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[レビュー]ISLANDの感想
2016-05-27 Fri 00:00
<作品名>    ISLAND
<製作会社名>  フロントウィング

ISLAND.jpg

シナリオ構成
S++
BADENDを含めてEND数は17個、一瞬で終わるBADがほとんどなのだがそれでもボリュームは十二分な量となっている。

【推奨攻略順 : 夏蓮→紗羅→(ry 】
攻略順は最初の二人をクリアした後は1本道となっている。

CG
S
安定した高品質のCGで立ち絵・イベントCGともに美麗。
全年齢対象ということもあり、一般的なイベントCGの枚数はかなりの量となっている。
特に夜や海の風景が関連したイベントCGは印象的。

音楽
S++
BGM40曲(Voのinst,アレンジ含)、Vo曲3曲(OP/ED2)という構成。
数が多くヴァリエーションが豊富なことは言うまでもないが、そのなかでもSF物らしいBGMが多くそろっているな、というのが最初の印象。その中でも久しぶりにピアノ系BGMで「この感情は使命」は涙腺を刺激してきた。
Vo曲も良曲がそろっており、全体的に質の高さがうかがえる。

お勧め度
S++
タイムトラベル系作品が好きな方には久しぶりにおすすめできるガッツリとした作品。
作中には多くの物理的な話も出てくるのでしっかりと理解するのは少し辛い。
逆に今までの軍事風主人公やその雰囲気が好きな方には別系統なのでお勧めしにくい。

総合評価
S++

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

意味深な始まりに考えを巡らせる暇もなく、破天荒な主人公の行動や言動に驚き通しとなる物語の序盤。その行動にやっと慣れてきたと思えば次に気になるのは舞台やキャラ達の抱える秘密、何よりも主人公の失った過去の内容、そうした疑問に思いを巡らせつつも展開していく現実の物語が複雑に絡まり合っており、いつの間にか物語に引き込まれてしまう、そうしていくうちにこの作品がガチの時間系SF作品だということを知ることとなる。

何が真実であり何が嘘なのか、新事実が発覚しては新しい理論を考え、また新事実が発覚して否定され…特に序盤、夏蓮と紗羅√をクリアするあたりまではこうした繰り返しになり、頭をかなり使うことになる。
もちろんある程度は説明されるが、物語の流れを早めるためなのかテンポを保つためなのか、割と最小限なので何度か読み返す必要もあり、純粋にキャラのかわいさを堪能したい人など、苦手な人は多分敬遠してしまう作品の一つになるだろう。

この作品の魅力として挙げられるのは大きく二つ「大きな論理的破綻がないこと」とそして「展開が予想できないものであること」だろう。
どちらもSF作品としては十二分に大切な要素と言え、特に作中で行われるタイムトラベルの方法論においては、思わずその可能性を信じたくなるものであったほど。
そしてそのタイムトラベルを使った展開は最後までプレイヤーを驚かしてくれ、SF要素以外のストーリー的な魅力と絡めて十二分なセールスポイントと言えるだろう。

主人公を含むキャラクターのユニークさもこの作品の魅力の一つとして欠かせない。主人公は言うまでもなく、ヒロインやサブキャラクターまで暗くなりがちなシナリオを支えるギャグ等

少し残念というか作品の要素として、この作品は”完璧”に「完結」と「解決」はしないという事。それまでに十二分なほどの完成度とシナリオ量であったために、これ以上続けることにもメリットとデメリットが発生してしまうため、無理に続ける必要はなかったと考えるが、一部の人には物足りない終わり方となってしまっているかもしれず、よく言えば余韻のある終わり方、悪く言えば中途半端なものとなっている。

コンフィグやシステムには問題ない、フローチャートもあり攻略も行いやすい。

【総括】
純粋なSF作品として薦めたい作品で、ストーリーはもちろん音楽や演出等、全体的な完成度の高い作品なのでこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
最初にこの作品をやってた時は、割と主人公への忌避感が強かったかも。
そして、明らかに嘘をついているヒロインたちや島の過去に、ホラー作品を見ているような気味の悪さを感じることが多かった、
ただ、そういうことを気にしつつクリアしていったらどんどん明かされる真実に驚き「本当は何が起こっているのか」というのを求めて次から次へと文章を読んでいっている自分がいた。終わったと思えば次から次に新しい事実やシナリオ(続きの√)が出てきたりして、クリア中はすごくワクワクしていた。
作品のネタバレにもつながるから、レビューでも内容にはあまり深く突っ込めなかったが今年一番と言って問題ないレベルのシナリオゲーであることを再度言ってきたい。
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[レビュー]この恋、青春により。の感想
2016-05-20 Fri 00:00
<作品名>    この恋、青春により。
<製作会社名>  MORE

この恋、青春により。

シナリオ構成
S--
攻略キャラは4人、共通ルートという考えが基本的にないがシナリオの内容はほぼ変わらないため攻略にかかる時間はかなり短く感じる。
そのためボリュームとしては一般作品の半分にも満たない。

【推奨攻略順 : 京子→千春→凛→奈央】
攻略順に指定はない、物語の本質に近いのは京子√なのだが、他のルートは結構ネタバレが多いので、先にやってしまったほうが楽しめるかもしれない。

CG
S
MOREらしい妙な硬質さを感じる絵。
4キャラということもあり、1キャラに対しての枚数は割と多め。
立ち絵とイベントCGの一部はかなり違和感を感じるものも存在しているのだが、たいして1枚の絵が驚くほどきれいな事もあり、

音楽
S+
BGM17曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成
いかんせん量が少ないことから評価をあまり高くはしていないが、このゲームでは一番評価している部分。
特にVo曲2曲の破壊力や雰囲気は相当なもので、同じメロディのBGM「回想」などもなかなか涙腺を刺激できる良曲。

お勧め度
S--
いままでのMORE作品とは違い、一切の不思議要素がない完全な恋愛学園物。
なつかしの1日4回のキャラ選択行動性をとっているのも特徴。
全体的に何か懐かしいのだが、同時に練度を感じられない部分が多く粗雑な作りが目立つ作品のため個人的なおすすめはしにくい作品。

総合評価
S--

公式ホームページ
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桜庭学園最後の1年を描いた恋愛学園物。
冒頭の簡単な野球シーンからの短いシナリオ後に唐突に素敵なOPが始まる。
挿入タイミングはともかくOPのおかげもあり期待度は最高潮だったが、ある意味ここがクライマックスだった。

この後すぐに1日4回の行動選択(キャラ選択)モードに入る。
固定となっているシナリオはほとんどなく、これが4月から夏休み前(7月末)まで続くことになる。
選択できるのはヒロイン4人の他にサブキャラクターが数人選択肢としてランダムに表れるが、イベントGCや攻略には一切の関係がない。

何処から問題点を指摘すべきか迷うが、最初に思ったことはこの形式のゲームに慣れてない人が作ったのではないだろうかという事。
行動の選択によってはかなりつじつまの合わない会話が行われていたり、急に設定をもり込まれたような気になる。
もちろん何周もしていればどういうことかわかるのだが、キャラによっては1周目でかなり戸惑うはずで、強制的に読ませる部分を多くさせるなどの方法をとるか、システムとしてこの辺りは変更を加えるべきだったように感じる。

各ヒロインの√に関してもストーリーがほぼ変わらなかったのもいたいところ。起きるイベントがかなり重複しているので、同じ話を4回聞かされるプレイヤーは作品自体に嫌気がさしてくる。

物語のコンセプトとして「青春」というものを強く押し出しており、その他の要素を一切排除している。もちろんその点はそれで良いのだが、ならばこそ物語自体をより一層丁寧に書く必要があったのだが、システム面は上記の通りで、物語自体も誤字脱字、音声のずれなど数えだしたら5カ所以上の部分でのミスが見つかった。
明らかにデバックを行っておらず、遂行も行われていないことがうかがえる。
その問題に関連しているのかは不明だが、ストーリーの中身に関しても物語の展開が唐突であったり、恋愛に大切な心理描写が適当であったり、キャラクターの設定がかなりぶれたり、絵と地の文に大きな差があったり、明らかに無理のある説明だったりが多かった。

おそらくなのだが、京子√の7月末のあのシーンがこの作品の魅力として語られる部分なのだろう、最後にクリアしてしまったので個人的に驚きは全くなかったのだが、最初にクリアしていればある程度の驚きや感動はあったのかもしれない、ただ逆に言うとそこで止まってしまう作品。
失恋を巧く描いた作品は数多くあるし、同社作品でも前作「ヒマワリと恋の記憶」でもストーリーに関しては数段上の作品であったように感じる。

以上まだまだ改善すべきところが目立ち、レビューとしても悪評ばかりが目に付くが、そういってしまうほど全体的にランクダウンした作品で、とりあえず「青春」ということを語った”何を伝えたかったのか結局よくわからない”作品のように感じる。

システム面はかなり悪い。セーブしにくいのはもちろんスキップなどのショートカットも一切ないためクリアには一苦労する。
また同じ文章であってもほとんどスキップできないこともあるのでストレスも多い。

【総括】
作品としての完成度が低く製品として売り出す最低限のレベルを守ってほしいというのが正直なところ、評価すべきところは音楽のみであり、厳しいこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
読み返したけど、凄くけなしてた。
嫌でもそうしなきゃいけないくらい、クリアが苦痛だった。
まぁ、それも一瞬で終わるんだけどさ。
シナリオの展開がほぼ一緒なのはまぁ、よくないけど許すとしてもサブキャラクターがすごく不憫。せっかくあれだけシナリオにも絡めてきてるんだから、ちゃんと何か役に立てればいいのに、メインヒロインだけでいいなら結局青春物でも何でもなく、ただの学園恋愛物だよね…。
システムとシナリオが相性悪かったのかなぁ…あのシステムだと確かに書きにくそうだったし…音楽とか素材としていいものは持ってただけに、すべてを無駄にしていたので、ちょっと悲しい。
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[レビュー]まいてつの感想
2016-05-13 Fri 00:00
<作品名>    まいてつ
<製作会社名>  Lose

まいてつ

シナリオ構成
S+
メインヒロインは3人、サブヒロイン5人で√数は4。
共通ルートも比較的量があり、メインヒロイン√のボリュームもしっかりしている。
サブヒロイン√とグランド√は1h程度で終わる長さではあるものの、全部を含めるとその長さは平均を軽く超える。

【推奨攻略順 : 日々姫(→稀咲)→ポーレット(→れいな)→ハチロク(→真闇→凪&ふかみ)→グランド】
攻略順に指定はないが、グランドのみ全キャラクリア後。

CG
S
ある種いちばんの強みともいえる部分。
e-moteをよく使いこなし、立ち絵に限らずすべてのCGでぬるぬる動く。
イベントCGの枚数も、3人ということを度外視して十二分な量でこの分野の価値のみで買う人が出ているであろうこの会社の作品として、安心して楽しめるレベルの質と量。

音楽
S++
BGM62曲、Vo曲12曲(OP4/ED8)という構成
驚くべきはまずその量、BGMの62曲はアレンジやinstを含めた曲数とはいえ、その量は驚き以外の何物でもない。さらにはその質も良く、作品にあった落ち着いた曲調のものが多く、その中で一部は涙腺を少し刺激してくるような曲もあるなど、本当に多彩。
Vo曲に関しても同様で一部本編で流れないものもあるが、どれも良曲なのでぜひとも聞いておきたい。

お勧め度
S+
「田舎」「鉄道」「ロリ」この3ワードが今回の作品のおすすめポイント。
舞台である田舎の復興を電車…蒸気機関車を絡めて目指す作品で、雰囲気やシナリオを含めてしっかりと作りこまれており、広くお勧めしやすい作品になっている。
「ロリ」に関しては、この会社の作品に関しては言わずもがな。

総合評価
S+

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舞台は九州熊本の田舎(ゲーム中では漢字が違います)、故郷ともいえるこの街に「エアクラ」の工場誘致運動が起こっていることを耳した主人公はその反対運動のために大学を休学し、久しぶりに酒屋をやっている右田本家へと戻ってきた。そして宛がわれた祖父の部屋でハチロクと名乗る「レイルロオド」と出会うことになって――。

まずこの作品の最初の魅力は「雰囲気」だろう。
豊富なBGMはもちろんe-moteを生かした立ち絵・イベントCGは容易に物語世界を作る。
のんびりとした田舎の雰囲気と登場する人々の人の良さは、特に物語の序盤にプレイヤーをいやしてくれることだろう。

シナリオの中に出てくる設定もかなり練られており、特に大量の鉄道関係の知識(とくに蒸気機関車関係)はある程度の学があっても、理解の範疇を超えるレベルのものが多く存在しているが、本当に大切な部分はたとえ話+CGでの説明もしてくれているうえ、完全に理解しなくても物語が理解できるようになっている。
それでもある種分かりにくいことがたくさん出てくるのだが、TIPSとして解説を音声付きでしてくれているのは高評価、願わくば図説などもあると理解がはかどるかもしれない。

もう一つ評価したいのは物語の中身。
一見すると飛び抜けたCGや音楽分野に目を引き付けられてしまうが、シナリオも負けておらず、今回メインとなっているヒロインの他に各サブヒロイン√にも各々に違う物語の展開を見せてくれており、√間の補正が取れているのはもちろんの事、差別化もしっかりできているために物語自体に飽きてしまうことはないだろう。
ただシナリオをメインで押してきている作品と比べるとどちらかというと「癒し」や「萌え」に重きを置いているのか物語全体としての流れは平坦なため面白味という意味ではかけるかもしれない。
それでもポーレット√など泣ける√も存在していたので、一概に悪いとも言えないのは確か。最後のまとめとして語られるグランド√に関しては少しうまくいきすぎではないかな、と思わないこともないが最後なのである種あれでよかったのかもしれない。

この前提の上であえて贅沢を言うのならば、もっと物語に起伏を付けてほしかった。
もちろんコンセプトは理解できていたのだが、今回は物語として泣ける伏線が多くあったがそれを生かせている部分が非常に少ない。
BGMも非常に質がいいものをそろえているので、あとはしっかりとしたシナリオと演出さえつけば号泣間違いなしの作品になるだろう。
シナリオメインで語ってしまう私なので、見当違いはなはだしくもあるが、そういう展望もあるという意味で感想に付け加える。

コンフィグに関しては問題を感じなかったが、セーブではなくブックマークというのは少し新鮮。

【総括】
全体的なレベルの高さはある、シナリオメインの人にとっては少し物足りないかもしれないが、そのほかの部分を求めている人にとっては名作だろう。

(ぶっちゃけコーナー)
今回、e-moteや音楽の素晴らしさに関してはほかの多くの方々が評価しているので、あえて俺から多くを語ることはしない。
それ以外の部分――キャラの性格からその心理描写、細かい日常のやり取りや、小さな出来事や気にも留めない設定、それらをしっかりと、ゆったりと描いているからこそできる世界観は、物語自体を限りなくリアルにそして理想的に実体化させ、プレイヤーへ語りかけていた。そうした作品を作れるというのは技術的な財産だと俺は思うわ。
あと、ヒロインたちの方言(熊本弁)は素敵だと思います。
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[レビュー]ノラと皇女と野良猫ハートの感想
2016-05-06 Fri 00:00
<作品名>    ノラと皇女と野良猫ハート
<製作会社名>  HARUKAZE

ノラと皇女と野良猫ハート

シナリオ構成
S++
共通ルートは平均よりも少なく、攻略キャラも4キャラ。
各キャラの攻略時間も比較的短く3h程度なので全体的なボリュームに関しては乏しい。

【推奨攻略順 : 未知→ユウキ→シャチ→パトリシア】
攻略順に指定はないものの、パトリシア√のみ最後のクリアを推奨したい。

CG
S
濃い塗りで、みずみずしさを感じるCG
立ち絵・イベントCGともに完成度は高め。
4キャラということもあり、1キャラに対しての枚数は多いがトータルで見ると少し物足りない量かもしれない。
SD絵も数少ないが存在している

音楽
S++
BGM46曲Vo曲5曲(OP1/ED&挿入歌4)というかなり豪華な構成。
BGMのほうにはアレンジなども含めているとはいえかなりのボリューム、もちろんバリエーションあふれるものがそろっていることは言うまでもなく、その中でも月に関連した落ち着いたBGMや物語に欠かせないギャグ用(日常用)のものの質が高かった。
Vo曲は疾走感あふれるOPの「野良猫ハート」も評価したいが、パトリシア√で涙腺を刺激した「月」も強く推しておきたい。

お勧め度
S++
前作「らぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE!」に引き続き、ギャグ要素の強い作品。
学園物でありつつメインは主人公の猫化によるエピソードが多く、割と短めの話の中にギュッと中身が詰まっているので、飽きることなく最後まで一気にプレイできる作品。
初心者から玄人まで広くお勧めしやすい作品。

総合評価
S++

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ある朝、桜の下で出会った少女は冥界の皇女だった。
勘違いでコクハクを受けて少女の眷属として猫となってしまった主人公「ノラ」は愉快でユニークな仲間とともに賑やかな日々を過ごしていく。

冥界という言葉が出てきているように、ある程度非現実的な展開は多いが痛快なギャグとテンポの良い展開が気にする暇を与えない。
サクサクと進んでいく話は単純なようで少しだけ深い一面を見せつつ各ヒロインルート話へと分岐していく。
各ヒロイン√の話でガラリと物語の雰囲気が変わるのは面白いところ。
もちろん主人公が猫になっていることをうまく使っているのだが、各ヒロインの抱える悩みや状況などを魅力を引き出しつつもコンパクトに演出してくれていた。

特に印象を受けるのは挿入歌を遠慮なく使っていたところ。
BGM関しても、この割と短めの作品のなかでよくこれだけの種類が使えたな、というほどバリエーションが豊富だが、挿入歌も各ルートのものが用意されている。
それらを流せるシーンがあれば遠慮なく使っていく姿勢は、演出として手抜きと言われるのかもしれないが、個人的には高評価。

この作品の魅力として上記の部分と重なるところもあるのだが、雰囲気を変えるのが早く、そして上手であるということ。普通の作品ならば、つらいシーンならばつらいシーンばかりが続く機関というのが存在しているが、この作品はそういうシーンが来ても少し後にはギャグが入っていたりして、必要以上に落ち込まない。それでいて挿入歌などを使って、ちゃんと泣かせるところで泣かせてきてくれるのでプレイしていて充実感を強く感じる。

基本的にはいい評価を与えている部分しかないことを前提に、どうしても気になるところはあるか、と尋ねられた場合のことを考えると、シャチ√が少しだけ気になってしまった。
どのルートも主人公と恋人になった後、性格が魅力的に変化する事はもちろん、後半では割と重大な話を解決したりとプレイ中に受ける驚きも大きかったのだが、シャチ√だけはすんなりと終ってしまったイメージ、結構ムリのある謎設定をつけていたので、そのあたりをよく使った√を作ってほしかったな、というのは少し贅沢な要求だったのかもしれない。

何はともあれ全体的な評価としては十二分に良作といえる。

コンフィグに関しては充実しており使いやすい。


【総括】
シナリオ・絵・音楽・演出、どれもが平均以上の結果を出し、さらにそれらがうまく溶け込んでいる今回の作品はこの評価が相応しい。

(ぶっちゃけコーナー)
最後にレビューの中に「作品のボリュームが少ない」と何度か評しているが、実際は一般程度のボリュームはあったのかもしれない、ただ物語が割と面白くて相乗効果でかなり短く、いい意味で物足りなく感じてしまっていた。
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