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[レビュー]竜騎士 Bloody†Sagaの感想
2017-05-22 Mon 00:00
<作品名>    竜騎士 Bloody†Saga
<製作会社名>  あかべぇそふとすりぃ

竜騎士BloodySaga

シナリオ構成
S-
ハレームENDのみのシナリオは一本道。
全体の攻略時間は6-7h程度とかなり短い。
功略語にはほぼHシーンのみの各キャラアフターが出現する。

【推奨攻略順 : 】
選択肢はシナリオに影響無し。

CG
S
瑞々しさのある塗りのはっきりした絵。
イベントCGは全体的な完成度が高く、立ち絵には瞬き・口パク機能付き。。
グロ描写のあるイベントCGも多数あるため、苦手な人は注意していただきたい。
(※一応、設定で表示しないようにも出来る)

音楽
S
BGM37曲、Vo曲2曲(OP1/挿入歌1)と言う構成。
BGMに関しては非常によく揃えられており、各場面でしっかりと世界観を作る手助けをしてくれていたし、Vo曲はOPも挿入歌もどちらも同じ雰囲気の荘厳でありつつ、しっかりと歌い上げられた。
ただ、特筆すべき点があまりないのが現状で、挿入歌があるのはうれしかったのだが、やはりEDがただのBGMというのは寂しい。

お勧め度
S
恒例の騎士系作品であり、俺TUEEE系ハーレム作品。
抜きゲー(グロゲー)ではあるものの同会社の「略奪者の淫宴」の続編部分にあたる作品であるが、単体としても十分にシナリオは分かりやすい。

総合評価
S-

公式ページ
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人食い竜に襲われる国『ヴィルディルン』へやってきた『薬草師』のロイ。
竜による被害を受けた街の復興を手伝うため、騎士段所属の4人の騎士たちと過ごすことになる――。

主人公は同会社の「略奪者の淫宴」の主人公でもあったロイ。
当方は上記作品をプレイしていないのだが、前作で守れなかったヒロインたちの事もあってか『殺す事』を極力禁じ、自分の実力を隠しつつ薬草師として過ごしてきたそうな。
その過去と関連しているのかは不明だが、非常に控えめな正確でありながら作中ではほぼ最強。BADENDもない事から安心して見ていられる俺TUEEE系作品といえる。

シナリオのおおまかな流れは、竜の襲来によって被害を受けた街の復興を手伝いつつ竜討伐をめざす…というものなっているが、実際は子供の竜を育てたり、魔剣を探しに行ったり、妖しい集団と戦ったりと短いながらもバラエティに富んでおり、展開も速いので最後までサクサク読める事が特徴的。
しかしながらフルプライスであるにもかかわらず10h足らずで攻略出来てしまうシナリオ量については、言うまでもなく最大の欠点。

物語のメインとも言えるバトル描写はかなり無難。
読みにくくもないが評価できるほどの燃えシーンもなく、淡々とシーンが過ぎてしまうイメージがあり、終盤に至ってもそれは変化しないため、どうしても盛り上がりに欠けていた。
特に途中に挿入される謎の悪人たちとの戦いについては、敵の背後関係が一切判明しないまま始まり、なんとなく倒して終わってしまうと言うお粗末な物になっている。
バトル自体の描写も大切ではあるものの、主人公を含め全員の『戦っている理由』というのをまったく書いていないという部分に付いてはフォローのしようがない。
ただ時折挿入されるグロ表現やグロCGがアクセントを効かせており、そういったものに興味のある方にとっては入門程度にはなるかもしれない。

恋愛描写においても評価を付けがたいのが現状で、基本はすべて受身の主人公ということ意外は特筆すべき点もなく、失敗こそしていないが、いい部分を探すのも難しい。

強いて言うならば、ファンタジー世界であると言う事を利点に生かし、一夫多妻制の国を舞台としている点はわりと新鮮なのだが、だからこそ功略後のキャラクター間の関係を描写する難易度が上がっていたように感じたことだろうか。

主人公に声を入れていたり、きっちりとイベントCGを作っていたり、重要シーンで挿入歌を流したり…努力している点はしっかりと伝わっているのだが、いかんせん悪い部分が多く魅力と言える部分においても『コレ』といえる強みがないので全体評価が下がる。

コンフィグに関しては基本的なものがそろっており、プレイするのに問題はない。

【総括】
読みやすい異世界系作品ではあるものの、分量が足りないことや内容の盛り上がりのなさは致命的であり、すこし厳しいこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
続編だったと言うことに後から気が付いたくらいには、単体で違和感のない作品なんだけど、もともとシナリオのスタイルが背後関係を一切無視して進むタイプの作品だったので、主人公の過去とかどうでも良くなってたなぁ。
なまじテキストが読みやすいだけに良くも悪くも「俺TUEEE」を頭空っぽにして楽しむ作品って事になってしまうかも。
キャラとかは意外にストレートで魅力的だったし、敵キャラを含めてしっかりと書ききれていれば割りといい作品になった気もしなくはない…。
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[レビュー]スイセイギンカの感想
2017-05-20 Sat 00:00
<作品名>    スイセイギンカ
<製作会社名>  暁WORKS

スイセイギンカ

シナリオ構成
S
攻略キャラは4キャラ。
各√で3-4h程度、共通ルートにもある程度のボリュームがあるため全体的にみても十分なシナリオ量と言えるだろう。

【推奨攻略順 : ノーマル→青香→マリア→桃BAD→桃→いざな 】
いざな√のみが他3キャラの攻略後のロックがかかっているため、それ以外は自由。
上記は個人的な攻略順。

CG
S
線のしっかりとした、少し硬質感のある絵。
質に関しては言うまでもなくかなり安定しており、立ち絵・イベントCG共に高品質の良いものがそろっているように思える。
枚数に関してはHCGを除くとかなり乏しくなるのが現状だが、全体的なボリュームは概ね平均的ともいえる。

音楽
S+
Vo曲3曲(OP/ED/挿入歌)、BGM30曲(アレンジを含めると42曲)、という構成。
BGMに関しては平均的なものをまんべんなく取りそろえた印象があり、”コレ”と言える代表的な物がないのは痛手だった。
Vo曲に関して、EDや挿入歌のようにしっかりと歌い上げられた曲は非常に物語の挿入歌としてマッチしており、効果的な演出ができていたように思う。

お勧め度
S
シナリオ「森崎亮人」の手掛けた暁WORKS作品であり、歴代過去作とは雰囲気がかなり違った作品であるため、過去作の雰囲気を求めている方にはお勧めしずらい。
作品自体の質が特に高いわけでもないので個人的に特にお勧めすることもない。

総合評価
S

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10年前、瑞穂で起こった不可解な事件に巻き込まれ死んだと思われていた主人公が再び瑞穂に戻ってくることで物語が動き出す。

この作品の感想を言う前に言わなくてはならないことがある。
それは圧倒的な描写力の「無さ」、もしくは「適当さ」である。
誤字がある事はまだ許せるにしても、物を書く人間として必要な「伝える力」というのが今作品では決定的にかけているように感じた。
物語中に多くある視点変更のわかりにくさや、各人の行動の仔細、言葉の使い方の間違え(例:借りた借りを返す)等々、例を挙げるとキリがなく目も当てられないお粗末な文章がそこかしこにちりばめられており、評価を著しく下げている。
おそらく書き手が書いたときに見直していないか、第三者の立場で読めていないのが原因だとは思われるのだが――シナリオライターの担当した過去作を見てみると描写力の無さはいつもの事だったらしい。
扱っている素材自体は悪くないのだからもう少し何とかしてほしいところ。

それはともかくとして作品について。
要素として「異能バトル」成分はあるのだが御多分に漏れず緊迫感や文章的描写力が圧倒的に足りない。
メインとして扱っていないのならこの程度と考えることもできるが、伝奇物やサスペンスのような不思議さや推理シーンみたいなものもないので、結果として作品の主体がかなり薄く感じられてしまうのが現状。
一応は「友情」もメインにある…みたいなのだが、いざなとの特殊な関係を除けばどのあたりをそう評価すればいいかも謎。

そんな中でも各登場キャラクターは魅力的に描かれていたのが印象的。
かなり特殊でじゃじゃ馬なキャラクターが多い中で、しっかりと各キャラの特徴をとらえつつ、イベントを通してその作りこみを深めていく手際は見事というほかなく、そういった点に関しては高く評価したい。

作品の中核となる不思議な現象自体について、事実上グランドEDともいえるいざな√でもすべての謎が解けるわけではなく多くの謎が残されたままとなっている。
それ自体は問題ないのだが、そういった作品自体は他の会社でもすでに多く出されている展開であり、その中でこの作品だからこそ出せる「色」のようなものがなかったのが残念なところであり、大きく評価を下げている部分でもある。

音楽や絵、そして土台としてあった下地がよかっただけに、描写力の無さや物語のふら付き、特色性の無さで台無しにしてしまっている印象。

コンフィグに関しては文句なし、シナリオセレクトができるのも便利。

【総括】
シナリオに難あり、それ以外は平均以上ともいえるので、少し惜しいともいえる作品。

(ぶっちゃけコーナー)
ん~、この人のシナリオが苦手! みたいなのはどうしてもある。
基本的にはそういう人の作品ををやらないか、考えずに評価する…ようにしてるつもりなんだけど、さすがにこの作品では気になりすぎたわ…。
一時期、パクリ疑惑がでた作家でもあるんだよなぁ…この作品もアンバークォーツとか、似た作品は山ほどあるし、こういうことがあるとどうしても疑いたくなるのは仕方がないような気もしなくない…。
できるだけ考えたくないことだけどなぁ。
作品自体の「心」をもっと持たせてくれていればこんなにぶれることはなかったのかも。
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[レビュー]あきゆめくるるの感想
2017-03-25 Sat 00:00
<作品名>    あきゆめくるる
<製作会社名>  すみっこソフト

あきゆめくくる

シナリオ構成
S+
攻略キャラはメイン4人、サブ2人、TRUE√としてエピローグ1本という構成。
共通ルートも比較的量はあるため全体的なボリュームは十分と言えるだろう。

【推奨攻略順 : 柚月(→みはや→ノア)→キス→歩→沙織→TRUE 】
沙織√以降は固定、それ以外は自由。
基本的には沙織√まで自由に攻略してよい作りになっている。

CG
S
線が細く、濃い塗りの絵。
全体的に綺麗ではあるのだが、作中に使われている絵の中では質の上下がある。
SD絵もいくつか存在している。

音楽
S+
BGM21曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
Vo曲はOP・EDともにRitaさんが歌う楽曲、特にOPは作品に不釣り合いと言えるほどテンポの良い明るい歌になっているのだが、特に素晴らしいのは最後のサビに入る前のブリッジであることを付け加えておきたい。
BGMでは”ラブコメ”らしい楽曲がそろっているのだが、緊迫・不安をあおるBGM等が目立つのも作風と言えるだろう。

お勧め度
S+
過去作同様のSF要素たっぷりの”ラブコメ”作品。
とくにコメディ部分においての強化がすさまじく、今までの作品のようなプレイ中の飽きのようなものも殆どなく、それでいてしっかりとSFを感じられるシナリオになっている。
量子力学的な話が作中には出てきますので、しっかりと理解するためにはすこし考える必要がある事に注意。

総合評価
S+

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量子爆弾によってとある1日をループしている「ルルラン市」そこに連れてこられたのは、とある6人の男女。彼らはここから抜け出すために「ラブコメ」をするのだった――。

同会社による四季作品のうちの3作目である「秋」にあたる作品。
OPの冒頭文字にもある「異常な人たちの送る、普通のラブコメ作品」というのはこの作品をサックリと一言で表した言葉と言えるだろう。

異常な回復力を持つ主人公を筆頭として、境遇・性格・性質、そのどれかが(もしくは、どれもが)イレギュラーな人物ばかりが集まっているのも異常事態だが、何よりも特殊なのは場所の異常性。
主人公はそこから抜け出すためにラブコメをするように提案をするところから物語が始まる――というのが繰り返しになるあらすじともいえる部分なのだが、実際作中でラブコメをするシーンは少なく、どちらかというと「ラブコメ」をするために異常な人たちが試行錯誤する作品と言える。
特にノーパンネタを筆頭としてシモネタが多くみられるのも注目点だろうか。
しかしながら、1作目のような「即! 乱交!」のような狂気性はなく、あくまでプレイヤーが付いて行ける程度の逆セクハラ。
だからこそ、というべきなのかはわからないが、笑いに関しては今までよりもかなり洗練されており、おもわず笑ってしまうシーンが多々あった。
そのおかげもあり、作品は最後の最後までスルっとプレイすることが可能。

作品のキモともいえるSF部分に関して、各所で土織キスを中心とした量子力学的な話(思考実験)が挿入されます。
理解するのが少し難しい部分もありそうですが、基本的には全く知らない人でも理解できるように具体例等を挙げて説明してくれているため、読み取りに苦労は必要ですが戸惑う人は少数で、そのあたりも前作までと比べて広く門戸を開いている印象を受けた。

序盤から謎に包まれていたWSPの正体や町の異常の原因、そしてその解決方法などなど、一部キャラのルートでそれらが徐々に明かされつつ、沙織√以降では作品の設定や主人公の異能なども含めた展開がされており、どんでん返しの驚きのようなものはないが、非常にSF作品としても読み応えのある作品となっている。

コンフィグに関しては問題なく、プレイするのに快適と言って問題ない。

【総括】
誰にでも手に取りやすいSF作品としての評価も高く、全体的な完成度も今までの比ではないため、平均以上のこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
「くるる」とあるように、今までの作品同様ループ物ではあるんだけど、どちらかというと今回は最初から町がループしていることを知っていて、あとは量子力学やら多世界解釈やらそういう話が入ってくるからね、あんまり難しいと思うことはなかったかも。
今までの作品は割とハードルが高かった気がするんだけど、そのあたりが下がって、一般的な√もギャグが豊富で面白いし…。

と、エピローグまでプレイした人にだけ、わかると思うのだがOPのタイトル名は「roop ~遠い世界のキミに贈るたったひとつの恋の歌~ 」なのだが、この歌をあの人視点の歌だと思うと凄く切ない純愛の歌になるんですよね…歌詞も含めてぜひプレイ後に聞いていただきたい。
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[レビュー]初恋サンカイメの感想
2017-03-18 Sat 00:00
<作品名>    初恋サンカイメ
<製作会社名>  ういんどみる

初恋サンカイメ

シナリオ構成
S
攻略キャラは5キャラ。
各個別ルートは2-3h程度、共通ルートにもある程度の量があるので全体的なボリュームは十分に平均的といってよいだろう。

【推奨攻略順 : エミリア→翠→姫夏→ゆりの→海咲 】
海咲√のみ、誰か一人攻略後に出現。

CG
S
線が細く淡い塗りの絵。
立ち絵・イベントCG共に丁寧ではあるものの、どことなく違和感を感じるものが多く、バランスやパースなどに多少の不備が見られる。
E-moteを採用しており、目パチ口パク機能が追加されている。

音楽
S
BGM27曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
BGMでは「夕涼」や「スタンドアロン」「見つからない探しもの」など単純ではあれど強い旋律をもつBGMが多く印象に残るものが多数存在している。
Vo曲では榊原ゆいさんのED曲「空色スマイル」が一押し、しっとりとはじまる序盤とは対照的にしっかりと歌い上げられるサビは物語の最後に添えられるものとして十分と言える。

お勧め度
S
全体的に不器用さを感じてしまう恋愛学園物で素直におすすめはしにくい。
舞台としての孤島、映画研究部、小さい子と生活、当たりの要素が好きな人はプレイしてみてもいいのかもしれないが、やはりとっ散らかっている物語のイメージが強い。

総合評価
S

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甘く切ない初恋を失恋という形で終えた主人公は人工島『霧ヶ峰』で再びもう一人の少女と恋をする。しかし、そんな彼の前に初恋の少女と同じ姿の少女「リン」がやってきて――。

物語の舞台として挙げられている「霧ヶ峰」は電力を電波で飛ばすという近未来のシステムを採用している島で、物語にほんの少しだけ近未来要素を与えている。
この辺りが物語の不思議な部分の根本を担っており、正確な考察や理論等はすべてなげうっているのが前提である。

過去に失恋をして、新しい恋を始める…という形の恋愛作品はこれまでにも数多くのものが出ている。その中でやはり重要になるのが心理描写といえるだろう。
というのも、物語の構造上あまり大きな事件や事故を起こすとメインフレーム以外の部分が目立ってしまい、結局何を伝えたい作品なのかわからなくなるからである。

さて、今回の作品はそういう意味ではかなりの失敗。
一部で大きな問題が抱えられているため、どうしても感情部分の動き以外に目が行くことが多く、おろそかにされているシーンが目に付く。
だからこそ、なのかもしれないが本当に恋愛学園物として不器用な描写ばかり。
付き合うまでの描写では一部のヒロインの魅力が伝わってこないし、告白してくっついてからもそれは変わらず、見えるのはただただ決まっているシナリオに頑張って向かおうとしてしまうこじつけのようなシナリオばかり。
だからこそ、プレイしていて集中して終えられる…というキャラクターがあまり多くなかった。

映研部である事やリンのこと、過去の出来事やキャラクター、舞台や設定…出てくるものはいいのだが、出すだけだして、そのあとの仕舞方に不器用さが出たのだろうか。

個人的な意見ではあるものの、どのルートも扱い次第では現状の2倍、3倍の魅力を発揮できるシナリオばかりである。
しかし、そういった深めるという行為の前提にあるのは物語自体の安定性である。
そのあたりがグラグラとふらついており、共通ルートでは結局何を伝えたかったのかが分からないまま、各個別へと入っていってしまっている。
できるならば、もう少し共通の分量を増やして、現状をしっかりと伝えつつ主人公を含む登場人物たちの行動や心理描写を丁寧に記録していくべきだっただろう。
そうすることで起こるイベントはあるはずだし、そのうえで命のこもったキャラクターをもってしてエミリア√では「好きになる」ということを、翠√では「家族」であるという事、姫夏√では隠されていた「事実」を、ゆりの√では「恋愛」を海咲√では言わずもがな「過去と現在」をそれぞれに一つに絞って深めていくべきだったように思う。

コンフィグに関しては十分な機能がそろっており、プレイに関して困ったことはなかった。

【総括】
全体的にごちゃっとした話。結局プレイ後に何も残ってないタイプの作品で、粗いが元は悪くもないので、一つ一つ丁寧に作ってほしかったという意味も込めてこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
とりあえず、なんでタイトルやらにエミリアはいないの…? いらないなの…?
各ルートでいろいろ驚きの展開みたいなのはあったんだけど、本当にそれだけというか、なんだろう…緩急がないのかな…どこでどう考えて、どう思えばいいのかわからなくなる。
プレイしていて感情の置場がなくなるってのは致命的。
だからと言って自身で考察して深く考えていく作品でもないしなぁ…。
単純な作品ではあるけど、作り手のほうも魅せるポイントが多すぎて結局全部とっ散らかっちゃった…ってかんじなのかなぁ…。
とりあえず、シナリオに関してはそんな感じであまりよろしくない。
エロに関してはわからん!
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[レビュー]Liber_7 永劫の終わりを待つ君への感想
2017-02-25 Sat 00:00
<作品名>    Liber_7 永劫の終わりを待つ君へ
<製作会社名>  Lass

Liber7.png

シナリオ構成
S-
攻略キャラは4キャラ。
共通ルートは比較的長く4-5h程度となっているが、各個別ルートはかなり短く1h程度。
例外として未來√とTRUEに関してはそれなりの分量があり、全体的なボリュームとしては一般程度と言える。

【推奨攻略順 : 紅愛BAD3種→紅愛→萌生→沙綾→未來1(BAD)→未來2→TRUE 】
未來2END後にTRUEが出現する以外のロックはないので未來を最後に回す以外は好きな順番でよいだろう。

CG
S
作風的にバトル描写のCGが多く目立つ。
質の上下がかなりあり、物によってはかなりバランスの崩れたものも存在するのだが、中には目を引くようなきれいなCGもある。
流血CGも一部存在しているので注意。

音楽
S+
BGM38曲、Vo曲3曲(OP/ED/挿入歌)という構成。
そのボリュームに目を見張るBGMであるが、その内容として特筆しておきたいのが「Girls Talk」だろう。Voの入ったBGMというのは過去にも出会ったことがあるのだが、これほど自己主張の多いBGMに出会ったのは久しぶりである。
作品や場面に合っていたか、というのはBGMとして重要な評価ポイントではあるが、それを置いておいたとしても質の高い物であり、評価したい点である。
Voの入ったBGMはこれ以外にもあるので、作品をプレイして確認してみてほしい。
Vo曲として目を引くのは挿入歌の「Rebel Yell」だろうか、初めからトップギアで始まる今回の曲ではあるがシーンとして沙綾関連のシーン以外で使われなかったのが少し残念なところかもしれない。

お勧め度
S-
ループ系異能バトル作品。
過去作と同じ世界観で作られており、作品の端々に関係者等が出てくるほか、作中の用語にも大量の関係資料が載せられている。
作品自体は設定のつめが甘かったり展開も後出し設定のオンパレードなので、話の内容重視の方やループ設定等が好きだったりする方にもお勧めしずらい。

総合評価
S-

公式ホームページ
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この作品を簡単に説明してしまうと、3日間のループする世界に巻き込まれた主人公が記憶の読み込み・書き込みをできる能力を使って味方を増やし、どうにかしてそのループを抜けようとするお話。

シナリオの主軸は悪くないというのが本音、特に後半はある意味驚きの事実もあり、そのあたりの明かし方等も悪くなかったのだが、いかんせん全体的に荒が目立つ。
以降の記事はネタバレを含む内容だが、未プレイの人が読んでも「つじつまが合わない」という事しかわからないようにしているつもりだが、プレイするつもりならぜひプレイ後に読んでほしい。

この物語のメインコンテンツとして挙げられるのが「ループ物」という事。
この事実は最初こそ隠されているものの、7月7日の0時(3日目)でループするということはすぐにわかり、その状況で主人公以外は記憶持ちこせない(ただし主人公が書き込むことで主人公が知っていることのみ更新可能)というもの。
この特に他の作品の多くでも問題となっているのが「人の死」について。
作品の特性上、物語を振興していくと多くの人の死を目撃することになる。
序盤に関して主人公を含む登場人物は、たとえループであろうとも人をむやみに殺すべきではないし、そもそも「ループするから」という前提で動くべきではないと語っている。
なのに3週目を超えるあたりから無駄なループが増えてきているのが事実。
ヒロインとの関係を深めるために…とは体のいい逃げ口上だろう、最終日にエコー音が聞こえるのに全く外に出ないのは不自然と言わざる負えない。
ここですべてを語る事は出来ないのだが、この辺りを含めて主人公やヒロインの行動に一貫性と言えるものがなく、各キャラクターへの魂が全くこもっていないように思えてしまった。
また作中に出てくる能力について。
とある絶対防御についてだが、物理現象を防ぐ盾なのは分かるが、光と音が通ってしまう=波が通る→衝撃波が通る…となると波の性質をすべての物質は持っているのでは…という部分に言及すると、いろいろつじつまが合わない。
太陽光を集光した疑似レーザーについても、通してしまうという説明があったのに終盤で防げるシーンが多い。これはとある効果全無効化の能力についても同様。
能力自体の無効化は可能だが、それによって及ぼされた物理現象は防げないのなら、レーザー光は通してしまうはずなのに…?
というよりそもそも、爆弾に関しても爆発しているのは能力のせいだが、爆発自体は物理現象であるため、能力部分は変換しかしていないのでは…?
と、いろいろと突っ込み部分がある。
作中に出てくる用語辞典についても「無駄な部分」が多すぎる。
不必要に与えられた用語をすべて見てみたが、作品として関連しているのは一握りといえ、結局この作品だけで分かることはほとんどない

以上、シナリオとしての作りこみ度は他のSF作品や科学系作品とは比べるまでもなく、各キャラの作りこみにおいてはほとんどの作品に負けてるといってもよい。

展開の一部に後付けのようなデウスエクスマキナを使ってしまうなど、シナリオの主軸自体はよくても細部がボロボロで評価しずらいというのが正直な干渉。

コンフィグは一通りそろっており、プレイ自体は普通にできる。

【総括】
作りこみが甘く、平均以下の作品と言って問題ないだろう。

(ぶっちゃけコーナー)
ん~厳しいような気もするけど、たくさんあった”つまらない”用語辞典には誤字がいっぱいだし、展開には付いて行けないし(内容は理解できるけど、ココロが付いて行かない)、戦闘シーンは微妙だし、設定はツッコミどころ沢山だし、あれこれはどこ評価すればいいの?ってなる作品。
音楽とかは結構悪くないんだけどなぁ…。
Lassは少し前から質の悪い作品を連打しているイメージが強い。まぁ11eyesのころからツッコミどころは多かったけどなぁ…、あの頃はまだ勢いがあったのに、それすらなくしてるような気が…。
結構ボリューミーで主軸は悪くないんだからちゃんと丁寧に作りこんでほしかった…延期してもこれじゃ…ってなるよ!
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