自作の壁紙や泣きゲーレビュー公開しているブログ。チャットルームや自作小説もあります そんな鍵っ子小説家のブログです。
☆★☆★ 毎日0時の定期更新中。現在は壁紙制作・泣きゲーレビューが主活動 ★☆★☆





 


[レビュー]お家に帰るまでがましまろですの感想
2017-11-16 Thu 00:00
<作品名>     お家に帰るまでがましまろです
<製作会社名>   ま~まれぇど


お家に帰るまでがましまろです
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】
行き倒れていた主人公を花音が拾い「Marshmallow tree」という閑古鳥の泣いている地元のケーキ屋さんに連れていくことから物語が始まる。
様々な問題を乗り越えて成長していく「Marshmallow tree」を中心とした物語。

今までの作品と比べても特にエロ描写を強くしており、ヒロイン4キャラに7-8つのシーンを用意するほどであり、描写やセリフはもちろんの事シュチュエーションでも抜きゲーと比較しても問題ない程度のものが存在していたりもする。

もちろん、キャラゲー・萌えゲーとしての力も存分に発揮しており、ゲームとして魅力的なCGやかわいいSD絵、可愛い文字(表現)を使って雰囲気や下地を作ることはもちろん、様々なシーンを共通√・個別√ともに用意して各ヒロインの魅力を十二分に伝えている。

対してのシナリオ自体の内容は少し弱くなった印象。
共通√においてはイベントの起こし方に強引さが見られる部分もあったが、豊富な登場キャラクターを活かして非常にたくさんのイベントを用意しており、特に下記の共通部分後半においては思わず涙してしまうシーンもある一方で、一部の個別√ではせっかくの下地(舞台であるケーキ屋や追加の学園要素、主人公の過去)などを活かしきれていない印象があった。
またそれらに触れている√もあったものの、あまり踏み込まずにさらっと流してしまっている印象が強い。


共通√ 【 S+ 】  5-6h
花音との出会いから「Marshmallow tree」の一員ではなかった紗々と礼羽が一緒に働くことになる部分までが描かれている。
各キャラとの出会いイベントの他にも、全体を通してのイベントが2~3度あり、共通√としてのボリュームは割と多め。
他にも各キャラ個別ショートシナリオが選択形式で用意されている。
ところどころわざとらしい部分や強引さ、違和感を感じる部分はあったものの、世界観や設定の説明、個別√までの各キャラの魅力を伝えるという役目は十二分に果たしている。
特に終盤での礼羽関係のシーンはこのゲームの中で唯一涙してしまうほどであり、質としての高さは保証しやすい。


お家に帰るまでがましまろです (1)
春日部 花音√ 【 S 】  2-3h
両親を亡くし「Marshmallow tree」の新米オーナーとなった女の子。
明るく優しい雰囲気をしたちょっと天然な女の子で、そんな性格だからか道端で倒れていた同じクラスの主人公を助けることになった。
幼い頃「あすま」という男の子に助けられ、その子に片思いをしている。

お互いの立場や片思いの相手などの問題もあり、なかなか二人の仲が進展しない個別√で、一途に思いを募らせる花音の嫉妬や空回り暴走などの珍しい一面が見られる。
二人が付き合ってからはわりとテンプレなバカップルになるのだが、中盤から後半にかけてはマシュマロツリーの問題や花音の家族、そして主人公の過去について触れられたり、意外なキーパーソンの存在が明かされたりとグランド√的√となっている。
しかしながら作品のテイスト的にもあまり重くなり過ぎずにまとめられており、さっくりと読める内容になっている。


お家に帰るまでがましまろです
朝霞 汐√ 【 S 】  2-3h
「Marshmallow tree」のパティシエ兼店長。
見た目はとっても幼いがそれに反して世話焼きで母性にあふれる女の子。
身長に対してコンプレックスがあり、日々頼れる「おねぇちゃん」を目指している。

なんといっても彼女の魅力はロリっぽい容姿とそれに相反する大きな母性だろう。
年齢以上の包容力を見せる一方で見た目相応な素直な反応を見せたり、コロコロと印象を変え、いろいろな表情を見せてくれる。
個別√ではその持ち味をよく活かし、主人公の抱える問題に親身になって立ち向かってゆくことになる。


お家に帰るまでがましまろです (2)
皇鈴 紗々√ 【 S 】  2-3h
今大人気の絵本の作家で超ネガティブ思考の女の子。
周りの過大な期待のせいで、現在は絵本を書くことができていない。
最初はメガネをかけていたが、共通√後半からはコンタクトに変えている。

個別√では相変わらずネガティブ思考な彼女がそれでも主人公のためにと暴走しつつも行為に気づいてもらうため(好きになってもらうため)悪戦苦闘するシーンが見られる。
彼女の魅力である「子供のことが好き」というシーンもふんだんに取り入れられており、素直な人に対して素直に対応する事のすばらしさを改めて教えてくれているような気がした。
√後半では彼女と絵本の問題を絡めた展開になっており、シーン中には彼女の性格の理由(出身地)や主人公の変化なども少し触れられるものとなっている。


お家に帰るまでがましまろです (3)
礼羽 ライコネン√ 【 S 】  2-3h
人気洋菓子店『スヴニール』のカリスマパティシエ。
周りから「氷の王女」と評されているが、実際は気だるげな態度でボケを連発する女の子。
諸事情がありケーキ作りに対しての情熱を失っている。

個別√序盤では、共通√からの流れで主人公を好きになった礼羽が主人公へ猛アタックをかけるシーンから始まっている。
彼女の魅力は何といってもクールビューティー(偽)の中にある素直な感情。
その立場ゆえに素直に気持ちを表せない序盤のもどかしさや、モノローグや彼女の視点で知ることができる彼女の姿にノックアウトされる人は多いはず。
√後半ではかなり特殊な関係が続いた二人が、ずっと先延ばしにしていた礼羽の抱えた問題に直面することになる話となっている。
また、最後の選択肢でエピローグが多少変化している。


[ 主人公 ] 宮原 亮
「宮原」という変人で有名なおじいさんに育てられており、そのおじいさんが死んだ後は諸事情で学園も退学をしており、公園生活を行っていた。
ある日、おなかが減って倒れていたところを花音に拾われた。
いろいろなバイト経験があるため基本的に有能だが、ケーキが食べれない。


【推奨攻略順 : 紗々→ライコネン→汐→花音 】
攻略順に特に指定はない。
好きなキャラから攻略するとよいだろう。


CG : 【 S 】
細い線で色彩豊かな絵。
この作品の最大の魅力ともいえる部分であり、特に立ち絵やCG部分については全体的によく作られている。
コンセプトの関係もあってか、Hシーン用の物が多く用意されており、対して一般シーン用の物は幾分少な目に感じる。
SD絵も非常にかわいらしいものがそろっており、数も豊富。


音楽 : 【 S++ 】
BGM30曲(アレンジ含)、Vo曲5曲(OP1/ED4)という構成。
BGMでは各キャラのテーマ等も用意されており豊富なラインナップではあるが、全体的に柔らかい印象の曲が多い。
OP「ましまろホイップ」のアレンジ曲は4曲あり、泣けるオルゴールアレンジや燃えるギターバージョン等、特に印象に残っている。
Vo曲は各キャラED用にそれぞれ1曲ずつ用意されており、それぞれテイストは違うものの各キャラクターソングとなっており、出来も良いため高評価。


お勧め度 : 【 S+ 】
今となっては珍しい、学園を中心としない恋愛作品。
シナリオ単体として評価すると多少厳しい部分もあるが、萌えゲーとしては十二分過ぎるほどの出来。
特に深く考えないでさくっと気持ちよく読むことができる作品なので、可愛いキャラクターが好きな方やそういったテイストの作品が好きな方にはお勧めしやすい作品。


総合評価 : 【 S+ 】
シナリオだけでの評価ならもうワンランクさげるのだが、全体的なシナリオのレベルや曲や作品のテーマ、様々な要素を含めての評価としてはわりと高レベルな作品であり、この評価にした。


(ぶっちゃけコーナー)
ま~まれぇどというとやっぱ印象に強いのは「PRIMAL×HEARTS」シリーズだろうな。
そういえば今回の作品では月夜野兎が声アリで一部登場していたり、地名やあの名物店長なんかも出てきたりと世界観は同じらしい。
ただまぁ、ストーリー的にワクワクする部分というのが減ったイメージなんだよな。
共通√では思わず泣いてしまう√もあったんだけど、個別√はことさらそれが弱くなってる感じがしたというか、Hシーンに傾倒しすぎじゃね? と思う部分もあるわ。
まぁ、それは俺が苦手なだけなのかもしれないが。。。
どうしてもシーンが連続して続いたりすると、ストーリーがおざなりに感じてしまうんだよね。。。
あとは主人公の違いというのもでかいのかも…今回の主人公は施設出身で変なおじいさんに育てられたということ以外は結構普通。
まぁ、バイトとかの経験が結構あって機転も利いてるから活躍はするんだけどね。
そのへんも共通√や各個別でちゃんと処理してあげたらよかった気がする。
スポンサーサイト
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
[レビュー]グリザイア ファントムトリガー 第3話の感想
2017-11-09 Thu 00:00
<作品名>     グリザイア ファントムトリガー 第3話
<製作会社名>   フロントウィング


GRISAIA Phantom Trigger Vol3
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
グリザイア ファントムトリガーシリーズの第三作目(3話目)。
今回のメインは学園でマークスマン(スナイパー)をやっている獅子ヶ谷桐花。
フィリピン山中でのシーンがメインとして描かれている。
それに付け加えて続きということもあって、前作でスポットが当たっていたマキの様子がレナと共に描かれているのも特徴と言えるだろう。


値段も相まって、シナリオはかなり短く3-4h程度。
いつもと変わらないノリですらすらと読める内容となっており、もちろん得意の重火器関連、サバイバル関連等々のコアな知識がいっぱい詰め込まれている作品。

それ以外に新しい要素として飯テロも辞さない覚悟で描かれていた食べ物の描写。
特に牛丼・ラーメンのシーンは時間によっては本当にお腹が減ってしまいそうなほど…。
同時にカエ○○レーなどのゲテモノなんかも紹介されている。

今までのキャラクターに加えて多くの新キャラも登場する、笑いあり、ほんの少しだけ泣きアリのそんな作品。


【推奨攻略順 : 選択肢無 】


CG : 【 S 】
時間に対しての枚数は割と多め。
質も安定して高く、SD絵もいくつかあります。


音楽 : 【 S 】
BGMについての追加がいくつあるのかは不明。
Vo曲は変わらず2曲(OP/ED)


お勧め度 : 【 S 】
ファントムトリガーシリーズの3作目、もちろん1-2作目をやっていないと楽しめない。
まとめて買う人はもう少し待ってもいいのかも?
次はクリスらしい。

総合評価 : 【 S 】
いわゆる分割商法作品ということもあって正式な評価はしにくい作品でありこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
楽しんでプレイはできるんだけどね、もうすこしまとめてほしいというのが正直な感想。
単体で楽しむことはできないので、結局プレイするとなると全部買う必要がある。
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
[レビュー]景の海のアペイリアの感想
2017-11-02 Thu 00:00
<作品名>     景の海のアペイリア
<製作会社名>   シルキーズプラスDOLCE


景の海のアペイリア
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S++ 】
近未来の東京を舞台として主人公が偶然に自我を持ったAI(強いAI)である『アペイリア』を作ってしまうことから物語が始まる。
主人公たちがアペイリアの機能を使って作られてしまう完全没入型VRMMO「セカンド」がデスゲームになり、主人公はなぜかタイムリープに巻き込まれてしまう。そんな中で数少ないヒントからアペイリアを狙う存在に気が付く――魔法あり科学ありの仮想世界と現実世界で繰り広げられるAIと人間と時間の戦い。

作品は三羽√→ましろ√→久遠√→アペイリア√(TRUE)の順番に構成されており、選択肢等は出現するものの、上記の順番が変わることはない。
一本道の√ではあるものの、上記√はそれぞれしっかりと作られており、全体的なボリュームは一般的な作品とさほど変わりないといえる。

今回の作品で特徴的ともいえる要素が3つある。

一つ目が今作の主人公「零一」。公式的に変態と認定されており、エロに従順で基本的にどのシーンであってもエロ関係の話題でふざけていることが多いことから、基本的な会話は非常にバカっぽく、戦闘シーンの一部でも声があったりと力が入ってはいるのだが、どこかバカバカしいやり取り描かれているのは確か。仮想世界では複数のヒロインやそれ以外の女性キャラと関係をもつこともある。
しかしながら頭脳は非常に優れており、AI関連の知識はもちろんの事、状況把握や作品のメインともいえる頭脳戦のメインを担っていた。

二つ目がシナリオである。
正確に言うとテーマとなっている時間素行やそれに類する伏線で、作品の性質としてシュタインズゲートのような本格派の科学ADVに近い側面を持っている。
これらは非常に高いレベルで作られており、与えられた一つの状況で二転三転する現実を楽しめるのもこの作品の良いところである。
特に時間素行(タイムリープ)に関しても、「そういうもの」として置いておくことなく、量子論等を使った独自の解釈で、できるだけ現実の現象と齟齬がないようにじっくりと説明しており、それに付随した状況説明も作中では多く行われていた。
しかしそれだけに、内容が非常に難しくなっており、特に後半は解説用の図があるといえども理解には何度も読み返す必要があり非常に時間がかかる。

そして最後が魅力的なヒロインたちの存在である。
ある意味これは二つ目と被っている部分も多いのだが、秘密を抱えるヒロイン達と過ごしていき、そして協力して問題を乗り越えるシーン。そしてそのあとに待ち受ける展開。
変態的な主人公ではあるものの、恋愛描写はしっかりと描かれており、よく作られていた伏線と合わせて感動的なシナリオでは思わず泣いてしまうこともあるほど。

総じてすべてのレベルが高いということは言うまでもない。
しかしながら絶望的に相性が悪い要素があったのも事実。
科学ADVとしての側面が強かったところ、主人公がすぐにふざけるため力が抜け、すぐにヒロインたちの感動的なシーンに流れたりもする。
感情の起伏も非常に激しく、とくに冗長となりがちな説明部分で気持ちが置いて行かれる人も多くいるだろう。

上記の点を含めたうえでもシナリオがよくできていることを否定はしないが、最後の広げ過ぎた風呂敷のたたみ方を含めて、改善点は多くあり、泣きゲーとしては高く評価していないというのが今回の総じての感想ともいえる。


【推奨攻略順 : 無し 】
選択肢はあるが1本道の作品。


CG : 【 S 】
線が細く濃い塗りの絵。
枚数に関してはHCGが多めに用意されて入るものの、一般CGもある程度用意されており十分と言える。質もかなり高めで戦闘用のものから、日常シーンのものまで幅広いジャンルのものが多彩に描き出されている。


音楽 : 【 S 】
BGM38曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
BGMは数多く用意されており、現実世界と仮想世界という二つの世界に対応したものが用意されており、他にもAIをテーマとした「アペイリア」を代表とする不思議なBGMなどがあり、特に戦闘シーンや思考シーン等の暗めのBGMが多かった印象。
Vo曲はOPの「アペイリア」が印象的。BGMの同名曲とは違い、暗い雰囲気から始まる走るような旋律は非常にかっこいい。
対してのED「信じられるよ」はゆったりとした曲調。


お勧め度 : 【 S+ 】
時間遡行をテーマとした科学ADV、仮想現実を舞台とした剣と科学のファンタジー、そして恋と青春の物語。
要素としてはかなり含まれているが、もっとも評価できるのは科学ADVとしての側面であり、科学・近未来系、時間系の理論がしっかりと説明されている作品が好きな方にこそお勧めしたい作品。

逆にシナリオを深く読み込むのが苦手の方や、キャラの可愛さなどをしっかりと楽しみたい方にはお勧めしにくい作品。


総合評価 : 【 S+ 】
総じてシナリオはよくできているものの、全体的なバランスがとれておらず、改善点も見られる、泣きゲー重視の評価としてはこの程度。


(ぶっちゃけコーナー)
まず、凄い良く作られてるよね。
スリット実験とかはやっぱりその分野に少しでも興味を持っていた人間ならワクワクするし、ここまでしっかりとタイムリープについて考えていた作品もあんまりないと思う。
ただ、それだけにすごい理解が疲れたけどね。。。
何処に触れてもネタバレしそうだけど1点だけ。
上でも触れてたんだけど、簡単に言うと展開が不自然(というか早い?)。
というか、そうならざるを得ないんだけど、登場ヒロインや主人公たちの心は良く描写出来てはいたんだけど、すごく現実離れした場面だからこそ想像が追い付かないし、その「感情」に根差した「行動」というものにつながりを感じにくかったのかも。
そのへんをもっとはっきりとした…いや、はっきりと書いてはいるんだけど、もうすこしだけプレイヤー側に持ってきてほしかったのかも。
そういう意味では主人公が一番現実離れしてたかも。
まぁ、今回の主人公は感情移入するべきかどうかというのも一つの問題か。。。
時間・仮想世界・人間・AI…いろんなものが詰まった作品だから、最後の終わり方からも色々な解釈ができそうだし。
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
[レビュー]サクラノモリ†ドリーマーズ2の感想
2017-10-26 Thu 00:00
<作品名>     サクラノモリ†ドリーマーズ2
<製作会社名>   MOONSTONE


サクラノモリ†ドリーマーズ2
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
『サクラノモリ†ドリーマーズ』(以下「1」)の個別√分岐地点からの続編を描いた作品となっており、公式曰くファンディスクではない。
シナリオはその続編部分とまどか√とが交互に描かれる形をとなっている。

シナリオは一本道で攻略時間も6-7時間とかなり短めで全部攻略後に各キャラ(+ハーレム)のHシーンが解放される。
それを含めても10時間もあれば終わってしまう作品なので、ボリュームとしてはかなり乏しいといってよいだろう。
主人公やヒロインの数に増減もないのだが、まどか以外は各個別√というものも存在せず、まどか以外のヒロインにおいてはあまり活躍シーンがない。

内容はもちろんホラー・グロ方面の話で、全て片付いたはずの桜之杜であらたな事件が発生するところから始まっており、前作同様お得意のホラー・グロシーンも多くある。
前作まででは「ボダッハ」や「いにしえのもの」といった、ある種の自然災害のようなものとの闘いという側面も強かったが、今回は人災と言える部分が多い。
また上記の点に付け加えて、こちらにも戦力があるので『仄暗き時の果てより』のような死に掛けの緊迫感や訳の分からない怖さのようなものは抑えられている。

2ということで、「1」の内容を把握していることは最低限(シナリオ内でも軽く回想はあるが、それでもすべてを把握することはできない)で、中には「1」からのキャラだけではなく、「仄暗き時の果てより」のキャラも登場したりもするため、発言の真意を理解するためにはそちらのプレイも必要となるだろう。
「1」からの登場キャラの背景設定なんかも出てきてたりはするので、続編的立ち位置ともいえるのだが「まどか救済措置」「ハーレームゲー化」という要素が強いのは確か。


【推奨攻略順 : 無 】
シナリオが一本道です。


CG : 【 S 】
独特の塗りの絵。
一般的なCGや立ち絵にかんしてはちょっと固めの筆質で書かれており、その出来も少々上下があるのが特徴的(特に男に関しては)。
ホラー&グロCGに関しては手放しでほめられる質となっている。


音楽 : 【 S 】
BGMは前作からのものを多く多用しており、どれが使われていなかったのかは判別不可能。
Vo曲にかんしては前作からのものも一部使われているが、OPとEDがそれぞれ1曲ずつ追加。
世界観にあわせた妖しい雰囲気の曲である。


お勧め度 : 【 S+ 】
残念ながらグロ・流血耐性の無い方、ホラーが苦手な方はプレイを推奨しない。
また、前作『サクラノモリ†ドリーマーズ』をプレイしていない方のプレイも推奨はしにくいだろう。
あくまで前作を気に入った方がプレイすると、という評価。
上記でも述べたが中には『仄暗き時の果てより』の登場人物も出てくるため、プレイしておいて損はないかもしれない。


総合評価 : 【 S 】
全体的な完成度は高いのだが、いかんせんFD的要素が強すぎて評価としてはこの程度。


(ぶっちゃけコーナー)
ホラーゲーってあんまりないジャンルだから、普通にプレイしていて面白いよね。
ただ本編は面白いんだけど、相変わらず個別√が光らない。
「仄暗き時の果てより」では結構いい感じの分岐があったように思えたんだけど、この内容だとどうなんだろう…。
まぁ、グリザイアみたいにシリーズにするのもええのかもしれんけどなぁ。
それにしてもあの終わり方は…少しふざけてるのかと思ったくらいだわ。
陰鬱な雰囲気こそすべて! とまではいかないけれど、なんか最後強引に「萌え?」にもっていってた気がして、そのへんが気になったなぁ。
一応伏線はいろいろ残してたし、土台的には3をやることもできるんだけど、どうなんだろうなぁ…「2」を作ってること自体びっくりだったし、「1」ではまどかがかわいそうだったから、その救済措置としての「2」はまだ受け入れられるんだけどこれ以上はさすがに冗長かなぁ…という想いもなくない。
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
[レビュー]春音アリス*グラムの感想
2017-10-19 Thu 00:00
<作品名>     春音アリス*グラム
<製作会社名>   NanaWind


春音アリス*グラム
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
街にある『秘密(アリスグラム)』を解き明かす、という事で、シナリオを進めていく上でぶつかる『謎』をタイトルにもある『秘密(アリスグラム)』と言い換え、それらを解くないしは解決してゆくという趣旨で作られた恋愛学園物であり、各ヒロイン√ではその舞台や学園、それに過去等についての『秘密』に触れる流れになっている。
そのため各ヒロイン√で流れが大きく変わっているのが特徴的といえる。

全体的には萌えゲーテイスト作品であり、話自体も日常シーンをふんだんに取り入れられておりゆったりと進行していく。そのためヒロイン達に魅力を感じられれば萌えゲーとしてそれ以外の方には少々飽きの出る展開が多い。
また作中では「ALIA's CARNIVAL! 」の設定でもあった「アーケン」等の設定も一部出てきており、主人公を含め主要な人物は異能を使い、各章の要所で様々な問題に立ち向かってゆくことになっており、作品としても重要な部分を担っている。
しかしながら、おおむね前半以外はそういったシーンも薄れているのが印象的。

謎が各ヒロインへまとまりなく分散されているためか、作品全体を見たときにこの作品は何の作品なのか、という印象がうすくなっており総じての感想が述べにくなっているのが正直なところ。
できればエリス√以上のまとめともなるグランド√的なものがほしかった。


共通√ 【 S 】  7-8h
全9章のうちの6章までが共通√にあたる。
1章でプロローグ、2章から6章までが各キャラクターを中心にそえたエピソードとなっており、キャラクターの背景や魅力を伝えつつ物語を展開させている。
登場キャラクターはヒロイン以外にも多く登場しており、状況としても前作の設定などが絡んできていたりとわかりにくい部分もある中で、うまく説明はできていた印象。
基本的にふわっとしたテイストの話ではあるが各章の要所では謎解きや戦闘(能力)シーンを用意するなど締めるシーンも用意されている。
しかしながら物語として多くの伏線を張っているので、多少わかりずらいところや、前作からの設定などもわりと多く出てくるので、初めてやる方には少しストレスがかかる部分もあるのはたしか。

Character|春音アリス*グラム Official Website
白羽 優理√ 【 S 】  2-3h
成稜学園の生徒会長で成績も良く、優等生を絵にかいたような女の子。
お淑やかな性格であり、困っている人を見ると助けずにはいられない優しい心の持ち主で過去に主人公もお世話になったことがある様子。

協力関係となった生徒会と新生会の架け橋となるため、主人公が生徒会に所属することなるところから彼女の個別√は始まる。
全生徒から人気のある彼女との恋人関係は意外にも真っ当で、二人で一緒にいることで自然とお互いの距離が近づき、お互いがお互いを支え合うオーソドックスな恋愛が描かれている。
ザ・ヒロイン! という感じの立ち位置・見た目ではあるものの、シナリオ自体は新生会の創立の原因となった生徒会の過去の不正事件を中心とした学園についてのものになっており、サブキャラクターの設定を含めて多くの伏線回収をする√にはなっているが作品の本筋からは外れた√となっている。


Character|春音アリス*グラム Official Website2
久遠寺 一葉√ 【 S 】  2-3h
風紀執行部代表を務めるクラスメイト、「成稜の白百合」と呼ばれるほど人気がある。
主人公の幼馴染でもあるが、黄昏部と風紀執行部はライバル関係にあるため最近は疎遠になっていた。

個別√では一葉や妹の梢の負担を減らすために風紀執行部の一員となることで、物語が展開してゆくことになっている。
恋人関係になってからは何事に対しても真面目で優秀な一葉の純粋で努力家な一面や、ルールや規則に対しては融通が利かず頑固なところ、そして時折見せてしまう不器用でドジな一面など、様々な表情を見せてもらえる。
シナリオ自体に関しては学園で起こったとある騒動をきっかけとして巨悪に立ち向かってゆく話になっており、主人公の能力が覚醒したりと物語の本筋にわりと近い√にはなっている。
またこの作品では珍しい梢の切ない失恋シーンが描かれている√でもある。


Character|春音アリス*グラム Official Website3
神咲 エリサ√ 【 S 】  2-3h
北欧から主人公のクラスへ転校してきたとある国のお姫様。
出自の関係もあってか世間知らずな所があり、色々なものや事に興味津々で一度気になると確かめてみないと気が済まない性格。

彼女の個別√では成稜学園で広まった七不思議を切っ掛けとして、最後には時計塔に眠る謎と戦ってゆく物になっており、いろいろな謎に対して真っすぐに向かってゆく純粋な好奇心をもつ彼女の清楚で純粋無垢なお姫様の一面を垣間見ることができる√にもなっている。
終盤ではZEROとの直接対決があったりと、ある意味この作品の本筋ともいえる内容になっているのだが、わりと尻すぼみな話になっているところも多く。
謎解き部分に関してもそこまで高度なものはない。


Character|春音アリス*グラム Official Website4
凛堂 耶々√ 【 S 】  2-3h
主人公の所属する「黄昏部」の部長。
IQ184の明晰な頭脳の持ち主だがイタズラが好きで変わり者。

個別√ではとある事件を切っ掛けとして主人公や耶々の所属する「黄昏部」の設立の経緯について、二人の過去を多少絡めつつ語られる√となっている。
小悪魔的な耶々の強い信念とそして鋭い直観力という最初の印象だけではなく、寂しがり屋な一面や怖いものが苦手な可愛いところ、そして仲間との絆を大事にしている一面などを垣間見ることができるものとなっている。
√後半では祥子との確執をテーマとした話となっており、本編に絡んだ設定などは少し出てくるものの、本筋からは外れている。


Character|春音アリス*グラム Official Website5
藤乃 雪√ 【 S 】  2-3h
主人公の後輩で新生会所属の初期。
ゲームとコンスープをこよなく愛する、おとなしくマイペースな女の子。

個別√では新生会に主人公が手伝いに行くことで触れ合う時間が増えるところ始まり、巧く感情が伝えられない雪が照れながらも素直に愛情を表現するかわいらしい一面が見られる√となっている。
√の内容自体は雪のあこがれている「悠久の場所」、つまり現実以外の世界という現象自体をテーマとしたものとなっているため、物語の本編とはすこし遠い話になっている。


[ 主人公 ] 瀬間 颯太郎
冷静沈着・頭脳明晰ではあるものの、言動はわりとフランクなところが多い。
序盤はなぜか自分の力を隠すような描写があったが、普通に学年主席をとっている。
過去に問題を起こしたことがあり、その関係もあって多くの生徒からは評判も良くない。また、生徒会管轄の黄昏部に所属しており、陰ながら学園をサポートする日々を過ごしている。


【推奨攻略順 : 雪→一葉→耶々→優理→エリサ 】
攻略順に特に指定はない。
作品本筋に一番近いのはエリサ√だが、基本的にどれも中途半端。


CG : 【 S 】
線が細く淡い塗りの絵。
全体的に幼さを感じるテイストの絵ではあるものの、質は総じて高く枚数に関しても十二分と言えるだろう。
SD絵もシステム面でいろいろ登場する他、シナリオ用のCGでも10枚程度存在。

音楽 : 【 S+ 】
BGM48曲、Vo2曲(OP/ED)という構成。
BGMにかんしてはかなり多くの場面で使われており、一つのシーンでも空気を換えるために使われていた印象。
感動系では「永遠の恋物語」やヒロインが涙を流すシーンで必ずと言っていいほど流れる「アリスの涙」は印象的な良曲。
またプラス方面での雰囲気転換に使われていた「昏き夢想、黄金の絆」や、各要所で使われていた「悠久のアリスグラム」「終焉のアリスグラム」も聞き心地がよい。
Vo曲ではOPの「春音*ベール」、Ceuiさんの透き通るような高音で歌われたこの曲は聞けば思わずゲームに興味を持ってしまうほど力のある曲。


お勧め度 : 【 S- 】
特にシリーズ作品というわけでもないが、世界観が「ALIA's CARNIVAL! 」と共通しており、本編では「アーケン」や「悠久の場所」等のワード、キャラクターや設定等も一部登場する作品となっている。
そのため初見でこの作品をプレイする方にとっては少々ストレスのたまる部分もあり、お勧め度としては低め。
できるだけ前作を完了してからのプレイを推奨したい。


総合評価 : 【 S 】
全体的な完成度は高いのだが、シナリオを含めどうしても何がしたい作品なのかがブレている部分があり、その点を鑑みてこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
まぁ、何度も言うけどシナリオは本当にキャラクターに愛を感じなければ辛いといいたくなるくらい長いからな。。。
ギブアップする人も多そうだ。
そのあたりを手伝ってるのは、いろいろとご都合主義な展開が多かったり、無遠慮に出てくる前作設定かなぁ…。
無駄に知らない能力をヒロイン達がつかいまくるのはともかくとして、そのあたりの説明がかなり適当なのは、さすがに説明放棄しすぎというものだろう。。。
後気になったのはエリス√が本編に近かったという事かな、まぁ前作でいう明日葉にちかい√ともいえるんだろうけど、それにしても微妙な終わり方。
なんかしっくりこないというか「え、これで全部?」って感じがする。
FDがまたあるのかもしれないけど、やっぱ一つの作品として出しててこの纏まり方はひどいような気もしなくない。
せめて、どうして前作設定を引っ張ったのか…という理由くらいは分かるようにしてほしいわ…じゃないと、ただ単に面倒だったから世界設定を一緒にした…くらいしかわからない。
各√で感動できるところを作ってるな~ってのはなんとなくわかるし、そういう下地もあるんだけど、全体的に見てダレてるし、どうしてもそういう作品は評価しにくいよね。
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
| 青空の翼と過去の十字架 | NEXT