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[レビュー] あかね色に染まる坂の感想
2013-11-26 Tue 12:00
<作品名>    あかね色に染まる坂
<製作会社名>  feng

あかね色に染まる坂

シナリオ構成
S
攻略キャラは6キャラ。
一部を除き、全24章程度の話に分かれており、共通は長く個別ルートも平均程度の長さがあるため全体的な量は平均以上といっていいだろう。

攻略順は基本自由だが、攻略順に対象のロックがあるため注意。
【おすすめ攻略順 : つかさ→なごみ→観月→湊→優姫→ミコトEND1→ミコトEND2】

CG
S-
線は細く、塗りの濃い絵が多い。時代もあってか少々特徴的。
レベルの低いCGもいくつかあり、大きく評価を下げて入るものの数枚は非常にレベルが高いことも確かで、慣れれば気にならないだろう。

音楽
S
BGMはアレンジを含め24曲、Vo曲2曲(OP・ED)の構成。
基本的なものがそろっている印象を受けるが、アレンジが多いため曲調の似ているものが多く、多様性という意味では少々疑問符が残る。
ただ、質の高いBGMもいくつか存在しており評価はしたい。

お勧め度
S+
基本的な雰囲気は学園物だが、一部不思議要素がからんでいる。
舞台が一応お金持ち学校なのだが、あまりそういった要素は強くない。
シナリオ方面での努力は見られるものの、泣きゲーというレベルではなく、あくまでキャラを楽しむためのもので、そういった意味でなら幅広くお勧めできる。

総合評価
S

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

【物語について】
序盤に唐突な始まり方をするものの、基本的には学園物のていを崩さずに展開する。
全体を約20話程度に細かく分け、それぞれにOPと音声のみの次回予告が入っており、さらに、章末にはそれぞれサイドストーリーとして、別視点からの話やHシーンのパートが挿入されていることも。
そういった部分に関しては各キャラの動きをよく把握でき、また心情等を理解するのには役に立ったと言える。

物語自体の雰囲気としては、テンポ・文体等はあまり癖がなく一般的、ギャグも悪くはないものの、爆笑とまでは行かない。辛うじて展開に関しては先を読みたくなるようなものが多く、その点に関してのみ光る部分が見られた。

良くも悪くも印象が薄くなりがちな作品。というのも、物語の設定等は比較的王道なうえ、ハーレムゲー特有の物語の流れになっているように思える。特に同じような作品から一つ飛び出るほどの「魅力」がなかったことだろう。
「泣き」か「燃え」、「萌え」においてどれか一つで十分に魅力を伝えられるほどの物を見せてほしかった。
脇役や攻略中でないヒロイン等もよく動かせてはいたものの、背景設定が曖昧なままで合ったり、都合よく使いすぎであったり、設定のまま濁らせて終わらしてしまったり、とシナリオ的に活かせてない部分が多かったのも痛手か。
せっかくの大量の登場キャラがつぶれてしまい、逆に一人一人のキャラが描かれていないと言うことにつながってしまっているため、作品全体の魅力が下がってしまうのが問題だろう。
そのため、かなりの背景がありそうな各キャラ達の背景も、期待が上がり過ぎた分、後半の尻すぼみな展開やメリハリのない物語に落胆してしまう事が多かった。

そのなかでもBGM・演出等は平均的な頑張りを見せていたように思える。

作品の一部には同制作会社の作品「青空の見える丘」から2キャラほど関連登場人物tが出ているため、関連したネタを理解するにはそちらをプレイする必要がある。
無論プレイは必須ではなく、作品自体は未プレイでも楽しむことができる。

【総括】
良くも悪くも平均的になってしまった学園物、各種よかった設定や展開は多いため、そういった部分を見るのなら良い作品なのかもしれない。

コンフィグに関して、最低限のものはそろっているものの、快適にプレイするための機能がそろっているとは言い難い。時代的なものもあるので仕方がない。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
シナリオライターがすげぇ苦手な人なんだよね。
嫌いなんじゃなくて、ストーリーの中身がないと言うか…何を伝えたいのか分からん。
キャラとかは嫌いじゃなかったんだけど、なんでここまで物語が盛り上がらなかったのかは不思議。「青空の見える丘」をプレイしていなかったせいもあるのかなぁ。
まぁもう少し、盛り上げるところは盛り上げたり、っていうメリハリがあった方がいいのは確かだよね、いろいろなシーンをなぁなぁで流しすぎだし。
…まぁ、合わないシナリオライターの作品に何を言ってもあんまり説得力はなさそうだ。
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[レビュー] ちいさな彼女の小夜曲の感想
2013-11-09 Sat 12:00
<作品名>    ちいさな彼女の小夜曲の感想
<製作会社名>  feng

11_2013110820393337a.png

シナリオ構成
S
攻略キャラは5キャラで攻略も分かり易い。
全15~16章構成で9章までが共通ルートとなっている。
1章が10~20分程度と比較的短いので、全体のボリュームとしては少し少なく感じるかも。

攻略順に指定は無し
【おすすめ攻略順 : 水夏→茉莉→花梨→楓→汐音】

CG
S
線がかなり細く、淡い塗で幼く、そして繊細なイメージを受ける。
イベントCG数も多く、質も所々怪しいものがあるが概ね高レベル。
SD絵も豊富。

音楽
S+
Vo曲2曲(OP・ED)、BGM31曲(Vo曲アレンジ含む)という構成。
全体的に一般的な曲をそろえており、中にはBGMをアレンジしている物も数曲存在している。
特に綺麗なBGMの質が高く、重なる二人の想い」や「マリンブルーに沿って piano」などそこそこの破壊力を持つ物も。

お勧め度
S+
基本ハーレムゲーで、ギャグ成分の多い萌えゲー。
そのためあまりシナリオ部分に期待してのプレイは推奨しない。
ただ、読後感は爽やかで、基本的な部分が上手に作られているため、ジャンルを理解したうえで舞台や設定、キャラが気に入った場合はプレイを推奨したい。

総合評価
S

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

【物語について】
海辺の町を舞台とした作品で、主な活動場所は喫茶店や学園となる。

非常に簡潔なイメージを受ける文章でテンポがよく展開も早い。
文章に慣れるまでが大変だが、飽きることなくスイスイ読み進めることができる。
また、非常にギャグ成分が多く、共通から個別に至るまで、いたるところにちりばめられており、また全キャラを絡めてくれるので、各キャラの性格・特徴等もよくあらわれており、その辺りは十分に書きこめていた印象を受ける。
特にキャラの中にはかなり特殊な性格をしている物も居るため、そういった部分をまろやかにするためにも非常に役立っていたようにも思える。

全体的に非常に軽い作品で、シナリオ部分にあまり重みはないため萌えゲー成分が多い。
また、初期から全キャラの主人公への好感度が高いためハーレムゲーでもある。
どちらかというと、素直に物語を展開をさせていくので、大筋は読みやすい。
しかしながら、細かいところを十二分に詰めて作ってくれていたので、小さな所で驚き等もある。

また、話自体は重くないのだが、いくつかの√でキチンとヒロイン達の失恋の様子が描かれていたのは好印象で、光るものが見られる。失恋までは行かなくとも、今後のスタンス等をきちんと描けていた部分に関しては高く評価したい。

日常シーンから個別ルートまで、ギャグを通して攻略していないヒロインやサブキャラを比較的よく動かせていたのもよい印象を受けた所で、そのため物語後半に至っても全キャラがよく出てきて、物語の明るい雰囲気が崩れていなかった。

上記のように、基本に忠実に作られているため、初心者から玄人まで、ジャンルさえ気に入れば十分に楽しめる作品となっている。

ただ、その中で気になってしまった点もいくつかある。
例えば、エロシーンがそれまでのシナリオでのヒロインのイメージを著しく崩してしまったり、EDの動画がOPを編集しているものであまり良くなかったり、と目についてしまう物も多々あった。

出来れば、もう少しシナリオを深く作りこんでほしかった、という意見もある。いまは舞台設定等かなりなおざりな扱いをしていたが、その辺りを使用したり、各キャラの山場をもう少し掘り進めたりと、物語自体の深みを作ってくれていれば二段も三段も評価を上げただろう。

コンフィグに関してはいくつか気になるところもあったが、一般的に使えるだろう。

【総括】
学園・喫茶店を舞台としたギャグ多めの萌えゲー。
シナリオ自体は薄いものの、その他の部分に光るものが見られる。ジャンルのせいもあって評価は低いが、評価以上の出来と思っていただいて構わない。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
複数ライターだけど、まぁあまり気にならなかったかも。
ギャグがホントよかったね、物語を勧めるときに各部円滑になったわ。
あと、失恋シーンはきちんと大切に描かれていたのが個人的にいい。
楓√とかね…でも彼女のルートのエロシーン、最後の方…あれはないわ。
汐音ルートは完全に読み違えていたから、水夏に気付かされた時は新鮮だったなぁ…。
絵も綺麗で、そのまま見入ってしまいたい物もいくつかあったし。
兎にも角にも、萌えゲーとして、ギャグゲーとしてなら高評価作品だと思う。
個人的に肌にあっただけなのかな?
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