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[レビュー]乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque-の感想
2016-07-29 Fri 00:00
<作品名>    乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque-
<製作会社名>  Navel

乙女理論とその後の周辺

シナリオ構成
S+
ANOTHER√としてブリュエット√が1本(2-3h)
そのほかりそな、メリル、ブリュエットの各After√が1本ずつ(1-2h)用意されている。
ファンディスクなので全体的なボリュームは少ない。

【推奨攻略順 : ブリュエットANOTHER→ブリュエット→メリル→りそな 】
ブリュエットafterのみ、another√攻略後のロックがかかっているが、それ以外の攻略は自由のため、好きなキャラからのプレイで問題ないだろう。

CG
S
安定の硬い質感の絵で、HCGにいつも通りエロさもない。
各キャラの枚数は少ないものの、ブリュエットやアンソニーのイベントCGが多いのが特徴だろうか。

音楽
S
新規追加はVo2曲(OP/挿入歌)、、BGM4曲となっている。
OPは今までのメロディを少し含めたものとなっているので、どことなく懐かしい。
BGMではやはりコレクション時に流れるものが目を引くだろうか、こういったとがった音楽はほかではあまり流れないので、特に新鮮と言える。
もう一つ特徴的なのはBGMの長さが長いところ、基本的にBGMといえば2-3分というのが多いのだが、今回作られているBGMはどれも5分超。曲数の関係もあり正確な評価を下すことはできないが、最後までしっかりと作りこまれたBGMは一聴の価値があるだろう。

お勧め度
S+
このシリーズが好きな人はもちろんプレイをお勧めできるが、あくまでファンディスク。
感動できる部分も多いものの、逆にこのシリーズを続けることはそろそろ無理じゃないだろうか、と感じられる内容でもあり、ある意味シリーズ最後の作品として受け入れるためのものとなるだろう。

総合評価
S

公式ホームページ
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シリーズ関連ではなんと4作目になる今回の作品。
見どころである各キャラクターの軽快な掛け合いは健在。

再度確認したのは、特徴的なキャラクターを作るのが本当に上手であるという事。
今回だと「難儀ですね」と繰り返し言ってくるあの方でしょうか。
ルビを使ったりと様々な手法によって掛け合いの方法を工夫してくるあたりには一種の尊敬すら覚えてしまうだろう。

もう一つ評価する点といえば、ある意味これがファンディスクの役目の一つだといってもいいかもしれないが、スポットの当たらなかったキャラにスポットを当てるという事。
今回だとアンソニーにスポットが当てられており、今まで語られなかった彼の事をもう少しだけよく知ることができるようになっている。
彼だけではなく当然ではあるが大蔵の親類に関しての話はどのルートでも多く出てきており、ここまでくるといわゆる乙女ゲーに近くなってしまってしまっているかもしれないが、主人公があんな感じなのでさもありなん。
どちらにしろ、サブキャラクターを大切にするというのは、作品をしっかりと形作るうえでおろそかにすることはできないだろう。

少しややこしいのが、√によって明らかになっている事実が異なっていることであり、それによって同じキャラクターであっても、√間で大きく正確(見える部分が)変わっているという事。
作りこみ、という意味でそのあたりをきっちりと仕上げていることには交換を覚える一方で、どうしても気になってしまう裏の顔が見えるところもあるので注意が必要。

全体的に感動できるシーンも多かったのだが、それでも革新的なものという意味では目新しさがないのも事実で、テーマとしてはやり切った感がある。

コンフィグに問題はなく、使いやすかった。

【総括】
ファンディスクということもあり、その中で新しい事があったかどうかを鑑みても、今回はどうしても評価は抑えてしまう。

(ぶっちゃけコーナー)
さすがに4作目ということもあって、残弾が少なくなってきているような気がするわ。
まぁ、今まで以上にいろいろなキャラについて踏み込んでくれたのはうれしいけど、もうそろそろ終わりにしなきゃな、とは思う。
どこかのD.C.みたいなことだけはしてほしくないんだけどなぁ…。
別にあれがすべて悪いとまではいわないけど、新しいものを愛す人間としては、この作品があったうえでまた新しい物を見てみたい、というのが正直な感想。
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[レビュー]見上げてごらん、夜空の星を FINE DAYSの感想
2016-07-22 Fri 00:00
<作品名>    見上げてごらん、夜空の星を FINE DAYS
<製作会社名>  PULLTOP

見上げてごらん、夜空の星を FINE DAYS

シナリオ構成
S++
ファンディスクのため共通ルート等の考えはない。
ひかり√が2h、織姫√、ころな√が1h、そのほかが1,5hというところ。

【推奨攻略順 : ひかり→沙夜→織姫→ころな→帆乃香→美晴 】
攻略順に指定はないので好きなキャラからの攻略を推奨したい。

CG
S
一人に対する枚数はどうしても少ないが、キャラ数も多いため十二分。
ハッとするようなCGは少ないが、基本を押さえてオリ安定した品質を保つ。
SD絵に関しては本作と同程度の量が用意されている。

音楽
S+
新規で追加されているのはOPの「Finest Sky」、BGMの4曲。
OPは疾走感のある名曲でBGMに関しても全体的に落ち着いているものが多い。
如何せん量が少ないので評価が難しい。

お勧め度
S++
本作『見上げてごらん、夜空の星を』をプレイしたことがあり、あの雰囲気を楽しめた方なら絶対に気に入る作品と言える。
FDという構造上、逆に初見でのプレイはお勧めできない。

総合評価
S++

公式ホームページ
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基本的には各ルートともにある意味では予想通りともいえる出来となっているファンディスク。その年で一番と言われるほど元の作品の質が高かったため、それに付随した形で作品を作ればある程度の作品になることは予想できる。
それを踏まえたうえで、どれだけ壁を越えてこられるかというのが今回の評価となっているところ。

その上で、メインとして評価したのはひかり、沙夜、帆乃香、美晴の3つの√。

ひかりと沙夜の√は過去に起きた『世紀のガッカリ彗星』とも呼ばれているとある天文についてのお話だが、特にひかり√については他の√とも違い非常に良く書かれており、そのほかに挿入歌等も使われていることから今回の作品自体のメインともいえるものになっている。
FDというとどうしてもアフターストーリーなので未来の話でまとまってしまいがちだが、今回はきちんと過去を絡めており、そういう意味でも満足できるものになっている。
『星』というある意味地味なテーマを選びながらも、どう感動させるかということがうまく考えられており、ひかり√だけではなく沙夜√も泣き所がきちんと作られていたのも評価の一つ。

帆乃香√は「いかにこの接点のなかった子とくっつくか」というのが一つの見どころ。
ストーリー自体ではなく、キャラの魅力で押し切ったというイメージを受ける。
ニヤニヤするシーンももちろん多いのだが、どうしても最後まで「宙見」「吉岡」と苗字で呼び合っていたり、ヒロインの性格上の問題もあり、展開のさせ方も基本的に雑なのでくっつけるのが難しかったのかなというのも正直な感想。

美晴√はある意味一番過去と密接にかかわる√。
攻略ヒロインに対しての新事実がもちろん出てきてはいるのだが、前作の中でも救われなかったヒロインの一人がきちんと救われるシーンは号泣もの。
詳しい内容説明は伏せるが、ある意味このシーンを見るためだけにでもプレイしてほしいほど。
あまりにすさまじすぎて、そのあとがどうしても萎み気味だったのはご愛敬だろう。

コンフィグに関しては十分そろっており、プレイするのに問題はない。

【総括】
FDということもあり正確な評価ではないが、複数のルートで泣ける作品であることは間違いなく、FDの中でもよい出来だったことは保証したい。

(ぶっちゃけコーナー)
個人的にはやっぱ美晴√が好きだったかな。
あのシーンは普通に泣いてしまうわ。
それ以外もひかり√や沙夜√で所々泣いてしまった…BGMの使い方がうまいんだよなぁ。
こうなると気になるのが他の2√なんだけど、どうしても普通のアフターストーリーって感じなんだよな、シナリオの質に関しては帆乃香も一緒だけど。
難しいだろうけど他のルートでも頑張りを見たかったところ。
それにしてもいつもここの会社はサブタイを略すとFDになってるな。。。
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[レビュー]そして初恋が妹になるの感想
2016-07-15 Fri 00:00
<作品名>    そして初恋が妹になる
<製作会社名>  ALcot Honey Comb

そして初恋が妹になる

シナリオ構成
S++
攻略キャラは4キャラ。
共通ルートに比較的量はあるものの個別ルートは2-3h程度なので、全体的には平均より少し短い程度の作品となっている。

【推奨攻略順 : 遊花→寧々子→忍→翼 】
翼以外に攻略順の指定はないため自由な攻略順でよいだろう。
クリア後にExtraとしてアフター√が解放される。

CG
S
線が細く、とても淡い塗りの絵。
全体的に安定はしているものの、はっと驚くような絵は少なく、昨今の作品の中では評価をしにくい部類に入るのかもしれない。
個人的にはなるのだが、男性の書き方に関しては好き。

音楽
S++
BGM29曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
最初に言っておくが今回の評価は完全にBGMによるもので、残念なことにOPとEDにあまり強い印象を受けなかった。
対してのBGMは宝の山といってもいいほどで「Dreams and reality」や「二人の距離」「咲き誇れ!」など、一つ一つとってみれば意外と破壊力は高くないのだが、これが今回のじっくりと書かれる繊細な心理描写などのシナリオと完全にマッチングしていた。
純粋で素朴なBGMの数々はしっかりと世界観を持っており、作品としての質を格段に上げてくれていたように思う。

お勧め度
S++
「妹もの」というには本物の妹が存在作品ではあるものの、他の妹ものよりもよっぽど妹物らしい作品。
難しい設定等もほとんどなく、しっかりと物語が作られているので初心者から玄人まで誰であっても純粋に楽しめる作品で、泣きゲーとして久しぶりに自信をもっておすすめできる作品。

総合評価
S++

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幼い頃、親にひどい扱いを受けた主人公は同じ境遇の忍を「妹」と偽り生きてきた。
学園の理事長の計らいもあり、学生寮に住まわせてもらい学校とバイトの繰り返しの日々だったが、とある事件からもう一人「妹」が増えることになり――。

タイトルに「妹」というキーワードが入っているものの、実妹はおらずいわゆる「偽妹」が二人出てくる作品。
主人公を含めてそれぞれの境遇には割と暗いものがあるものの、序盤はそこまで重く扱うこともなく、笑いとともに軽快なテンポでシナリオを展開する。
注意点としてはメタネタを扱うことが多いということで、「春季限定ポコ・ア・ポコ」との関連を深く感じることが多く、学園の名前やキャラクターの名前等も時折出てくるほか、理事長など関係者も登場している。(シナリオに深くかかわることはない)

全体的なシナリオの印象として緩急がはっきりしているという事、そしてサブキャラクターまでしっかりと作られていることが作品の質の向上につながっているように思える。
普段は軽く緩い学生寮の友人たちだが、しっかりと締めるところは締め、それぞれの立場から主人公やヒロインを助けてくれている。
それが如実に出てきていたのが忍√だろう。

個人的に一番評価しているのも忍√で、主人公の抱えた過去の闇を含めて、あえてほかの√ではあまり触れなかった部分にしっかりと触れ、何とかしようとするその姿にはBGMも含めて何度も涙を流してしまうシーンがあった。
主人公とは一番付き合いが長く純粋に一番「好き」だからこそ、ああいう話になったのだろうと思えるものになっている。

最終の翼√は主人公の過去のアプローチが少し違い「家族」を絡めてきていたが、主軸は忍√と一緒でここまでくると、この作品の本質が「妹」なのではなく「本当に大切な人のために出来ること」であるような気がした。
お互いがお互いを想い合う素朴でいて純粋な掛け合いや、時折挿入される他人視点を含めた繊細な心理描写はこの作品の魅力としてしまってもよいだろう。

少し残念なのは各ルートで少し話の祖語があったという事。
主人公の好きなコーヒーの種類等、細かいところは気が付いただけで2点あり、ここまでの完成度の作品だからこそ、もう少しだけ詰めてほしかったというのも正直な感想。

コンフィグに関しては十二分に使いやすい物となっている。

【総括】
特にシナリオとBGMの相互効果が高く、質の高い作品となっているためこの評価を付けることに迷いはなかった。妹だけではない家族を扱った作品として名作。

(ぶっちゃけコーナー)
いやぁ、忍√をやると翼が少し嫌いになりそうなくらい忍の愛がすごかった。
あの子は最後の最後まで主人公の事しか考えてなかったし、だからこそ幸せになってほしかったのに最後はああいう選択肢を選ぶんだからいじらしい。
完全にファンになったわ。。。
と言いつつ翼√はあれはあれでよかったしな、駄妹4代目襲名もしてるし。
それにしても作中はポコ・ア・ポコの出現率高かったなぁ…
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[レビュー]こころリスタ! cocoro Restarter!の感想
2016-07-08 Fri 00:00
<作品名>    こころリスタ! cocoro Restarter!
<製作会社名>  Q-X

こころリスタ!

シナリオ構成
S+

【推奨攻略順 : メルチェ→真理歩→さち→雪音→星歌→アルファ 】
攻略キャラは6キャラ。
共通ルートに割とボリュームがあるが、個別ルートは短く2h程度となっている。
攻略キャラ数の関係もあり、全体的なボリュームは十分といえ

CG
S
線が細く、淡い塗りの絵。
キャラ数の関係からから一人に対する枚数は少なめだが、総じて質は安定。
誤解を恐れずに言うと、どことなく昔の雰囲気を感じる絵。
特にその中でもアルファのCGに関しては質のいいものがそろっているように感じた。

音楽
S
BGM31曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
全体的にやさしい曲が多い印象で「気味の笑顔を一生見たい」や「ぬくもり、重ねて」等、聞いていると心地のいい曲が多い反面、涙腺を刺激する曲が少ないのも確か。
OPに関してはどこか懐かしさを感じるアップテンポな曲と、しっかりと占めてくれるEDがそろっている。
印象に強く残るかというと微妙なところが悲しい。

お勧め度
S+
電脳世界を舞台とした作品は意外と少なく、その中でもしっかりとシナリオが作られている作品はさらに少ない。今回はシリーズ作ということもあり、その続きでプレイされる方はもちろん今回が初めてという方にもお勧めしやすい作品になっている。
どちらかというと恋愛作品としての色が強いので、その点を踏まえてのプレイを推奨します。

総合評価
S

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同会社制作の過去作品「こころナビ」という作品の数年後が舞台。
設定等を多く引き継ぐほか作中には上記作品からの人物も少し登場しているが、基本的に前作の知識がなくても十二分に楽しんでプレイすることはできる。

科学技術が発達した少し未来を舞台として、かつて世間をにぎわせた「こころナビ」という電脳世界に入れるアプリ、ひょんなことからそれと同じような機能を持つアプリを手に入れた主人公はアルファという少女に「真実の恋」を見つけるように言われ――。

ざっと言ってしまえば、引きこもりだった主人公が「恋」を知るために割と自分の頑張りだけで脱リア充になるお話。
最初こそ会話が苦手な雰囲気を醸し出していたが、もともと持ち合わせていたものなのか次々と出会う少女たちにも普通に立ち会うことができており、友人のヤナ君にも尊敬されている。「電脳世界に入るため」という餌があるものの、そのあたりに少し不自然さは感じてしまうところで、何かもう一つイベントを起こすなり、そのあたりはもう少し詰めて考えてほしかったところ。

メルチェ以外のルートは期限となっているクリスマスイブに告白するところから個別ルートへと侵入する。そのあたりは少し強制的な感じを受ける方も多いかもしれない。
ただ、それはそれとして恋愛描写は驚くほど素直。
もちろん作中には電脳世界を絡めたイベントも少しあるが、途中から「こころリスタ」が使えなくなる影響もあってか、ほとんどの√においてそれはオプション程度のものになってしまっている。そのためか、メルチェのような少し特殊な状況のキャラクターにおいてもその描写自体は奇をてらわず、自然と思われるものを選択している。
ある意味面白みのないルートが多いのだが、2時間程度という短さもありコンスタントにクリアすることで飽きる前に物語が終わる印象。
逆に言うと印象には残りにくいものになっているかもしれない。

もう一つ評価したいのは二人の妹√。
妹であることをどう処理するかというのが一つの見どころではあるものの二人とも同じ話ではつまらないな、と考えていたが雪音√では上記の、星歌では雪音の主人公への想いをテーマとして、しっかりと差別化ができており、又問題に対してしっかりと向き合っていたところは評価したい。

電脳世界が深くかかわる√として挙げられるのはやはりアルファ√。
前作の設定なども少し引きずっているので、今作が初めてという方には「?」となるところも多いが、ほとんどは説明されるため問題はない。
ラストシーンはさすがと言えるほど涙腺を刺激するものになっていたが、BGMの押しの弱さがあってか決壊というところまでいかなかったのは残念。

コンフィグに関しては十分にそろっており問題ない。

【総括】
丁寧に作られてはいるものの全体的に印象には残りにくい。ただ、それでも十分にプレイする価値はあり、楽しめるものとなっているため平均かそれより少し高いこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
全体的にバランスがよく、どこが悪いというわけではないが如何せん素直過ぎた作品かも。ただ一つ一つを見直していけばきちんとポイントは拾っているので
もっと楽しむためには前作の「こころナビ」をプレイしたほうがいいのだろう、作中でやはり少し気になるやり取りもあったため興味を誘ってくる。
ところで、どうして主人公の家の玄関はあんなに段ボール多いんだろう…アマゾン…? そんな描写あったかな…。
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[レビュー]コドモノアソビの感想
2016-07-01 Fri 00:00
<作品名>    コドモノアソビ
<製作会社名>  Lump of Sugar

コドモノアソビ

シナリオ構成
S--
攻略キャラは4キャラ、共通ルートは比較的長く代わりに個別ルートが短い。
そのため、全体的なボリュームに乏しい。

【推奨攻略順 : 佳津美→みちる→楪→セーラ 】
攻略順に特に指定はないが、セーラは最後に攻略するのがよいだろう。

CG
S
どことなく少し古い印象を受ける書き方。
4キャラ分のイベントCGではあるもののHCGを抜くとそこまで数が多くないのが現状。
質に関しては特に問題がなく、立ち絵・イベントCG共に特にバランスの崩れなど気になるところはない。
SD絵もいくつか存在。

音楽
S+
BGM26曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
とにかく最初に言いたいのはOPとEDが素晴らしいこと。
特にOPの「Passion」はどこか妖しさの含まれる序盤とは逆に中盤~後半をDucaさんが熱く歌い上げてくれている。
EDの「カケラ」は本当に最後に流れる曲だが、アップテンポの比較的明るい曲。一見合わないような気もするだろうが、気を抜くと涙腺を刺激されるような名曲でもある。
BGMでは「爽快スタート!」等の明るい曲の他に「トークのお時間」など儀式で使われたどちらかというと暗めな曲も目に付く。

お勧め度
S-
「悪魔」や「儀式」等の特殊な要素な要素が含まれる作品だが、大まかに分けると学園恋愛ものになる。特に幼い頃の話なども少し絡んでくるのがキーポイント。
しかしながら全体的な描写に締まりがなく、ダラダラと続いてしまっている感じを受ける作品で、初心者等にはお勧めしにくい。

総合評価
S-

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「呪」に悩まされてきた主人公の前に突如現れた「悪魔」のセーラ。彼女との出会いにより7年前に封じられた幼い頃の記憶もよみがえる。そして再び集まった幼馴染とともに、恋心の持ち主を当てる「儀式」が始まる。

コドモノアソビにより呼び出された悪魔をキーポイントとして記憶(恋心)をテーマとした作品。
そのため、今回登場するキャラクターは全員ある程度幼馴染と言える。

作品の構造上基本的にハーレム展開が多く、多くのヒロインから同時に好意を向けられる。
正直なところそういう作品は少なくないのだが、大切になるのは主人公の対応だろう。
誠実に向き合うか知らないふりをする(知らない)の2択になるのだが、今回は残念ながら後者。というより、自分の好きなヒロイン以外のことを基本的に忘れてしまっていることが多い。
そういったところでイライラを覚えてしまう人がいるのかも。

「過去と現在の決別」といった要素も実は入っている作品なのだが、問題はその「現在」。
描写として恋愛描写が多く入るのは確かなのだが、思った以上に起伏がない。
正確には共通ルートと言える部分に多くの起伏が含まれており、それ以外の個別ルートにはダラダラと続く恋愛シーンが記録されている。
谷がなければ山もないので共通ルートが多いことも手伝い、ずっと見続けているとさすがに飽きてくるかもしれない。
歌にもいいものがそろっているので、挿入歌として使用することや、問題をもう少し大きなものに変えて、各個別ルートで違う味を出したりテーマを変えたり、あまり作中で触れられなかった「悪魔」の存在をもう少し前に出すルートを作ったり、「恋愛」というテーマ以外の要素でも戦う必要があったのかもしれない。
泣かせよう、としているシーンはもちろん気が付くのだが、気が付かれてしまうくらいプレイヤーの心が離れてしまっているのが現状だろう。
もう少しプレイヤーを引き込むような物語づくり等、根本的なところも見直さなくてはならないのかもしれない。

評価したいな、と思ったのは「儀式」等のシーンで少し動画を入れていたことだろうか。
そういった演出は割と頑張っていた印象を受ける。
どうしてもシナリオに対しての頑張り(内容も演出も含めて)が不足気味だったので、そういったところで

コンフィグに問題はないが、選択時にセーブができないのはやはりつらい。

【総括】
全体的にがんばりは感じられるのだが、今回は完全にシナリオが足を引っ張りこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
ただただ続く恋愛物ってイメージだから、どうしてもシナリオに飽きが来るんだよな、まぁ「恋」に対するアプローチの一つとして面白くはあったけど、やっぱりもう少し深くまで突っ込まないと面白くないし、見せ方もそれだけ工夫しなきゃいけないんだろうな。
Vo曲が本当によかったし、それだけにいろいろ演出方法とかを少し変えていったり、見せ場をしっかり作るだけでも印象の違う作品になるのかも。
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| 青空の翼と過去の十字架 |