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[レビュー]空と海が、ふれあう彼方の感想
2018-06-21 Thu 00:00
<作品名>     空と海が、ふれあう彼方
<製作会社名>   PULLTOP


空と海が、ふれあう彼方

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S++ 】
小笠原諸島にある人口約2000の島『父島』、本島から船に揺られて24時間のその孤島を舞台とした作品。
どこまでも続く青い海と空を舞台に「人生はアドベンチァ」をテーマとして描かれる、一夏の大冒険。

テキストはすっきりとしていて非常に読みやすく、会話だけではなく風景の描写等も非常に美麗であったのも印象的。
また、プレイヤーになじみのない実在の父島やスキューバーについて、Tipsを交えて分かりやすく説明してくれているあたりもありがたい。

ミドルプライスゲーということもあり、シナリオの分量は全体的に少ないが、それでも非常によく作りこまれた作品となっており、特に雰囲気作りや心理描写に関してはフルプライスゲーのそれを大きく上回る出来となっている。

「一つの出来事経て少女から、少しだけ成長する少女の話」、ただそれだけの話なのだが、そこに笑って泣けるストーリーがぎっしりと詰め込まれている。


共通√【 S+ 】  3h
主人公が父島を訪れてからの数週間を描いている。
展開がすっきりと洗練されており、特にエミリィの目的を知ることになるまでの流れは青春系のゲームとしても手放しで称賛したい。
父島特有ののんびりとした雰囲気と「何かが始まる」という期待感、そして合間に挟まれる主人公とヒロイン達の恋模様は、青春ゲー最大の魅力ともいえるだろう。
作品の特徴ともいえる、舞台の小笠原諸島『父島』で行われているスキュバーダイビングの様子や海中の描写等の美しい海の魅力を前面に押し出されている部分でもある。


『空と海が、ふれあう彼方』オフィシャルサイト
白瀬 恵海莉(エミリィ)√【 S+ 】  1h
主人公が父島へ向かう船の上で出会った金髪の美少女。
初対面の人間に対しては引っ込み思案な所があるものの、基本的には天真爛漫でいて頑固。周りの人を自然と巻き込んでいくタイプ。とある理由から海やそれに関連する物が嫌い。

個別√は彼女が小笠原諸島へ来た目的と合わせて彼女の家族をメインテーマとしている。
シナリオ自体は非常に短いが、起承転結がはっきりしており、伝えたいテーマも明確で、終盤の王道の展開等も併せて、笑って泣いて感動できる話になっている。


『空と海が、ふれあう彼方』オフィシャルサイト (1)
小笠原 ちさ√【 S+ 】  1h
主人公が島に来た時によく遊んでいた島に住む女の子でスキューバーのバディを務めたこともある。
明るく活発な性格をしており、お人よしでもあるので、観光客にも親切に接している。
海で泳ぐのが非常に得意で、イルカと共に泳ぐ姿はテレビにも取り上げられた。

個別√では、ちさの抱える想いを、主人公の過去の出来事を絡めて描き出している。
父島という小さな世界で長い時間を過ごしたちさだからこその心理描写の数々は見事というほかなく、とても切ない恋のお話となっている。


[ 主人公 ]水野 洋輝
夏休みを利用して、父島にある祖母の家へ久しぶり遊びに来た。
幼い頃は毎年きていたが、両親の仕事や部活の関係もあり足が遠のいていた。
明るく心の大きな人物で、正直に感想を述べることも多いため、その言動から「女たらし」と揶揄されるシーンもある。
祖母が父島で開いているお店「カフェマチコ」を継ぐため、料理人を目指している。


【推奨攻略順 : エミリィ→ちさ 】
どちらを先にプレイしても問題はない、当方はこの順番でプレイした。

CG : 【 S 】
線は細いがはっきりとした絵。
ミドルプライスということもあり、枚数は多くないものの、美しい海を中心とした美麗なCGが多く、完成度は高い。
また作中では短い動画等を多く使っており雰囲気作りの一端を担っていたことだけはしっかりと付け加えておきたい。また、SD絵も数枚存在している。


音楽 : 【 S++ 】
BGM18曲、Vo曲1曲(OP)という構成。
数が少なめではあるものの、ミドルプライスということを考えると大容量で作品の要と言える部分でもあり、ある意味一番評価している。
BGMには今作の舞台である南国を意識しつつも純正のPULLTOPらしい「Open Water」や「Have a Good Dive!」等良曲がそろっているが、あえて一つあげるなら「Living Nature」南国風ののんびりとしたテンポと、中盤に入る遠くまで響き渡るハーモニカの旋律が非常にマッチしており、単体として聞いても非常に味のある良曲。
まり子さんが歌う「Step into the Ocean」はOPにふさわしいイントロの入りからガンガンにテンションを上げてくれ、歌詞と合わせて何かの始まりを意識するワクワクを連想する曲となっている。
この曲は作中の別のシーンでも流れるのだが、これが何故か泣けてしまう。


お勧め度 : 【 S++ 】
太平洋に浮かぶ楽園を舞台とした作品ですが、そんな舞台を好きな人はぜひ、嫌いな人もとりあえずプレイしてほしい名作。
青春をテーマにしたシナリオは読みやすく幅広い層へ感動を伝えてくれる。
全年齢&ミドルプライスということで手が出しやすいのも魅力で今作が気に入れば、過去作にも手を出してほしい所。


総合評価 : 【 S++ 】
ミドルプライス作品ではあるがそれ以上の内容となっており、非常に高く評価できる作品となっておりこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
すごくいい作品というのを最初に言っておきたい。
まず舞台は現実に実在する小笠原諸島に属する「父島」なんだけども、言うまでもなく海の美しい楽園と呼ぶに相応しい場所。
この作品のタイトルにもあるけれど、海だけじゃなくて空もいいんだよね、昼の壮大な景観ももちろんいいんだけど、過去作に関連して夜の海と空のシーンのというのもこの作品の大きな魅力だと言える。
よるといえば花火のシーンもなかなか迫力があってよかった。
動くエフェクトを使った花火と大音量の爆発音は結構臨場感のでるもので、又その音を使ったちさのシーンなんかも印象的だった。
音声関係でいえば音楽以外に、声の左右への振り分けも印象的。
全てのシーンで使われていたわけではないものの、バイノーラルもかくやというレベルの品質なのでそのあたりも楽しんでほしい所。

もちろん、シナリオの素晴らしさは言うまでもないだろう。
値段的関係もあり短めのシナリオではあるものの、だからこそ非常によくまとまっており、すっきりとして読みやすい青春ゲーに仕上がっている。
誰しもが憧れる一夏の大冒険の魅力がぎっしりと詰まっており、上質なシナリオを上記で語ったような要素がシッカリとサポートをしてくれている。
各部が非常に良くかみ合った名作と言えるだろう。
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[レビュー]ココロ@ファンクション! NEOの感想
2017-12-20 Wed 00:00
<作品名>     ココロ@ファンクション! NEO
<製作会社名>   PULLTOP


ココロ@ファンクション! NEO
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
前作『ココロ@ファンクション』のFD、「NEO」
『NEO』は『Network Enhanced Operation』の略で、コンセプトとして「ココロ、つながる」「想いの、チカラ」「ひろがる、ネットワーク」の三つをあげている。

シナリオは全部で5本あり、その中でも白草姉妹はかなり短い。
その他の√では各ヒロインのアフターシナリオから発展したシナリオとなっており、分量的にも平均的なヒロイン√1本分はある。
特徴的なのは、今回ヒロインに昇格された智慧。
彼女の個別√はもちろん、水菜やNEO√(朝顔√)では非常に重要な立ち位置におり、聖√ではシナリオの各となるほどピックアップされている。
ココロ@ファンクションという作品の続編ということもだが、智慧にもスポットが当てられた作品ともいえるだろう。

近未来を舞台とした作品という点も忘れておらず、しっかりと雰囲気は継承・発展させられている印象。シナリオにも絡んでいる部分では、少々専門用語も出てくるため耐性がある人以外には難しい部分もあるものの、太陽自信もそういった部類の人間であるためか、各ルートそれぞれで割とわかりやすく解説してくれているので、そのあたりは問題ないだろう。

ココロ@ファンクション! NEO (3) ココロ@ファンクション! NEO (2)
ベル&速水 朝顔√(NEO√) 【 S+ 】  4-5h
朝顔ルートアフターからのシナリオ。
朝顔のおかげで『ともだち』について知る事が出来たベルが次に興味を持ったのは朝顔と太陽の『こいびと』という関係。
それらを理解するためにもう一度人と同じ大きさになって学校に通うことになったのだが、『ココロファンクションNEO』が登場し――ベルと共にココロファンクションが戻ってくることで再び動き出すCFCの騒がしい日々、そしてそれと共に描かれる朝日と太陽そしてベルたち、人とプログラムが紬ぐ物語。

シナリオのタイトルや長さからもわかる通り、作品のメインシナリオと言っても過言ではない内容。
朝顔やベルに焦点が当てられた内容にはなっているが、この√でも智慧の存在は割と重要な部分を占めており、彼女の太陽への切ない想いは思わず感じ入る部分がある。
後半は前作と同様スマート本社が絡んだ話になっており、一部では演出等を工夫している場面も見られた。
この作品がずっとテーマにしていた「ココロ」について、前作では表現しきれなかった部分を描いてくれている。


ココロ@ファンクション! NEO
蓮ヶ瀬 水菜√ 【 S 】  2-3h
ユナイティツリーでの告白の後のお話。
シナリオ自体はインストールされたココロファンクションの対処のために紛争する水菜に、新たなココロファンクションによる災難が降りかかるというもの。
前作では描き切れなかった恋人になった後の水菜の魅力を描きつつも、イベントとしてはエロシーンに重点をおいた√となっている。


ココロ@ファンクション! NEO (1)
譲葉 聖(+ 智慧)√ 【 S+ 】  4-5h
本編での生徒会(智慧)との一軒の後の話。
中盤は生徒会役員であるかすみのオルカに発生した新しい心ファンクションのアプリを中心として巻き起こる騒を、後半は後任の生徒会長を決める一連の問題と合わせていまだに残る智慧の太陽への想いとをテーマとしたシナリオとなっている。。

智慧の問題に関しては最後まで絡み、√中では聖と同じくらいに智慧の心理描写も行われており、各シーンでの見どころも多い。
また、シナリオ後半には選択肢があり、聖√と聖&智慧√に分岐する。

ふんだんに散りばめられた聖との甘いシーンと共に、智慧の秘めていた恋心について智慧√とハベルの視点から見ることができ、二人の魅力を十二分に発揮した良い√。


ココロ@ファンクション! NEO (4)
遠藤 智慧√ 【 S 】  2-3h
太陽の事を慕っていた副会長で真面目で規則主義の人間だったため、かの騒動で太陽が生徒会を追われてからは会長となってCFCを目の敵にしていた。

『もしも太陽がCFCを作らなかったら』のコンセプトのもと作られたIFの個別√。
太陽が全校生徒から非難される中、心にしこりを残したままの智慧は自分のオルカの中に新しいアプリ「ココロファンクション・バージョンインプレッション」があるのを見つけて――というシナリオ。
智慧が抱く淡い恋心をメインテーマとした良くも悪くも一般的な恋愛学園物√。


ココロ@ファンクション! NEO (6) ココロ@ファンクション! NEO (5)
白草 めばえ&白草 いぶき√ 【 A 】  0.25h
本編の二人攻略後のアフター√でアプリの暴走に端を発したシナリオとなっている。
内容としては非常に短く、特に語るべきこともない。


【推奨攻略順 : 白草姉妹√→智慧√→聖√(→聖&智慧√)→水菜√→NEO√】
攻略順は自由。


CG : 【 S 】
前作同様の品質。
分量に関してはHシーンが多く、一般的イベントシーンは少なく感じるものの、それでも十分量を揃えているという印象を受ける。
また一部イベントシーンやHシーンでは動画を駆使するなどの演出的努力も見られる。
SD絵も豊富に用意されており、魅力の一つと言っても過言ではないだろう。


音楽 : 【 S 】
BGM不明、Vo1曲(OP)。
BGMの大半は前作のものを使用しており、一部追加BGMもあるはずなのだが数は多くなくどれかは不明。
新規追加のOP「ミライサーキット」は世界観にあわせた透明感の高い曲。
最初こそ盛り上がりがない曲に感じるが、真価はOPという形ではなくシナリオ中での挿入歌という形でこそ輝く。
聞き馴染むことで良曲になっていく曲と言える。


お勧め度 : 【 S+ 】
前作の「ココロ@ファンクション」をプレイしていることが前提。
内容もできることならば覚えておきたいが、一部分は補完してくれている。
近未来の雰囲気が壊れることなく再度表現されており、そういった部分が好きだった人にもおすすめがしやすい。
キャラクターとしては特に智慧の重要度がかなり上がっているので、前作で攻略ができなかったこのキャラクターが好きだった方にはお勧めしたい。
白草姉妹を目当てに買いたい方には残念だが諦めてほしい作品。


総合評価 : 【 S 】
FDとしての完成度はさすがと言ってしまいたくなるほど高い。
しかし、前作同様あと一歩が足りないのも事実。


(ぶっちゃけコーナー)
今回は思った以上に智慧ちゃんがいい仕事してたなぁ。
テーマというか、扱い方が一緒だったのがもったいないところだけど、彼女が絡むとどのルートでも泣きそうになってたわ。
あとはやっぱり安定した演出なんだろうなぁ。
挿入歌とかもそうなんだけど各BGMもそうだし、ちょっと動きを入れたイベントシーンとかはただのCG表示するよりも効果的だと思う。
シナリオとしてはHシーンがかなり多かった印象はあるけれど、そこはFDとして…というのがあるだろうし、何より雰囲気とかも崩れてなかったのはよかった。
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[レビュー]この大空に、翼をひろげて SNOW PRESENTSの感想
2017-12-18 Mon 00:00
<作品名>     この大空に、翼をひろげて SNOW PRESENTS
<製作会社名>   PULLTOP


この大空に、翼をひろげて SNOW PRESENTS
公式ホームページ
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シナリオ : 【 S 】
本編後とソアリング部アフターの間、碧たちが4年生の冬休みを舞台にした作品であり、ソアリング部での冬合宿を終えた碧と小鳥トビウオ荘での疑似同棲をメインとした作品。

作品は年末の約2週間の話となっており、カレンダーから各イベントチャプターを選択する方式をとっており、特定チャプターをクリアすることで選択肢が増えたり、話の続きが読めたりする。

足が不自由だった小鳥がリハビリを行うなかで目標とすることを羅列した「やりたいことノート」と題したノートを作成しており、そのノートの存在を知った碧がその願いをひそかにかなえてゆく…という内容になっており、基本的に最初から最後まで二人のイチャラブストーリーとなっている。

全イベントCG以外だけではなく立ち絵を3Dモデリングしていたり、録音をバイノーラルにしていたりとシナリオ以外にも没入感を煽る形式をとっている。


【推奨攻略順 : 無し 】
√が存在しないため、攻略順も存在しない。
選択チャプターは日付順でよいが、コンプリートの為には特定チャプターを見た後に既読のチャプターを再度読む必要もあるため、攻略サイトを参考にしてもよい。


CG : 【 S 】
イベントCGは2Dイラストをもとにモーションイベントムービーに。
立ち絵などは本編のOP等でも使われていた3Dモデリングをさらに進化させたものを使用しており、作中ではいろいろな動きをする小鳥が見られる。


音楽 : 【 S 】
BGM3曲、Vo曲2曲(OP+α)という構成。

OPは小鳥のキャラクターソングである「PrivateSky」が本編のテーマソングの旋律等をつかいつつ、作品の雰囲気に合わせた可愛い曲に仕上げられている。
また本編ではあまり関係ないものの「Perfect sky 合唱Ver」等もセリフ入りでまた違う魅力のあるボーカルソングとなっている。


お勧め度 : 【 S 】
ころげての小鳥ファンのための作品。
シナリオとしては短いのでそこだけは残念だが、それ以外という意味では3Dモデリング等を非常に頑張っており、FDとしての新しい可能性を感じる作品。
もちろん、ころげてをやっていないならあまり面白く感じられないだろう。


総合評価 : 【 S 】
FDとしては評価しずらく取りあえずこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
『ころげて』自体がまぁ凄い作品だからね、普通に面白いわ。
各3D描写とバイノーラルの愛称はすごいね、この次はVRくらいしかないだろうしなぁ。
没入感という意味ではレベルも高く、シナリオも薄いけどサクサク読めるから飽きも来ないよね。だからかもしれないけど、純粋に「小鳥ってこんなにかわいかったっけ!?」ってなる作品だと思うわ。

作り手の小鳥への愛がひしひしと伝わるんだよね、スタッフに愛されてるわ。。。
正式に「ころげて」のアフターが出ている事やメインとしてイチャラブが押されているってところとか、あとはやっぱりあの作品への熱い想いみたいなのが変わったらいやだな~というのがあってこの作品は実は長い間手を付けていなかったんだけど、全く別物として受け入れられるもんだな。
一層、あの空へ熱い情熱を向ける作品に帰ってきてほしいという想いがつよくなったわ。
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[レビュー] 見上げてごらん、夜空の星を の感想
2016-02-17 Wed 00:00
<作品名>    見上げてごらん、夜空の星を
<製作会社名>  PULLTOP

見上げてごらん、夜空の星を

シナリオ構成
S++
攻略キャラは4キャラ。共通も各ルートもボリュームはたっぷりあり、全体的なシナリオ量は十分と言える。
前作「この大空に、翼をひろげて(以下ころげて)」と比べると共通は少し少ない。

【推奨攻略順 : ころな→織姫→沙夜→ひかり】
攻略順に指定はない、個人的に箱の攻略順。
だが最初にもっとも出来の良いひかり√をやるのも方法の一つ。

CG
S
言うまでもなく美麗なCG。
量も多く、一つ一つの質も高い。
SD絵の量が豊富なのも魅力の一つだろう。

他にかける部分がなかったのでここに併せて書かせてもらうが、とにかく星に関する演出が素晴らしい。
星々のキラメキや星座、影絵、星が望遠鏡で見えるシーンなどなど、言い尽くせないほどのシーン演出がなされており、これもゲームの魅力の一つだろう。

音楽
S++
Vo曲2曲(OP/ED)、BGM30曲という構成。
最大の魅力はVo曲が作品の雰囲気と合っている。OPの「Winter diamond」のイントロや「Star Map」のサビといった非常に強い魅力は作品を大いに助けてくれていた。
BGMでも「Planer in the Telescope」全体的に夜空の星をイメージしたキラキラした曲が多い中、「Around the earth」や「Star Gazer」などなどの魅力的なBGMが数多く存在しており、この作品の評価したい部分の一つである。

お勧め度
S++
天文部という青春学園ものという意味でプレイは推奨できる。
一つしてほしくないのは、前作のようなものを期待してしまうという事。
同じ空をテーマにした作品だが、ジャンルは少し別でどちらかというと恋愛に重きを置いた作品になるので、どうしても燃え上がる要素はすくない。
もちろん青春成分も一般作品と比べると大いに豊富。

総合評価
S++

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今回の作品は天文部が舞台。
主人公は昔のある出来事から「星を見ない天文部員」ということで校内でも噂になる人物。

今回の作品は過去の出来事が一つのキーとなっており、作中ではよく昔のシーンが挿入されている。それらをもとにして描かれる現在の恋愛や部活(天文に関する活動)の様子は物語の一つの見どころといってよいだろう。

今回の作品も「青春学園物」ということで、前作「この大空に、翼をひろげて」と比べられてしまうことが多い。
そもそものテーマとして空を飛ぶことを目的とした「ソアリング部」と空を見ることを目的とした「天文部」ではスケールの違いがある。
前作感じた、壮大でいてカラッとした爽快感に比べて今回の作品はどことなくこじんまりとした感想を受けてしまうだろう。
それは望遠鏡という小さなツールで広大な空を見てしまうからである。
しかしながら、今回の作品の最大の魅力はそこにあるといってもよい。
望遠鏡が受け取るのは、何十、何百、何千、何万光年と離れた光であり、そこには誰も知らない、知ることのできない神秘があり、莫大な闇があり、それらは特にみる人を混沌へと陥れ不安な気持ちにさてしまう。
しかしながら、そこに確かに存在する惑星や恒星、彗星、流星…etc、人間の目で見ることが叶わなほどのスケール。見上げた空に浮かぶ星々に想いを巡らせ、時に神話を当てはめたりして楽しむ。
そして、誰も知らない宇宙の真理を一つ一つ解き明かしていく…他の人から見ると確かに地味なのかもしれないけれど、それは何よりも壮大でいて、荘厳でいて、圧倒的なモチベーションンを引き出してくれるコンテンツと言えるだろう。

「天文」という難しい分野に関しての作品は多くあるが、ここまでしっかりと星々と向き合い、そして青春物として昇華させた作品は少ない。
今回はさらに恋愛という意味、とりわけ人間の感情に即して描かれており、非常に味わい深い作品となっている。それらの趣旨を理解して音楽をはじめ演出部門の助けも大いにあった。
全体的な調和という意味では前作にも負けていないだろう。
誰もが想像する青春学園ものではなくPULLTOPだけが描ける作品として強く評価したい。

【総括】
全体的なレベルの高さは言うまでもなく、込められたメッセージ性もありこの評価を付けることに迷いはない。

(ぶっちゃけコーナー)
まず驚いたのはやっぱり演出なのかも。
ひかり√後半のあれにはやられたわ…。
沙夜√も他の2√と比べると込められたストーリー性は強いけど、個人的にはひかりが好きだった。時折挿入される過去の話も好きなんだよなぁ。
泣けるシーンもきっちり仕込まれてるし、次回作という意味でも期待できる作品。
そういえば作中に恵風学園や天音さんっぽいのも出てきててから世界はいっしょなんだろうな。
一部√だったけどそういう演出も好きw
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[レビュー] ココロ@ファンクション!の感想
2013-11-01 Fri 12:00
<作品名>    ココロ@ファンクション!
<製作会社名>  PULLTOP

00.png

シナリオ構成
S
攻略キャラは全5キャラ計6ルートのゲームになる。
共通ルートは比較的に長く、各個別ルートにも長さの差があるものの概ね2~3h程度あり全体としてのボリュームは十分といえるだろう。

【おすすめ攻略順 : めばえ→いぶき→双子→聖→朝顔→水菜】
(朝顔、水菜は最後がお勧めです)

CG
S
絵はいつも通り、線が細く淡い塗り。
立ち絵は影の付け方に少し癖のある絵。イベントCGは枚数が少しHシーン用よりになっているものの、質・量は安定している。
その他、細部に至るCGでの世界観作りに関しては文句なしのレベル。
SD絵はかなり豊富。

音楽
S+
BGM25曲、Vo曲2曲という構成。
全体的に少々近未来をイメージした機械的な曲やテクノ調(?)が多くみられる。
特にVo曲「ユレルサイクル」等はinst版も含めてなかなかに聴きごたえのある良曲。

お勧め度
S+
近未来学園物。
一応学園でのグループかつどうを中心として繰り広げられる作品なのだが、基本的にギャグ・エロ成分が多く、物語自体もあまり重い方向へは行かない。
あまり難しく考えずにプレイするなら、適度に内容があり、適度に面白みがあり、適度にエロゲーではあるのでお勧めだが、前作のような重量感ある青春物とは言い難く、そういうものを求めている方にはお勧めはしていない。

総合評価
S

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【物語について】
近未来都市が舞台のこの作品。
携帯が義務付けられている携帯デバイス、そこに知らぬ間にインストールされていたアプリがこの作品のすべての始まり。

作品には、アプリの暴走を抑えるという活動の基、電脳世界も少し出ては来るのだが、基本的に現実学園生活がメイン。
ただ、その世界観の作りこみ方はかなりのもので、各所にアニメーションを使用していたり、コンフィグから各種ウィンドウまで作品に合わせた統一性を持たせており、プレイし始めた瞬間から、物語以外の部分だけでも世界に引き込まれてゆく。
また、この系統について回るこの世界固有の名詞等も、TIPSとして1度は表示され、その後いつでも確認できるようになっている、その上基本的に説明も簡単なため、あまり疑問を抱くことなくプレイは出来るだろう。

序盤と中盤、そして後半にかけて物語全体の雰囲気がガラリと変わるのがこの作品の特徴で、作品としては基本的に青春系のお話になっているのだが、共通ルートに関してはギャグ、後半はエロ成分がかなり多い。ただ、ルートによっては後半きっちりとしたSF要素等も入っている。
話自体のテンポもよく、作品自体はスイスイと進められるだろう。
何よりも、ココロファンクションが出てからの主人公がよかった。気取った部分が消え、開き直ったエロイ3枚目となる今作の主人公。
だからこその行動に見どころがあり、笑いながら読み進む事が出来た。

ただ、全体を通して展開自体が甘かったり、描写が足りない。
設定の説明が√順番によって飛んでしまったり、といったシナリオ的ミスが多くみられた。
基本的に書き込みが足らず、省かれている印象を受けるシーンも多く、せっかくの凝った世界間や設定が活かしきれていな印象。
一部のよいシーンもこれらが原因であまり感動はしなかった。
また、サブキャラ等も多く出て入るのだが、√によってはあまり活躍することもなく、おざなり。各部演出などもよいだけにかなり惜しい作品となっている。

【総括】
雰囲気や全体的な完成度という意味では高いのだが、重要視しているシナリオ部分がイマイチなため、抑えたの評価。
期待しすぎずに楽しむことを前提とするなら、世界観等が好きな方に推奨は出来る。

コンフィグに関しては文句が無いのだが、スキップ機能だけはもう少し早く出来るようなシステムがほしかった所(章スキップ等)

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
近未来が舞台の作品で、もちろん電子的バトル(?)みたいなのもあるんだけど、あれだな…何と言うか伏線を回収しきれていないと言うか、やっぱ「活かしきれていない」の方がしっくりくるか。
なんか、あれだけいい舞台だったんだから、
もっと良い終わらせ方あっただろ~とおもってしまう。
サブキャラもよさそうなのがたくさんいたのに、
全ルート終わらせてからのグランド√でも作ればよかったのかなぁ…。
後半にかけて、エロに力を入れている作品だったし、その辺り求めるのは筋違いかも。
しかし、水菜√での聖の扱いはひどかった…風呂場で悲しんでる時にエロシーンはやめたれよ…かわいそうすぎだわ…。
なんにせよ、近未来青春学園物として手軽に楽しむならいいかも?
シナリオを本気で求めるなら止めておいた方がいいけどね。
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