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[レビュー]ピュア×コネクトの感想
2015-07-28 Tue 00:00
<作品名>    ピュア×コネクト
<製作会社名>  SMEE

ピュア×コネクト

シナリオ構成
S+
攻略キャラは5キャラ。共通√が比較的に長く、個別も十分な量があるため全体的なボリュームは平均より若干多く感じるかもしれない。

【推奨攻略順 : 萌美→志帆→彩里沙→空→あゆみ】
攻略順は無いので好きな順番で良い。

CG
S
線は細いが、しっかりとした印象を受ける絵。数量は一般的で質も良い。
同ヒロインの立ち絵の種類も豊富だったのも驚いた所。
一番印象的だったのはやはり告白シーン用のイベントCG。
立ち絵に近い全キャラクター共通の背景&構図であったが、潤む瞳など細かい所に趣向が凝らされいる事には驚いた。まさに流れるBGMの曲名のごとく、雰囲気を変えるワンシーンにふさわしいものだったと言える。

音楽
S++
BGM26曲、Vo曲2曲(OP/E)という構成。
Vo曲の恋を歌った歌詞はどちらも瑞々しく、リズムもよい良曲で一聴の価値あり。
特に評価しているのはBGM、件の告白シーンで使われる「ここから始めよう」やエピローグ部分で使われる「幸せを紡ぎながら……」などは、作品としての価値を大きく上げた良曲として特筆しておきたい。

お勧め度
S++
純粋な恋愛作品として広くお勧めしやすい作品。
シナリオ自体に深さこそないものの、共通√はメタネタ抜きのギャグテイストで面白く読みやすい。さらに共通から個別ルートに至るまで、きちんとキャラとのやり取りや魅力が描かれており、終始楽しくプレイすることができる。

総合評価
S+

公式ホームページ
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今回の作品は冬のシーズンがメインの恋愛物。
主人公はまだ学生ではあるものの、活動場所のメインはバイト先である「ピヴォワーヌ」というパン屋&レストランのお店。

ヒロインを含めこのお店の関係者はやらたとキャラの濃い人が多く、主人公のノリのいい性格と非常に相性が良く感じた。
共通から個別ルートに至るまで(特にヒロイン以外のシーンが絡むものについても)、あの手この手で笑わせてくれる。
シモネタこそ多いが、メタネタが無い等好感のもてる所もあった。

ヒロイン達ももちろん笑いに使われているのだが、それでいてしっかりと魅力をアピールできている所も良いところだろう。
今回の作品で攻略対象となるヒロインは幼馴染や後輩、バイト先の同僚にはじまり、支配人や従姉妹まで、現在のゲームとしては立ち位置としてほんの少し特殊な方に属する人も。
そんな中で各キャラクターの抱える問題というのが本当に些細なことはポイントだろう、例えば当たり前すぎて異性としてみれなかったり、恋愛という物が分からなかったり、忙しすぎて恋愛が出来なかったり…etc。
そういった状況からみせてくれるのは本当にに当たり前と言える幸せ。
個別ルートに入ってから、大きな変動や展開という物は殆どないといっていい。
ただ順当に愛を深めていく二人を見る作品であり、それがまた何ともいえず癒される。
こんな日常があればいいな、と思わず思ってしまうことだろう。

この作品で最も評価する所としてあげたいのはやはり告白シーン。
それまで選んできた選択肢などによって、主人公は告白するかされるかを選ぶことができる。それ以降の流れは基本的に同じなので、差があるのはここだけなのだが、それを考えてもニクイ演出だった。
詳しくはプレイをして体感してほしいのだが、思わずタイトルの意味に納得してしまうほど純なシーンであり、BGMや潤んだ瞳の演出等等…その力の入れ具合に感服し、√によっては思わず涙ぐんでしまうほど。
自信を持って恋愛物として勧められるのはこのシーンがあるからこそである。

作中では選択肢として誰にメールを送るか、どのようなメールを送るかを選ぶことができる。その内容如何によってどのルートへ行くことになるか決まるというもので、システム的にまったく新しいものではないのだが、この作品の雰囲気にはとってもあっていたと思う。なにげない日常のやり取りから深まっていく興味や好意という物を自然と理解させてくれた良システムだろう。
付け加えて、特定のタイミングで好きな相手にメールを送ることができる。こちらは主に笑い等がメインであり、シナリオの流れには関係なかったが少々会話が変動したりと細かいところも見せており、上記と合わせて評価したい部分は多い。
しかしだからこそ、そのポイントを見逃してしまう事が多かった。
質の高いシナリオだからこそ、そちらに集中してしまい他の部分に気が回らなくなり、いつの間にか通過してしまっているという事が多々あった…。
せっかくの良コンテンツであるため過去の履歴等を見れるようにする等、もう少し工夫をすることで見やすい内容にしてほしい所。

コンフィグについては十分に使い易く不便に感じることは殆どなかった。

【総括】
萌え・ギャグゲーとしてだけではなく、恋愛物としても素晴らしい評価を与えたい作品であり、とくにその演出に関しては目を見張るものがあり、このジャンルの作品としてはかなり高い評価を与えた。

(ぶっちゃけコーナー)
ただの萌えゲーだと思ってやっていたら、思った以上に面白くて、どんどん世界に引き込まれていく。
そして気が付いたら告白シーンでウルっときて…個別√では可愛いなぁ…って思ってて、最後の方でまたちょっとウルっときて。
何というか特殊なことは殆どなくて、当たり前のことなんだけどそれが大事なんだなと思わせてくれるシナリオ運びだった。
たぶん、共通√を含め世界に引っ張る力が上手いんだと思う。
だから何でもないことでも一喜一憂してしまうんだろうなぁ…プレイし終わった後も少しの寂しさと共にいい作品だったと素直に言える。
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[レビュー]あやかしコントラクトの感想
2015-07-21 Tue 00:00
<作品名>    あやかしコントラクト
<製作会社名>  AXL

あやかしコントラクト

【冒頭】
小さいころから転勤が多く、友達のできなかった主人公。
両親の海外転勤を期に親戚の家に行くことになったのだが、道中の森で迷いガケから落ちてしまう。
そんな主人公を助けたのは妖怪、森の主だった。
助けられた代わりに、その森にすむ妖怪たちを助けてほしいと力を分けてもらうことになって――。

シナリオ構成
S
攻略キャラは5キャラ。
共通ルート、個別ルートともにも比較適量があり、短いながらもBADも複数あるため全体的なボリュームは十二分といえる。

【推奨攻略順 : 杏奈→碧→晴歌→紬→巳凪】
基本的には攻略順はなくロックもないため自由でよいのだが、あえて言うならば上記の順番がいいだろう。

CG
S
濃い塗りのAXLらしいどことなく硬い印象を受ける絵。
いつもながらに安定しており、質・量ともに言うことはない。
今回はほかの同社ゲームと比べるとHシーンが多く、それ用のCGもその分多くなっている印象があるが、それでも一般CGの量がいつもより不足していると感じることはないはず。
SD絵も多数存在。

音楽
S++
BGM27曲、Vo曲6曲(OP1/ED5)という構成。
各ルートのEDに個別Vo曲がつくという豪華な仕様。
BGMに注目すると、全体的にゆったりとした曲が多く、作中の盛り上がりという観点から見ると、どうしても押しが弱く感じてしまうのも確か。
Vo曲はどの局も質が高く魅力的で、一聴の価値あり。

お勧め度
S+
話としてはいつも通りのAXL作品という感じで、全体的に明るめのハートフルストーリー。
妖怪などとの設定とともに異能なども出てくるがバトルシーンといえるほどのものはなく、あくまで純粋に田舎を舞台とした人と妖怪のふれあいをテーマにした作品なので、そのジャンルへまったく興味を持たない方に強く推奨することはない。
ただやはり、個人的にはこういう全体的に明るい話は好き。

総合評価
S

公式ホームページ
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今回の作品は妖怪の手助けをする主人公ということで、幼少期から友達があまりできずにいた彼が妖怪を通して友人を作り、そして人としても成長していくハートフルな作品となっている。

序盤から終盤にかけて基本的に妖怪の絡まない話はなく、
物語の大まかな形を崩さずにうまく設定を使いこなせていた印象を受ける。
しかしながら、「妖怪の手伝い」という面と「恋愛学園物」という面、二束のわらじを履くストーリーは少々バランスが難しかったといえる。
今回の作品はどちらかというと恋愛方面に少し重点が言っており、妖怪関係についてはある程度のラインで留まっている。

作品中ではいつも「妖怪」という要素が作品に深くかかわっていたため、その妖怪自体にどれくらいの設定を練りこめるかがある意味一番の勝負であったとも言える。
その点に関して考えると、妖怪についてある程度書かれていたのは4~5キャラ程度で、
それ以外に関しては名前もなくSD絵はあるものの存在としては少々不安定なものとなっていた。
全体的に登場した妖怪の数は10以上であることを考えるとある程度書かれていると考えることもできるのだが、できればもう少し妖怪よりに作品の重点を置いてみてもストーリー的には面白かったのかもしれない。

その前提を踏まえて、この作品のキーといえる部分は最初に出会う妖怪でもある化け狸『ショージ』の存在だろう。
主人公と最後までともに行動することになるある意味で一番主人公に近いキャラクター。
持ち前の明るさから物語の盛り上げ役をこなしつつ、話を展開させるキーになる役割も果たしている。だからこそ、ストーリーの質を上げるならもう少し前面に出してほしかったという気持ちがある。

特にヒロイン分岐前に大きな山場があるが、そのあたりがテキスト、演出、CGを含めて少々から周り気味だっただけに、どこかで巻き返すシーンは必要だったように思う。。

対しての恋愛学園物という面について考えると、驚くほど無個性。
もちろん妖怪の存在を絡めてなかなか全体的に面白い特色は出ているものの、それはあくまで妖怪という要素に頼った結果で、一部のルートではその妖怪的な要素と恋愛的な要素がうまくマッチングしていなかったため、全体的にだれて終わってしまう部分が多かった。
そちらに重心を置くのであれば、キャラクター自身の魅力を磨くためにもう少しシーンが必要だった用に思う。
特に一部のキャラクターに関してはキャラクター分岐部分にて、どうして主人公を好きになったのかよくわからないキャラクターが複数いた。
サブキャラクターを含め、基本的には魅力的な部分が多い人物が登場しているので、そのあたりをうまく使いこなしてほしかった。

コンフィグに関して機能は十分。
チャート機能もあるため攻略も比較的容易。

【総括】
全体的に質は高いものの、ストーリー的な部分において壁に突き当たった印象を受ける作品。特色は十分あったため、その中でよりよくストーリーを展開させていく必要を感じ、現状ではこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
自分の中で「見たいのは妖怪を絡めたストーリー面で、主人公とヒロインのイチャイチャが邪魔!」という流れになっていたのが一番怖かった。
ある意味そう言わしめるほど、妖怪の出てくる話という面では面白かったのだと思う。
AXLは中盤の話(共通ルート終盤)が結構面白かったりするけど、今回はちょっとそのあたりで失速したのが一番痛かったのかも。
印象深かったのは巳凪ルートだけど、ショージがうまく使いこなせてたらもっと鳴けてたとは思う。
基本的にいい要素は多い作品なんだけど、それを一つ一つうまく使いこなせていなかった感じなんだよなぁ。
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[レビュー]すみれの感想
2015-07-14 Tue 00:00
<作品名>    すみれ
<製作会社名>  ねこねこソフト

すみれ

【冒頭】
愛想笑いを覚え、何とか社会人として慣れてきた日々。
夜には多恵やピンク、そして新しく入ってきたモエといったネットの友人たちと下ネタで盛り上がっていた。
そんなある日、偶然出会った気弱そうな少女がモエの中身だという事を知ってしまう主人公は――。


シナリオ構成
S
選択肢はあるものの、物語としてはほぼ一直線。
ゆえにボリュームも少々物足りなく感じることが多く、一般作品の半分程度。
しかしおまけ部分としてのシナリオを含めると、ある程度だがその差を埋められるかもしれない。

【推奨攻略順 : ほぼ一直線】
選択肢はあるが、攻略順は決められてるといってよい。

CG
S
独特な質感の絵で、綺麗なものに関してはかなり質が高いのだが、バランスの悪い物も数多く存在しており、質としては安定していない。
枚数はストーリーの長さを考えると十分か、おまけ要素部分も含めるなら楽しめる量はある。

音楽
S+
BGM13曲、Vo曲4曲という構成。
一応鑑賞できるものだけなのでもう少しあるのかもしれないが、少々物足りなく感じることは多かった。
物語自体が短いのがある意味で幸いだったと言える。
一番評価したいのはVo曲の「Sleeping Pretend」で、この曲があるからこそ評価が一段押し上げられたといっても過言ではないほどの名曲で、ぜひ作品をプレイ後に歌詞と共に深く聞きこんでほしい。

お勧め度
S
15周年作品ということで、過去作のおまけも多く、ねこねこ信者にはぴったりの一品。
逆に関係が薄かったり、これが初という方には少々お勧めしにくいのは事実。
シナリオとしていい部分もあるにはあるので、その部分を目当てにプレイするならあり。

総合評価
S

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物語の大きな流れとして、すみれ√→雛姫√→あかり√という風に順にヒロインを攻略していく形をとている今回の作品。
しかし、それぞれの√間はかなり中途半端な形で繋がれているので、話の展開を理解するのにプレイヤーは非常に疲弊することになるだろう。

シナリオとして評価したいのは序盤~中盤の雛姫√まで。
特に序盤のすみれ√は、それだけで終わらせていたのなら、評価をワンランク上にしてもよいほど。

とにかく全体的に不器用な描写が多く、非常に読みずらい。
その中でも確かに光る√はあり、Vo曲などと合わせてある程度良い雰囲気を出せているシーンもあり、その点については評価したい。
しかしながら、それでも庇いきれないほどシナリオとテキストに問題があった。
シナリオとしては後半、前半までの素直な物語はどこにいったのか複雑かつ分かりにくい(整理されてない)ものとなっており、読みずらく内容自体が難しいこともあって理解するのも難しい。
テキストとしても、短いはずの物語の中でだれてしまう文章があったり、作品の世界へ引きつける力が無かった。

ヒロインが3人しかおらず、それでいて萌え等ではない作品である以上、それぞれのキャラの心理描写や物語の作り方には細心の注意を払わなくてはいけないはず。
どの点に重点を置き、どこを見せたいのか、如何してそれをみせる意味があるのか…などなど、それらの点を考えると今回の作品は悪い例に当てはまってしまいそうなほど。
前半がよかっただけに少し残念な結果となっている。

ねこねこソフト15周年のソフトということで作中にはおまけのようなものがあり、その要素の一つとしてあげられるのは、途中の15周年のおまけゾーン(?)。
ネットゲームをプレイしているという体で、とあるMAPを徘徊することで人物に出会う事ができ、その人物についてのショートストーリーを見ることができる。
過去のねこねこソフト作品から様々なキャラが出てきており、プレイした作品のキャラが出てきていれば楽しめる部分は多いだろう。。
ただその出会いイベント発生はランダムで、全部を見るのには少し苦労するうえ、全部を見れているのかどうかが分かりにくく、その辺りはプログラムにもう少し改善が必要だろう。

全体的にシンプルなコンフィグだが、機能自体は一般的なものがそろっている。

【総括】
良い部分も見られたが、シナリオとして未熟な部分が多くみられ、良い評価を与えることはできず伸び悩んでこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
ほんと、すみれ√辺りまではよかったんだけどな。
というか、話の流れ自体は悪くないと思うの。
もっとうまい人が素直に、余計な部分をそいで書けば、短くはなるけどすごくいい作品になると思う。
ただ今回は、余計な部分と重要な部分の区別がついていなかったのかな…という印象。
すごくちぐはぐで、読んでてよく分からなくなるんだよな…。
もちろん、作品に関してさらに深く考察したりすることで、作者の思惑のようなものはあるのかもしれないが、少なくとも最初にプレイした人を引き付けることができなかった時点で、考察が入る余地も無くなってしまう事を考える必要はあるかもしれない。
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[レビュー]ALIA’s CARNIVAL!の感想
2015-07-07 Tue 00:00
<作品名>    ALIA’s CARNIVAL!
<製作会社名>  NanaWind

ALIA’s CARNIVAL!

【冒頭】
久しぶりに桜雲に帰ってくる主人公、蓮。
だいぶ変わってしまった町並みに驚きと懐かしさを感じつつ、入学することになる学園を案内してもらっていた。
そこで唐突に始まる争いと異常現象。それになれた対応をする生徒たち。
よくわからないままに、その争いに巻き込まれ一人の少女を助けるのだが――

シナリオ構成
S
攻略キャラは5人で明日葉ルートに向かって他のヒロインルートが分岐していく形をとる。
共通も比較適量があり、各ルートの分量も一般的なので全体的なボリュームは平均か少し多いくらい。

【推奨攻略順 : 椎名→弓→かりん→月詠→明日葉】
攻略順に指定はないものの、基本はこの攻略順でいいはず。
物語の核心から行くなら逆順にやればよい。

CG
S
線は細く、濃い塗りの絵。
時折バランスの悪さを感じるCGもあるにはあるのだが、そういった少数を除けば総じてレベルは高く、質・量ともに文句をつけることはないだろう。
ただ、戦闘シーンでのエフェクト等でがんばってはいるのは感じられるのだが、やはり要ともいえる部分なのでもう少しの工夫か充実させてくれてもよかったかな、と思わなくもない。
細かいところなのだが、√によって部室の様子が変わるのは面白い。

音楽
S+
BGM58曲、Vo2曲(OP/ED)
今回はBGMのボリュームもあり、質も総じて高かった。
凌駕あるからこそ魅力的な曲も複数あり、物語の要とも言える戦闘シーンの曲では「Winning Run」など、そしてストーリー方面では「放課後の熱量」などのカラフルな色彩を持つ物がそろっており、作品として助けられた部分は多い。
それにたいしてのVo曲は少し控えめなのが気になるところ。
一番盛り上がる戦闘シーン中に流せる挿入歌ようなものがあればよかったのかもしれない。

お勧め度
S+
異能バトル系をメインに据えた恋愛学園物ということで一般的でありつつ、要素として独創性もある。
バトルシーンだけに絞って評価するとお勧めしにくいのだが、
その他のストーリーや演出等を考えると見所は多く、特に初心者を中心には楽しみやすい作品になってるはず。

総合評価
S

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今回の作品は「アーケン」という特殊なカードを使うことによって特殊能力を使うことができる学園が舞台。
そこで主人公を含む「アス研」がALIAという学園一の部活を目指す異能バトル物の作品である。
そのため設定上どのルートもバトル要素は不可欠となっている。

主人公は「やれやれ系」の特殊能力持ちという中二に設定で、本人の資質の高さもあってある程度の実力もある。
しかし、基本的に主人公以外の全員が何らかの特殊能力を有しているため、独壇場といえるシーンはあまり多くなく、基本的にはここぞというときに覚醒するタイプ。

物語は各ヒロインを攻略するごとに、ひとつの深い作品の”闇”のような部分を明らかにしていく形をとっており、
その集大成として描かれているのが明日香ルートと捉えてもよいだろう。

特殊能力バトルという王道的な要素に、特色的なストーリーを添加している今回の作品。
目玉となるバトルシーンの質は10点中5点というところ。
展開や勢い事態は悪くはないのだが、洗練された他のバトルものに比べるとどうしても描写として稚拙といわざるを得ない部分が多く、劣る部分が見えてしまう。

しかしながら、それ以外のストーリー部分では評価したい部分も多い。
特に序盤から中盤にかけて、序盤では物語に一気に引き込む力もあり、中盤では力強い展開力であきさせることなく、少しでも早く続きが読みたくなるような展開が多く、
また各ルートにおいても、少しずつ謎を明かしつつヒロインと協力して進んでいくシーン等々、BGMとあわせて思わず涙を浮かべてしまいそうになるシーンもあり、全体を通して涙あり、笑いありの恋愛物と努力友情勝利の部活物のテイストがうまく混ざっていたように思う。

問題だったのは集大成ともいえる明日葉ルート、エピローグ部分。
たしかに物語の根幹とも言える部分に迫り、主人公について不明だった部分も多くが明らかになった。
ただ、それらの展開がかなり駆け足で突拍子もなかったということ。
無論、論理的には納得できるのだが、ワンクッションもなく革新的な話が続けられ、唐突に終わってしまうので展開においていかれてしまう。
そもそも、この話自体が攻略ルートの後半であるエピローグ部分に持ってくるような話ではなく、全キャラ攻略後に現れるTRUEルートレベルの分量によってじっくりと展開されるが必要ある部分で、
ある意味その部分を楽しみにしてたところも多くある。
実際このような展開になってしまうと作品全体の評価が落ちることになるだろう。
いろいろな制約があるのかも知れないが、やはりストーリー部分として作品的にもかなり重要な部分であるため、そのあたりは配慮する必要があったように思う。

動作自体は基本的にまったりしているが、機能的な問題はほとんどない。

【総括】
ストーリーとしての稚拙さ等は目立つが、各キャラをきちんと描ききっていた事等は評価したい。ただ、最後の展開だけが評価を大きく下げており、このあたりをきちんと描けていれば数段上の評価もあった。

(ぶっちゃけコーナー)
日常シーンとかは結構好きな作品。
主人公はある種の代表的なパターンのひとつだから、気に入る人は気に入るはず?
明日葉を含めヒロインルーと部分に関しては、十分によくやっていたように思うわ。
もちろん、改善すべき点とかはたくさんあるんだけど、バトルシーンとか大変だったのはわかるし、そのあたりを考慮してみると全体的な質は最終的によかったと思う。
普通に楽しんでプレイできたし。
ただやっぱり一番最後の展開だけはいただけない。
あそこを簡単に終わらせてしまうと作品の魅力ががた落ちだし、展開はともかく後味も悪い。
その辺だけどうにかしてほしかったけど、なんだか続編が出るからそこで期待するしかないのかな。
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| 青空の翼と過去の十字架 |