自作の壁紙や泣きゲーレビュー公開しているブログ。チャットルームや自作小説もあります そんな鍵っ子小説家のブログです。
☆★☆★ 毎日0時の定期更新中。現在は壁紙制作・泣きゲーレビューが主活動 ★☆★☆





 


[レビュー]仄暗き時の果てよりの感想
2017-03-04 Sat 00:00
<作品名>    仄暗き時の果てより
<製作会社名>  MOONSTONE

仄暗き時の果てより

シナリオ構成
S+
攻略キャラは3キャラ。
プロローグですらボリュームがあり3h程度、その後の共通ルートも比較的量がある。
残念なことに各ヒロイン√は重複部分を除くと割と短く1-2hというところ。
全体的なボリュームは少し物足りない程度かもしれない。

【推奨攻略順 : プロローグ→駒子→恵里→由乃 】
プロローグと由乃√のみ、固定されているので、実質は駒子と恵里のどちらを攻略するかのみ(あと各BADEND)なので、基本的にはこの流れでいいはず。

CG
S
半分以上がグロCGという異常事態(ぉぃ
全体的な完成度はかなり高く、少しリアルかつ退廃的なイラストは作品にぴったり合致。
あんまりなその質に長く見ていたくなくなるほど。
その他戦闘・能力使用シーン、一般イベントCGもあるにはあるが、数が少なく質の上下も激しいのが正直な感想。

音楽
S++
BGM23曲、Vo曲4曲(OP1/ED3)という構成
BGMに関しては言わずもがな暗めのものが目をつく。
個人的に特筆しておきたいのはVo曲だろう。
「solfa feat.○○」という形で4曲そろえられており、そのどれもが名曲と言って差し支えない。特にOPの「leap in your mind」はイントロのすばらしさもだが、しっかりと歌い上げられたサビからも如実に伝わってくる妖しさは筆舌に尽くしがたい。

お勧め度
S++
ホラーサスペンス作品として名を残せる作品。
前作の「サクラノモリドリーマーズ」よりさらにホラー方面に寄った作品なので、そういった要素が好きだった方にはお勧めしやすい。
ちなみに、前作以上に戦闘シーンはない。
また、ホラーは言わずもがな、グロ耐性が低い方には一切おすすめをしない。
※絵はもちろん文字描写、音もすべて表現されています

総合評価
S+

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

シナリオの内容はクトゥルフ神話を根本に置いたホラーシナリオであり、その他の要素として作中の様々な謎を主人公がタイムリープすることで解決していく、サスペンス物としての側面も持った作品である。

クトゥルフ神話を根本に…という話ではあるが、作中にそういったキャラが出てくるだけで作中ではそういう「怪物」がいるという扱いしかしておらず、一般的にプレイしていてそのあたりを意識することはないはず。

序盤から中盤にかけてはゾンビとの対決ということでかなりホラー的要素が強く、驚かせるため(怖がらせるため)のCGも出し惜しみなくどんどん使っていく。
その質はプロローグまでの流れをして完璧というほかなく、私から言えることは夜にプレイすることを控えることくらいだろう。

作品のもう一つの要素として、とある人物の捜索を中心としたいくつかの謎を追うシーンもあるり、島に存在する「不可視の怪物」と合わせて、シナリオ中での怖さと謎を効果的に深めてくれていた。
物語が進むごとに綺麗に回収されて行く謎も見事であり、そのあたりも見どころの一つと言えるだろう。

シナリオとして完成度が高い部分があるのは確かなのだが、どうしても説得力が弱いorどうしてこうなったのか謎な部分も存在している。
主人公の能力であったり、由乃√であったりと、そのあたりに関しては変な言い訳をすることもなく、気持ちのいいくらい完全放置。

また、ホラーやサスペンス部分に重きを置きすぎて、恋愛要素としての部分が完全に「オマケ」扱いされてしまっているのも悲しいところ。
プロローグくらいまではしっかりと描けていたその人々の動きも、中盤を超えたあたりからドのヒロインの行動に関してもパターン化してしまっており、各キャラの魅力というものがほとんど伝わってこないというのが実情。
もちろん恋愛以外の要素に能力をすべて注ぐのは大事なことなのだが、恋愛に絞らず、各キャラの√をしっかりと作ったり、キャラ自体を作りこむことで、シナリオ的に相互的な効果を得られることもあるはず、と個人的には思っているのでそのあたりをもう少し何とかできる部分もあるような気がする。

コンフィグに関しては基本的な部分がそろっており使いやすい。

【総括】
ホラーサスペンス作品としては一流、恋愛物としてはかなり不得手な作品。
全体的なレベルの高さや、平均から抜きんでたそのテーマを鑑みてこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
こわいよね、ホント夜やるべきじゃない。
プロローグあたりのゾンビがずっと続いてたらたぶん俺は死んでいた…。
シナリオとして綺麗につじつまが合ってる部分が多くて、そのあたりはすごくきれいなんだけど、最終√ともいえる由乃√、その最後のシーンあたりとかを見ると、「…あれ?」ってなるのが確か。
そのへんは書き切れていないだけなのか、そもそも私が見逃しているのか…、動機に当たる部分が結構少なかった気がする。
そういえば作中にサクラノモリドリーマーズの時に出てきた探偵のオジサンとかボダッハちゃんもでてきて、少しうれしかったのは秘密(ぉぃ
スポンサーサイト
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
[レビュー]サクラノモリ†ドリーマーズの感想
2016-08-05 Fri 00:00
<作品名>    サクラノモリ†ドリーマーズ
<製作会社名>  MOONSTONE

サクラノモリ†ドリーマーズ

シナリオ構成
S
攻略キャラは4キャラ、暮羽√からの分岐でBAD√も1つ存在。
共通ルートが長く物語の大部分をしめており、対して個別ルートは暮羽√以外は1-2h程度と寂しいもの。

【推奨攻略順 : 初音→真幌→美冬→(BAD→)暮羽 】
攻略順に特にロック等はないものの、暮羽√のみ他と少し違う物になっているので、最後に回したほうが良いだろう。

CG
S
線が細く、塗りがぺったりとした少し独特の絵。
量も質も一般的ではあるのだが、ヒロイン以外のCGが多く用意されていたことは印象的。
作風からか今回は全体的に暗いCGが多く、中には流血等のCGが存在している。
直視できないよう加工はされているものの、苦手な人は多いかもしれないので注意。
SD絵もかなり少ないが数枚存在

音楽
S
BGM29曲、Vo曲3曲(OP/ED/挿入歌)という構成。
OPとEDは電気式華憐音楽集団のかなり癖のある曲だが、対しての挿入歌は涙腺を刺激する良曲。
作風もあってかBGMもどちらかというと悲しい曲や暗い曲が目立つものの、量が豊富なこともあって各ヒロインテーマ等の曲も充実している。

お勧め度
S+
怪物と戦ったりと少し普通の学園ものとは違う作品ではあるものの、その設定自体は割と面白く全体的に新鮮な気分でプレイはできる。
テキストや絵を含めてグロ描写があったりと、苦手な人は苦手かもしれない。
そのほかホラーテイストな部分も大いに含んだ作品なので、そういうのが好きな方にはプレイしやすいだろう。基本は本編が共通ルートと言われるような作品。

総合評価
S

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

隣に住む幼馴染のまどかに告白をしたその日に何者かに襲われ彼女が死ぬ、という物語の始まり方をする作品。そのため主人公はかなり闇堕ちした状況からスタートすることになるが、それでも様々な理由もあり完全に人間として終わることは最後までない。
ただ、象徴的な出来事として最初の戦いにて自傷行為をためらいなく行ったりと精神的に少し壊れていることはある。

作中にはボダッハと呼ばれる悪霊(死神)や夢の中での戦いなど作品固有の特殊な設定が出てくる。イベントCGも用意されていたため、戦闘シーンが多いかと思っていたのだがそういうわけでもなく、基本は読ませるシナリオで勝負している。

物語自体は11-13章程度であり、そのうちの10章が共通ルートにあたる。
その共通ルートの評価については全体のなかでも非常に高く、特殊な舞台設定の中でもきちんと展開をさせており、プレイしていて十二分に楽しめるものとなっている。
惜しむべくは作り慣れていないだろう雰囲気を醸し出してしまっていたところ。
それは戦闘シーンしかり、敵の最後を描くシーンしかり。
強くなっていく敵に対して、その処理の方法がだんだんと適当になっている雰囲気を強く感じることが多く、とくにラスボスともいえる相手との試合は頑張りこそ感じるものの、どうしても最初の勢いを思い出すと評価が苦しいものとなっている。
ともあれ、共通ルートに関しては評価が高い。

しかしながら、動きのあった共通ルートに対して各個別ルートは蛇足ともいえるほどのつまらないもになっているのが現状。
大きな敵を倒した反動ともいえるが、各ヒロインの問題が発生しているのは確かなのだが、どうしても「とりあえず」という感覚が抜けず、結果として下手な学園恋愛ものを見ている気分になってしまっている。できることなら今まで使っていた舞台設定をもっと効果的に使った話を追加するべきだっただろう。
暮羽√に関してはそのあたりがかなりマシだったが、どうしても共通ルートの続きというイメージが抜けず、個別ルート自体の話という意味では評価を変えられない。

コンフィグに関しては特に問題なくプレイできるが、できればシーンスキップがほしかったところ。

【総括】
設定自体は面白く、それでいてしっかりとかけている部分はかけている。
泣きシーンも一応ある作品ではあるのだが、それでも慣れない作品のためか不器用な展開も目立つ作品であり、良くも悪くも新鮮な作品であり、この評価が妥当。

(ぶっちゃけコーナー)
まぁ、夢に潜って戦うという設定はわかし面白かった。
特に最初の戦いはいろいろと楽しい部分が多かっただけに、後の展開のハードルが高くなってしまったかな。
まどかの扱いに関しては上手だったように思う、泣きゲーならもう少ししっかりと書きこむべきところもあっただろうけど、今回のメインはそれじゃないだろうしね。
ただ、主体をどこに置いてどこをもっと魅せたいのかは考えていかなきゃいけないのかも、ただのキワモノ作品になってしまわないためにも。
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
[レビュー]夏の色のノスタルジアの感想
2015-03-07 Sat 00:00
<作品名>    夏の色のノスタルジア
<製作会社名>  MOONSTONE

夏の色のノスタルジア

【さわり】
3年ぶりに故郷に帰ってきた主人公は不思議な門をくぐり、妹の美羽と共に不思議な世界に迷い込んでしまう。そこで過去の「グループ」のメンバーたちと出会い、そして過去の傷と向き合っていくことになる。

シナリオ構成
S
共通√の1-2章、個別ルートの3-4章と幕間、そしてエピローグの終章の合計6章構成。
それぞれの章は1hほどで全体の文章量は一般的と言える。

【推奨攻略順 : みさき→文音→美羽→祥子】
祥子√のみ3キャラ攻略後のロックがかかっており、それ以外攻略順の指定は無い。

CG
S
線が細く、いい意味でお手本のような一般的な絵。
全体的に安定感があり、美麗といって問題はない。
一部流血CGもある。

SD絵は無いのだが、回想シーン用のラフ画に近い雰囲気の絵が多い。

音楽
S+
BGM27曲、Vo曲3曲(OP1/ED2)という構成。
OPの「ノスタルジア」をはじめ、全体的に不思議でありつつ静かな曲が多い。
タイトル画面でも流れるBGM「追想」など綺麗な曲も多く、気に入る人は気に入りそう。

お勧め度
S
学園物ではあるが、舞台が特殊であまり人の出てこない閉じた世界の話。
なので作品の中に笑いの要素が少なく、どちらかというと暗めのお話。
ホラーや猟奇的な要素もある作品ではあるので、そういったジャンルが好きな方なら手に取るのもありなのかも。

総合評価
S

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

5月5日を繰り返す世界で、かつてのグループだった4人のヒロインと共に過ごす作品。
舞台が舞台なので、とにかく登場人物が限られている。
その上、個別ルートではヒロインと主人公しか出てこなくなるので、かなり閉塞感の高い作品で、すっきりする作品とは言い難い。

共通√ではその不思議な世界設定の理解も重要になるが、個別ルートに向けて各キャラの抱える闇の最初を垣間見ることができる。
各々の抱えるヘビー級の過去と立ち向かっていくことになるのがこの作品のメインとなる部分。しかし、祥子√に限っては最後ということもあり、主人公の抱える闇も解決する。

この作品では、キャラの持つ過去の傷(闇)に対する虚構(物語)を読み解いていくというスタンスを理解できるかどうかに作品を理解できるかどうかがかかっているように思う。

しかし、舞台こそ特殊ではあるもののこうして主人公が自分を含めヒロインの悩みを解決し前に進む作品という物は市場にあふれている。
現に今回の作品で予想のつかない展開という物はあまりなかったので、そうした中でこのシナリオだけで進むにはもう少し、展開が必要だったのかな、と思う。

すっきりとやるには重すぎるシナリオで、じっくりと考え込むには浅すぎる。
どちらにしろ中途半端でどこに感情を置いていいのか分かりずらい作品なので、作りこむのが難しいのならばもう少し簡単なものにしてしまってもよいのではないかと思ってしまった。

作りこむには何が言いたいか、という主張をはっきりしなければならないが、それがあり触れていては普通の作品になり下がってしまう。
この作品は、その失敗例ともいえる作品である。

コンフィグに関しては十分だが、バックログが一面表示ではないので少し見ずらいかも。
システム音声は好きに設定できた。

【総括】
全体的な質は悪くないのだが、どうしても一般的な作品から頭一つ抜け出すことができなかった。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
話がすごくヘビーだし、つかみもよかった気がするのだが読み終わってみると「あれ? これだけ?」となってしまうのだ。
前提のフラグでかなりハードルが上げられていた気がするので、それにこたえきれていなかった印象を受ける。
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
| 青空の翼と過去の十字架 |