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[レビュー]僕はキミだけを見つめる -I gaze at only you- の感想
2016-02-24 Wed 00:00
<作品名>    僕はキミだけを見つめる -I gaze at only you-
<製作会社名>  インレ

僕はキミだけを見つめる ~I gaze at only you~

シナリオ構成
S+
本編は選択枝なし、アフターで3人の攻略が可能だがそのうちの二人はかなりのショートストーリーとなっているため、全体的なボリュームは不足。

【推奨攻略順 : 本編→アフター(莉亞⇒郁乃⇒永遠)】
アフターの順番は自由だが、永遠ルートはTRUEEND扱いなので最後のプレイをお勧めする。

CG
S
硬い印象を受ける線で。
近年ボリュームも多く全体的な質もかなり高いレベルで保たれている作品が多い中、この作品と比較するとどうしても違和感を覚えるCGや立ち絵を見つけてしまうかも。
しかしながら、圧巻ともいえるほどの戦闘シーンの描写(イベントCGや立ち絵を使った演出)はインレの最大の魅力であり、業界内でも3本の指に入るほどすばらしい。


音楽
S+
Vo曲3曲(OP/ED/挿入歌)、BGM22曲の構成。
BGMに関しては全体的に無難なものを集めてきたという感じだろうか。
OPの爽快感ある「永遠と一瞬」とは正反対に他のVo曲はしっとりとした感じの曲。
見どころがあるといえばあるのだが、この分野1本で行けるほどの魅力がないのは残念。

お勧め度
S+
今回の作品は前作の歴史物とは違い、オーソドックスなシナリオゲーム。
ただ戦闘あり、感動あり、というところは類似しているのだが、いかんせんシナリオが短く、戦闘においてもシナリオにおいてもどうしても不足感を感じるかもしれない。
しかしながら、読後感を含め全体的には明るい作品なので万人にプレイはしやすい。

総合評価
S+

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

同人の「れいんどっく」を前身とした「インレ」の作品であり、今回も前作同様リメイクとなっている。
※同人ではこのほかに本編の過去編である「サーベルタイガー編」があるらしい。

物語の大筋はとある一人の歌姫のボディーガードになることになった主人公のお話。
3日間のライブにむけて、笑いあり、涙アリ、戦闘あり、の展開をする。

もともとの作品が作られた時代的なものかもしれないが、設定は少し古臭く感じるかもしれないが、それゆえにある種の安心感と懐かしさも感じる。
驚くような展開というのがほとんどなく、<悪夢>の正体や各キャラの関係を含めてある程度の伏線もあるが予想の範疇といったところ。
使いきれていない設定もいくつかあり、そのあたりは同人時代の名残なのかも知れない。

やはりこの作品の魅力といえば戦闘シーン。
特殊なCGや動画を使わない、立ち絵などを使った演出は右に出るものがいないといってもよく、時に早く時にスローで臨場感あふれるバトルシーンが見られる。
残念なのは物語の短さもありそのシーンが限られていることだろう。

序盤、悲惨なシーンから始まる今回の作品。
とくにその序盤は暴力シーンなどが多く、どうしても慣れないという方はいるかもしれない。しかしながらそれも序盤のみで作品自体はどちらかというと明るい作品であり、欝になるような展開は少ない。
作品は一本道で、その本編は少しだけ悲しい終わり方をしてしまう。
その後、タイトル画面に現れる「アフターストーリー」から各キャラの攻略が可能になるのだが、永遠ルート以外は30分もせずに終わってしまうほどの短さで、ただエロシーン追加のためだけに付け加えられた印象を受ける中途半端なものとなっている。
対しての永久ルートは大団円を絵に描いたような終わり方で、総じての読後感はかなり当たりがよいものとなっている。

コンフィグ等に関してはあまり問題を感じなかった。

【総括】
全体的に少しだけ未完成感がある作品なのだが内容自体はすばらしく、また特定の分野に強い魅力もあるため平均いじょうのこの評価とした。

(ぶっちゃけコーナー)
とても中途半端だな、というのが最初に感じた印象だ。
もちろん、感動もある程度したのだけど泣くほどではなかった。物語自体が短すぎたというのもあるんだろうけど、前作の期待もあって割りとハードルが高くなってたのかも。
戦闘シーンはそういう意味では見ごたえがあった。
なきシーンの演出があんまり強くなかった(BGMのおしも含めて)のかもしれない。
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[レビュー] 見上げてごらん、夜空の星を の感想
2016-02-17 Wed 00:00
<作品名>    見上げてごらん、夜空の星を
<製作会社名>  PULLTOP

見上げてごらん、夜空の星を

シナリオ構成
S++
攻略キャラは4キャラ。共通も各ルートもボリュームはたっぷりあり、全体的なシナリオ量は十分と言える。
前作「この大空に、翼をひろげて(以下ころげて)」と比べると共通は少し少ない。

【推奨攻略順 : ころな→織姫→沙夜→ひかり】
攻略順に指定はない、個人的に箱の攻略順。
だが最初にもっとも出来の良いひかり√をやるのも方法の一つ。

CG
S
言うまでもなく美麗なCG。
量も多く、一つ一つの質も高い。
SD絵の量が豊富なのも魅力の一つだろう。

他にかける部分がなかったのでここに併せて書かせてもらうが、とにかく星に関する演出が素晴らしい。
星々のキラメキや星座、影絵、星が望遠鏡で見えるシーンなどなど、言い尽くせないほどのシーン演出がなされており、これもゲームの魅力の一つだろう。

音楽
S++
Vo曲2曲(OP/ED)、BGM30曲という構成。
最大の魅力はVo曲が作品の雰囲気と合っている。OPの「Winter diamond」のイントロや「Star Map」のサビといった非常に強い魅力は作品を大いに助けてくれていた。
BGMでも「Planer in the Telescope」全体的に夜空の星をイメージしたキラキラした曲が多い中、「Around the earth」や「Star Gazer」などなどの魅力的なBGMが数多く存在しており、この作品の評価したい部分の一つである。

お勧め度
S++
天文部という青春学園ものという意味でプレイは推奨できる。
一つしてほしくないのは、前作のようなものを期待してしまうという事。
同じ空をテーマにした作品だが、ジャンルは少し別でどちらかというと恋愛に重きを置いた作品になるので、どうしても燃え上がる要素はすくない。
もちろん青春成分も一般作品と比べると大いに豊富。

総合評価
S++

公式ホームページ
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今回の作品は天文部が舞台。
主人公は昔のある出来事から「星を見ない天文部員」ということで校内でも噂になる人物。

今回の作品は過去の出来事が一つのキーとなっており、作中ではよく昔のシーンが挿入されている。それらをもとにして描かれる現在の恋愛や部活(天文に関する活動)の様子は物語の一つの見どころといってよいだろう。

今回の作品も「青春学園物」ということで、前作「この大空に、翼をひろげて」と比べられてしまうことが多い。
そもそものテーマとして空を飛ぶことを目的とした「ソアリング部」と空を見ることを目的とした「天文部」ではスケールの違いがある。
前作感じた、壮大でいてカラッとした爽快感に比べて今回の作品はどことなくこじんまりとした感想を受けてしまうだろう。
それは望遠鏡という小さなツールで広大な空を見てしまうからである。
しかしながら、今回の作品の最大の魅力はそこにあるといってもよい。
望遠鏡が受け取るのは、何十、何百、何千、何万光年と離れた光であり、そこには誰も知らない、知ることのできない神秘があり、莫大な闇があり、それらは特にみる人を混沌へと陥れ不安な気持ちにさてしまう。
しかしながら、そこに確かに存在する惑星や恒星、彗星、流星…etc、人間の目で見ることが叶わなほどのスケール。見上げた空に浮かぶ星々に想いを巡らせ、時に神話を当てはめたりして楽しむ。
そして、誰も知らない宇宙の真理を一つ一つ解き明かしていく…他の人から見ると確かに地味なのかもしれないけれど、それは何よりも壮大でいて、荘厳でいて、圧倒的なモチベーションンを引き出してくれるコンテンツと言えるだろう。

「天文」という難しい分野に関しての作品は多くあるが、ここまでしっかりと星々と向き合い、そして青春物として昇華させた作品は少ない。
今回はさらに恋愛という意味、とりわけ人間の感情に即して描かれており、非常に味わい深い作品となっている。それらの趣旨を理解して音楽をはじめ演出部門の助けも大いにあった。
全体的な調和という意味では前作にも負けていないだろう。
誰もが想像する青春学園ものではなくPULLTOPだけが描ける作品として強く評価したい。

【総括】
全体的なレベルの高さは言うまでもなく、込められたメッセージ性もありこの評価を付けることに迷いはない。

(ぶっちゃけコーナー)
まず驚いたのはやっぱり演出なのかも。
ひかり√後半のあれにはやられたわ…。
沙夜√も他の2√と比べると込められたストーリー性は強いけど、個人的にはひかりが好きだった。時折挿入される過去の話も好きなんだよなぁ。
泣けるシーンもきっちり仕込まれてるし、次回作という意味でも期待できる作品。
そういえば作中に恵風学園や天音さんっぽいのも出てきててから世界はいっしょなんだろうな。
一部√だったけどそういう演出も好きw
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[レビュー]サクラノ詩の感想
2016-02-10 Wed 00:00
<作品名>    サクラノ詩
<製作会社名>  枕

サクラノ詩

シナリオ構成
S++
攻略可能なキャラは百合も含めて6キャラ。
各キャラの長さに差はあるもののボリュームはたっぷりで、全体をクリアするのには少々時間を必要とする。

【推奨攻略順 : 真琴→稟→優美&里奈(百合)→里奈→雫→藍→TRUE】
周回ごとにクリアできるキャラが増えるタイプ。
最初に2キャラが攻略できる自由度がある以外は殆ど直線といってもよい。

CG
S
どことなくラフ画のような印象を受ける線は細く、淡い塗り。
全体的に安定した美麗さで、枚数も多い。
SD絵もいくつか存在しており、自然と評価は高くなるだろう。

音楽
S++
この作品でシナリオと同等に評価できる部分。
攻略後に確認できるのはBGMだけで42曲。そのボリュームもさることながら質もケタ外れ。
「この櫻ノ詩の下」のようなピアノ曲が最も光っており、「君が立つ大地だ」「美しい音色で世界が鳴った」等の名曲ぞろい。なかでも「夢の歩みを見上げて」は作中で何度も涙を誘うBGM。さらにOPや各ルートのEDがあったりと、Vo曲も素晴らしいが、ここは特にBGMについて評価しておきたい。

お勧め度
S++
作品が美術・文学関連の話になっており、さらっと読むのは難しい作品のため、じっくりとシナリオを読み込む方にこそお勧めしたい作品。
シナリオ重視の作品では今年一番の出来といっても過言ではない。
泣ける作品でもあるのだが、本当にいろいろと考えさせられる作品である。

総合評価
S++

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

作品の舞台は、同社の過去作である「√aaa」と同世界、というよりその作品中にも一部が描かれています。
もともと会社のデビュー作として作ろうとしていた作品ですが、事情により数年温められていたそうな。

そんなこんなで、今回の主人公は俺様系。
父が有名な芸術家で、本人ももともと絵を描いていた過去があり「櫻の芸術家」等と呼ばれることも、現在は筆を追っているそうです。
そこに稟という昔の幼馴染が転校してくるところから作品は始まります。

最初に読んだ感覚は「どこかで見たことある…」というものでした。
理由に関しては上記でも示した通り同じ世界だったからなのですが、そういう助けもあって作品自体には割ときれいにはいれました。
ただ、出てくるキャラクターが主人公を含めて一癖も二癖もありそうなので、ちょっと慣れるまではかかるかもしれません。
また、大量に伏線がまかれているのでそういったこともある程度気にしつつの攻略になるかと思います。

全体的にかなり難しい話が多く、内容も絵画だけにとどまらず美術史・美術観や小説などなど対象としているのは一部ではありますがかなり豊富。
すべてを理解しきるのは少し大変ではあるものの、理解するとよりよく作品を楽しむことはできるかと思います。

前半攻略できるキャラクターから後半にかけて攻略できるキャラクター√において、すべて何らかのテーマがあるのが面白いところです。
それはとある絵画であったり、昔話であったり、短編であったり。
それらを完全にオマージュしているわけではないのですが、折に触れてそういった作品に触れて物語自体を展開させていくのは独特といっていいものでした。

そして周回を重ねるごとにはっきりしていく過去や主人公自身の事。
最終√にたどり着いたときに、あったのは「幸せとは何か?」という問いかけでした。
これ以上はネタバレになるのであまり深くは書きませんが、この作品はそういう意味では中途半端なところで終わっているのかもしれません。
続編として「サクラノ刻」というものが予定されているので、いくつかの未回収な伏線はそれらを使ってくる可能性もあるでしょう。

【総括】
シナリオは言うまでもなくしっかりと作られており、全体的な完成度もさすがというほかなく、十二分に名作と言える作品だろう。


(ぶっちゃけコーナー)
感想かけったって難しいよね。
ここが感激だった~とか、そういうのは言えるんだけど。
この作品の本質はそうじゃなくて…「幸せ」の意味というか、それを掴んでる時というか…割と革新的な部分については最後のほうで少し語られたけど…。
本当はいろいろ言いたいことがある、あのシーンの一瞬のキラメキだとか、あそこからの展開で燃えてくるところだとか、ただそうして言葉にすることすら躊躇われるほど圧倒的な質感と綺麗さで描かれた作品で、作品自体が完成された一つの絵画のようであった。
何を感じるかは本当に人それぞれだと思うけれど、人の人生観を変えるに相応しい作品の一つ。
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