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[レビュー]ツギハギめいくぴーす!の感想
2018-01-04 Thu 00:00
<作品名>     ツギハギめいくぴーす!
<製作会社名>   CUREFULL BASE


ツギハギめいくぴーす!
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
趣味も性格も全く違う少年少女が生徒会長の企画した『友達ごっこ』を通して一夏を過ごす、というコンセプトをもとに作られた作品。
青春学園物としての要素が強い今回の作品ではあるものの残念ながらシナリオとして『友達ごっこ』成分、特に『友情』成分に関してはまだまだイベントも少なく、カットされているものも多いため分量が薄いと言わざるを得ず、どちらかというとその設定を活かした恋愛学園物の要素が強い。
夏だけではなく年を跨ぎ、年度末まで描かれた作品であるために、イベント自体は多いものの一つ一つの描写は短く薄い。だからなのか、一つ一つのシーンでの掛け合いなんかは面白く感じるところもあるのだけれど、その薄さが物語自体への感情移入を妨げる部分が多い。


共通√ 【 S 】  3h
綾瀬の『友達ごっこ』宣言から、個別√分岐である年末付近まで描かれている。
メインは『友達ごっこ』のメイン部分と言える夏休みであり、その後に関しては主なイベントをダイジェストで各個別ヒロインシーンをはさみながら展開している。
全体的にサクサク終わる内容となっており、良いシーンも見られるものの全体的に軽い部分が多くあり、読みやすいものの逆に感情移入は起こりにくい。
ちなみに、メインとも思われた綾瀬と主人公の確執に関しても完全に解決してしまう。


ツギハギめいくぴーす! pretending×friendship | CUREFULL BASE
綾瀬川 綾瀬√ 【 S 】  2h
成績優秀、品行方正、名家の生まれで人当たりもよい完璧な生徒会長。
主人公らを『友達ごっこ』に巻き込んだ張本人であり、主義主張がちがう主人公たちを先導してゆく立場で特に主人公とは何やら因縁がある様子。

主人公の幼馴染であることが判明し、そして親友としての関係を取り戻した綾瀬、二人の関係はあくまでも『親友』という体のまま近くなってゆく。
ヤキモチを焼くシーンが多く、親友という関係ゆえにそれをなかなか表に出せない綾瀬を見ることができ、共通ルートとは違う魅力的な一面と言える。
親友として距離を詰めると同時に、恋人ではないというジレンマをテーマにしており、二人がくっついてからのシナリオは殆ど空と言ってもよい。
綾瀬の√は挿入歌が流れたり、綾瀬以外のヒロインが活躍していたりと他の4キャラに比べて優遇されているものの、シナリオ自体の薄さが響き勘当まで至れないのが残念な所。


ツギハギめいくぴーす! pretending×friendship | CUREFULL BASE (4)
遠野 希√ 【 S 】  2h
見た目はロリだが主人公の先輩にあたる。
両親を亡くしているからか倹約家。今は夢のために内職でお金を貯めており、もっと効率の良いアルバイトの申請許可を取るために『友達ごっこ』に参加した。

多くのイベントを一緒に過ごしてゆく中で距離が近づいた二人が、「家賃節約のため」という何とも言い難い理由で同棲をすることになることから関係が進展する。
告白に関しては割と流れるようにすんなりと行われるが、それとは別に綾の失恋が最もよく描かれている√でもある。
メインというわけではないが、希や主人公の両親についての話に少し触れられた内容となっており、イチャラブメインの中にも比較的にしっかりとしたシナリオがある。
チャッピーとの浮気疑惑がもちあがったり、ここぞというときに相談に乗ってくれたりとイベントとしてチャッピーが割とよく出てくる√でもある事を付け加えたい。


ツギハギめいくぴーす! pretending×friendship | CUREFULL BASE (1)
茶屋原 初音√ 【 S 】  2h
主人公の後輩でなんでもよく食べる食いしん坊。
人一倍引っ込み思案でその性格も相まってか成績もよくないことから、学業の手伝いを条件に『友達ごっこ』に参加した。

おどおどとしたところは少しだけなりを潜めて少し明るくなった初音。ある意味二人で過ごすと感じる印象が一番違う相手。
今までは奥手だった初音が主人公のために努力して距離を詰めているシーンやその行動を受けて知らず知らずのうちに恋に落ちている主人公。そんな不器用な二人の様子が描かれており、奥手だけれど好きな事には一生懸命な子犬っぽい可愛さのある初音が見られる√となっている。


ツギハギめいくぴーす! pretending×friendship | CUREFULL BASE (2)
花小路 いろは√ 【 S 】  2h
主人公とは同学年の少女。
実は大企業の社長令嬢なのだが、とある理由から現在は庶民と同じ暮らしをしている。
過去の体験から人を遠ざける癖があったため、友達が全くいなかった。

打ち解けてからはツンデレ成分だけは消えず、男友達のような軽いテンポで掛け合いができる関係になりそこがいろはの魅力でもある。
個別√ではお互いに日々を過ごしていくうちに、いろは方から主人公への想いを募らせてゆく流れになっている。シナリオとしてはわりと平坦なものになっており、お嬢様設定も後半に軽く触れられるだけの内容となっており、基本は恋愛学園物として展開している√。



[ 主人公 ] 相葉 優人
過去のある体験から一人でいることを選んだ自他ともに認めるぼっち。
なぜか『綾瀬川綾瀬』を嫌っている。
基本的に他人とは関わらないようにしているものの、どうしても見逃せない時には助けてしまうなどの行動も見られる。

【推奨攻略順 : いろは→初音→希→綾瀬 】
攻略順に特に指定はないため、好きなキャラからの攻略が望ましい。


CG : 【 S 】
線が細く、比較的濃い塗りの絵。
立ち絵よりもイベントCGのほうが丁寧に書かれている印象が強く、少しだけテイストが違うのが特徴的で一般イベントCGよりもHCGのほうが比重が重め。
立ち絵には目パチ口パクが存在。
また、SE絵も数は少ないが数枚存在。


音楽 : 【 S+ 】
BGM曲、Vo曲7曲(OP2/挿入歌1/ED4)という構成。
Team-OZが手掛ける楽曲ということもあって手堅い物がそろっており、2ndOPのようなポップなキャラソンのようなものから歌詞の内容がシナリオとリンクた各ヒロインが歌う各ED曲等もあり、全体的にアップテンポで明るい。
中でもメインOPの「めいくぴーす!!」は疾走感のある良曲。


お勧め度 : 【 S 】
Team-OZが音楽を監修した作品。
シナリオは恋愛学園物で萌え要素の強い作品のため、中身自体への期待は禁物ともいえる。
キャラクターか音楽、そのあたりに興味が出た人がプレイするべき作品。


総合評価 : 【 S 】
音楽自体は悪くなかったのだがそれ以外がかなり平凡な作品であり、この評価となっている。


(ぶっちゃけコーナー)
全校生徒から友達の名前を上げてもらう事で、逆に浮かび上がった『友達のいない4人』と生徒会長が『友達ごっこ』する…という話はコンセプト自体は悪くない感じがするのだけれど、どうしてもその良さを伝えるにはシナリオの分量が絶対的に足りなかったということと、もう一つ大きなイベントがほしかった所。
わりと綾瀬と主人公の関係なんかもわかりやすかったしなぁ…シナリオのわかりやすさという意味では完全に萌えゲーテイストの作品なんだろうな。
全体的にかなり薄味のさくひんだったからそのへんをどうにかしたい、という意思自体は綾瀬√から感じたけれど、どうにも足りない部分が多かった。
音楽だけではなくやはりシナリオも重視しなくてはならんのだろうなぁ。
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[レビュー]アオイロノートの感想
2017-11-30 Thu 00:00
<作品名>     アオイロノート
<製作会社名>   ad:lib


アオイロノート
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S- 】
一部、比較的良い√(美空、玲央√)があるのも認めるが、正直なところ製品としてはなかなか認めにくいレベルで低レベルな作品。
一つはバグの多さ。
システム面としての不足というのもそうだが、既読スキップが機能として存在しているのに全スキップになっていたりする致命的な不備や、テキストとしても不自然な展開・ご都合主義な展開・異常なまでのシナリオの少なさとそれに付随した折りたためなくなった物語などなど、他にもいくつかのシーンではセリフが抜けているんじゃないかと思うほど前後がつながらない部分が一部あったり、声が入ってなかったり…。
上げだすとキリがない。
特にシナリオ部分においてはどのルートにおいても展開が急すぎる。
事前準備もなく盛り上がりシーンや泣きシーンに入り、浸る暇もなく次のシーンへ渡るという暴挙はプレイヤーを作品で楽しませようという想いが一切伝わってこない演出と言っても過言ではないはず。


共通√ 【 S- 】  2-3h
高校進学と新しい生活への描写もそこそこに数日後のある日、ある出来事から美空が「軽音同好会」を立ち上げようとするところから物語は始まる。

シナリオとしては入学の春~夏あたりを描いたものとなっており、それだけに一つ一つのイベント自体は普通に展開するのだが、日数が非常に早く流れてゆくのが印象的。
青春ラブコメディと銘打った作品ということもあり、ギャグをしつつ(あまり印象に残ってないが)、イベント消化と各キャラの説明や伏線をしっかり敷くことをメインとしており、ボリュームがかなり乏しいので、それのみを行っている印象。


アオイロノート キャラクター
青空 美空√【 S+ 】  2h
主人公のクラスメイト。
非常に美人で、近づきづらい雰囲気をしていたため友達ができなかった可愛そうな子。
友達を作るため「軽音同好会」を立ち上げようとしていたところ主人公と出会う。

個別√では体調を崩した美空にお見舞いをするところから仲が発展する。
控えめな性格とは裏腹に、謎のアグレッシブさで仲を深めようとしていく美空が印象的ではあるが、無知なゆえに純粋になんであっても楽しむことができる美空だからこそ味わえる恋愛の楽しさというものがある気がする。
シナリオとしてどこを触れてもネタバレになるため言及がむずかしいが、青春とは別のベクトルであり、昨今の作品としては珍しいほどにスッパリとした√ともいえる。
終盤の泣きシーンでは玲央も深く関わっており、この作品としては最大の見せ場ともいえるだろう。
いかんせん尺がかなり短かったことだけが残念。


アオイロノート キャラクター (1)
山吹 玲央√ 【 S 】  2h
主人公の幼馴染でクラスメイト。
運動神経がよく、明るい性格も相まって誰からも人気が高い。
主人公の事を異性として意識している部分もあるが、素直に感情に表せない様子。
ちなみに双子の弟である真央も同様に美人で運動神経もよいが、あくまで男である。

彼女の√は非常にストレートな恋愛学園物と言える内容になっている。
どの√でも失恋シーンが描かれているキャラクターだけに、結ばれた後はひとしお。
シナリオとしては主に終盤の展開だけが本編といえる。
美空の事情にも深く踏み込んだ内容になっており、主人公や美空の事が好きな玲央だからこそ起こった出来事をテーマにしており、まさに青春劇と言えるべきもの。
ところどころに急展開や不器用な部分はあるものの総じて安定した√であり、この作品を代表する√と言ってよいだろう。


アオイロノート キャラクター (2)
綾部 唯子√ 【 A 】  2h
学園の2年生で沙織と同じ元演劇部所属の先輩。
おっとりとした性格をしており、なぜか初対面のときから主人公に対して思うところがある様子だった。

個別√では何かと主人公を気に掛ける彼女にたいして、主人公も意識をしてゆくところから仲が発展してゆく。
付き合いだしてからは主人公の身を案じつつ、お姉さん属性でアグレッシブに仲を深めようとする一方で、初めての恋に浮かれ、また恥ずかしがるシーンも見られる。

唯子√のシナリオは他の√と決定的に雰囲気が違い、結構SFチックな話になっている。
やはり気になったのは物語のシステムや雰囲気と絶望的に合わないという事。
シナリオ自体は悪くないのだが、終盤のシーンでは尺が足りないためなのか、前提の雰囲気づくりが失敗したのか、純粋に作りこみが足らなかったのか…様々な原因が考えられるが、とにもかくにも主人公と唯子の言う事や考えがごっちゃになっており、結局作り手の「このシナリオがやりたい!」という想いだけが先行した内容になってしまっており、キャラクターに一切の命が吹き込まれていない。
展開的には十二分に感動する要素もあったのだが、本当にあっけなく展開してしまうので難の感想も抱かず物語が終わるイメージ。
なにより、話の整合性が全く取れないというSF√にとってあるまじき内容になっており、到底物語として完成しているといいがたい。


アオイロノート キャラクター (3)
中島 沙織√ 【 S 】  2h
学園の2年生、唯子と同じ元演劇部所属の先輩。
気が強く、男性が苦手なこともあり初対面だった際は非常に警戒された。
母子家庭のため、多くのバイトをこなしている。

個別√にて恋人関係になってからは、いつもはキツイ性格の沙織が慣れない異性に対してアタフタしたり、ドキドキするシーンが多くみられ、テンプレ的なツンデレの魅力と言えるだろう。

シナリオ自体は彼女の家庭の問題についてがテーマとなっており、どこかで聞いたことがあるようなそんなありふれた設定。
盛り上げシーンをきちんと用意してあったりとシナリオに緩急はあるのだが、如何せん展開にぎこちなさを感じる√。
特に主人公は「わかんないけど」が口癖なのかと思うほど、勢いだけで行動や発言を行っているシーンが多くあり、そのあたりに疑問を感じる√でもある。


[ 主人公 ] 柿谷 拓也
地味で目立たない風貌で、勉強もそこそこ。幼い頃から山吹姉弟と一緒におり、その尻拭いをしているという面倒見のいい性格している。
両親が単身赴任で不在のため、マンションの隣に住む山吹家の手を借りつつ一人暮らしを行っている。
あまり理性的な考えの持ち主ではなく、口下手で感情で動くシーンも多くみられている。


【推奨攻略順 : 沙織→唯子→玲央→美空 】
攻略順に指定はないものの、玲央と美空√は後に回したほうが楽しめるかも。


CG : 【 S 】
アドリブらしいアニメ絵。
CGの枚数は多くなく、丈夫に強い光があるのが印象的。
アオイロ劇場などにSD絵のような立ち絵も存在。
ちなみに、立ち絵にのみ目パチ、口パク機能付き。


音楽 : 【 S++ 】
BGM曲、Vo曲4曲(OP1ED3)という構成
「星が見え始める」を代表として素朴で懐かしいメロディーが多い印象のBGM。
他にも「夏の夜空」などの名BGMもいくつか存在。
Vo曲はどれもアップテンポの勢いのある曲が使われており、特にEDの「ONLYONE」はサビの部分のリズムと歌詞がとても好み。

お勧め度 : 【 S-- 】
正直、シナリオ面に関してお勧めすることはあまりない。
それでもアドリブ関連作品(特にアオリオ)や「ボクラはピアチェーレ」などから設定やキャラクターが登場しているため、アドリブファンなら楽しめるかも。


総合評価 : 【 S- 】
全体的な評価は少しましだが、時にシナリオ部分やシステム関連は壊滅的なので個人的な評価が低め。


(ぶっちゃけコーナー)
ん~とりあえず、全体的にボロボロという印象。
この物語を起承転結で言い表すなら、共通が「起承」部分で個別が「転結」なんだけど、ともかく全部シナリオが短い!
前10章仕立てが4時間(共通抜くと)1時間そこらで終わるって…そりゃ物語も変になるよ。。。
出来の悪い短編小説ってのもそうなんだけど、そのくせ設定したシナリオは結構頑張ってるから目も当てられないものになってるんだよな…。
いっそ、美空と玲央√以外は消す…とかそういうのでもよかったわ。。。
唯子√なんてきゅうに雰囲気変わってSFだからね…いや、青春どこ行った! と言いたい。
それを言い出したら美空√も青春でもなんでもないけどな…。
後やっぱ、誤字系やテキスト不備系は見てて褪めるからやめてほしい。
1カ所ならまだしも、5カ所以上見つけると、絶対テストプレイしてないことがわかる。
そう思うと製品レベルではない…といいたくなるわなぁ。。。
根本にあった話は、どこかで見た話だけど、良い設定なのはたしかだからただただ残念。
音楽とかも結構よかったのになぁ。。。
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[レビュー]蒼の彼方のフォーリズムEXTRA1の感想
2017-09-21 Thu 00:00
<作品名>     蒼の彼方のフォーリズムEXTRA1
<製作会社名>   sprite



蒼の彼方のフォーリズムEXTRA1
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シナリオ : 【 S+ 】
蒼の彼方のフォーリズムのFD1作目、「有坂真白」をメインに据えた今回の作品でシナリオも基本的には本編のアフター。
内容としては本編でスポットが当てられていた真白の努力を今度は恋愛方面に全振りで描いたものとなっており、戸惑い悩みながらも主人公とイチャチャする様子がこれでもかというほど描かれている。

それだけで萌えゲーとして十二分にレベルの高い作品とはなっているが、邪魔になりがちなヒロイン(真白)以外のキャラクターの絡ませ方がうまかったのは一つの評価ポイント。
イチャラブシーン以外では個性豊かなキャラクターを巧く使い笑いをふんだんに取り入れて飽きを越させないようにしつつ、主人公と真白のデートのためにアドバイスを行うなど、物語の展開を助けるシーンも見られた。

FDという立場ではあったが、本編で伝え切れなかった真白の諦めず前に向かって行く姿勢というのをしっかりと描き出したシーンは感じ入るところが大いにあり、短い物語の中ではあったがその点に関しては十二分に伝えられているといえる。

【推奨攻略順 : 無 】
選択肢が1回出てくるが、その後に影響は一切ない。


CG : 【 S 】
立ち絵等は前作とほぼ同じだが、ヒロインである真白に関しては何枚か新しいものが追加されている。
CGに関しては1枚1枚が珠玉と言っても過言でないほど高いレベルで仕上げられている。
美麗・丁寧に描かれている事はもちろんだが、シーンによっては髪型を変えたりとバリエーションを豊富にしていることも評価しているところの一つ。
ギャグシーンにおいてのSD絵等や、それ以外にも料理シーンでの描写の一つ一つなど、細かいところにも手を加えていて最も評価したい分野の一つと言える。
作品を根幹から支えている部分と言っても過言ではない。


音楽 : 【 S 】
BGMは新規に11曲追加されているが、ゲーム内での視聴は不可。
全体的にゆったりした曲が多く泣かされそうになるものも存在している。
Vo曲としてはKOTOKOさんの歌うOPの「One Small Step」が印象的。


お勧め度 : 【 S++ 】
言うまでもないがFDなので、本編未プレイの方は全く楽しめないといえる。
本編が好きだった方には十二分に楽しめるものとなっているが、本編自体がだいぶ前なので真白√のみをやり直してからのプレイを個人的にはお勧めしたい。
FDとしての完成度が高いことは保証できる。


総合評価 : 【 S+ 】
FDという形ではあるものの、シナリオ・CG・演出等、全体的に完成度が高くこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
とりあえず延期とかはいろいろあったけど、それだけによく作りこまれてるなぁと思うわ。
特にCGに関しては1枚1枚が目を奪われるレベル、それを何枚も出すからすごいよなぁ…。
後はキャラがよく動くようになった気がする。
上記の部分も併せて、シナリオ的にはすごく笑いが強くなった印象がある。それだけにずっと楽しくプレイできていて、だからこそ感動するシーンでは心に来るものがあるわ。
真白以外のキャラの立ち位置は難しいところだけど、ぶっちゃけ二人だけの世界に入っちゃうとシナリオ的には面白くないんだよね、だからと言ってから見過ぎると微妙だし…っていうジレンマを今回はうまく躱してたかも。
アドバイザーということで一歩引きつつ、しっかりと絡むところは絡んでいって、
短いような気もするけど、完成度が高ければ、まぁこれでも許すよね…。
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[レビュー]キミの瞳にヒットミーの感想
2017-05-24 Wed 00:00
<作品名>    キミの瞳にヒットミー
<製作会社名>  戯画

キミの瞳にヒットミー

シナリオ構成
S
攻略キャラは4キャラ。
共通ルートは全6章からなっており、各章は20-30min程度とわりとボリュームはある。
各ヒロイン√は8-12章構成となっており、また各章の長さもまちまちであるためボリュームには差があるが2h~4h程度。
全体的なボリュームとしては一般的な作品より少々短い程度。

【推奨攻略順 : 瞳→詩菜→つばさ→みこ→ノーマル 】
攻略順に特に指定はないので好きな順番から攻略するとよいが、個人的には上記√の順番がおすすめ。
非常に短いBADEND扱いではあるものの、締めがよいのでノーマルを最後にしておきたい。

CG
S
線が細く、淡い塗りの絵。
時折バランスに問題を感じることはあるものの、総じての完成度は高い。
枚数に関しては4キャラということもあって、1キャラに対する枚数は多めなのだがHシーン用の割合が多い。
SD絵に関しても少数ながら存在している。

音楽
S
BGM23曲、Vo曲2曲(OP1/ED1)という構成。
BGMは非常にバリエーションあふれるラインナップとなっており、作品の中でも非常にレベルが高く感じられた部分の一つ。
特に「Fine Day」の途中から入る力強いエレキの旋律や「Share the joy」の静かなオケ、EDのオルゴールVer等...使い方さえ間違えなければ各場面で間違いなく有力な戦力となりえるものがそろっている。
Vo曲に関してはOPもEDもどちらも勢いのあるものが使われている。

お勧め度
S+
ドストレートな部活をテーマとした青春恋愛学園物。
キャラに非常に濃い人物がそろっており、ギャグ方面の力が強いためギャグゲーとしても楽しみやすい作品でもあり、笑えて少し泣けて…という青春が詰まった作品とも言える。
文章がしっかりしているので初心者の方へ主におすすめしたい。

総合評価
S

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季節は春、廃部寸前の文芸部室に4人の”問題児”が集められた。
「委員長」と多くの人からは呼ばれ、実直かつ真面目だけれど、エロには割りと素直な主人公――そんな主人公と4人の”問題児”が織り成すハチャメチャな青春部活ラブコメディ作品。

ちなみに、ヒロイン「瞳」の名前がタイトルとして含まれているが、彼女がメインと言うわけではない。詳しくは本編で判明する。

作品全体としては非常にストレートな恋愛学園物と言える。
特殊なのはやはり、舞台(テーマ)である部活の『シェア部』という点。
文芸部・お笑い部・素敵発見部・世界征服部・青春部という、一切関係ない部活を希望していた主人公・ヒロインたちが『シェア部』を作り上げていく様子はまさに青春物。

さすが戯画というべきなのかシナリオライターやその他スタッフのおかげなのか、全体的な安定度が非常に高く、細かい描写・演出などで安定して作品の品質を高めている。

シナリオでは特に共通ルートにおいて各キャラクターとの掛け合いが多く、瞳やつばさを中心としたギャグシーンが多く、その質もかなり高いものとなっている。
そんな軽快なテキストに助けられてか、各個別√の終盤にいたるまで飽きることなくプレイが可能となっているため、幅広い層に受け入れてやすい物にはなっている。

ただしテキストが軽快なのは確かなのだが、どうしても展開に無理やりさが滲み、他にも地の文やキャラクターの台詞にも矛盾点や不審点があるのも確かで、もう一歩全体的なブラッシュアップが必要といえるだろう。

各ルートのシナリオの質自体にかなり差があるのも難点の一つ。
個人的に一番良いと思えたのはみこ√で『シェア部』という他にはない利点を中心として回しつつ、他のキャラクターとも絡めたボリューミーなシナリオは思わず泣きそうになるシーンもあるほどだったのだが、対しての詩菜や瞳√では短く、世界観も殆ど二人に限定されてしまっているのでどうにも盛り上がりに欠けてしまっていた。
素材となる下地やBGM等はあるので、告白シーンをもう少し盛り上げたり、話に強弱をつけて泣きシーンを作ったり、もう一段上の作品となるために出来ることはまだある。

コンフィグに関しては詳細に設定を決められるので便利。

【総括】
全体的にしっかりとした恋愛学園物なのだが、あと一歩が踏み込めなかった作品でもある。
全体的な完成度をもう少し高くするか、他の作品にない「これ」と言えるものを提示していればもう一段階上の評価だった。

(ぶっちゃけコーナー)
つかさ√、みこ√は割と泣けそうたんだけど、それ以外が結構無難なんだよなぁ。
同じようなレベルを他の2キャラにも求めたかった。
話の素材自体は問題なかったし、BGMとか良いのそろってたんだから、しっかりと作ってれば絶対泣けたとは思うんだけどなぁ…。
あとシェア部ってのが作中に出てきたけど、ちょっと出現位置が適当過ぎたかな…決定前に主人公が呟いちゃってたし…。
全体的には完成度が高く見えがちだけど、細かいところにミスがあったりしてそういう点でもやっぱりもう一つ物足りないのかも。
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[レビュー]銀色、遥かの感想
2016-12-03 Sat 00:00
<作品名>    銀色、遥か
<製作会社名>  tone work's

銀色、遥か

シナリオ構成
S++
攻略キャラは5キャラ。共通ルートもかなり長く、各ルートも4h程度となっているため、全体的なボリュームを換算すると過去の作品を含めてもかなり長めの大ボリューム作品となっている。

【推奨攻略順 : 椛→雛多→雪月→瑞羽→ベスリー 】
攻略順に指定はなく、またネタバレもほとんどないため好きなキャラからの攻略で問題ないだろう。

CG
S
立ち絵、イベントCG、背景は品質の変わらない高レベルなものが勢ぞろい。
今までのものと比べると特に目元に特徴が出やすい傾向があるものが多い。
各キャラの構図数はもちろんなのだが差分の数も多いことが特徴的。

音楽
EX--
Vo曲12曲(OP1/挿入歌1/各キャラ用楽曲2)、BGM34曲(inst含)という驚異的なボリューム。
BGMに関しては一部は私の大好きな水月陵さんも参加しており、数は少ないものの「繋がる心」や「小さな足跡」など物語としてのキーポイントで流される大切な曲を作成している。他にもどんまるさん作曲の「雪解け」や「雪降る街」など舞台とした北国をイメージとした曲たちも効果的に作品の世界を作り出していたといえる。
Vo曲については言わずもがな、各曲有名な歌手を起用し各キャラをイメージした曲を作成してもらっているためはずれがなく、いずれも良曲。クリア後にじっくりと聞いてもらいたい曲ばかりがそろっている。

お勧め度
EX--
いままでの「tone work's」作品が好きだった方には安心して進められる作品。他に新規であっても、しっかりとした恋愛学園物が好きな方にはもれなくおすすめできる作品となっている。ボリュームがあるので、物語を読みなれてない初心者等にはお勧めしにくいのは確かなのだが、物語に入ってしまえばしっかりと引き込まれる作りにはなっているので、広く手に取ってほしい作品の一つと言えるだろう。

総合評価
S++

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今回は北国、幌路(札幌)を舞台とした作品。
タイトルからもわかる通りあくまでメインとして扱われる季節は冬なのだが、物語は大まかに3つの章【中学編→(キャラ分岐)→学園編→大学・社会編(アフター)】という風に分かれており、特に中学編の選択肢によってクリアするキャラクターが変わるというシステムを採用したのは選択式の物語でどうしても発生してしまう不自然さをカバーできるという観点でも見事というほかない。

とにかく以前の作品から続いていることであるが、本当に描写が丁寧。
各キャラに関してのことはもちろん、十年単位の物語の中で起こる各イベントについても注力するところはしっかりと注力し、省くところはさっぱりと省く。
だからこそ一つ一つのイベントにゆったりと浸ることができる。その中で垣間見えるキャラクターの魅力というものに触れていく上で感情移入が高くなるので、どうあっても感動等が起こりやすいというのも、この作品の特徴なのだろう。

学園編やアフターに関しては各ルートで驚くほど共通点がないのも印象的。
攻略対象としたキャラクターによって物語の展開や中心となる人物は様変わりしていき、無駄な使いまわし等がない。また、各キャラクターの進路や展開についても少々変更され手織り、だからこその物語に不自然さがなく、続いての付き合いができている。
物語として扱うテーマも根本に関しては同じテイストではあるのだが、伝え方を変えて各キャラの人生の縮図ともいえるキャラのシナリオを描き上げている。

ネタバレを防ぐためにもすべての√について語るわけにはいかないが、ここまでバラエティあふれる作品をプレイしたのはそれこそ前作の「星織ユメミライ」以来だろう。
今までの作品もそうなのだが、選択式の恋愛(学園)物としてはほぼ完成の域に達しているといってもいい。その中でこの作品をどう差別化するかというのがこの作品の問題ともいえたのだが、今までの作品と比べるとシナリオ扱っている時間が長く、テーマとして「夢」というものに現実的な肉付けができている。
今までの多くの作品は「アフター」というとどうしてもたくさんの時間が飛ばされ、結果だけを描写されてしまうことが多いが、この作品はその「アフター」にたどり着くまでをしっかりと描き出した作品なのである。
さらにその夢を目指すに至る最初の夢の芽生えやきっかけを描き出すために中学編を追加したことでそれらの感情にリアリティが追加されて、俄然物語としての完成度が高くなっている。
それらは「アフター」へたどり着くためには人間として必要なものであり、それを描き切るからこそ、ボリュームが多くなるのは当然と言える。
無駄なことを多く語ってしまっているが簡潔にまとめると人綴りの人生が凝縮された良い作品という事。

ヒロインたちだけではなく、今回主人公も多種多様な立ち回りをしていた。
だからこそ少しだけ存在感を大きくしてほしいなと思ったのが今回唯一の改善希望が出た場所。割と特殊な環境で過ごした彼なのだが、少しだけ過去の遺恨への振れ方がソフトで、もう少し各ルートで少し触れて扱いを大きくしてもいいのかな、と思った。

ここまで語ったが、意外にも泣きシーンという意味では少ない。
勘違いしてほしくないのは、泣けるところはたくさんあるのだがそのレベルがそこまで高くないというのが正直なところ。
というのも、今回の作品は先ほども語った通り「人生」や「夢の実現」という長いものをテーマとした作品であるため、どしても一つのイベントだけではなく大局的に表現する部分が多く、丁寧に書かれてはいるものの一発の感動という意味ではあまり大きな波を起こせていない。
その代りに読後感や引き込まれる感覚はほかの作品の比ではなくなっている。


システム等に問題はなく、プレイを快適に行えるレベルがそろっている。

【総括】
全体的なレベルが高く、この評価だけではなくそれ以上の評価を付けてもよいのではないかと思ったほど完成度としては高い。

(ぶっちゃけコーナー)
本当に振り返ると各ルートたくさんのことがあったなぁ。
驚いたのはその舞台が幌路だけに収まっていないことで、ベスリーやとあるキャラではその舞台が海外にまで及び、しかも結構書き込まれているという事。
ベスリー√で少し思たが、留学生としっかりと恋に落ちる作品を描いていたのも印象的。
国際結婚の手続きとかね。あとありがちな瑞羽√も他の作品と比べられやすいスポーツものだったけど、うまく自分のテリトリーに持ってきていいシナリオにしていた。
フィギュアという表現の難しいスポーツもED使ったりして効果的に表現してたしな。
あとハルはまじめに学園編当たりから死ぬのかなぁ…って思ってたごめんなさい。安易な泣きに逃げなかったのは本当に評価したいとともに、それに思い至った私は反省します。。。
まだまだ書きたいことがあるけど、これくらいにしておこう。。。
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