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[レビュー]想いを捧げる乙女のメロディーの感想
2017-07-06 Thu 00:00
<作品名>     想いを捧げる乙女のメロディー
<製作会社名>   ensemble



想いを捧げる乙女のメロディー
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
安定の女装主人公作品であり、「女装」に加え「教師 兼 生徒」という要素を加えつつ、シュールフェストという名の学園祭(音楽祭)に、奏者としてだけではなく、調律師や運営など様々な立場から関わってゆくことになる作品。
なお、舞台となるリーリエ学園は同会社作品と同世界ということで、一部で関連した話が出てくるところもある。

どのルートにおいても基本的にはシュールフェストの終了時点までを描いている。
また、琴音/瑞穂/千夏√においてはシュールフェストに加えて野外フェスも同時に行われることになり、その部分で共通ルートは大きく√が分かれている。

女装物主人公として「教師」という新要素が加えられており、その部分に関してはシナリオ的な新鮮さはあるのだが、問題点としてはかなり√が短いというところだろうか。
どうしてもキャラ数が多くなるため、書き込むのが難しいのかもしれないが、各ルートの良さというものが伝わる前に終わってしまうイメージが強く。
ただ、好きになりシュールフェストが行われ終わる…という一連の流れを繰り返しているだけの印象を受けてしまうことが多かった。
特にシュールフェストに関しては主人公の夢も交えており、物語を構成するうえで欠かせない大切な要素ともいえるのでしっかり書き込んでほしかったが、本当に5分以下で終わってしまうことが多いのが残念。


omo (1)
【 主人公 】雨桜 みさき√
今作の女装主人公であり、リーリエ女学園の音楽教師 兼 2年生。
ドイツの音楽学校に留学していたが、シュールフェスト(※学園祭)でしか弾けないという父の手掛けたピアノを弾くため、産休に入った姉の代わりに音楽教師としてリーリエ女学園に赴任することになった。
シュールフェストでは「アインス」のピアノ担当として参加。
物腰は柔らかいが、音楽に関しては努力を忘れない人。
よく大浴場の欲望に負けて身バレを起こす。


omo (5)
水澤 沙耶香√ 【 S 】 攻略時間 : 1-2h
主人公と同じ『アインス』に所属しており、ヴァイオリン担当の2年生。
心優しくそれでいて行動力や周囲への気配りもできる女の子。
個別ルートではシュールフェストに向けて頑張る中で女の子姿の主人公に好意を抱くことになる。
展開的にも最もスタンダードであり、シュールフェストにおいては主人公の心情も含めて最も書き込みがなされていた√でもある。(他の√は一瞬で終わるので…)
終盤の展開についてのみかなりサクッと終ってしまう印象が強い。


omo (2)
園谷 千夏√ 【 S 】 攻略時間 : 1-2h
主人公と同じ『アインス』に所属しており、ヴィオラ担当の2年生。
明るく元気なキャラクターとして描かれており、主人公の女装の協力者の一人でもある保険医「園谷 千春」の妹であることからお茶目な一面も。
個別ルートでは男姿の主人公に惚れるシーンから始まり、学園では音楽のパートナーとして、恋愛では身分を隠して関係を深めていく展開になる。
数少ない夢破れる√であり少々悲しい展開もある…が、やはりサクっと終わる。
工夫次第では一番泣きやすかったであろう√。


omo (6)
野々宮 美亜√ 【 S 】 攻略時間 : 1-2h
主人公とはライバルの『ツヴァイ』に所属するピアノ担当の2年生。
人に対して壁を作る傾向があるツンデレタイプ。特にライバルである主人公には強い対抗心を持っているが、その分情が強く、また心が脆い一面も持つ。
全ヒロインの中で唯一、女性の「みさき」に惚れるシチュから始まる個別ルートでは、ピアニストとしてお互いを高めつつ二人でシュールフェストへ向けて頑張るところを中心として構成されている。
それ以外の見どころは少ないのだが、蘭が輝く数少ない√ではある。


omo (3)
秋月 瑞穂√ 【 S 】 攻略時間 : 1-2h
昨年は生徒会長も務めていたヒロイン唯一の3年生。
包容力が強くいわゆるお姉さんキャラ。
基本的にはリーダーシップをとって裏方を指揮している。
個別ルートでは『シュールフェスト』においてカルテットとして頑張る一方、野外フェスの運営を行いつつ、さらには彼女の過去を絡めた話になっている。
重要な所のみで作ったようなシナリオなのでどうにも薄く感じるが、その分余計なシナリオはない。


omo (4)
小石川 琴音√ 【 S 】 攻略時間 : h
学園の楽器一切の調律を担当しているヒロイン唯一の1年生。
ひたむきに頑張れる努力の人というイメージで、そのほかの印象が何故か薄い。
たまにグルグル眼鏡をかけており、桜花女学園(※同会社作品『桜舞う乙女のロンド』の舞台)に在籍している小石川珠音の親戚。
個別ルートでは調律を行う彼女として自身の夢に向かって頑張る内容となっている。
話をあまり広げることはせずに全体をサクっと終えてしまい、終盤の盛り上がりシーンに関しても琴音がサクっと何とかしてしまうので感慨なく終了するイメージ。


【推奨攻略順 : 琴音→瑞穂→千夏→美亜→沙耶香 】

CG : 【 S 】
線が細く、独特のテカリがある絵。
イベントCGとしては時折バランスの危ういものがあったりはするものの、中には綺麗と思えるものも多く、総じて高品質と言って差し支えない。
立ち絵に関してもそうなのだが、今回は特に各CGや立ち絵に関しての質の差のようなものが見られたという事だけ付け加えておきたい。

音楽 : 【 S 】
BGM18曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
「月夜のソナチネ」等を代表として全体的に穏やかなBGMが目立つ今回の作品はシナリオ量的には十分な量ともいえるのだが、一般的な作品からすると、もう少しBGMを用意してほしかったような気がする。
OP「eyes to eyes」は安定のDucaさんで、はっきりとして勢いのある良曲。

お勧め度 : 【 S 】
いつものensembleよりさらにシナリオが薄くなったイメージ。
この作品にシナリオの内容ではなく、「女装主人公」という要素を求めている人にとっては変わらない品質なのでこの評価。


総合評価 : 【 S 】
可も無く不可もなくといったところ、やはりもう少しアレンジがほしいところ。

(ぶっちゃけコーナー)
本当にいつも通りの作品ではあったんだけど、やっぱシナリオ短いなぁ…。
頑張ってやれば1日で終わってしまうレベルだったのは久しぶりかもしれない。
それだけシナリオが薄いっていうことで…そうなると会社の主力である女装主人公作品としては少々不安になってきそう。
なかなか真似できない強みではあると思うんだけど、やっぱりマンネリは防ぎたい。
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[レビュー]乙女が彩る恋のエッセンスの感想
2016-09-16 Fri 00:00
<作品名>    乙女が彩る恋のエッセンス
<製作会社名>  ensemble

乙女が彩る恋のエッセンス

シナリオ構成
S
共通ルートは一般的な量、各キャラの個別ルートも2h程度。
各ヒロインクリア後には短いアフターストーリーが追加される。

【推奨攻略順 : 芹香→皐月→乃亜→あかり→咲夜(→菱川 琴枝) 】
攻略順に指定はないので好きなキャラからでいいが、しいて言えばこの順番。
菱川琴枝に関しては咲夜、乃亜のクリア後に出現。

CG
S
今までよりもより繊細な印象を受けるCG。
枚数に関しては平均程度、質に関しては一部イベントCGでバランスの崩れたものが見受けられるが、同時にハッとするようなCGも多くなっており、立ち絵等を含めて総じて高いと言えるだろう。
過去作品のキャラクター等と比べることも多く、より進歩をうかがえる。

音楽
S
BGM19曲Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
DucaさんのVoはさすがというほど安定しており、繰り返し聞くことで耳になじむ良曲。
BGMに関しては全体的に安定した”ensemble”らしいものをそろえてはいたものの、今回はどうしても埋もれてしまったようなイメージが強い。
「ぬくもりを感じながら」等、いいものはあるのだが、押しが弱かったのが少し残念。

お勧め度
S+
ensembleらしい女装学園物。
今回はいわゆる生徒会活動のほかに料理というものが主人公の仕事として与えられている。
今までの作品に忠実で丁寧に作られているが、少しだけ今までとは違い冒険をした√も存在しており、そういう意味で少し評価を高くしている。
今までこの会社の作品が好きだった人は、過去キャラも多く登場する珍しい作品でもあるので、そういった意味でもお勧めしたい。

総合評価
S+

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主人公は料理学校に通いながら、屋敷でセカンドコックとして働いている。
しかしながら、屋敷の主人の娘が通う女学園に生徒兼女子寮コックとして転入することになるのだが…。

最初の不審者侵入イベントや、初めての女装等の一般的な(?)女装イベントはだいぶこなれてきたのか、流れるように行っており、序盤~中盤にかけては舞台設定の説明をかねてサラサラと進められている。
中盤~分岐にかけての料理と生徒会活動に関しても、各キャラの魅力をしっかりアピールしつつきっちりとまとめられた物語を安定して進めている。
この辺りにあまり冒険はないので、ともすると飽きを感じるかもしれないが、その前に各個別分岐に入ることになるだろう。

個別ルートに関しては各個人の問題を解決しつつ~という一般的な流れで、どのルートにおいてもあまり物語に起伏がなかったというのは正直なところ。
今後作りこんでいくのならばこの辺りをもう少し見直してほしいところである。

しかしながら少し見直してしまったのは、あかり√の終盤のイベントCG。
今回はあまり涙腺を刺激するものもない中で、絵のみの力で泣きそうになったのは久しぶりだった。
もう一つ追加で、シナリオ方面でも改善がみられた。
今までならばこれですべてが終わっていたのだが、今回は各ルートクリア後にアフター√とシークレット√(菱川琴枝√)が解放される。
各アフターについては言うまでもなく平凡なアフターなのだが、菱川√に関してはある意味驚きの展開が待っており、思わず涙してしまった。
確かにあかり√や咲夜√を含め各ルートで違和感を感じていたキャラだけに、きちんと伏線を張って展開させた部分に関しては高く評価したい。
無論改善点があるのは承知だが、新しい一歩として好意的な解釈を個人的には行った。

そのほか作中に「お出迎え会」ということで旧女装主人公シリーズ作品から多くのキャラクターが登場している。シナリオに大きくかかわるということは残念ながらないのだが、懐かしいキャラクターも出てくるのでこの辺りもチェックしていただきたい。

コンフィグに関してはいつも通り、プレイに問題ないレベル。

【総括】
全体的に安定したつくりであり少しの冒険も見られたが、一般作品より上か? と問われればやはり否定するほかなく、この評価。

(ぶっちゃけコーナー)
各キャラが本当に懐かしいなぁ。
今回の登場キャラクターは5キャラだけどそれぞれの√で女装バレ(ばらし)がある。
各々の好みがあるだろうが、今回でいうとあかりや咲夜√のような「失ってから気づく大切さ」のようなものを体感させるお話が好きだったり。
あとやっぱり菱川√関連の話は結構ぐっと来たな。
もうないと思ってたから完全に油断してた、流れとしては咲夜√の後なのでそのあとにプレイするといいかも?(だから最後に咲夜→菱川とプレイしてほしい)
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[レビュー]恋する気持ちのかさねかたの感想
2016-09-09 Fri 00:00
<作品名>    恋する気持ちのかさねかた
<製作会社名>  ensemble

恋する気持ちのかさねかた

シナリオ構成
S-
攻略キャラは5キャラ(追加パッチで+1キャラ)。
共通ルートは短く、各個別ルートも2h程度なので、キャラ数は多いものの全体的なボリュームは一般的か少し少ない程度。

【推奨攻略順 : 朱子→由希江→ひより→美桜→沙織(→一花) 】
攻略順に指定はないため、好きなキャラからの攻略でよいだろう。
一花√は1h程度の短いもので、追加パッチを入れなければ攻略不可能。

CG
S
線が細く、色彩豊かで独特の艶がある絵。
全体的にバランスはよく、質の悪い立ち絵やイベントCGはない。
枚数に関してもキャラ数を鑑みればこの程度だろうといえる。

音楽
S+
BGM20曲、Vo曲3曲(OP2/ED1)という構成。
なんといってもDucaさんのVo曲3曲が素晴らしい。
それぞれ爽快感を感じる良曲なので、Duca好きの方にはおすすめしやすい。
BGMは「安定」の2文字、世界観を邪魔するほどではないものの、どうしても目立たない。
ただ「おでかけは上機嫌」等いつもの”ensemble”らしさを感じる曲があるのは魅力かもしれない。

お勧め度
S
いつもの女装シリーズではない今回の作品。
学校の統廃合をメインの出来事としておいた作品ではあるものの、全体的に暗い話はほとんど出てこないため軽い気持ちでプレイすることはできる。
逆に言うとあまりストーリー性がないともいえるので、その点には注意。

総合評価
S-

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昨今の少子化の影響で統廃合することとなった、清桜学園と白羽学園。
清桜学園の理事長の弟ということでいろいろと手伝いをしていた主人公はうことになったのだが――。

主人公は女装こそしていないものの、お金持ち・イケメン・スポーツ万能・頭いい、とほとんどのステータスがMAXの人間。
そんな人間が統廃合に伴って発生する問題を各ヒロインとともに解決していくお話。

物語として一つの問題点は各キャラクターまでの分岐が非常に短い事。
基本的にどのルートへ進めばどのような問題が発生するのか、それすらも知らずにキャラクターを選ぶことになるので、初めてプレイするプレイヤーにとっては完全に手さぐりになるのがいたいところ。
もう少し各ヒロインの性格紹介とともに抱える問題などを説明してもよかったのかな、というのが正直な感想。

もう一つの問題点は各ルートの問題が完全に孤立しているという事。
キャラクター間で差別化を図ることは悪い事ではないのだが、今回の話は学園全体の話であるために、どうしても各ヒロイン達との連携も見てみたかったところなのだが、個別ルートへ入った瞬間に他のヒロインがほとんどといっていいほど出てこなくなるので、どうしても物語としての盛り上がりや展開に限界が出てしまっていた。
また、シナリオライターを分けて書いた問題点の一つでもあるのだが、各ヒロイン間での話の統一性をあまり持たせられなかった事も悲しい点。

ensembleといえば女装して女子寮に…というのが定番であったが、今回の主人公は普通(?)の男であったため、そのあたりであまり接点を作りにくかったのかな、というのが正直な感想。
ただ中盤以降の展開は共通して、ヒロインとは基本的に主人公の家で同棲することになる。

駄目な点ばかりを上げてしまったので、最後に言い点を一点。
特にどこを評価したいかというと、やはり魅力的なキャラクターを量産しているという点。
少し意外だったのは王道ヒロインともいえる沙織ではなく、朱子や由希江が特に魅力的に見えたことだろう。
こういったキャラは個人的に特に好きになる、ということはなかったのだけれど、今回は特に目を引く存在だったといえる。それだけキャラクターを”描く”ということに力があるのだろう。
それだけにほかの√であまり生かせなかったのは悲しい。

コンフィグに関しては通常プレイするうえで十分であった。

【総括】
いわゆる安定した恋愛学園物なのだが、山がない作品なので他の作品と比べた場合にどうしても差別化されておらず忘れられやすいかもしれず、この評価…だったが実は追加でランクを一つ下げてある、理由としては「告白シーン」にある。恋愛学園物として外せないシーンのはずなのだが、今回の作品はどうもそのあたりがなし崩しなところが多かった。その点を考慮してこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
まぁやっぱりストーリーの中身がどうしても薄かったよね。
テーマ自体は悪くないし、特に美桜√とかは深めていけばかなりいいルートになったんだと思うけどな。
言い方は悪いが、ここでもう一歩不幸になれば、そこからの展開でかなり泣けるのに…! というところで踏みとどまって、なぁなぁで済ませてしまうのがこの作品だからね。
基本ができているのだからやはりもう少し冒険はしてほしいというのが一人のプレイヤーとしての切実な願いである。
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[レビュー]お嬢様はご機嫌ナナメの感想
2015-12-03 Thu 00:00
<作品名>    お嬢様はご機嫌ナナメ
<製作会社名>  ensemble

お嬢様はご機嫌ナナメ


シナリオ構成
S
攻略キャラは5キャラ。
話としては大まかに、二人のアイドル√と残りの三人の√に分かれている。
キャラによって√の長さに差はあるものの総じて一般程度の分量であり、全体的なボリュームに関して問題はない。

【推奨攻略順 : 透夏→音羽→詩綾→花→七波】
攻略順に師弟はないものの、アイドルの二人は先にやってしまい、花か七波を前に持ってくることをお勧めしたい。

CG
S
どことなく硬質さを感じさせる細い線と淡い塗りのイベントCGで、お嬢様物ということで煌びやなエフェクトがあるものも多い。

音楽
S
BGMは24曲、Vo曲3曲(OP/ED/挿入歌)という構成。
お嬢様物ということで、全体的にどこか気品のある豪華かつ優雅なBGMが目立つ。
あまり冒険しているものはなく、全体的に手堅く固めている印象。
OPはサビのリズム等が印象的で、EDはしっかりとしたバラード。
全体的に可もなく、不可もなく。


お勧め度
S+
√によって一気に雰囲気が変わる作品ではあるが、主軸はお嬢様×執事物の作品で、その中でも特に「経済」「マネーゲーム」といった要素をふんだんに持っており、後半は少し「家族」といった感動要素もある作品。
特筆して、ということはないのだが全体的にベター。

総合評価
S

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超電波系のお嬢様と、それに使える執事(主人公)をテーマにした作品。

物語は大きく前半の共通と後半部分に分かれており、前半はマネーゲーム、後半はアイドルorマネーゲーム√となっている。

こういう物語で焦点になるのは登場する人物たちの金銭感覚なのだが、そこらへんはテーマのこともあってか、あまり問題がなかった。
というよりそういった描写がかなり少なく、ヒロインの七波や詩綾以外に関してはそこまでお嬢様でもないのでゲームとして「お嬢様物」成分は意外と少ないのかもしれない。

前編の後半部分と七波√後半で目玉となる「マネーゲーム」がこの作品の見所の一つ。
ぶっちゃけていうとかなり分かりにくい社会の仕組みや経済学をつかっているので、説明はされるものの1度テキストを読んだだけで理解するのはかなり難しいか、それ相応の知識がないと難しい。
ただ、それが分からなくても十分に物語り自体を楽しむことはできるので安心してほしい。

また、追加要素として感動成分も一部の√には存在している。
どれだけ泣けるかは正直なところ物語にどこまで入り込めたかなので、今回私はあまりなくということはなかった。
ただ、イコール駄作だったというわけではないので注意。
いいところはもちろんあるのだが、盛り上がらずダレ手しまうところがあるというのがこの作品のネックだろう。

また、少し以外だったのはアイドル√である音羽と透夏√。
もちろんある程度のシナリオの量はあるのだが、とくに透夏√はかなり短く終わり方も他のルートと比べるとなんだか納得のいかないしり切れの部分が多く、まるで捨て駒のように感じた。

コンフィグに関しては問題ない。

【総括】
少し新しい風味の作品を旨く仕上げてきたなぁという印象で、全体的な質は平均的ではあるものの堅実で楽しむには十分な作品。

(ぶっちゃけコーナー)
まじめにマネーゲームを取り扱った作品は割と少ないので、そういう意味ではお勧めしやすいかな、他のお嬢様物は割りとその辺的とうだったりするし。
ただ、やるなら一気にやってしまったほうが物語として面白い雰囲気のある作品。
少なくともアイドル√なら音羽と透夏の二人を、それ以外なら残りの3人をまとめてクリアしたほうがより楽しめるはず。
ただ花√と七波√は少しネタがかぶっているので、どちらを先にやるのかは注意して選んだほうがいいだろうな。
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[レビュー]乙女が奏でる恋のアリアの感想
2015-01-25 Sun 00:00
<作品名>    乙女が奏でる恋のアリア
<製作会社名>  ensemble

乙女が奏でる恋のアリア

【さわり】
歌の勉強の留学から一時帰国した主人公、些細な行き違いから家なき子となってしまうが、ひょんなことから女学園で歌姫になることに。慣れない女装や特殊な校風に戸惑いながらも綾香にサポートしてもらいながら生活は始まる――。

シナリオ構成
S-
攻略キャラは5キャラだがパッチにより2キャラ増える。
個別ルートの長さは一般的だが各ルートの長さは短く1h-2hという所。
そのためキャラ数は多いが全体的なボリュームは少し少なく感じる。

【推奨攻略順 : ことり→楓→千影→(奏→)美琴→(希実→)綾香】
攻略順に指定は全くないので、自由に攻略して構わない。

CG
S
少し硬い線で濃い塗りの絵。
キャラ数が多いためかCGの枚数は少なく感じてしまうものの、総量として考えるなら一般的な範疇。質に関してもどうにも気になってしまうCGや立ち絵がいくつかあるものの致命的というほどでも無くこれまた一般の範疇。

音楽
S
BGM19曲(inst含)、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
歌をある程度テーマにした作品でありながら、ちょっと力不足を感じる。
作品の舞台に合わせて上品な曲や豪勢なイメージを受ける曲が多くみられるものの、特筆して語れる部分は無い。

お勧め度
S
いつものensemble作品という感じ。
女装主人公物が好きなら手にとってもいいし、好きならやらなくてもいい。
世界観やテーマ自体にはあまりこだわりは感じられないので、その辺りは期待しない方がいいかもしれない。

総合評価
S-

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上記で説明したとおり一般的な女装主人公物。
舞台となる学園に特殊な行事があり、それに向かって努力するヒロイン達を描いた作品となっている。

男子禁制の学園はもちろん女子寮に入寮したりと、ある種オーソドックスな設定が多数含まれている中、珍しいのは学園長とその妹である綾香という同室になるヒロインのが最初からグルである事だろうか。
期間も1カ月と決まっているため、難易度としてはその他の作品と比べてかなり低くなっている印象を受けた。

シナリオの中身に関してはかなり薄いと言わざる負えない。
キャラとしては奇抜とまでは言わないが、それでも豊富な種類を取りそろえたなという印象を受けるものの、物語の展開自体は予想の範疇であることが多い。
テーマとなっている「歌」や「アリア(学園の特別な行事)」についてもこれといったこだわりを感じられる、ただある設定を使った作品という感じ。

設定に関連して、各ヒロインには戦闘シーンが存在している。
ただあまり燃えるようなものでも無く、描写も拙いため評価は控えておく。

また、各ヒロイン√にて細かい設定がところどころで語られているが、他の√では必要なはずが全く説明されていなかったりと読み手にもあまり優しくない文章であったり、展開自体にも唐突さや不自然さ、甘さが感じられてしまう部分も多々ある。

どうしてもこういう作品は、主人公が何処まで輝けるかが問題となってくるが、この作品の主人公は歌という特技以外は本当に一般的(女装を除いて)でその辺りで「女装主人公物」という作品の良さみたいなものが消されてしまっているような印象を受ける。
特に主人公は歌の名手であるのだから、その辺りをもう少しうまく使ってほしかったな、というのが個人的な印象。

コンフィグに関しては問題を感じなかった。

【総括】
どうしても想像の範囲内から抜け出せなかった作品であり、設定やテーマに頼りすぎてしまっているイメージを受けたため低い評価にしている。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
おいおいおい…女装主人公物は嫌いじゃないけど、それだけに頼るなよ…。
設定も結構凝ってるような気がするけど、本当に「設定だけ」なんだよね、戦闘シーンやら歌うシーンやらあるけどもどれも適当なんだよな。
視点変換も唐突で雑だし、全体的に荒さがあって何を伝えたいのかわからない。
シナリオ面に関しては厳しいかと思うけどもう少しなんとかしたほうがよかったと思う。
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