている。
主人公の立ち絵・イベントCGが豊富であることも特徴的な点と言える。

音楽
S+
BGM21曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
一番評価したいのは作品の雰囲気をリードし、しっかりと世界観を作り上げていたBGMだろう。「霧追い」等を代表とした落ち着いた雰囲気のものや「Truth Reason」等の”オシャレ”な曲はこの作品を構成するうえで欠かせないものと言える。

お勧め度
S+
日本伝奇作品を主体とした推理・サスペンス作品を一味ちがうものとして仕上げた作品。
全体的にスタイリッシュに作られている作品ではあるが、文体がかなり特徴的。
体験版で肌に合った方は徹頭徹尾最後まであの雰囲気を貫いてくれているので、お勧めしやすいが、肌に合わなかった方は素直に辞める作品。

総合評価
S

公式ホームページ
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―あらすじ割愛――

あっぷりけ制作「月影のシミュラクル」と同様のライトビジュアルノベルという形で発売された作品。
今回は4つある√のうち、共通ルートともいえる主人公――緋√(津希との出会いの話)を丸々無料でプレイすることができる。

内容自体はプレイすることが一番早く理解できるであろうが、かなり特徴的な内容なのは言うまでもない。
主人公の生業とする「かたり屋」はいわば「言葉」を使い、この世ならざる者に対抗する除霊師等にかなり近い物(本人は否定するが)。
各シナリオではそれぞれガシュウと呼ばれる妖怪を退治し、同時に物語の裏に隠れていた真相を語り終えるところまでがワンセットとなっている。

登場するキャラクターはかなり異質で特徴的。
その中でも主人公の緋は昨今珍しい声あり主人公であり、そのあり方は作中で「不思議の国のアリス」のチェシャ猫とたとえられる。
人を馬鹿にしているようで本質を見つめ、語る言葉は軽薄でありそうで真実を貫いている、という一癖も二癖もあるキャラクターなので、しゃべり方を含めて好き嫌いがかなり出る存在。
そのほかヒロイン達を含め作中では軽快な語り口調を中心としてユーモアあふれる雰囲気を演出しており、初心者から玄人まで楽しめるものにはなっているが、同様に嫌う人も出るタイプの作品と言えるだろう。
注意点として一つ上げられるのは、作中で扱っている言語がかなり幅広く、読み解くのにすこし力がいるという点だろう。
頭を空っぽにして楽しめる作品ではなく、じっくりと読み解くタイプの作品であることだけは注意しておきたい。

ミドルプライス作品という点で見れば、十二分によく作られている内容ではあるが、作中では明かされない主人公の過去や事実、人物その他もろもろを放置しているのも現状。
作中のポイントとなる部分に関しては明かしてくれているので、本当に気になるほどではないのだが、その結果如何ではFDを含む続編も作りやすいような作品となっている。

コンフィグに関しては言う事はなく、十二分な機能がそろっているといえる。

【総括】
非常に記憶に残る作品にはなっているが、ミドルプライス作品ということを含めてもう少しシナリオの内容を付けてほしかった、という意味でこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
主人公の語り口調を含めて、かなり気取った作品なので好き嫌いが出そうだなぁ…自分はそのどちらでもないように感じたけど、なんというかそれだけに注視してシナリオの内容が割と薄かった気もしなくない。
物語のパターンとして決まり切ってしまっていたから、作品の雰囲気に慣れてしまうと少し飽きてしまいそうだったしなぁ…。
由利√を先にやってしまうと後の√が壊滅的に面白くない…等々、物語として破綻しかねない構造になっているのも注意が必要かなぁ…。
嫌いじゃない、よくできている作品なんだけど、素直にはお勧めしにくい、そこにミドルプライス作品っていう要素も入っているからなおさらかも…。
まぁとりあえず、無料でプレイできる部分でたのしめるなら、後もずっと楽しめることだけは何度も言っておきたい、
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[レビュー]月影のシミュラクル -解放の羽-の感想
2017-04-15 Sat 00:00
<作品名>    月影のシミュラクル -解放の羽-
<製作会社名>  あっぷりけ

月影のシミュラクル -解放の羽-

シナリオ構成
S++
シナリオは一本道、TRUEENDを含めると全14ENDのミドルプライス作品。
全体的なプレイ時間は10h程度と値段対比を見れば十分量

【推奨攻略順 : 一本道(選択肢はアリ) 】
基本的に各ENDを見なければ新しい選択肢が出現しないつくりになっているので、その範囲内であれば好きな順番で良いだろう。

CG
S
あっぷりけらしい、しっかりとした線と淡い塗りの絵。
全体的に癖が強い絵ではあるものの、シナリオ二影響するほどではないだろう。
流血CGが複数枚に含まれているため、注意が必要。

音楽
S+
BGM21曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
全体的に和テイストでまとめられているBGMは作品に重要となる「妖しさ」を十二分に引き立ててくれていた用に思う
Vo曲に関しては、OP・EDともに少し影の薄い印象を受けたと言うのが正直なところ。
挿入歌の用に使ったりと工夫は見られたのだが、今一歩破壊力が足りず。

お勧め度
S++
日本伝奇物としてこれほど綺麗にまとまっている作品は珍しく、ミドルプライスと言う事を置いても、広くプレイしやすい作品となっている。
特に今回は14ENDのうち、序盤の2ENDを「月影のシミュラクル」で無料で公開する「ライトヴィジュアルノベル」という新しい形式での発表を行っており、作品の雰囲気をつかみやすいと言う意味でもお勧め。

総合評価
S++

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田舎の儀式に参加するために、幼い頃を過ごした伊沢に戻ってきた主人公。
親戚にあたる如月の家でお世話になる事になっているのだが、その屋敷には『生き人形』の伝説があり――という、いかにもな日本伝奇物。

今回の主人公は殺人現場を目撃する事で急速に物語へと巻き込まれる事になるのだが、本当に簡単に死ぬ。14個のエンディングのうち、幸せになれたのは片手で数えられるほどで、基本的にBADルートが多いのがこの作品の特徴だろう。
また、BAD(DEAD)ENDであったとしても唐突な終わりとしてだけではなく(※そういうENDもあるが)きちんと後日談描ききる事で、ひとつの物語の終わり方として完成させている姿勢に関しては賞賛せざるを得ない。

今回、やはり注目すべきは「ライトヴィジュアルノベル」という形式――多くの無料部分を見せた後の販売というころ――というのが会社の言い分だろう。
早い話が大ボリュームの体験版がある作品だと思えば分かりやすい。
10h程度短い作品のうち、1-2h程度を見せると言うのは正直なところ勇気のいる決断ではあるが、実際のシナリオとして2ENDだけでは作品の真髄の1%にも触れていない。
同系統の販売方法として思い当たる「ココロ@ファンクション」においては、体験盤が2G超えの1ルート分丸々の公開だったことは記憶に新しいが、これと比べると遥かにハードルが低く、初めての試みとは言いがたい。
しかしながら、長い体験版でつかむ事ができる文のリズムや物語の雰囲気などは購入作品を選ぶ際の重要なファクターのひとつとして機能するだけではなく、18禁要素の抜けた作品として体験版を発表する事ができると言うのは、プレイ人口を広げると言う意味においても重要な役割を果たしたと言え、結果はともかく評価できる点と言える。

さて、作品のシナリオ自体にもう少しだけ言及しておきたいが、伝奇物としての他にサスペンス物としての側面も持つ今回の作品。
和テイストなBGMも含めて妖しい雰囲気が漂う序盤空漂っており、雰囲気作りにおいては完璧だったといえる。
短い物語、また状況も特殊において、各キャラクターの登場回数が限られる中で描ききったそれぞれの登場人物たちも驚くほど良く描かれているのがプレイ後に分かった事のひとつである。
本来なら個別ルートをしっかりと作ってほしい所なのかもしれないが、作品本体の時間が短い事を考慮すれば、ある意味この程度の踏み込みでおいておいたのはファインプレイと言えるだろう。
タイトルに入る「シミュラクル」等の設定も十分に練られており、時間を忘れてプレイし飽きも来ないままエンディングを迎えられたのは本当に久しいといえる。
ぎっしりと濃縮に詰まったシナリオの中で、『心』を大切に扱い丁寧に描写↓この作品は、涙こそ流せないものの、多くの人に読んでほしい作品となっている。

コンフィグは十二分にそろっており、プレイするのに不都合はない。

【総括】
ミドルプライス作品としてはかなりの良作と言ってもよく、特に日本伝奇物としてはフルプライス作品に十二分に対抗できる作品であり、この評価とした。

(ぶっちゃけコーナー)
最初はかなり侮っていた、と言うのが正直なところ。
2ENDだけは終わらせていたけど、かなり展開も強引なように感じていたし、あんまり続きが気になるようなものでもなかった。
だけど、中盤以降から転がるように物語が展開していくのがこの作品の面白いところ。
特にループ物のように、主人公が繰り返すことによって知識を得ていくわけではなく、「一度きりの生」の中で得た展開だからこそ描ける雰囲気は昨今の作品ではなかなか見られないな。
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[レビュー]星恋*ティンクルの感想
2017-04-08 Sat 00:00
<作品名>    星恋*ティンクル
<製作会社名>  きゃべつそふと

星恋*ティンクル

シナリオ構成
S-
攻略キャラは4キャラ。
共通ルートは比較的短く、各キャラ√も1-2hと短め。
TRUE√も長いとは言えないので、全体的なボリュームは少し不足と言える。

【推奨攻略順 : 咲良→珠希→そらは→凪→TRUE 】
凪は3キャラ攻略後、TRUEはその後に出現する。
基本的にそれ以外は自由だが、そらは√は最後に回したほうが良いかもしれない。

CG
S
繊細で煌びやかな色彩が目に付く恵。
量に関しては申し分ないのだが、全体的な質に関してはかなり上下があると言わざるを得ず、ハッとしてしまうほど美麗なCGがある一方で、作品に強く影響するほどではないにしろ、顔を中心にバランスの崩れた物があるのも確か。
SD絵も多数存在している。

音楽
S
BGM20曲、Vo曲3曲(OP1/ED2)という構成。
Vo曲とBGMともにやはり目立つのは「ぼくらの星座」だろう。
OPに使われていることは言うまでもないが、アレンジとして使用されているピアノ・オルゴールVerそれぞれのBGMは、シナリオの重要な部分のすべてに使用されており、その旋律は十二分に力がある事を主張している。

お勧め度
S-
田舎を舞台とした恋愛学園物で少し不思議な話が出てくる程度なのかと思っていたが、各ルートとも後半からはわりとがっつりと不思議系の話で埋め尽くされている。
正直なところ初心者が付いて行けるほど受け入れやすく、楽しいと評すのも難しく、逆に玄人が楽しめるほど作りこまれているかと聞かれると、それも難しい。

総合評価
S-

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体の弱い妹の療養のため、叔母の家がある田舎『渚沙町』へとやってきた。
そこには『ナギ』という、その街でしか見えない星があり、閉鎖的なその町の中だけでひっそりと守り崇められてきたのだが――。

物語自体はナギと同じ名前を持つ凪と出会ってから動き始めるのだが、共通部分の大部分は各キャラの自己紹介を含めたショートエピソードを超えつつ田舎の生活に慣れていく、というものであり、その後すぐに各キャラ分岐が発生する。
物語の性質を考えると、やはりこの辺りに関しては短すぎると苦言を呈さなければならないだろう。

キャラの魅力が何たるかの2割も伝えられぬままに各キャラ分岐を選ばされることもそうなのだが、その後の個別ルートにおいてもシナリオ分量は不足しているためキャラの魅力を十二分に伝えられているとはいいがたい。
特に今回は『神技』と呼ばれる特殊能力が絡んでいたり、町の古き因習を匂わせていたりと、主人公とヒロイン以外の問題も多く立ち上がっている。
それらを扱ってるうちに、メインキャラクターへの感情描写や細かい展開などがおろそかになっており、全体的に粗雑な物語が出来上がってしまっている。
シナリオの本質から遠い方へ配置されていた咲良√や珠希√などを見てもそれらははっきりとわかるだろう。

シナリオのメインともいえる凪(+TRUE)√等はそれらの影響を強く受けたといえる。
本質的なことを言うと、根本ともいえるシナリオの流れにも問題が無いと言い切ることができないのだが、それを置いても書き手の『こうしたい!』という展開の方向性がダダ漏れで、無理な物語の方向転換や粗雑な状況描写などが続き、すっかりとプレイヤーの心は外れたうえでの、さらに突飛な展開。
深夜テンションで書き上げた作品をそのまま見せられるような感覚といえばわかりやすいのかもしれないが、勢い以外のパラメーターが著しく低い作品となっている。

一部のCGに問題はあるものの全体的には美麗なイベントCGを使用しており、BGMとしての「ぼくらの星座~Piano arrange~」は主張力が強く、雰囲気をリードする力があった。
それだけの要素があるにもかかわらず、シナリオ方面が壊滅的だった為にうまく使いこなせていないイメージがあった。

コンフィグに関しては十分にそろっており、プレイするのに問題はなかった。

【総括】
全体的に見るとそうでもないが、シナリオに関しては低評価なため、その部分を重視してこの評価とした。

(ぶっちゃけコーナー)
まぁ、最初の期待値が高かったから酷評になったような気もする。
というか、OP~序盤とかはすごくいい雰囲気だったのに、シナリオが進むにつれて驚くほどに悪くなる謎。
物語の真相を知った今となっては根本的な流れもちゃんと考え直した方がよさそうだけど、とりあえずちゃんとキャラの関係とかその内面を作りこんで書いた方がいいのかもしれない、みんなの行動が支離滅裂に感じてしまう。
後立ち絵で胸が時々見えてしまうのは、あれは意味があったのか…? あそこまで行くと不自然さしか感じなかったんだが、喜ぶ人がいたのかなぞい。
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[レビュー]彼女と俺の恋愛日常の感想
2017-04-01 Sat 00:00
<作品名>    彼女と俺の恋愛日常
<製作会社名>  parasol

彼女と俺の恋愛日常

シナリオ構成
S
攻略キャラは4キャラ。共通ルートは短く、各キャラ√も2-3hと短めなので、全体的なボリュームは少し不足と言える。

【推奨攻略順 : 遥→しずか→アリス→結花 】
攻略順にロック等はないので好きに攻略するとよいだろう。

CG
S
線ははっきりとしているが、淡い塗りの絵。立ち絵を中心に顔付近が少しふっくらとした印象もつ特徴的な絵。
全体的に綺麗ではあるのだが多少バランスの乱れがイベントCGを中心にみられる。
特筆しておきたいのはSD絵がとてもキュートでかわいいという事。。

音楽
S+
BGM25曲、Vo曲6曲(OP1/ED4/挿入歌1)
BGMは幅広く一般的なものをそろえたイメージなのだが、サブキャラ用のテーマBGMまで存在しているのは非常に珍しいといえる。
そして何よりも注目すべきは驚きのVo曲数だろう。特に各ED曲は各ルートを意識した歌詞の内容となっているので、クリア後にじっくりと聞いてほしい。

お勧め度
S
一般的な恋愛学園物。
すこし内容が薄く、エロ方面にウェイトを置きがちなので中身の期待しすぎに注意は必要だが一般的なだけあり、広く受け入れられる内容になっているはず。
一部√では同会社の過去の作品キャラ(or関係)が登場することも。

総合評価
S

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絵画コンクールに入選するために主人公は、特定のヒロインと行動を共にすることで外側だけではなく内面を描き出しすことにする、というのが物語のスタート。
基本的な作品の主軸としては、行動を共にすることでヒロインの抱える悩み――主に自分の能力と未来に対しての不安――の解決をし、学園祭を経てコンクールで金を取るというお話。

話によって大きくシナリオの雰囲気が変わるのはライターが3人いるからなのか、特に
アリスと結花√、遥√、しずか√でそれぞれ少し作風が変わるのが特徴的。
中でも実妹と恋をするしずか√はギャグの多いかなりはっちゃけた妹LOVEの√であり、過去の作品に出てきたキャラクター等の存在をよく匂わせている。
対してアリスや結花√等は堅実なシナリオとなっている。

良くも悪くも全体的に共通していることとして、主人公の基本スタンスが流されという事である。特に告白やHシーン、そのほか悩みの解決に至るまで、各部分で流されるうちにシナリオが進んでいることがあり、あまり主体性のない印象を受けた。

恋愛学園物としてメインに来るのが「恋愛」というのは言うまでもないのだが、その点に関してこの作品はタイトル通り「恋愛をしている日常」を淡々と描き出しているような印象が強く、あまり空気を読まずに唐突なHシーンを繰り返し挿入されるので(1キャラに付き6シーンあるので、仕方がないともいえるが…)そのあたりを真剣に読んでいる身としては、なおざりに作られた印象を受ける部分が多く、そのせいもあってか殆どの√において感情移入をすることができなかった。

もう一つ特筆すべき点として、「この作品でなければ伝えられないこと」と言える信念のようなものがぶれていたという事。
タイトルを踏襲して「恋愛日常」を描くのであれば、出会いから恋人になってからのやり取りをしっかりと描く必要があったように思うのだが、残念ながらその描写力に関しては他の一般的な萌えゲーに届かず、といったもの。
アクセントを加えるにしろなんにしろ、主軸をはっきりとさせて全体的な流れを決定したうえでしっかりと各キャラ√を作るべきだったのかな、と思わなくもない。
3人のシナリオライターをかかえて作品を作るうえではそのあたりの全体的な俯瞰的視点が不足していたような気がしなくもない。

コンフィグに関しては十分に機能がそろっており、プレイするにおいて困ることはない。

【総括】
一般的な恋愛学園物であり、それ以上でもなくそれ以下でもない、というのが現状の評価。

(ぶっちゃけコーナー)
ん~全体的に見ると普通の恋愛学園物なんだけど、ほんとにワンシーンワンシーンでいいものを持ってたりするのは確か。
ただ、凄く細かい表現とかが気になってしまうんだよなぁ…あとはもう個人的なレベルかもしれないけど、どうしても主人公が好きになれないんだよな。
自分本位で行動しすぎなのに、肝心なところは人任せ(ヒロイン任せ)みたいなのがちょっと多すぎた、あと芸術を扱うのはいいだけど、それもほんとにシナリオの一つってだけで作品として使いきれていないのも感じられたしなぁ。。。
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