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[レビュー]凍京NECROの感想
2016-03-24 Thu 00:00
<作品名>    凍京NECRO
<製作会社名>  NitroPlus

凍京NECRO

シナリオ構成
S++
ルートは4本。共通ルートはかなり長く、個別に入ってからもかぶっている部分があるとはいえ、それを除いてもボリュームはかなりのもの。

【推奨攻略順 : 霧里→コン・スー→蜜魅→イリア→TRUE】
攻略順に指定はないが、イリアEDは最後にすることをお勧めする。
全キャラクリア後にTRUE√が出現。

CG
S
全体的に硬質な絵だが、枚数も多く総じて美麗。
少々特殊なエフェクトが多く、また流血・グロCGなども多数存在。
もっとも特徴的なのは動画の多彩さである。
シナリオにあわせたCG使用の戦闘シーンは一つの見所であり、他の追随をゆるさない至高の出来だといえる。評価ではここが最大の評価点

音楽
S++
BGM51曲、Vo曲4曲↑(OP/ED/挿入歌・テーマソング)という構成。
ヴァリエーション豊富であることは言うまでもなく、Vo曲では特にEDでもあり、テーマソングでもある「Assemble」がかなりのこだわりで、完全版を聞けるのは最後になるが必聴レベルのものとなっている。(ゲームとは別にPVもあり、クリア後はそちらもおすすめ)
BGMはいろいろなものがそろっている中で、やはり戦闘用のものが目を引く。そのほかにはゲーム中のハイウェイシーンで使われるものなども印象的。

お勧め度
EX--
燃えゲーの新しい可能性という意味でこの高評価。
CGの部門で例に挙げた、CGを交えたゲーム派もちろん、細部までこだわったインターフェースやTIPSにまで表される作品の作りこみ、根本のシナリオにいたるまですべてにわたり高いレベルでの政策が行われている。
その中でも特に武器となる部分もあるため、他作品と比べられても一方的に負けることがない。
注意すべき点はグロシーン等が多いことや、シナリオ自体が全体的に明るいものではないということで、全員に向けて進められるかというと微妙なところ。

総合評価
S++

公式ホームページ
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生死者追跡者(リビングデットストーカー)と呼ばれる、俗に言うゾンビ討伐屋が主人公となっている今回の作品。
地球規模の氷河期が訪れ、地下の熱源を利用して何とか生き残ろうとするかつての東京とよばれた『凍京』、2176年米中戦争中に開発された死者をよみがえらせ、従えるネクロサー、この欄だけでは言い表せないほどの世界観で作りこまれた近未来バトルSF作品である。

今回の主人公は感情を余り表に出さないエクスブレインでの芸術的な戦闘のプロ、早雲。
自由奔放に生を教授する早雲と同じリビングデットストーカーのエチカ。
どちらかというと主人公(語り手)としては前者に重きを置きながら、視点変更を多く加えた作品となっており、主人公を含めて一部を除きフルボイスなのもうれしいところ。

やはりこの作品の魅力といえばなんといっても戦闘シーン、CGを使用した戦闘シーンは装甲悪鬼村正の時代からであるが、それと比べてもよりスムーズに、長く、自然になったような印象を受け、作品として根幹にもかかわってくるメインコンテンツといえる。
出来れば再び各シーンをライブラリ等で見たいところだが、シナリオと密接にかかわっている他、対象となる数や演出上難しいのだろうと推察される。

またシナリオに関しても上記で書いた作りこまれた世界観を決して無駄にしないものとなっており。各ルートはどうしても物語の性質上陰鬱としてしまうものがあるものの、それでもなお物語り自体に強い引き込む力のようなものがあり、ともすれば時間を忘れてプレイしてしまう恐れがあるほど。
最終√ではそれらすべてが消化され、特にVo曲とあわせた感動は言葉に尽くすことが出来ないほどで、戦闘シーン等だけに固執するのではなくシナリオまで作りこんだ作品をよく作れたな、というのが正直な感想。

ただ、やはり注意が必要なのは作中何度もグロシーンや欝シーン、ある意味でショッキングなシーンなどが続くことで、多くの人にお勧めで切る出来ではあるのだが、そういった理由で苦手な人は避けてほしいというのも正直なところ。
無論、表現を抑えたCH等にすることは出来るので、プレイしてみたい方は遠慮なくプレイを推奨できる。

シナリオとして少しだけネタバレになるが、どうしても気になったのが最終√のイリアとサブコンのやり取り。
やり取り自体に問題はないのだが、あの絶望的な状況から復活するまでの理論付けがどうしてもあいまいだったように思う。(それに対しての描写があいまい)
あの未来を避けるための、サブコンとハイウェイを活かした演出は見事だっただけに、どうしてもぽっかりと明いてしまった疑問ではある。

コンフィグに関しては問題なく、むしろすべてにおいてかなり作りこまれているのが印象的、ただ、だからこそインターフェイスの動作が基本的にすべて緩慢で、その部分に苛立ちを覚える可能性はある。

【総括】
プレイする人は内容的に選ばれるが、その誰もが口をそろえて高評価を出すことを約束できる作品であり、この評価がふさわしい。

(ぶっちゃけコーナー)
やはり何より驚いたのは戦闘CG。
動画が来た瞬間「あ、これすごいヤツだわ・・・」と思ってしまった、それが1度や2度だけじゃなく、すべての戦闘において(戦闘以外も多数)3DのCGが使われていることに驚きを覚えた。
どうしても今までの2D作品とは違うため違和感を覚える部分はあったが、慣れてしまえば世界には没頭しやすい。3D酔いなんかも、個人の感想ではあるがなかった。
ダウナーなシナリオは好みが分かれそう。ぶっちゃけ最後の√以外は誰かが救われない。
ただ、それでもいいかな、と思わせてくれるようなつくりだったので、個人的には好き。
3DCG以外のイベントCGについても実はかなり高レベルで、思わずそのままデスクトップの壁紙にしてしまったほどである。
全体的な完成度という意味でも高いのだが、この会社はこれを作った後どんな作品を生み出すのか、そこにも注目をしていきたい。
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双子座のパラドクス の感想
2013-07-19 Fri 12:00
<作品名>    双子座のパラドクス
<製作会社名>  コットンソフト

hutago.jpg

シナリオ
S+
物語の構成が少々特殊で、一般的な物語のように個別に分かれているようで、最終的にそれらが大きな1筋の話になっている。
他にBADENDも存在しているが、それ以外の部分に関しては、総じて共通のようなものなので、全体的なボリュームとしては短め。
また、攻略順はほとんど固定されており、それに沿っていれば問題ない。
その中でも少々の自由度があるので参考程度に表記する。

【おすすめ攻略順 : 夏月→蒼→陽月→TRUE】

CG
S
CGには独特の硬質さがあり、色は淡いがテカりもある。
特殊な場面のCGが多いため、イベントCGの質は少々上下していた。
しかし、枚数が多い事(構図数もさることながら、同じ構図を使い、上手く各場面で差分CGを使いまわしていた)や立ち絵に動きがある事、その他いろいろな部分に動きが導入されており、技術的な進歩を評価してこの評価。
流血等・ミイラ等のCGもあるため苦手な方は注意。

音楽
S+
サウンドモードで視聴できる物はOP・ED関係が4曲(ショート&ロング)とBGMに類するものが20曲(OPのINSTやオルゴールアレンジ含む)と少なめ。
作品に合わせたためかOP・挿入歌はこれまでの路線になかった新しい雰囲気(ヘビメタ…?)の物で、好き嫌いはあるかも。
その他、BGMについても作品に合わせて妖しいもの・緊迫したシーンの物が多くなっている。
しかしながら、しっとりとしたBGM・ED等もあり、そこはしっかりと評価したい。

お勧め度
S+
学園SF物・超能力・時間移動等のシリアス+SF要素が好きな方には十分お勧めできる作品。
ただ、しっかりとした理論形成まではされていないので、そこまで求める方にはお勧めしづらいことと、上記でもあるとおり、他作に比べると甘いものの、流血等のグロシーンに類する者が少々出ているので、どうしても苦手な方にも注意は必要。

ちなみに、作中では前作「世界の終わりとハッピーバースデー」の関連登場人物も登場し、その発言内容にネタバレが入っている。そのため、これからクリアしようと思っている方はその後のプレイをお勧めする。

総合評価
S+

公式ホームページ
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上記まででも説明してきたようにガチガチのSF学園物。
ゆえに作中には都市伝説・時間移動・オーパーツ・怪物だけにとどまらず、超能力による戦闘等の設定も登場する。

タイトルにもある『双子』という部分がこの作品に大きくかかわっており、特にこの作品の特徴的な部分は主人公が双子であるということだろう。
これにとどまらず『双子』というキーワードは物語の根幹にもなっている。

先ほども述べたとおり、作中の主人公は総一、総二という双子であり、それぞれの視点で物語が展開される。
各ヒロイン・キャラの魅力をうまく引き出すとともに、作品の雰囲気が上手く伝わり、非常に良い設定だったように思えるが、減点すべき点もあった。
他の視点の際にはそれぞれの主人公の声があるのだが。ほかにも重要なシーンで1つ2つセリフが入っているが、これに関しては減点。唐突過ぎて受け入れがたい。どうせ入れるなら全部入れてほしかった所である。

攻略にはチャートが使われており(その説明は公式HPに)、物語全体の流れとしては非常に分かり易くなっている。また、他のチャプターに飛んだ際に、状況説明を短く入れてくれているので、個人的には少し嬉しいところ。

物語に関して、序盤は突如陥った危機的状況を何とかしつつ、そうなった原因を探るべく行動するのだが、ヒロインを含む各キーパーソンが不可解な行動をして、伏線を残していく。それらは物語を進め、真相が分かるようになっていくと、すべて解決するようになっているので、じっくり読みこんでいきたいところ。
ただ、最後までクリアしても多少の疑問点は残るうえ、設定等でいろいろと背景理論は出てくるが、しっかりとした説明はなく『こういったものである』という説明方式の為、物語全体としてのぜい弱性があり、SFで物語の背景にある理論部分にまでこだわる方には物足りないかもしれない。

作品の設定もあり、全体的にはシリアスな雰囲気で進むことが多い。パニック要素や突発的な戦闘シーンもあり、一部には挿入歌が挿入される燃える展開等も用意されている。
しかしながら、やはり戦闘シーンの描写に関しては稚拙というほかなく、メインになっている部分ではないので、過度な期待はしない方がよい。
また、今回の作品は基本的にはハッピーエンドなのだが、悲しい終わりを迎えるキャラ達もいる。
登場するキャラに、オーソドックスなものから、特徴的な舞台だったためか、非常に個性的なキャラも存在していた。しかし、基本的に本質的に悪い人間自体がいないため、少々悲しいところもあるのは確か。

泣き部分に関しては、ルート終盤の挿入歌を流し勢いで泣かせるような展開が多々存在する。しかしながら、今回は威力も弱く、唐突で無理やり過ぎた印象がある。
各シナリオライターが違うことも影響したのだろうか、そのため私は殆どの部分で泣く前兆すらなかった。
それでもしっかりとしたBGMで泣かせるシーンは1つ存在。
ネタバレになるので詳細は省くが夏月のとあるシーンは非常に高評価。場面こそ長くなかったものの、しっかりと今までの関係に踏み込み、各キャラの性格を活かした泣きシーンだった。正直、この作品の評価はこの部分にかかっているといっても過言ではない。

【総括】減点すべき部分(戦闘シーン・個別の最後・声)が多々見られたが、動く立ち絵等を含む画像や・1つの泣き場面が秀逸だったため、その部分を救ったともいえる。
そのほか、音楽系の特殊さもあり、作品としては人を選ぶ物になってしまった印象。
ただ、それでもシナリオ重視で、その他多くの作品より少しは頭が出ているとの判断を下して、この評価にした。

コンフィグに関しては特に述べる点はない。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
まぁ、音楽特殊すぎだろ…OPと挿入歌…なれたけどさ。
声も、ホントなんであんな一部分だけ入れるようにしたのか謎だわ。
各個別に泣きシーンもあったけど、あれは無理やりすぎだろ…。その点夏月のシーンはよかったなぁ…あのTRUEルート付近の話はかなり良かったなぁ。
あそこは泣いたもんなぁ…数十秒のシーンだけど、あれは鉄板。
ああいうの中心の、素朴な学園物の時代のが上手かったイメージなんだけどな。
ナギサのとかさ。…なんでこう、SF物へ無理に持っていくのか…。
まぁ、そこらへんはプレイヤーが文句付ける部分ではないか。
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レコンキスタ の感想
2013-05-30 Thu 00:00
<作品名>    レコンキスタ
<製作会社名>  コットンソフト

zaza.jpg

シナリオ
S+
攻略キャラ4人+2章分の物語。二人の主人公についての物語なので、大きく二つの流れになっているので、共通があまりなく、個別の長さも十分にあるので全体的なボリュームは比較的に多めといってもよいだろう。
攻略順には少しロックがかかっておいるので、それさえ守っていれば十分だが、
お勧め攻略順は「真帆子⇒暮葉⇒麻咲⇒詩菜⇒門を叩け⇒尋ねよ」

CG
S-
色は濃く、硬めの質感のCG。
少々時代を感じる絵で、バランス等の気になる場所はいくつかあるため、減点はした。
しかしながら、枚数は十分であり、作品を素材するほどではない。

音楽
S+
Vo2曲、BGM23曲(+OP&EDinst)となっており、そろっているBGMも、オルゴールなどオーソドックスな物をそろえている。そのため、少々時代を感じることもあるかもしれないが、質・量ともに出来は十分といえる。
特にOPの「Reconquista」はヴァイオリンの映える名曲。

お勧め度
S+
古いが、ストーリーはしっかりしているので初心者から玄人まで楽しめる良き名作。
「生と死」についての作品なので、基本ハッピーエンド(?)ではあるものの、全体的に暗く、重い話が多い。その中でも怖いシーン・グロ描写は多少出てくるので、苦手な方は注意したい。

総合評価
S+

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2007年発売の少々古い作品で、一部声なしキャラも居る。
題名の「レコンキスタ」にあるとおり、キリスト教関係者が何人か出てくるが、宗教自体の知識は作品に関係なく、必要ない。

物語自体は他に類を見ない日本伝奇物のような「怖い話」の雰囲気で、序盤に出てきたシーンを起点とした、2週間程度の話。
しかし、実際に話のすべてを理解するのは各ヒロイン4人を終わらせた後に出てくる章を読んでからとなり、その話は約30年ほど前まで遡る事となる。

上記にあるとおり主人公が二人存在し(主人公級の扱いなら4人程度)、それぞれに攻略キャラが存在しており、大きく3つの話に分かれている。
(主人公二人の話が2+その前の事件)
ただそれらの話が、最終的には、関連しあって、ひとつの大きな物語となる。
3人のライターがこの話を書いているが、各ルートの話の齟齬などがほぼなく、一人で書いたと言われても気づかないほどで、その努力は現在の作品に引けを取っていない。

そういった関係もあり、視点変化を多用するこのゲームなので、視点次第では主人公の立ち絵も見える。
特に、心情をあらわす部分、書く時間での各々の動きなどをあらわす際に、視点変更を効果的に使っており、そこも評価しておきたい。

中には戦闘シーンもあるのだが、ここに関してはかなりお粗末なものなので、あまり期待しないでおきたい。(戦闘自体よりも、その緊迫した雰囲気や狂気を感じるだろう)

設定自体はどっしりと安定しているものの、特殊な設定の場合、状況説明が困難になるがこの作品はその部分も上手く、上記の視点変更に加え、他にさまざまな方法で各所を演出した。
キャラを攻略していくごとに見えていく人物関係や真相などの見せ方も良いのだが、特にオマケで見られる各キャラクリア後に出てくる「年表」は複雑になりがちな物語の時間変化を分かり易く目で追えるようにしあり、細かいショートストーリーも挟まれている。
これは、すべてクリアしてから一括で見るのもよいが、こまめにチェックしておくと、さらに臨場感が出るだろう。

泣きシーンは一番最後に存在しているが、どちらかというと涙をこぼすと言うよりは「ああ、よかった」とこれまでの暗い話に終止符を打つとともに、これからの不安をさらにあおるものとなっている。

ただ、各種細かい部分での展開や表現、演出には不満の残る部分もある。
しかしながら、そうした部分はすでに発売されている次回作などで修正の出来ている部分でもあるので、寛大な目でみたい。

設定が深く、重い物語としては、誰でも比較的に手軽に始められる作品なので、ぜひやろうか迷っているのならプレイリストに加えてほしい古き良き1品。

コンフィグに関しては足りない部分が多々見られた。


(追記あらためぶっちゃけコーナー)
個別が結構長かっただけに、最後の方は案外短かった。
再度考えてみても、かなりうまく組み立てられてる物語だな。
OPの妖しさ(?)といい、雰囲気もばっちりだし。キャラ・絵・BGMの古さとか考えるとどうしても「すげぇいい!」とは言えないけど、
それもまた良さか。
「うん…いいねぇ…わるくないよ!」って、けなすところが見つからない。そう言った意味では今の作品に全然負けてないな。やっぱこれくらいの評価が順当だろうな。
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恋ではなく ―― It's not love, but so where near.のレビュー
2013-04-08 Mon 00:00
<作品名>    恋ではなく―― It's not love, but so where near.
<製作会社名>  しゃんぐりらすまーと

koidehanaku.jpg

シナリオ
S
√は3本+全部が終わるとTURE出現。
全体の長さは一般のものより少し短い程度いえる。
少々状況が特殊なこともあり推奨攻略順はないか、強いて言うなら
お勧めの攻略順は扶→亮輔→尚人

CG
S
線質は細く、塗の絵は濃い、みずみずしさとハリを感じる美麗な絵。
CGの枚数は比較的多く、立ち絵もCGも質も高いのでここに関しては満点。

音楽
S
BGM38曲、Vo曲は3曲(?)。OPのカヒーナ曲は安定した良曲。
全体的に静かで、さびしい曲が多く、涙腺を破壊するような名BGMが無かったのは残念。

お勧め度
S
物語自体は「三角関係」「部活」等の要素。全体的にかなり暗めの物語。
その他コアな知識が多数登場し「カメラ」「お茶」の話はよく出る。

総合評価
S

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非常におしい作品!
映画研究部・デジタルメディア同好会・写真部が合同で映画撮影をしているという、少々青春成分の入ったこの作品。
ただ、この作品の特殊なところはどのルートも主人公(声あり)は一人の同じヒロインとしかくっつかないところだろう。
かなり作品としては新しい形なのだが、ゆえにいろいろと問題点もあった。
まず、過去の因縁等の伏線が一つ√おわると完全にはっきりしてしまう。結果、それをどのような形で克服していくか、という事になるが、そのため物語として非常に似ている形になり、その差を描くための心理描写が必須となってくる。

この作品では視点変更などを効果的に使い良く描けていた印象を受けた。しかしながら、まず書き方が甘い。(これは各キャラの作りこみの甘さもあるのだろう)
その上、無駄に描きすぎて物語自体のテンポがかなり悪い。

さらに、そこに付け加えて、まず作中にやたらとカメラの話が出てくる。
かなりコアで、TIPSなどもあるが理解しなくても物語自体は理解できる
その他もお茶の話も出てくるが、これがまた無駄と思えるほど細かい。無論専門知識が多い事にこしたことはないが、作品に必要がないなら自重しておくべきだった。
扱っている出来事・テーマや各キャラの心理等を考えるとかなり良いシーンのはずなのに、それまでがダラダラしすぎて息切れ&飽きてしまう。
結果として各キャラへの感情移入度も下がり、TURE√なども挿入歌を使い良いシーン演出をしていたが、残念ながら不発に終わったと言える。
ただ、本当に扱っているテーマ等は良かったうえ、時折見せる切れ味のよいシーンは恐怖を感じるほどセンスを感じる。
書き手の力不足を感じる文章だった事は否めない、抱えすぎずに簡単な物語にしてしまった方がよかったのかもしれない。
もしもだが、もう少し物語の贅肉を減らし、物語自体のテンポを良くして、物語をもう少し大きく動かし、強弱をつけられていれば、かなりの名作となったのは否定しない。

コンフィグに関しては基本的にはそろっており使いやすさを感じる。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
やっぱ、心理描写・地の文のくどさがダメだったなぁ…。
テーマはいいから一つ一つの出来事をテンポ良く描いて、大切にしてくれたらよかったのになぁ…泣けそうな雰囲気が漂っているだけにほんとに惜しい作品だわ。
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さくらさくら のレビュー
2013-02-08 Fri 00:00
<作品名>    さくらさくら
<製作会社名>  ハイクオソフト

sakurasakura.jpg

シナリオ
S+
基本的にルートは4本?なのだが、主人公が二人いて、それぞれに2キャラ攻略キャラがいる。
そのため、共通ルートという概念もあまりなく、結果としてボリュームは多くなって、各キャラ4-5hというところだろうか。
攻略順もほぼ決定されており、その範囲内でならどの順番でもよし。

CG
S-
独特の硬さを持ちながら丸みのある絵。
立ち絵、CGともに綺麗ではあるのだが、ブレやクセも多くそこだけ減点、
枚数・カットイン等は評価したい。

音楽
S+
ギャラリー23曲中、OP、ED、挿入歌とVo曲は3曲。
量は少ないものの、BGMは多様性があり、層が厚い。特に「桜吹雪の中を行こう!」はGOOD。
Vo曲は有名なOPに始まり、あまり有名ではないがEDもかなりの良曲。

お勧め度
S+
いろいろな人からの評価、公式などをのぞいて判断した評価よりも、善戦したといえる。
泣きまではしないのだが、特殊な状況ながらも日常シーンが強い学園物としてお勧めしたい。

総合評価
S+

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テーマはズバリ『三角関係』。
それに沿って、主人公の攻略可能キャラは常に二人。
それをサポートする、MAP選択や、シーソーシステムなど目新しいものも多い。
物語の全体としての流れは、
最初に二人攻略→1年後→別主人公で二人→最初の二人のAFTERという流れになっている。
主人公時には声はないが、サブキャラとして登場するときは全員立ち絵、声があり、
立ち絵、CGに限らず、口パク、目パチがある。
また、攻略中二アイテムを入手していき、そのアイテムにもエピソードが付くなど、
とにかくシステムに関してはかなり頑張っていた印象。

三角関係を主題とした、ドロドロとした物語かと思いきや、
思った以上にギャグ色の強い作品で、日常が特に面白い。
地の文がほとんど無く、テンポが速いため、慣れればかなり心地の良い作品。
また、そんな状況で説明が不足した部分もあるが、それでも各キャラの心理描写など、
良く描けていたという事は素直に感服。
特にキャラのどちらかを選んだとき、フラグの折れる音がしたときは
挿入歌も駆使して、あわや泣かされる一歩手前の、切ない想いをした。
しかし、長く続かない泣き所、演出等も一歩及ばずと言ったところで、おしい。
どこまで行ってもギャグ色の強い作品であることだけが印象に残った。
それでも良い意味で、楽しい青春を良く描けていたと思う。
とにかく、キャラへの愛が感じられたのがこの作品で、
ヒロインはともかく、サブ…そして何より主人公への愛も感じられた。
全てをクリアすると現れるルートで、月見荘の住人となって、ゲーム内に入れるのは、良い演出だった。
つらつらとここまで語ったが、非常に感想に難しい作品である事を述べたい。
それは悪い意味ではなく、何か人を引き付けるモノがあるということで、
FDも出るという事なので、その人気は察してもらいたい。
結局、泣けなかったので低めの評価になっているのだが、
興味深い作品の一つとしては十二分にすすめられるだろう。

コンフィグに関しては少し不足部分が多くみられた、改善を願いたい。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
本当に感想に困るけど、普通のゲームっぽいのに、どこか違う一つ頭が抜けてる作品なんだよな。
あと主人公の徹。二人クリア後サブキャラ扱いになるけど、それでも愛すべき存在過ぎた。
主人公ここまで好きになったの久しぶりだ。そのときの攻略キャラによって、徹がどっちと付き合ってるかかわるのも面白い。
しかしいろいろ謎な部分も残したなぁ…FDで明らかになるのだろうか。
ちょっと楽しみである。
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