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[レビュー]Liber_7 永劫の終わりを待つ君への感想
2017-02-25 Sat 00:00
<作品名>    Liber_7 永劫の終わりを待つ君へ
<製作会社名>  Lass

Liber7.png

シナリオ構成
S-
攻略キャラは4キャラ。
共通ルートは比較的長く4-5h程度となっているが、各個別ルートはかなり短く1h程度。
例外として未來√とTRUEに関してはそれなりの分量があり、全体的なボリュームとしては一般程度と言える。

【推奨攻略順 : 紅愛BAD3種→紅愛→萌生→沙綾→未來1(BAD)→未來2→TRUE 】
未來2END後にTRUEが出現する以外のロックはないので未來を最後に回す以外は好きな順番でよいだろう。

CG
S
作風的にバトル描写のCGが多く目立つ。
質の上下がかなりあり、物によってはかなりバランスの崩れたものも存在するのだが、中には目を引くようなきれいなCGもある。
流血CGも一部存在しているので注意。

音楽
S+
BGM38曲、Vo曲3曲(OP/ED/挿入歌)という構成。
そのボリュームに目を見張るBGMであるが、その内容として特筆しておきたいのが「Girls Talk」だろう。Voの入ったBGMというのは過去にも出会ったことがあるのだが、これほど自己主張の多いBGMに出会ったのは久しぶりである。
作品や場面に合っていたか、というのはBGMとして重要な評価ポイントではあるが、それを置いておいたとしても質の高い物であり、評価したい点である。
Voの入ったBGMはこれ以外にもあるので、作品をプレイして確認してみてほしい。
Vo曲として目を引くのは挿入歌の「Rebel Yell」だろうか、初めからトップギアで始まる今回の曲ではあるがシーンとして沙綾関連のシーン以外で使われなかったのが少し残念なところかもしれない。

お勧め度
S-
ループ系異能バトル作品。
過去作と同じ世界観で作られており、作品の端々に関係者等が出てくるほか、作中の用語にも大量の関係資料が載せられている。
作品自体は設定のつめが甘かったり展開も後出し設定のオンパレードなので、話の内容重視の方やループ設定等が好きだったりする方にもお勧めしずらい。

総合評価
S-

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

この作品を簡単に説明してしまうと、3日間のループする世界に巻き込まれた主人公が記憶の読み込み・書き込みをできる能力を使って味方を増やし、どうにかしてそのループを抜けようとするお話。

シナリオの主軸は悪くないというのが本音、特に後半はある意味驚きの事実もあり、そのあたりの明かし方等も悪くなかったのだが、いかんせん全体的に荒が目立つ。
以降の記事はネタバレを含む内容だが、未プレイの人が読んでも「つじつまが合わない」という事しかわからないようにしているつもりだが、プレイするつもりならぜひプレイ後に読んでほしい。

この物語のメインコンテンツとして挙げられるのが「ループ物」という事。
この事実は最初こそ隠されているものの、7月7日の0時(3日目)でループするということはすぐにわかり、その状況で主人公以外は記憶持ちこせない(ただし主人公が書き込むことで主人公が知っていることのみ更新可能)というもの。
この特に他の作品の多くでも問題となっているのが「人の死」について。
作品の特性上、物語を振興していくと多くの人の死を目撃することになる。
序盤に関して主人公を含む登場人物は、たとえループであろうとも人をむやみに殺すべきではないし、そもそも「ループするから」という前提で動くべきではないと語っている。
なのに3週目を超えるあたりから無駄なループが増えてきているのが事実。
ヒロインとの関係を深めるために…とは体のいい逃げ口上だろう、最終日にエコー音が聞こえるのに全く外に出ないのは不自然と言わざる負えない。
ここですべてを語る事は出来ないのだが、この辺りを含めて主人公やヒロインの行動に一貫性と言えるものがなく、各キャラクターへの魂が全くこもっていないように思えてしまった。
また作中に出てくる能力について。
とある絶対防御についてだが、物理現象を防ぐ盾なのは分かるが、光と音が通ってしまう=波が通る→衝撃波が通る…となると波の性質をすべての物質は持っているのでは…という部分に言及すると、いろいろつじつまが合わない。
太陽光を集光した疑似レーザーについても、通してしまうという説明があったのに終盤で防げるシーンが多い。これはとある効果全無効化の能力についても同様。
能力自体の無効化は可能だが、それによって及ぼされた物理現象は防げないのなら、レーザー光は通してしまうはずなのに…?
というよりそもそも、爆弾に関しても爆発しているのは能力のせいだが、爆発自体は物理現象であるため、能力部分は変換しかしていないのでは…?
と、いろいろと突っ込み部分がある。
作中に出てくる用語辞典についても「無駄な部分」が多すぎる。
不必要に与えられた用語をすべて見てみたが、作品として関連しているのは一握りといえ、結局この作品だけで分かることはほとんどない

以上、シナリオとしての作りこみ度は他のSF作品や科学系作品とは比べるまでもなく、各キャラの作りこみにおいてはほとんどの作品に負けてるといってもよい。

展開の一部に後付けのようなデウスエクスマキナを使ってしまうなど、シナリオの主軸自体はよくても細部がボロボロで評価しずらいというのが正直な干渉。

コンフィグは一通りそろっており、プレイ自体は普通にできる。

【総括】
作りこみが甘く、平均以下の作品と言って問題ないだろう。

(ぶっちゃけコーナー)
ん~厳しいような気もするけど、たくさんあった”つまらない”用語辞典には誤字がいっぱいだし、展開には付いて行けないし(内容は理解できるけど、ココロが付いて行かない)、戦闘シーンは微妙だし、設定はツッコミどころ沢山だし、あれこれはどこ評価すればいいの?ってなる作品。
音楽とかは結構悪くないんだけどなぁ…。
Lassは少し前から質の悪い作品を連打しているイメージが強い。まぁ11eyesのころからツッコミどころは多かったけどなぁ…、あの頃はまだ勢いがあったのに、それすらなくしてるような気が…。
結構ボリューミーで主軸は悪くないんだからちゃんと丁寧に作りこんでほしかった…延期してもこれじゃ…ってなるよ!
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[レビュー]シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~の感想
2017-02-18 Sat 00:00
<作品名>    シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~
<製作会社名>  Azurite

シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~

シナリオ構成
S++
全7章構成の作品。
1-2章は共通ルートで3章からは各章でキャラ分岐が発生する形となっている。
基本的にキャラ√1h程度と短めになっている。
原則として各章で一つの事件が発生するため、全体的なボリュームは十二分と言えるだろう。

【推奨攻略順 : ひかり→夏希→沙彩→百合子→萌花BAD→萌花→さくら→TRUE 】
攻略順に指定はないのだが、物語の形状通り、発生した分岐キャラ√をこなしていくのがよいだろう。

CG
S
線と塗りが濃く、肉感の強い絵。
立ち絵やイベントCGは完成度が高く見入ってしまうほどとは言えないものの、独特の質感の絵はエロシーンを含む肌が多く出るシーンで本領を発揮している。
多くはないのだが、バトルシーンだけすこし毛色の違う雰囲気になっているのも特徴的だろうか。

音楽
S++
BGM34曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
幅広くそろえているBGMの中で目を引くのはやはり探偵シーン関連の物。
特に推理シーンを代表とする「真相推理」や犯人決定シーン用の「犯人はお前だ!」などは特有の物だろう。各所で鳥肌物だった「決意の時」も特に素晴らしいBGMとして追記しておく。
Vo曲は高音がクセになるOPやEDのシックでかっこいい雰囲気に誰しもが虜になるだろう。
ちなみにEDに関しては萌花VerとさくらVerがある。

お勧め度
S++
SF推理サスペンスをメインとした青春学園物。
心が読める主人公がとある事件を発端として探偵として数々の事件を解決していくこととなる作品で、推理物、サスペンス物が好きな人には是非にお勧めしたい。
特殊能力も出てくるが、バトル等は基本的にないと思ってよい。

総合評価
S++

公式ホームページ
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生まれつき他人の心を読んでしまうという能力をもった人物が主人公の今作。
学校行事のために班を組まされることで出会った6人。
感じの悪い委員長系女子、クラスのマドンナ、自称霊感少女、お調子者、スポーツバカ、そして前から気になっていた少女――。
彼らと出会うことで物語は始まった。

この作品を簡単に表すなら、巻き込まれた”事件”を心を読む能力を駆使しつつ解決していく青春学園物なのだろう。
現に最初はヒロインの一人の体操服が盗まれるという事件の犯人に間違われるというシチュエーションで力を発揮する。
それが、クイズイベントになり、殺人事件になり…と章を経るごとにヒートアップしていくのは言うまでもない。

心が読めるということで推理者としては少し邪道な部分もあるが、「心の声」を出したのが誰かわからないという制約があるため、実際に誰が犯人なのかわかることは少なく、あくまで「論拠」の一つとして扱われることが多く、実際に問い詰める際には物証等をきちんと用意している。

シナリオとして推理の質は実はそこまで高くないのだが、ゲームのシステムを巧くつかいそのあたりをカバーしていたことに関しては高い評価をしている。
今まで似たような探偵物や推理物があったけれど、これほどまでに巧くプレイヤーを参加者として推理物の魅力を伝えられた作品は類を見ない。
質が高くない、とはいったものの6章のクイズ等、謎解き物としては一般小説に負けないレベルであることは保証したい。また、後半までは選択肢等を間違えても、何度も挑戦できるあたりも個人的にはうれしかったり。

推理(事件)自体も魅力なのだが、主人公がもともと根暗(能力ゆえに)で無気力な人間だったはずなのだが、物語が進むごとに探偵としての信用を勝ち取っていき人間関係を作っていく様をきちんと描けていることに関しては手放しで称賛したい。
個人的には「犯人はお前だ!」を綺麗に言えない主人公に何度も愛おしさを感じたし、だからこそ人間的な主人公がステップアップしていくごとに自分ことのように喜びを覚えた。

推理論拠の一つとして扱われている「心の声」を各キャラの心理描写として使用しているシーンがあるのも魅力の一つだろう。
一対一での会話などで心の声を聴かせるシーンは作中に多くあり、作品自体が持つ設定を巧く使いキャラクターを作りこめており、だからこそ作中に出てくる班のメンバーすべてに愛着を持つことができる。
作品には魅力的なキャラクターが驚くほど多く出てくるが、その中でも班メンバーはやはり別格といってもよく、そういう雰囲気に持っていけたからこそ、終盤には泣きシーンを作れた部分もあるのだろう。

推理物というと謎解きがメインのように思えたが、セットである「犯行動機」が物語で重要になるようにこの作品では「心」をとても大切に取り扱った作品であり、楽しくもあり、悲しくもある非常に読み応えのある作品に仕上がってたといえる。

コンフィグ等にかんしては基本的な部分についてそろっており、プレイに支障なし。

【総括】
本格的な推理アリの青春学園サスペンス物として不動の地位を築いたといっても過言ではない名作の一つであると自信を持って保証する。

(ぶっちゃけコーナー)
推理物って小説でも結構苦手な部類になるんだけど、これはほんとにおもしろい。
純粋に面白いと思えた作品はそういう意味では久しぶりなのかも。
推理要素以外にも面白いところが多かったのが振り返った感想でもある。
主人公が好きになる作品はやっぱり面白くなりやすいなぁ。
そういえば推理物というと過去にはあかべぇさんとかが作ってたけど、推理の質も違うし、古式迷宮みたいな変な選択肢制度でもないからすごくプレイしやすい。
あとエンドあとに各キャラの声優コメントが聞けるんだが、皆適当なこと言いすぎて笑ってた。くすはらゆいさんが最後の最後まで本当のことを言わな過ぎた…。
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[レビュー]王の耳には届かない!の感想
2017-02-11 Sat 00:00
<作品名>    王の耳には届かない!
<製作会社名>  AXL

王の耳には届かない!

シナリオ構成
S+
ヒロインは4人、共通ルートは3-4h程度と短めだが、各個別ルートが3h程度となっており、全体的なボリュームは十分。シズルとジーニア√にのみBADENDが存在。
そのほかノーマルEDも2種類存在している。

【推奨攻略順 : (ノーマル→)コーリオ→シズル→ジーニア→ピオニィ 】
ピオニィ√のみ、誰か一人攻略後に攻略可能。
基本的には√間でのシナリオの干渉がないため、攻略順に指定はない。

CG
S
いつも通り塗りが濃く、硬い質感の絵。
独特ともいえる質感はいつものAXLらしいといえ、全体的に安定した品質であることは言うまでもない。また、いつも通りSD絵も豊富に存在している。

音楽
S+
BGM28曲、Vo曲5曲(OP1/ED4)という構成。
いわずもがな、各場面各種のBGMをそろえているが、その中でも今までに比べ戦闘用やそれに類するシーン用のBGMが多いのが印象的。
Vo曲は茶太さんのOPの他に各ヒロイン用にEDが用意されており、どれも良曲なので十二分に高評価を付けられる。

お勧め度
S+
田舎が舞台の勧善懲悪作品、AXLの定番の作品ともいえる
全体的なレベルは言うまでも無く高く、AXLファンは十二分に楽しめるだろう。
シナリオも安定しているので、AXLファン以外の初心者にもお勧めしやすいのが特徴。

総合評価
S+

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戦場で死んだ親友コルの遺言で、主人公のキャスはいつもいい風が吹く国境の田舎『バーレ村』に向かい、彼の祖母にその遺品を渡した。
そして、用心棒として静かにその村を守っていくことを誓ったのだが――。

共通ルート序盤、物語の始まりはかなりゆったりとしており、主人公やヒロイン達の登場後は基本的にゆったりとした物語を楽しむことができる。
終盤にかけて一つ大きな問題が発生し、それを解決することで各個別ルートへと分岐する。

全体的にはいままでのAXL作品とさほど大きく変わらない物語構造で、特に驚くべきところはないのだが、強いて言うと共通ルートだけではあまり物語に盛り上がりがない印象があった。今までの作品では共通ルートにかなり大きな問題を持ってきていたので、それと比較した場合にどうしても見劣りするものがある。
しかしながら、いろいろな伏線をきちんと残しており、各個別ルート(一部の√だが)できちんと回収をする形になっており、今までと比べると共通ではなく個別ルートに大きな盛り上がりが存在している。

再度認識したことだが、各ヒロイン√においてシナリオを展開させることはもちろん重要だが「ヒロインの魅力」を伝えていくことも一つの大きな役割である。
その点においてこの作品は巧く表現できていたように思う。
ヒロインの魅力をきちんと伝えているからこそ、プレイヤーは感情移入して作品をプレイできるし、だからこそ後半の物語において心を動かされる。
正直に言わせてもらうと、各ヒロイン√においてのシナリオは決して質のいいものとはいいがたく、どちらかというと無難な展開で安定した物語運びと言ってしまえる物だろう。
しかしながら、それまでの前節をしっかりと書き込めているためにそれ以上の効果を発揮し、泣いて笑える勧善懲悪作品に昇華できている。
それでいて朴訥とした素朴な雰囲気をけさないようにしっかりと形作っていることに関しては素直に称賛したい。
長く質のよい作品を安定して出していける秘訣がこの辺りにあるような気がしてしまう。

先ほどはヒロイン√はたいして盛り上がりのないものだ、と失礼なことを言ったが、今までの同系統作品と比べるとどのルートも異質と言えるのは確かで、ある意味その部分がこの作品と他の作品と分けている部分ともいえるだろう。
すべての√が少しずつ物語の根幹部分にかかわっているために、全キャラをクリアしないと物語全体の背景をすべて把握することはできず、これと言えるグランドエンドは存在しない。
どのルートからの攻略でもネタバレにならないあたり(※主題としている問題が違うため)はシナリオとしてうまく作られている印象を受けた。

コンフィグに関しては非常にプレイしやすい環境をそろえてくれており、チャート等もあるので攻略もしやすいだろう。

【総括】
全体的に安定した平均より上の作品で、AXLらしい素朴な良作という評価を安心してつけられる。

(ぶっちゃけコーナー)
評価のところではシナリオ部分しか語ってないのだけれど、歌とかに関してもそれ単体で商品となるくらいにいいものだし、絵に関しても安定していて時折ハッとするものも混ぜられていたりとやっぱりこれも質が高い。
シナリオももちろん重要だとは思うけれど、こういうバックグラウンドあってこその作品なんだろうなと思う。
長く愛される会社だとは思うけれど、飽きられないか心配なのも確か。
どこかでブレイクスルーのような作品が作られてくるのではないかと個人的には期待している。
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[レビュー]夏彩恋唄の感想
2017-02-04 Sat 00:00
<作品名>    夏彩恋唄
<製作会社名>  すたじお緑茶

夏彩恋唄

シナリオ構成
S-
攻略キャラは4キャラ。
共通ルートは3-4hで個別ルートは2h程度となっており、全体的なボリュームは乏しい。

【推奨攻略順 : 彩花→紫苑→光→悠那 】
各個別にネタバレ等はなく、攻略順に指定はない。

CG
S
以前より塗りに立体感が増え、テカリが増えた絵。
いままでよりエロ部分に重点を増やしているので、そういったシーン用のCGが増えているイメージ。なお一部SD絵や以前までのような特大サイズのCGもきちんと存在している。

音楽
S
BGM14曲、Vo曲1曲(OP)という構成。
DucaさんのOP曲「ナツコイ」はさすがというべきか、1曲だけではあるものの夏らしいすっきりと爽やかな恋を歌い上げてくれている。
BGMに関しては全体的にバランスよくそろえているが、やはり不足気味。
EDがないのもいたいところだろう。

お勧め度
S
すたじお緑茶の「恋色空模様」「南十字星恋歌」の恋シリーズに続く3作目の恋愛学園物。
作中では「南十字星恋歌」の舞台「グインベルン公国」や登場キャラクターの家系等の名前が出てくるシーンも多い。
シリーズ作品が好きだった方はプレイしてもよいだろうが、恋愛学園物としての魅力にかんしては少し欠けていると言わざるを得ない。

総合評価
S

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舞台は日本、とある事情のためクラスメイトの女の子と「嘘の恋人関係」になることに。
幼馴染や長く会っていなかった妹、そして許嫁を含めた少し不思議七つの物語。

割と設定としてはありがちな恋愛学園物。
主人公の出自がお金持ちという特殊な点はあるものの、月10万円の費用で妹と二人暮らしをしており、金銭感覚に関しては普通。
そのた家事も一通りでき、勉強に関しても平均よりも少し上というもので、主人公としてのキャラクター性というものに関してはあまり特筆すべき点はない。

物語のメインと言っていいのはやはりヒロインたちの存在。
学校で一番かわいいが、口や性格がかなり悪い(?)嘘の恋人、いざというときに包み込んでくれる姉のような存在の幼馴染、おっとりとした性格だが主人公の事に関してはしっかりと行動をする許嫁、長い間会えずに兄に恋愛のような感情を抱く妹…と、さっくりと書くとこのような感じになっている。
どうしても、この話じゃなきゃかけないヒロイン! というわけではないところが少し悲しいところだろうか。

嘘の恋人である「悠那」と付き合っていくことで、他のキャラクターの魅力に気が付けたり、最初は苦手だった悠那自身への魅力へ惹かれていったりと、単純な物語であるためか、作中でしっかりとヒロインの魅力は伝えられていたし、全体的にかなり無難に作られた印象がある作品。
しかしながら他の作品と「ここが違う!」といえるポイントがあまりなく、他の作品に埋もれてしまいそうだ、というのが最初から最後までの感想。

今までの作品と比べるとエロシーンが多くなったが、個人的な観点からこの部分に関してはあまり評価をしていないし、そうなるとこの作品の魅力と言えるべき部分が消えてしまうというのが正直なところ。

コンフィグに関してはかなり簡素ではあるものの必要最低限の機能はそろっている。

【総括】
作品として完成はしているが、それだけ…という感じ。
失敗はしていないが、成功もしていないということでこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
あと毎度のことだが、各話の最初にOPを何度も流してくるのはなぜなんだ…。
EDがないのは結構きつい。
他の作品で当たり前にあるものがないというものは、やはり弱点と言えるだろう。
シナリオの魅力はあまりないのは置いておいて、シナリオのボリューム、BGM、CG等、一般的に誰でも比べられる部分において他作品に後れを取っているというのはやはり厳しいと言わざる負えないような気がする。
嫌いじゃないんだけど、本当に好きと言いにくい作品で、感想を書くにも書くべき部分がなさ過ぎて少し困ったのが本音。
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