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[レビュー]PRIMAL×HEARTS2の感想
2016-03-31 Thu 00:00
<作品名>    PRIMAL×HEARTS2
<製作会社名>  ま~まれぇど

プライマルハーツ2 プライマルハーツ・聖良アフター

シナリオ構成
S++
攻略キャラは5キャラ。
前作同様、共通√後の選択肢により各キャラ√へと突入する。
各ルートは2-3h程度とあまり長くはないものの、共通のシナリオ量とあわせて考えると十二分なボリュームとなっている。

【推奨攻略順 : たては→杏那→兎姫→真白→アリスティア】
攻略順に指定はない。好きなキャラからの攻略を推奨する。

CG
S
線は細く、瑞々しい質感のイベントCGが特徴的で数枚は「はっ」とさせられるほどの色使い、構図、描き方がなされている、立ち絵に関しても良く作りこまれており、その一枚一枚が綺麗かつかわいさを追い求めている。
クオリティを優先したためか一般的なCGの枚数は多少少ないものの、HCGを含めればなかなかの量。

音楽
S++
BGM31曲、Vo曲6曲(OP1/ED5)という豪華な構成
Vo曲は前作に続き、キャラに併せて全く雰囲気の違う5曲を用意しておりそれぞれ素晴らしい出来で称賛の言葉しかない。
個人的にさらに褒めておきたいのはBGMで、正直な話前作からアレンジしている曲とそうでない曲の違いが分からないくらい世界観に合ったものが用意されている。既にある世界観を壊さないものということで難易度は高かっただろうが、それを見事にクリアしているのは素晴らしい。

お勧め度
S++
前作「PRIMAL×HEARTS」の雰囲気が好きだった方には強くお勧めできる作品。
それほどまでに見事に雰囲気を含むすべてを引き継いでいるといっても過言ではない。
もちろん、前作をやっていない方でも十二分に楽しめる作品となっているため、こちらからプレイしてもらっても問題はない。
しかしながら、前作を越えた…というレベルではないので、良ければ前作からのプレイをお勧めしたい。

総合評価
S++

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

前作同様の舞台、その6年後のお話。
選挙がすべてを決める間ノ島学園ではいつぞやのごとく、文化部が支持する天道会と運動部が支持する月下会で綺麗に票数が388対388と同票が続いていた。
そこへ777人目の伝説の中立の存在「スリーセブン」としてやってくる主人公。

物語の入り方にいたるまでほとんど同じ状況を再現した今回の作品。
今回の主人公は前回の登場キャラクター「ビッチ姉さん」こと美知の弟であり、前作の主人公がネットゲームにはまっていたのに対して、今回の主人公は根っからのオタクで「マジカル★みほのん」に熱中している。
あきれた姉が人格強制のためにと前作の主人公、和馬のもとへ師事させたため、鳴神流の使い手となっているほか、女性への対応も改善させた。

シナリオはもちろん前作同様に作品の重要なテーマである「選挙」をメインに物語を進めており、運動部と文化部の代理戦争となってしまっている選挙の現状打破のようなものや各イベントの決まりを決定したりなど、今回も作中で様々な選挙が行われている。
ただ、どちらかというと前作より選挙色は薄くなり、各ヒロインとのやり取りが多くなっている印象を受けた。
ただ、それでも前作をしっかりと踏襲しており、時に笑って、かわいいヒロインを愛でて、泣けるときには泣けて、最後にはスッキリとした気分で終われる、そんな前作の雰囲気や世界観を壊すことなく今作へと続けられている。
「2」という言葉がついているため、どうしても前作と比べられる運命にあり非常に作りにくかったことは察する。たしかに内容的にも革新的な部分はなく、前作と比べて特に優れているとは言いがたい。そういう意味では、前作にあまりなじみのなかった方、前作の作風が肌に合わなかった方にはあまり面白みのない作品となっているのだが、個人的には前作と今作を通してのプレイで個人的に得たものもあり、伝統を守りつつ安定して高品質な作品を生み出せているということに対して高く評価している。

各ルートでは攻略中のヒロインに対応した前作ヒロインが登場するのだが、なぜか聖良の出現の仕方は特殊で(アフターが用意されているためか?)それでもあるルートで話題に上がったときの姿は感じるところがある。
登場したヒロインは和馬と結婚したことになっていることもはっきりと描写されており、各ルートで少しずつ世界が違うのも面白いところだろう。
各ヒロインからアドバイスを受けて行動するようになるヒロインたちも見所の一つだろう。

コンフィグに関しては使いやすく問題がなかった。

【総括】
前作と同様の雰囲気差の九品であり、高品質であることはいうまでもない。よってこの評価としている。

(ぶっちゃけコーナー)
分かりやすくいうと、壮大なファンディスクみたいなものなのかも。前作のアフターストーリーって意味ではあまり見れないけどね。それくらい、前作が好きだった人のための作品で、そういう人には満足できる内容になってると思う。
普通に各所でホロリと出来るシナリオだし、イベントCGは綺麗だし、Vo曲は最高だし、とマイナス要素があまりにも少ない良作。
そういえば、同梱に聖良のアフターを描いた短い作品がある。内容はFDのうちの1√見たいな物で、時間も1hもせずただイチャイチャして終わるのだが、中に特別ゲストとしてあるキャラクターが登場している、本編をやってから出ないと誰か分からないのでぜひ本編クリア後の攻略を推奨したい。
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[レビュー]凍京NECROの感想
2016-03-24 Thu 00:00
<作品名>    凍京NECRO
<製作会社名>  NitroPlus

凍京NECRO

シナリオ構成
S++
ルートは4本。共通ルートはかなり長く、個別に入ってからもかぶっている部分があるとはいえ、それを除いてもボリュームはかなりのもの。

【推奨攻略順 : 霧里→コン・スー→蜜魅→イリア→TRUE】
攻略順に指定はないが、イリアEDは最後にすることをお勧めする。
全キャラクリア後にTRUE√が出現。

CG
S
全体的に硬質な絵だが、枚数も多く総じて美麗。
少々特殊なエフェクトが多く、また流血・グロCGなども多数存在。
もっとも特徴的なのは動画の多彩さである。
シナリオにあわせたCG使用の戦闘シーンは一つの見所であり、他の追随をゆるさない至高の出来だといえる。評価ではここが最大の評価点

音楽
S++
BGM51曲、Vo曲4曲↑(OP/ED/挿入歌・テーマソング)という構成。
ヴァリエーション豊富であることは言うまでもなく、Vo曲では特にEDでもあり、テーマソングでもある「Assemble」がかなりのこだわりで、完全版を聞けるのは最後になるが必聴レベルのものとなっている。(ゲームとは別にPVもあり、クリア後はそちらもおすすめ)
BGMはいろいろなものがそろっている中で、やはり戦闘用のものが目を引く。そのほかにはゲーム中のハイウェイシーンで使われるものなども印象的。

お勧め度
EX--
燃えゲーの新しい可能性という意味でこの高評価。
CGの部門で例に挙げた、CGを交えたゲーム派もちろん、細部までこだわったインターフェースやTIPSにまで表される作品の作りこみ、根本のシナリオにいたるまですべてにわたり高いレベルでの政策が行われている。
その中でも特に武器となる部分もあるため、他作品と比べられても一方的に負けることがない。
注意すべき点はグロシーン等が多いことや、シナリオ自体が全体的に明るいものではないということで、全員に向けて進められるかというと微妙なところ。

総合評価
S++

公式ホームページ
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生死者追跡者(リビングデットストーカー)と呼ばれる、俗に言うゾンビ討伐屋が主人公となっている今回の作品。
地球規模の氷河期が訪れ、地下の熱源を利用して何とか生き残ろうとするかつての東京とよばれた『凍京』、2176年米中戦争中に開発された死者をよみがえらせ、従えるネクロサー、この欄だけでは言い表せないほどの世界観で作りこまれた近未来バトルSF作品である。

今回の主人公は感情を余り表に出さないエクスブレインでの芸術的な戦闘のプロ、早雲。
自由奔放に生を教授する早雲と同じリビングデットストーカーのエチカ。
どちらかというと主人公(語り手)としては前者に重きを置きながら、視点変更を多く加えた作品となっており、主人公を含めて一部を除きフルボイスなのもうれしいところ。

やはりこの作品の魅力といえばなんといっても戦闘シーン、CGを使用した戦闘シーンは装甲悪鬼村正の時代からであるが、それと比べてもよりスムーズに、長く、自然になったような印象を受け、作品として根幹にもかかわってくるメインコンテンツといえる。
出来れば再び各シーンをライブラリ等で見たいところだが、シナリオと密接にかかわっている他、対象となる数や演出上難しいのだろうと推察される。

またシナリオに関しても上記で書いた作りこまれた世界観を決して無駄にしないものとなっており。各ルートはどうしても物語の性質上陰鬱としてしまうものがあるものの、それでもなお物語り自体に強い引き込む力のようなものがあり、ともすれば時間を忘れてプレイしてしまう恐れがあるほど。
最終√ではそれらすべてが消化され、特にVo曲とあわせた感動は言葉に尽くすことが出来ないほどで、戦闘シーン等だけに固執するのではなくシナリオまで作りこんだ作品をよく作れたな、というのが正直な感想。

ただ、やはり注意が必要なのは作中何度もグロシーンや欝シーン、ある意味でショッキングなシーンなどが続くことで、多くの人にお勧めで切る出来ではあるのだが、そういった理由で苦手な人は避けてほしいというのも正直なところ。
無論、表現を抑えたCH等にすることは出来るので、プレイしてみたい方は遠慮なくプレイを推奨できる。

シナリオとして少しだけネタバレになるが、どうしても気になったのが最終√のイリアとサブコンのやり取り。
やり取り自体に問題はないのだが、あの絶望的な状況から復活するまでの理論付けがどうしてもあいまいだったように思う。(それに対しての描写があいまい)
あの未来を避けるための、サブコンとハイウェイを活かした演出は見事だっただけに、どうしてもぽっかりと明いてしまった疑問ではある。

コンフィグに関しては問題なく、むしろすべてにおいてかなり作りこまれているのが印象的、ただ、だからこそインターフェイスの動作が基本的にすべて緩慢で、その部分に苛立ちを覚える可能性はある。

【総括】
プレイする人は内容的に選ばれるが、その誰もが口をそろえて高評価を出すことを約束できる作品であり、この評価がふさわしい。

(ぶっちゃけコーナー)
やはり何より驚いたのは戦闘CG。
動画が来た瞬間「あ、これすごいヤツだわ・・・」と思ってしまった、それが1度や2度だけじゃなく、すべての戦闘において(戦闘以外も多数)3DのCGが使われていることに驚きを覚えた。
どうしても今までの2D作品とは違うため違和感を覚える部分はあったが、慣れてしまえば世界には没頭しやすい。3D酔いなんかも、個人の感想ではあるがなかった。
ダウナーなシナリオは好みが分かれそう。ぶっちゃけ最後の√以外は誰かが救われない。
ただ、それでもいいかな、と思わせてくれるようなつくりだったので、個人的には好き。
3DCG以外のイベントCGについても実はかなり高レベルで、思わずそのままデスクトップの壁紙にしてしまったほどである。
全体的な完成度という意味でも高いのだが、この会社はこれを作った後どんな作品を生み出すのか、そこにも注目をしていきたい。
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[レビュー]果つることなき未来ヨリの感想
2016-03-02 Wed 00:00
<作品名>    果つることなき未来ヨリ
<製作会社名>  フロントウィング

果つることなき未来ヨリ

シナリオ構成
S+
共通√が長くボリュームとしてはそこだけで十分といえるほどで逆に個別ルートは、2-3hと少し短め。全体的に考えると分量は十分といえる。

【推奨攻略順 : ユキカゼ→リア→メルティナ→アイラ】
1週目は強制的にユキカゼ√、次週から残り3人のヒロインをクリアする形になる。
面白いものを出来るだけ広範にもってくるタイプの人ならこの攻略準を推奨。

CG
S
いつも通りの高品質の絵。
全年齢対象ということもあって過激なものは少ないが、文章の描写として乱暴な部分もあることと同様にいろいろな意味できわどいものは多数。

音楽
S+
BGM51曲、Vo曲6曲の構成。
さすがというほかがない圧倒的ボリュームで、高く評価したい。
BGMでは全体的に戦闘用の気持ちを鼓舞するようなものが目を引く。
Vo曲についても、それぞれ雰囲気の違うレベルの高いものがそろっている。

お勧め度
S+
全年齢対象ということで、全体的なハードルは下がっているが、シーンとしての流血シーンはあまりないものの、過激(グロ含む)な文字表現はいくつかあり注意は必要。
軍事物が好きな方にはお勧めしやすいが、グリザイアを意識しつつのプレイは推奨しない。

総合評価
S+

公式ホームページ
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今作の主人公はゼロ戦パイロット、海軍所属の”三森一郎”。
敵艦への特攻を観光した瞬間、異世界の砂漠へと飛ばされ、ユキカゼと出会うシーンから作品は始まる。

良くも悪くも尊大な主人公はグリザイアの主人公を髣髴とさせ、異世界ではあるものの、戦争を中心とした得意の軍事系作品の雰囲気を十二分に持つ作品となっている。

物語の魅力は序盤~ヒロイン分岐にかけての共通ルート。
各地を回り、豊富なキャラクターとのテンポのよい会話やシナリオ進行、起こっている問題を強引とも言える手法で解決していくその手法などはさすがというほかない。
初回のユキカゼ√までを含めて一つの作品として評価しやすい作品である。

少し残念なのは各ヒロイン√を含めて書ききれていない部分が多かったところだろうか、特に主人公の元の世界での話などは扱いが少しぞんざいでもったいないような気もする。
(キャラクターとして「元の世界に戻る=死」が決まっているので、そこを広げるのは酷かもしれないが…)

各ヒロインとの交流があまりなかったのも残念なところの一つ。
序盤~中盤にかけては、それぞれやり取りがあることもあったのだが、特に固定√に突入した後は特定のヒロインと周囲のサブキャラクターしかやり取りがないことが多く、そのあたりがかなり不完全燃焼な部分ともいえる。
物語自体の結末も作品によっては聊か辛いものがあったりするので、そういった部分をあわせて評価が下がってしまうこともある。
各ヒロイン√について、付け加えるならば短さもデメリットとなっているだろう。
明らかに中盤~ヒロイン分岐地点とその後では物語の質が違う。最終的に同じような結末を迎えるという前提の作品だとしても、他のレベルから類推してもう少し出来たことはあるのではないだろうかと思ってしまう部分もある。
それでも、メル√やアイラ√には感動できる部分もあり、その部分は十分に評価している。

よかったと思えるのは特にCG部分、イベントCGももちろんだが、今回は異世界の背景や特に空の上空の景色など、美麗なCGを活かしたシチュエーションが多く登場しており、世界観を形作る良い要素となっている。

コンフィグ藻十分に使いやすく、不備はない。

【総括】
全体的に質が高い作品ではあるものの、もう一歩を踏み出せなかった作品で、良くも悪くも良作止まりのこの評価となった。

(ぶっちゃけコーナー)
グリザイアを意識しすぎて、いい作品なのに評価されにくいように感じる。
これはこれとして受け止めるといいのかなぁ。
各EDでハッピーなものもあればそうでないものもあって、賛否両論なのかもしれないが、個人的に今回はそういう終わり方もありなのかな、と思えるものだった。
伊勢買い物は多数、それこそいろんな媒体で出ているがその範疇を越えられたか、というと少し微妙なところで、やはり「この作品にしかない」見たいなところを見せてほしかった。軍事物~といえばそれまでなんだけどね。
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