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[レビュー]ALIA’s CARNIVAL! Flowering Skyの感想
2017-12-21 Thu 00:00
<作品名>     ALIA’s CARNIVAL! Flowering Sky
<製作会社名>   NanaWind


ALIA’s CARNIVAL! Flowering Sky
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
前作「ALIA’s CARNIVAL!」のFDであり、続編的内容も含む作品。
内容としては前作のヒロインだった5人のアフターストーリーに加えて、新規にヒロインとして昇格した恋川志穂√や各ショートストーリー、アナザーストーリーとなる蒼島旅行、GRAND√、パロディ的なROYAL√やなどなど、多数のシナリオを含んだ作品。
また、Wパックの場合は新規ヒロインである朔日いのり√、主人公の担任兼保護者でもある白幸桜子√なども同梱されている。


各ヒロインアフター√ 【 S 】  各1-2h
基本的には前作シナリオの続編として作られている。
レベルは高くなくあくまでFD…として受け入れられるレベルの物。
月詠一部のシナリオでは新規キャラクターである朔日いのりとをからめて、作品の核心へせまる√も存在。
最大の謎を抱えている明日葉√では多少匂わせる部分があるものの、基本的には秘密となっており、そのあたりの謎に関しては後述の√にて解禁される。
攻略後にはそれぞれミニシナリオ(アペンド追加時)とショートストーリーが解禁される。
ショートストーリーも各ルート10分足らずの内容となっており、作品本編ではなかなか日の目を見ないサブキャラクターたちの各ルートでの舞台裏が垣間見える内容となっている。


Character【恋川 志穂】|ALIA s CARNIVAL フラワリング*スカイ Official Website
恋川 志穂√ 【 S 】  1-2h
共通ルートをクリアすることで解禁される新規昇格ヒロイン。
オープンキャンパスの実行委員を志穂と一緒に行うことになった蓮。
妹のかりんや彫金なんかの関係もあり二人で過ごす時間が多くなり、自然と恋人となるお話。シナリオとしてはそれ以上でもそれ以下でもない。


Character【朔日 いのり】|ALIA s CARNIVAL フラワリング*スカイ Official Website
朔日 いのり√ 【 S 】  1-2h
蒼島旅行後の話となっており、生徒会の仕事で忙しそうにしているいのりを見つけ、その仕事を手伝うことから二人の時間が増えてゆくことで物語が始まる。
内容としては一般的なヒロイン√なのだが、背景にあるシナリオを一部挿入している部分が多くあり、GRAND√前に攻略すると不明な部分も多い。
ぜひ上記√攻略後プレイを推奨。


碧島√ 【 S 】  1-2h
同会社過去作の『』の舞台ともなっている南の島「蒼島」での全キャラクター登場のシナリオで、基本的に水着回ともいうべき内容となっている。
上記作品のキャラクターも多数出てきており、選択肢によって各ヒロイン達たちと共にその日常風景の一部を垣間見ることができる(声なし)
それ以外で特筆すべき内容はあまりないが、√最後には新ヒロインいのりと主人公のシーンがあり、GRAND√での話を想起させる部分が存在している。


GRAND√ 【 S 】  1-2h
明日葉√で最大の謎だった「なぜ蓮が戻ってこれたか」という部分についての説明を行ったルートとなっている。
新規追加ヒロインであるいのりを絡めた作品となっており、この√をプレイすることで、いのり√や蒼島√での会話等の意味を本当に知ることとなる。
アーケンの存在等舞台設定の根幹的な謎に関しては説明されないまま。


ROYAL√ 【 S 】  1h
全てを攻略後に見ることができる完全なパロディ√。
Fateやジャンプキャラクターの技など様々なネタを詰め込んでおり、主人公の性格もかなりはっちゃけたものになっている。
実はアーケンの存在理由などについて少しだけ触れられた√にもなっている。


【推奨攻略順 : 各ヒロインアフター→蒼島→GRAND→いのり→ROYAL 】
各ルートは一部ロックがかかっていたりもするので、その順番を守っていれば基本的には問題ないが、いのり√はGRANDの後にプレイしたい。


CG : 【 S 】
新規追加CGも多くあり、質・量ともにFDとしては十分。


音楽 : 【 S 】
OPテーマ「Flowering Memory」が新規追加。
西沢はぐみさんのゆったりとしつつも透明感の高いVo曲。
BGMもいくつか新規のものが追加されると思われるが、正確な量は不明なため評価不可能。


お勧め度 : 【 S 】
前作「ALIA’s CARNIVAL!」のFD的な作品ということもあって、単体での足しむことはもちろんできない。
前作で謎を残した明日葉の補完的な内容を含んだ作品でもあり、前作の雰囲気やキャラクター達、設定等が気に入ったのならプレイしても問題ないだろう。
厳しい言い方ではあるが、これのために前作をプレイするほどの作品でもないのは確か。


総合評価 : 【 S 】
良くも悪くもFDというタイプの作品。


(ぶっちゃけコーナー)
今思ったけど、「月下美人」と「月」がテーマとして挙げられているんだな…いのり要素がハンパない。

とにもかくにも普通のFDとくらべても要素としてはかなり詰まってるから、前作が好きだった人には満足できる内容になっているだろう。
しかしながら要素をすべてコンプリートするにはWパックを購入する必要があるため、ハードルとしては高いものの、前作を含めてプレイするならそちらを買ったほうが得なのかなぁ…。
逆に前作プレイ済みだけど…という人にとってはWパックはかなりハードルが高いよなぁ…そういう意味ではそこまでの作品でもないのか…。
そのあたりは少し不親切だよなぁ。
蒼島では過去作のキャラが出てたみたいだな、まぁその作品をプレイしていないから詳しい内容はわからないのだけれど、声はなくとも舞台とキャラクターのみが登場というだけでも、嬉しい人はいそうだなぁ…。
明日葉√の謎については、わりと後付け要素も大きいような…? 一部不明な部分を抱えつつ、次回作に行っている部分はあまり変わらんしなぁ。
「春音アリス*グラム」でも一部要素が登場していただけに、やっぱりモヤモヤがある。
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[レビュー]アストラエアの白き永遠 Finale -白き星の夢-の感想
2017-12-17 Sun 00:00
<作品名>     アストラエアの白き永遠 Finale -白き星の夢-
<製作会社名>   Favorite


アストラエアの白き永遠 Finale -白き星の夢-
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
アストラエアの白き永遠のFD作品。
メインとして据えられている幸のGRAND√以外に1h程度のヒロインアフター√が6本、IFストーリーのようなSSが2本あり、全体的にFDとしてはボリュームも十分と言えるだろう。

内容としてはGRAND√を含めて全体的に補足的な意味合いが強く、そのあたりでやはり「続編」ではなく「FD」と認識する部分が多い。


アストラエアの白き永遠 Finale 白き星の夢
白羽 幸√ 【 S 】  6h
『YUKI GRAND STORY』という名前がついていることからわかる通り、主人公の姉である幸をメインに据えたこの作品のメインともいえる話となっており、前作の雪々√から少しだけ外れた世界での、3年目の冬から春を迎えるまでのお話。
幸と主人公に本来過ごすはずだった姉弟の時間を過ごしてほしいと突如として姿を消してしまう雪々。
雪々が帰ってくることを祈って二人暮らしをすると同時に、夢の中では雪々を探すため、幸と雪々の過去を紐解いてゆくことになる。

シナリオとしては前作では語り切れなかったルーン発生の理由や『白羽 幸』『雪々』。この作品の根幹にまつわる設定等がはっきりとわかる√になっており、√自体のボリュームや泣きシーンでの演出など他のシナリオとの違い、正当な続編として描かれている部分が多くみられる内容となっている。
お姉さんぶりたいけれど、経験や能力がそれに追いついておらずヤキモキする幸がたくさんみれる√となっている。。


アストラエアの白き永遠 Finale 白き星の夢 (1)
雪々√ 【 S 】  1h
雪々と続ける旅の途中、体力的にも限界が近づいていた主人公の休息のために月ヶ咲へと戻ってきた。
懐かしい面々に怒られながらも喜んで迎えられる二人だったが、雪々のためにエルフィンを探す旅を続ける必要があって…能力供給に限界が来たあの日に絆を切ってから再び絆を結ぶまで、希望を得て再び旅へと戻るための物語。

子供っぽい雪々が見せる無邪気な様子がたくさん描かれる一方で、シリアスシーンでの切なくも大人っぽい雰囲気もしっかりと見せてくれる。
主要キャラのほぼ全てが登場する珍しい√でもある。


アストラエアの白き永遠 Finale 白き星の夢 (2)
橘 落葉√ 【 S 】  1h
共に進級し3年生として月ヶ咲での冬を迎えた落葉と主人公。
二人の仲は良好だけれど、夜の生活では落葉の能力(ルーン)「エムパシー」によって落葉の本心が主人公へ漏れてしまうという悩みが。。。
それがどうしても恥ずかしいけれど、それでも能力の事は否定したくない、そんな落葉がとった秘策とは。

基本的にずっとイチャイチャしているお話だけれど、葉月の話もあったりして家族的な温かさも味わえる√。


アストラエアの白き永遠 Finale 白き星の夢 (3)
夕凪 一夏√ 【 S- 】  1h
夢のために日々勉強を続ける一夏。
苦手なことを続ける日々でたまってゆくストレスを発散させるため、故郷である鳳島へとゆくことに。
姉である美晴と会い夢や大切なことを再確認し、再出発するためのストーリー。

いつも元気で素直な、そして主人公の事が好きでたまらない、そんな一夏を見ることができる√となっている。


アストラエアの白き永遠 Finale 白き星の夢 (4)
蛍 りんね√ 【 S 】  1h
組織へと戻っていた二人だが、再び月ヶ咲で「雪」が振り始めたことを知り、任務として調査のために再び月ヶ咲へと訪れることになった。
月ヶ園での懐かしい面々との出会いもそこそこに、調査を進めることで思わぬ人物が「雪」を降らせていたことだけではなく、二人の父親についても知ることができ、そしてある人を助けるためにエルフィンとしての人生を歩んでゆく事になった。

隠しているようで本音がポロポロと漏れてしまうリンネが心酔というレベルでブラコンになった様子が描かれている√。


アストラエアの白き永遠 Finale 白き星の夢 (5)
コロナ√ 【 S- 】  1h
火星での大事件を乗り越えた後、エルフィンノーツとしての慰安旅行として月ヶ咲を訪れたコロナと主人公。
妖精と人間の架け橋としての進路を悩む二人の前に琴音や累といった懐かしい面々が現れることでみんなからの想いや初心を思い出して、再び共生への道へと邁進することを決めるストーリー。

主人公とのやり取りで大人になったと感じる一面、未来に悩み危うさを感じる幼いコロナが描かれており、かなり人間離れしてきた能力シーンも見どころの一つ。


アストラエアの白き永遠 Finale 白き星の夢 (6)
水ノ瀬 琴里√ 【 S- 】  1h
主人公と付き合いだしてから数か月後の話。
休み時間に主人公の教室に来たりと「デレ」を見せてはいるものの、まだまだ物腰が堅く「ツンツン」しており「デレ」が足りないとひなたに指摘された琴里。
試行錯誤しながら、琴里なりの「デレ」を模索してゆく…そんなストーリー。

ツンデレの代表、琴里の「ツンツン」としつつも中身は「デレッデレ」な主人公とのやり取りを存分にタノン脳出来る√


アストラエアの白き永遠 Finale 白き星の夢 (7)
橘 葉月√ 【 S- 】  0.5h
落葉の妹、葉月のショートストーリー。
父親である局長から送られてきた魔法のステッキでルーンが使えるようになった葉月は魔法少女「ムーンリーフ」として、町の平和を守ることに。

グランドr…ロリコン√。
基本的にネタですけど、葉月はずっとかわいいです。
ネタとしてはある意味作品中で一番面白い。


今崎 ひなた√ 【 S 】  0.25h
前作では友人ポジションだったひなたの超ショートストーリー。
とある日のもしかしたらありえたかもしれない恋物語。

いつも元気なひなたの切なくも乙女な部分が垣間見える√となっている。

【推奨攻略順 : 一夏→コロナ→琴里→りんね→落葉→雪々→幸→ひなた→葉月 】
上記は当方の攻略順で、基本的には好きな攻略順でよい。
なおパッチを当てなかった場合、1周目は幸√が強制的に選択される。
またパッチを当てても幸√攻略まで、ひなたと葉月√はロックがかかっている。


CG : 【 S 】
繊細で美麗な絵。淡くのっぺりとした独特の塗りは非常に安定感があり、特に立ち絵と比べてイベントCGは幼さを強く感じる。
はづk…ムーンリーフのイベントCGにも強いこだわりを感じる。
SD絵も各ルートに存在している。


音楽 : 【 S+ 】
Vo曲6曲、BGM26曲の追加。
BGMの中には一部Vo曲のアレンジBGMも存在。
今作のOPも歌う鈴湯さんは、他にも前作のOPである「White Eternity」を歌ってくれているが、これがまた透明感をもちつつしっとりと歌い上げてくれており、深々と降り積もる雪をイメージさせてくれる良曲と言えるでしょう。


お勧め度 : 【 S 】
前作「アストラエアの白き永遠」のプレイ及び記憶が必須の作品。
単体での足しむことができない代わりに、前作の内容にはガッツリ触れてくれているので準続編として楽しむこともできる。
追加コンテンツも多く値段に対してのコスパも良いFD作品と言えるだろう。


総合評価 : 【 S 】
FD作品としては良作、単体としてはこの程度。


(ぶっちゃけコーナー)
基本的には幸のGRAND√で成り立ってる作品と言っても過言ではない。
各ヒロインアフター√は1h程度のシナリオしかないから、続きが見たいという人にとっては物足りない内容になってるかも…?
飽きる前に終わるので、内容どうこうというレベルでもないしなぁ。
そういう意味では、最初に幸√をやり切ってしまったほうが作品の事も思い出せるしいいかもしれませんね。
葉月√は本当にギャグ√としてはっちゃけてたなぁ。
ギャグとしてはあれくらいやってくれた方が笑えるんだけど、作風はそういうもんでもないから難しいところだよね。
一回あれで全部作ってほしいところだけど。
演出としてはやっぱり綺麗だし、そのへんはFavoriteだなぁ…と思ったわ。
ユグドラシルの映る背景とかも幻想的だったし、そのへんは如実に評価するってわけにもいかないけど、これはこれでありなんだろうな。
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[レビュー]紅い瞳に映るセカイの感想
2017-12-16 Sat 00:00
<作品名>     紅い瞳に映るセカイ
<製作会社名>   Favorite


紅い瞳に映るセカイ
公式ホームページ
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シナリオ : 【 S- 】
「いろとりどりのセカイ」から始まり、FDであり続編の「いろとりどりのヒカリ」のさらに後の作品にあたるアフターファンディスク。

タイトルの「赤い瞳」から分かるように真紅に重点をおいたシナリオとなっており、前半は再び戻ってきた嵐山荘を舞台として、シリーズまでの仲間と一緒に過ごすイチャラブ系の話となっている。

後半はいろセカシリーズらしい、ほんの少しシリアス要素の入った展開となっている。
しかしながら、ストーリーとしてはオチが非常に弱い物となっており、終盤のメインとなっている部分と言うこともあり評価を著しく下げている部分と言える。

なお作中にはヒロイン以外にも敷島の祖母などの新キャラ(?)や異世界での登場人物も出てきており、短いシーンではあるものの懐かしいキャラを見ることが可能。


【推奨攻略順 : 選択肢無 】
選択肢は無く、一本道。


CG : 【 S 】
前作までと同様、細い線淡い色で塗られた絵。
総じて美麗であり、新規イベントCGについても主に真紅で固められているためファンであれば満足できる内容となっている。
SD絵も数は少ないが存在。

音楽 : 【 S+ 】
BGM10数曲(Inst含)、Vo曲5曲(OP1/ED1/その他3)という構成。
BGMに関しては鑑賞モードに過去の曲も含まれていることや、OP/EDのアレンジ、inst等が含まれているため純粋なBGMとしての曲数が不明。
新規追加に関しては、既存曲同様で全体的に落ち着いたものが多い印象。
Vo曲に関してはさすがOPの「growing world~輝きのセカイへ~」が今までの楽曲等を踏襲した良曲。
他にも真紅演じる、澤田なつさんの歌うOPや「サンクチュアリ」等も存在。

お勧め度 : 【 S 】
作品の物語は「いろとりどりのヒカリ」の続きになっているものの、続編扱いだった前作とは違い完全にFD寄りの内容となっている。
もちろん、前作までの内容が豊富に必要となるため、プレイ済みの方でも再プレイの後の攻略を推奨したい。
シナリオ評価だけならば低いものの、真紅のファンなら買っても満足できる内容にはなっている。


総合評価 : 【 S 】
FDとして一般的な評価。


(ぶっちゃけコーナー)
いろセカシリーズの3作目。
「いろとりどりのセカイ」、「いろとりどりのヒカリ」の2編についてはストーリーがしっかりしておりFD扱いもしていなかったが、今回の作品は続編ではあるけど、正直ストーリーは「そのオチつかっちゃうか・・・」という、シナリオ的に限りなくタブーに近い落とし方をした。
そのあたりの考慮・・・ってわけでもないけど、真紅ファン以外にとっては割りと暇になってしまうゲームなのかも。
ギャクに真紅が好き~と言う人にとっては最初から最後まで真紅や青空の話がついて回るので、楽しめるのかなぁ・・・。
そういえば1週目と2週目で一部演出が違うとか何とか。。。
さすがにプレイしてないので、気になった方は確認してもいいかもしれない。
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[レビュー]景の海のアペイリアの感想
2017-11-02 Thu 00:00
<作品名>     景の海のアペイリア
<製作会社名>   シルキーズプラスDOLCE


景の海のアペイリア
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S++ 】
近未来の東京を舞台として主人公が偶然に自我を持ったAI(強いAI)である『アペイリア』を作ってしまうことから物語が始まる。
主人公たちがアペイリアの機能を使って作られてしまう完全没入型VRMMO「セカンド」がデスゲームになり、主人公はなぜかタイムリープに巻き込まれてしまう。そんな中で数少ないヒントからアペイリアを狙う存在に気が付く――魔法あり科学ありの仮想世界と現実世界で繰り広げられるAIと人間と時間の戦い。

作品は三羽√→ましろ√→久遠√→アペイリア√(TRUE)の順番に構成されており、選択肢等は出現するものの、上記の順番が変わることはない。
一本道の√ではあるものの、上記√はそれぞれしっかりと作られており、全体的なボリュームは一般的な作品とさほど変わりないといえる。

今回の作品で特徴的ともいえる要素が3つある。

一つ目が今作の主人公「零一」。公式的に変態と認定されており、エロに従順で基本的にどのシーンであってもエロ関係の話題でふざけていることが多いことから、基本的な会話は非常にバカっぽく、戦闘シーンの一部でも声があったりと力が入ってはいるのだが、どこかバカバカしいやり取り描かれているのは確か。仮想世界では複数のヒロインやそれ以外の女性キャラと関係をもつこともある。
しかしながら頭脳は非常に優れており、AI関連の知識はもちろんの事、状況把握や作品のメインともいえる頭脳戦のメインを担っていた。

二つ目がシナリオである。
正確に言うとテーマとなっている時間素行やそれに類する伏線で、作品の性質としてシュタインズゲートのような本格派の科学ADVに近い側面を持っている。
これらは非常に高いレベルで作られており、与えられた一つの状況で二転三転する現実を楽しめるのもこの作品の良いところである。
特に時間素行(タイムリープ)に関しても、「そういうもの」として置いておくことなく、量子論等を使った独自の解釈で、できるだけ現実の現象と齟齬がないようにじっくりと説明しており、それに付随した状況説明も作中では多く行われていた。
しかしそれだけに、内容が非常に難しくなっており、特に後半は解説用の図があるといえども理解には何度も読み返す必要があり非常に時間がかかる。

そして最後が魅力的なヒロインたちの存在である。
ある意味これは二つ目と被っている部分も多いのだが、秘密を抱えるヒロイン達と過ごしていき、そして協力して問題を乗り越えるシーン。そしてそのあとに待ち受ける展開。
変態的な主人公ではあるものの、恋愛描写はしっかりと描かれており、よく作られていた伏線と合わせて感動的なシナリオでは思わず泣いてしまうこともあるほど。

総じてすべてのレベルが高いということは言うまでもない。
しかしながら絶望的に相性が悪い要素があったのも事実。
科学ADVとしての側面が強かったところ、主人公がすぐにふざけるため力が抜け、すぐにヒロインたちの感動的なシーンに流れたりもする。
感情の起伏も非常に激しく、とくに冗長となりがちな説明部分で気持ちが置いて行かれる人も多くいるだろう。

上記の点を含めたうえでもシナリオがよくできていることを否定はしないが、最後の広げ過ぎた風呂敷のたたみ方を含めて、改善点は多くあり、泣きゲーとしては高く評価していないというのが今回の総じての感想ともいえる。


【推奨攻略順 : 無し 】
選択肢はあるが1本道の作品。


CG : 【 S 】
線が細く濃い塗りの絵。
枚数に関してはHCGが多めに用意されて入るものの、一般CGもある程度用意されており十分と言える。質もかなり高めで戦闘用のものから、日常シーンのものまで幅広いジャンルのものが多彩に描き出されている。


音楽 : 【 S 】
BGM38曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
BGMは数多く用意されており、現実世界と仮想世界という二つの世界に対応したものが用意されており、他にもAIをテーマとした「アペイリア」を代表とする不思議なBGMなどがあり、特に戦闘シーンや思考シーン等の暗めのBGMが多かった印象。
Vo曲はOPの「アペイリア」が印象的。BGMの同名曲とは違い、暗い雰囲気から始まる走るような旋律は非常にかっこいい。
対してのED「信じられるよ」はゆったりとした曲調。


お勧め度 : 【 S+ 】
時間遡行をテーマとした科学ADV、仮想現実を舞台とした剣と科学のファンタジー、そして恋と青春の物語。
要素としてはかなり含まれているが、もっとも評価できるのは科学ADVとしての側面であり、科学・近未来系、時間系の理論がしっかりと説明されている作品が好きな方にこそお勧めしたい作品。

逆にシナリオを深く読み込むのが苦手の方や、キャラの可愛さなどをしっかりと楽しみたい方にはお勧めしにくい作品。


総合評価 : 【 S+ 】
総じてシナリオはよくできているものの、全体的なバランスがとれておらず、改善点も見られる、泣きゲー重視の評価としてはこの程度。


(ぶっちゃけコーナー)
まず、凄い良く作られてるよね。
スリット実験とかはやっぱりその分野に少しでも興味を持っていた人間ならワクワクするし、ここまでしっかりとタイムリープについて考えていた作品もあんまりないと思う。
ただ、それだけにすごい理解が疲れたけどね。。。
何処に触れてもネタバレしそうだけど1点だけ。
上でも触れてたんだけど、簡単に言うと展開が不自然(というか早い?)。
というか、そうならざるを得ないんだけど、登場ヒロインや主人公たちの心は良く描写出来てはいたんだけど、すごく現実離れした場面だからこそ想像が追い付かないし、その「感情」に根差した「行動」というものにつながりを感じにくかったのかも。
そのへんをもっとはっきりとした…いや、はっきりと書いてはいるんだけど、もうすこしだけプレイヤー側に持ってきてほしかったのかも。
そういう意味では主人公が一番現実離れしてたかも。
まぁ、今回の主人公は感情移入するべきかどうかというのも一つの問題か。。。
時間・仮想世界・人間・AI…いろんなものが詰まった作品だから、最後の終わり方からも色々な解釈ができそうだし。
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[レビュー]サクラノモリ†ドリーマーズ2の感想
2017-10-26 Thu 00:00
<作品名>     サクラノモリ†ドリーマーズ2
<製作会社名>   MOONSTONE


サクラノモリ†ドリーマーズ2
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
『サクラノモリ†ドリーマーズ』(以下「1」)の個別√分岐地点からの続編を描いた作品となっており、公式曰くファンディスクではない。
シナリオはその続編部分とまどか√とが交互に描かれる形をとなっている。

シナリオは一本道で攻略時間も6-7時間とかなり短めで全部攻略後に各キャラ(+ハーレム)のHシーンが解放される。
それを含めても10時間もあれば終わってしまう作品なので、ボリュームとしてはかなり乏しいといってよいだろう。
主人公やヒロインの数に増減もないのだが、まどか以外は各個別√というものも存在せず、まどか以外のヒロインにおいてはあまり活躍シーンがない。

内容はもちろんホラー・グロ方面の話で、全て片付いたはずの桜之杜であらたな事件が発生するところから始まっており、前作同様お得意のホラー・グロシーンも多くある。
前作まででは「ボダッハ」や「いにしえのもの」といった、ある種の自然災害のようなものとの闘いという側面も強かったが、今回は人災と言える部分が多い。
また上記の点に付け加えて、こちらにも戦力があるので『仄暗き時の果てより』のような死に掛けの緊迫感や訳の分からない怖さのようなものは抑えられている。

2ということで、「1」の内容を把握していることは最低限(シナリオ内でも軽く回想はあるが、それでもすべてを把握することはできない)で、中には「1」からのキャラだけではなく、「仄暗き時の果てより」のキャラも登場したりもするため、発言の真意を理解するためにはそちらのプレイも必要となるだろう。
「1」からの登場キャラの背景設定なんかも出てきてたりはするので、続編的立ち位置ともいえるのだが「まどか救済措置」「ハーレームゲー化」という要素が強いのは確か。


【推奨攻略順 : 無 】
シナリオが一本道です。


CG : 【 S 】
独特の塗りの絵。
一般的なCGや立ち絵にかんしてはちょっと固めの筆質で書かれており、その出来も少々上下があるのが特徴的(特に男に関しては)。
ホラー&グロCGに関しては手放しでほめられる質となっている。


音楽 : 【 S 】
BGMは前作からのものを多く多用しており、どれが使われていなかったのかは判別不可能。
Vo曲にかんしては前作からのものも一部使われているが、OPとEDがそれぞれ1曲ずつ追加。
世界観にあわせた妖しい雰囲気の曲である。


お勧め度 : 【 S+ 】
残念ながらグロ・流血耐性の無い方、ホラーが苦手な方はプレイを推奨しない。
また、前作『サクラノモリ†ドリーマーズ』をプレイしていない方のプレイも推奨はしにくいだろう。
あくまで前作を気に入った方がプレイすると、という評価。
上記でも述べたが中には『仄暗き時の果てより』の登場人物も出てくるため、プレイしておいて損はないかもしれない。


総合評価 : 【 S 】
全体的な完成度は高いのだが、いかんせんFD的要素が強すぎて評価としてはこの程度。


(ぶっちゃけコーナー)
ホラーゲーってあんまりないジャンルだから、普通にプレイしていて面白いよね。
ただ本編は面白いんだけど、相変わらず個別√が光らない。
「仄暗き時の果てより」では結構いい感じの分岐があったように思えたんだけど、この内容だとどうなんだろう…。
まぁ、グリザイアみたいにシリーズにするのもええのかもしれんけどなぁ。
それにしてもあの終わり方は…少しふざけてるのかと思ったくらいだわ。
陰鬱な雰囲気こそすべて! とまではいかないけれど、なんか最後強引に「萌え?」にもっていってた気がして、そのへんが気になったなぁ。
一応伏線はいろいろ残してたし、土台的には3をやることもできるんだけど、どうなんだろうなぁ…「2」を作ってること自体びっくりだったし、「1」ではまどかがかわいそうだったから、その救済措置としての「2」はまだ受け入れられるんだけどこれ以上はさすがに冗長かなぁ…という想いもなくない。
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