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[レビュー]はるかかなたの感想
2014-06-16 Mon 12:00
<作品名>    はるかかなた
<製作会社名>  SORAHANE

001_20140615233814e7a.jpg

シナリオ構成
S-
ルート4本+グランドルート1本という構成。
共通も個別も比較的ボリュームがあり各個別は約2h~3h程度。
しかし、動作性の問題もあり正確なボリュームを判断するのは難しいが全体的なボリュームとしては十分量だろう。

【推奨攻略順 : 心音→結衣→雫→はるか→グランドEND】
グランドルート以外の攻略順指定はないが、ある程度この順番は守った方がよいだろう。

CG
S
線がしっかりとした柔らかい絵で、色の濃淡ははっきりしている。
動画を含め、イベントCGや立ち絵は非常に質が良い。特に背景は美麗という言葉がぴったりで、舞台となっている小樽の風景が非常に綺麗に描かれていた。
枚数に関しても4キャラということで比較的多く見えるが、同様の構図のもので時間帯変化などを差分と勘定すると平均的。はるかに関しては枚数が飛び出ている。
一方で気になる構図の物やバランスのものが点在しているのも確かで、すべて安定しているわけではない。
絵そのものの問題というより、見せ方やシステム面での不備が目立ち、足を引っ張られている印象を受ける部分である。
また、SD絵も一定数量が存在している。

音楽
S+
BGM33曲、Vo曲は関連曲を含め8曲(OP1曲+ED2曲+挿入歌1曲+各アレンジBGM4曲)という構成。
こちらもシステム面の不備の影響があり、かなり印象が薄い。
全体的に綺麗でかつ静かで悲しいBGMが目立ち、そういった点は作品の雰囲気と合っている。
対してVo曲は挿入歌の流れるシーンが本当に一瞬でおわるため、これもまたかなり印象が薄い。
他にもゲーム進行中にて、BGM自体のボリュームがそれぞれで違うので、困惑したシーンもあった。

お勧め度
A+
シナリオ的にもなのだが、主にシステム面的に非常にお勧めしたくない作品。
このランクを出したのは非常に久しぶりで、ある意味戒めだと思ってもらいたい。
バグが多すぎるので、せめて”製品レベル”になってから発売してもらいたい。

総合評価
A++

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

【物語について】
突然現れた双子の妹にキスをしてしまう。
そんなシーンから始まる今回の作品。

舞台としては北海道の小樽らしき背景が多くみられ、またことあるごとにAQUAの舞台と同じようなワードや背景、地名がよくみられるが、世界観はおそらく違うだろう。

文章字体はそこまで読みづらい部分はなく、難しい設定等もないので比較的すぐに状況などはの見込めるが、各部分での誤字脱字から始まり、√間で話のつじつまが合わなかったり、少し前の状況とすぐ後の状況で話の齟齬があったり、また怪しい比喩や表現なども多くみられ、全体的にブラッシュアップのされていない原稿を読んでいる気分にさせられる。

妹や義妹問題を絡めるのかと思いきや、意外にも「命」や「闘病」といったテーマを持った作品で、その内容に相応しく展開に関してはかなり暗いものが多い。
どのルートもかなり絶望するシーンがやってくる上、あまり救いがないのだが、その展開自体もどこかで見たものが多い。
比較的予想が簡単なことや、どれだけ丁寧に扱ってもいいくらいのテーマであるのに、かなり強引かつ投げやりな場面展開にて、物語を進めているので、盛り上がるシーンではかなりの確率で白けている事が多い。
無論、設定として気になる矛盾点のようなものがたくさんあったのも事実なのだが、本当にそれ以前の問題が多発しており、正確な評価を加えることは困難。
特にキャラの背景をあまり考えずに作ったからなのか、キャラの性格や設定がかなりぶれており、結果としてキャラが立たないので、どのような絶望的展開や逆に嬉しい展開があっても感情移入が難しい。
結果として、盛り上がるシーン等では事前準備等もなしに、話の展開のみに頼り切った描き方をしているので、評価にはつながりにくい。
無論いいシーンもあったりはするのだが、そこも書き方がくどかったりと、やはりシナリオ以外にも文章的な問題は多くあげられる。
めざしていた方向性だけが間違っていなかったといえる。

また、はるかルート1とグランドルート(はるかルート2)にあまり差がないのも気になった所。無論展開に少し差はあるのだが、結局言いたい部分に関してはあまり変わっておらず、正直な話はるかルート1or2はいらないだろう。

文章とその内容に関してはこのような感じだろうか
とりあえずその他で悪かった点を列挙していく。
基本的に動作が重く、全ての動作にいら立ちが付きまとい、そのせいか話もなかなか進まない。
そのせいなのか場面転換での演出等も全くスムーズに行われておらず、絵の分野でのセールスポイントを潰していた。
パッチを付けないと起動しないどころか、つけても強制終了が多発する。またそれを解決するパッチを付けた所で、依然として強制終了は多発(Ver1,20)。

ボリュームのバランスが最悪で、ボイスが聴こえない、BGMが聴こえない。なのに、アイキャッチは大音量で流れたり、BGMによっては大きな音が流れたりする。
またあるシーンでは声がセリフと完全にずれているシーンが少なくとも2か所、かなり長い間あり、その他にも不自然にBGMが止まったまま展開するシーンも数か所存在。
背景の全くないシーン等も多く存在し、わざとではなかったとしても、せっかくの美麗なCGを活かせ切れておらず、見なおす必要が必ずある。
BGMに関してもせっかくゆったりしているものなのに、数秒で不自然に入れ替わったりと演出に関してもかなり雑な部分が見られる。

以上の結果を持って、全体的、特にシステム的には見直す必要がある作品。

ちなみに、コンフィグは本当に基礎しかなく、使いづらい。
(クイックセーブ・クイックロード、既読スキップ無)
バックログの量も少なく&表示されない所も存在、スキップ
システム面も含め、一刻も早く数段上の他社の製品レベルにたどり着くのが急務だろう。

【総括】
どうしてこうなったのか分からないが、完成途中の作品を渡されても困る。
そういったレベルの作品なので、とにかく完成させて、動作確認をしてから、せめて1週してから発売に乗りきってほしい。
どの分野も酷く稚拙なレベルであり、いい部分がったとしてもすべてシステムや演出に台無しにされているので、この評価が望ましい。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
実はこれでもかなり優しく書いたつもり。
本当にそれくらいひどい作品だった。
ゲーム中のいいシーンはどこといわれると困るけど、あえて言うなら結衣→雫あたりの√は他と比べてもマシといえる。
シナリオに関して、王道がいけないわけじゃなくてその描き方に問題があった。
せめてもう少しスムーズにゲームができれば評価も変わったやもしれないが、基本的な部分もおソロかにしており、なおかつテストプレイをやっていないことばればれの品質で製品を発売するというのは他の「Sランク」作品に失礼ということで評価も低い。
もしかしたら、今はパッチで全部治って…るかも。(当方プレイ時はVer1,20)
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さくら、咲きました。 のレビュー
2012-09-19 Wed 00:00
<作品名>    さくら、咲きました。
<製作会社名>  SORAHANE

sakusaku.jpg

シナリオ
S
シナリオは8本。1週目は選択肢が存在せず、
その後も1√クリアするごとにルートが一つ解放されていく形なので、クリア順等の推奨はない。
長さの方は全体的にみると普通か少し長めなくらいだが、1ルートずつは体感短く感じる。

CG
S
この項でともかく評価すべきは背景である。そのきれいさは他のゲーム会社の追随を許さぬ勢い。
そのせいで立ち絵や、イベントCGでのキャラが少し浮いてる気もしなくないが。
背景の中に女性の下着を干してるのがあるのだが(部室)…何故誰も突っ込まない。
ゲームショップでは本当のゲームのポスターや箱が置いてあったため、これはかなり衝撃を受けた。
イベントCGは少女マンガ調ともいえる、固めの線で描かれており、
枚数としては少なくないはずなのだが…何故か少ない印象を受ける。(何故かは総評にて)

音楽
S+
40曲越えと多め、雰囲気には合わせてた印象を受ける。優しめのBGMが多い中、OPはその逆の路線を走っている。
挿入歌もあるが…。音頭ジャン…。
好印象を受けるBGMは2つあり、質としては十分なものだったといえる。

お勧め度
S
終末(ネタバレ?)物語であるため、その設定が好きな方にお勧めだが…。
どうも、期待しているような作品ではないだろう。
どちらかというと悲壮感の少ない作品である。

総合評価
S

ストーリー
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前項目でもふれたとおり、隕石が降ってくるというシチュエーション。
基本的に死ぬことのない”トコシエ”の主人公が「生きる活力を探す部活」に所属する所からはじまる物語だが…。
物語全体的な感想を言わせてもらうと、どこか一つずれた展開の印象を受ける。
それは斜め上、という意味ではなく別パラレルというそういう感じ。
それが何に起因するところかといえば、おそらくその淡泊な物語の展開の仕方にある
この物語は1つのイベント、キャラをあまり大事にしていないと感じ取ってしまうくらい淡泊に次へ次へと進む。
そういった印象を読んでいて受けてしまうため、キャラにも感情移入しずらく、結果的に感動も何も残らないということになってしまっている。
キャラが濃いのもそれを悪く手伝ってしまっただろうか、キャラばかりが目立って、目立たせるのに必死になりすぎて
物語本体を大切にしきれなかった…という感じだろうか。
物語のテーマとして「永遠の生」や「死」といった事について扱っているにもかかわらず、
すこし、楽観的に流しすぎた感はある。
キャラや舞台設定に頼るばかりでなく、主人公の行動や心象、雰囲気、そういった、目に見えない部分も大切にし
脇役キャラの存在なんかももっと生かして、登場人物全員で物語を進める。
もう少しあせらず物語を作っていけるといいかなぁと思う。
そういう意味で同じ設定でも「そして明日の世界より」の方が上手く書けていた気がする。

アイキャッチは思わず見入ってしまうほどのきれいさ。
またシステム面も充実しており、かなり使いやすく、プログラム面に関してはほとんど不備がない。

絵やBGMは頑張ってくれている印象を受けているため、シナリオと演出次第でもう少し伸びる作品にはなるかな、とは思う。
どちらにしろ今回は不向きな設定だったように思うため、もう少し違う路線を探してみるのもいいかもしれない。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
死なない人間が出てきている時点でSFだが、設定的には世界終末も入っている。
ただ、それらを活かしきれていない展開だったのが残念。
全体的に物事を少し軽く扱いすぎたのが原因だろう。
もう少し各ルート、各物事に内容を込め、重みを持たせるべきだった。
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AQUA のレビュー
2012-03-07 Wed 00:00
<作品名>    AQUA
<製作会社名>  SORAHANE



シナリオ
S
ルートとしては3本あり、それぞれのヒロインの問題把握を各ルートでする感じ。
その後LUKAS(千沙アフター&トゥルーエンド準備)→AQUA(トゥルーエンド)となる。
共通部分と個別ルートは半々くらい。選択肢は実質1つ。

CG
S-
比較的きれいな部分が多い。ときどき、エフェクトのかけすぎにより、PCが重くなる場合がある。
最初のOPなど、飛ばしやすいから注意。
少し気になったのは立ち絵の顔と服の書き方の差。うまいが故に目立ち、残念。しかしそのうち慣れる。
CGは言うことない。

音楽
S+
比較的良曲が多いが、ゲームのなかで音楽がこなす役割が非常に大きいため、
これ以上を目指すならもうひと押しほしかった。
演出などが、十分にできている分残念というよりおしい。

お勧め度
S
近年まれにみる良作になりきれなかった作品。
何もかもがもう一歩足りない。
ほかの作品とともに埋もれさせてしまうのは惜しい一作。

総合評価
S

ストーリー
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アクアという特殊で便利な端末が一般的に普及したこれから40年後くらいの物語。
その特殊な設定を生かした物語が進められるが、いかんせんPCの専用用語などがかなり出てくる(説明が微妙に下手)ので
一般人は理解しがたい部分があるかもしれない。
理解できればすごい流れなのかもしれないが、理解しきれず、流してしまう…なんていうこともしばしば(再度プレイすれば理解できるだろうが)
未知の領域の話なども入っているので、説明文にはさらなる配慮が必要であると感じた。
内容に関して言えば、もうすこし、個別ルートにも厚みがほしかったように思える。
全体的にも言えることではあるが、少しさっぱりしすぎていて逆に物足りない。いい脇役もたくさんいるので、そういった人たちの感情を表すシーン(CG・場面)を増やせば、
感情移入できて、最後のほうではさらなる感動が狙える。
過去の名だたる作品は、すべての登場キャラに個性があり、見せ場がある。
メインと言い難いところにもしっかりした話を作ってあげることが重要だったように思える。
と、批判が多めだが、完成度がある程度あるからこそここまでのことが言える。
(自分も我慢していたが1か所で涙を流してしまった)
名作に入るには至らないが、あともうひと押しのシナリオと音楽さえあれば、すごい人気の出た作品だと思う。
非常に王道な演出を心得ていて、演出に関しては基本的にいうことはない。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
一応泣きゲーに分類しても問題ないと思うのだが、
どちらかと言うと全体的に、PC系の近未来系SF作品。
もう一歩足りない部分が多く、少々残念なのだが、現状でもそこそこ読みごたえはある。
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