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[レビュー]はるるみなもに!の感想
2017-06-08 Thu 00:00
<作品名>     はるるみなもに!
<製作会社名>   クロシェット



はるるみなもに!

公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】
攻略キャラは5キャラで、共通√、個別√共に一般的な長さであるため平均的な分量か少し多い程度と言えるだろう。

昔からの信仰が残る神楽谷と近代化が進む地方都市の玉津江が舞台となる今回の作品はメインヒロインだけではなく、妹も現人神として存在する事から非常に「人」と「神(人ならざるもの)」との距離が近い作品であり、遥か昔、人と神の距離が近かった時代の事を思わせる非常に心地いい雰囲気が流れている作品。
そういう点を考えると、やはりクロシェットほど田舎を舞台にした作品を高品質で作れる会社はあまりないと言えるだろう。
もちろん萌えゲーらしく登場キャラクターもかわいく、メインヒロイン意外のキャラクターについても面白さを持っていたりと評価したい所は多い。
またメインは萌えゲーとして作られた作品ではあるが、話の内容としても割と凝っており展開としても多種多様なため、どの√においても飽きることなく楽しむ事ができる。

【 主人公 】山神 立貴
妹が神という特殊な境遇で育った神社の息子。
「神である妹のため」という精神のもと、神事やそれに類するすべての事柄において真摯に向き合ってきた。
そのため基本的にていねいな物腰であり、どんな神様であってもしっかりと敬う事を忘れないため、多くの神からも好かれやすい。
基本的なスペックは平均的であり、恋愛に対して鈍感なところはあるものの、総じて勇気があり、行動力も伴っている見本ともいうべき主人公キャラクター。

はるるみなもに!1
春ヶ崎 叶√ 【 S+ 】
今作のメインヒロイン。
元は体の弱い女の子であったがある事件を経て現人神とり玉津江の海神として新しく赴任されてきた。
何故か不幸に巻き込まれる性質を持ち、ドジなところも目に付くが、常に元気で前向きで素直、問題とまっすぐ向き合う心を持つ。
個別ルートでは「恋」の感情を認識する叶の様子をしっかりと描きつつ、合間に神として成長していく姿が描かれている他、「家族」をテーマにした話も一部入っており、思わず涙しそうになることも…また、エピローグではかなりの伏線を回収していることも注目したい。

はるるみなもに!2
山神 水緒里√ 【 S 】
主人公の妹でありながら、生まれながらにしての神楽谷の2代目山神。
イタズラ好きで「うん、知ってる」が口癖なブラコン妹。
個別ルートでは主人公の持つ力の秘密に迫ったりと最も作品の深部に関連した√となっているが、実状は妹を孕ませて問題が解決するお話。
ところどころで感じる、古からの人と神との関わり方を書き方や兄妹という問題に対して逃げずに真正面から描き切った√であることを踏まえて、同じ評価ではあるが一つ飛び抜けてると思っていただきたい。

はるるみなもに!3
松房 英麻√ 【 S 】
実家が和菓子屋の幼馴染であり、一番の理解者。
非常に広い抱擁力と優しさを持った女の子であり、その気質からか実家には「(元)貧乏神」と「芽以」が話の流れで居候してしまうほど。
個別ルートでは意識しないようにしていた男女の感情を踏み越え、二人で絆を深めていく様子がメインで描かれている。
「神様」というテーマからは少し遠いが、玉津江の前海神が絡んだりと意外なところにつながっていることにも注目。

はるるみなもに!4
幡上 芽以√ 【 S 】
雷から生まれた雷神の女の子。つまり生まれつきの神、名は主人公につけてもらった。
最初のイメージは生真面目で猪突猛進。
個別ルート序盤では芽以自身の立場や能力と向き合いながら、主人公と共に行動することで仲を深めていくこととなっており、その部分の比重が重い。
ほかの√でも大概デレている様子が見えるキャラクターなのだが、付き合った後に関しては、これでもか! というほど甘くなるのが特徴的。
桐谷華さんのあまあまを超えた超絶に甘いセリフはこの作品のこのキャラじゃなきゃ聞けないので好きな方には注目してほしい。

はるるみなもに!5
伊吹 明日海√ 【 S 】
最初はトゲトゲしい印象の同級生であり共通ルートの話で最も活躍するキャラクター。
個別ルートでは主人公との恋愛がしっかりと描かれており、恋人関係になった後の素直クールともいえる性格により受ける印象が一気に変わるだろう。
後半の展開に関しては共通で張られていた伏線をしっかりと回収し、テーマともいえる「神」という存在と「明日海」というパーソン自体を巧く絡めたものになっており、展開としても最もドラマティックかつ壮大なものになっている。
完成度自体は高いが泣けるという方向性ではないため評価は抑えめ。


【推奨攻略順 : 明日海→芽以→英麻→水織里→叶 】
攻略に際して、とくにロック等はないため好きな順番出の攻略で良い。


CG : 【 S 】
濃い塗りで線に硬さのある瑞々しい絵。
特に大きな胸をセールスポイントとしたCG群の完成度は文句がないほど高く、枚数に関してもHCGの比重が重めではあるがのストーリー量と比較すると十二分と言えるだろう。
アイキャッチのバリエーションが多かったのも個人的には好印象。
またシステム方面とも関連しているが、全体的なスキンが和風をイメージしたものとなっており、非常に丁寧に作りこまれていることがうかがえ評価したい。

音楽 : 【 S+ 】
BGM30曲、Vo曲3曲(OP1/ED2)という構成。
全体的に完成度の高いBGMがそろっており、特にテーマBGMともいえる「鼓動に合せて晴れわたれ」は旋律がとても気持ちがよく、場面の好転換用BGMとして使われる「可能性の扉」や「たまつえ」は一瞬にして雰囲気を変える力を持っていたと言える。
Vo曲は文句なしでOPの「Be With You」が高評価であり、サビの部分については思わず口ずさんでしまうほど。
そのほかEDの「Hello!」の独特のリズムもクセになるものがあり評価が高い。

お勧め度 : 【 S+ 】
シナリオの質、絵の質、それ以外の部分の質も高く、死角がない。
萌えゲーとしてだけではなくシナリオも十分楽しめる事から、初心者から玄人まで幅広く楽しめる作品となっており、期待している部分に関しては十二分にこたえてくれるだろう作品となっている。


総合評価 : 【 S+ 】
シナリオは平均的なものに毛が生えた程度なのだが、全体的な質をかんがみてこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
萌えゲーということでシナリオに機体しすぎるのはだめなんだとは思うけど、だからと言って捨てた物でもないのは確か。
というか、個人的な弱点もあるけど実際にウルウルきそうになるシーンはあったしなぁ。
共通で少し気になっていた伏線もいろいろな√で回収してくれていたし、どのルートもあまり展開がかぶらないのが魅力的だったわ。
後はやっぱり、キャラのかわいさを伝えるのが本当にうまいなぁ・・・というところ。
絵や文字もなんだろうけど、特殊な技術こそ使ってない演出なんかも地味にがんばってるんだろうなぁ・・・。
その辺を考慮して少し甘めの評価にはなっているかかも?
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[レビュー]カミカゼ☆エクスプローラー!の感想
2017-05-25 Thu 00:00
<作品名>     カミカゼ☆エクスプローラー!
<製作会社名> クロシェット


カミカゼ☆エクスプローラー!

公式ページ
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シナリオ : 【 S 】
攻略キャラは5キャラ。
共通ルートにも比較的量があるが、各ルート3h程度とボリュームに関しては十二分。
『メティス』という異能が一部の人間に発現したという設定を舞台とした作品。
部活動『アルゴノート』の一員として日々発生する能力由来の問題や事件を解決してゆく話の作品で、メインはキャラゲー・萌えゲー作品なのだが、どのルートにもその能力設定がうまく利用されており、シナリオとしての完成度も驚くほど高い。
特に能力に関してはよく考えられており、異能バトル物ではないものの興味を持つ人が出ても不思議ではないほどしっかりと描かれている。
物語の裏には『とある真相(黒幕)』が隠されており、どのルートも程度や展開の差はあれど、その事実と向き会うことになるのだが特にメインとなっているのは風花・美汐・沙織の3キャラであり、良くも悪くもこの三人のどれかをプレイすることで基本的にすべて把握できてしまう。
物語の裏にあるのは一つの事実ではあるものの、どのルートも展開をしっかりと変えており、どのルートから攻略しても楽しみを残す形としているのは評価したい点。
もちろん、メインと言える恋愛描写等に関しても質の高いものが用意されており、どの分野に関しても期待を裏切られる…ということはない。
メインがそこにある分、シナリオがあまり深刻な展開にならずプレイ後の読後感もすっきりと気持ちいいのも作品の一つの魅力と言えるだろう。

【 主人公 】 速瀬慶司
コピー能力持ちの主人公。
好奇心旺盛で洞察力・観察力にも優れており、特に各能力を巧く使うことに関しては秀でている。
エロに関しても控えはするものの興味はある様子なのだが、恋愛に関しては(無)意識的に”しないように”しているらしい?

カミカゼ☆エクスプローラー! CHARACTER (1)
姫川風花√ 【 S 】
圧縮空気による絶対防御の使い手。天然で少しドジだけど面倒見のいいクラス委員長であり、この作品のメインヒロインともいえる立ち位置にいるキャラクター。
ストーリーに関しては、沙織・美汐√とは違った展開で全登場キャラクター協力のもと黒幕がしっかりと判明・捕縛されており、主人公と風花の能力についてや『メティス』という能力の存在自体にも少しだけ触れた内容になっている。
しかしながらあくまでメインはやはり風花というキャラクターについてであり、意識し始めてから付き合うまでの恋愛描写は王道というべき程オーソドックスでありながら、しっかりと描写されており、この作品の魅力ともいえる部分だろう。
ちなみにタイトル回収√でもある。

カミカゼ☆エクスプローラー! CHARACTER
祐天寺美汐√ 【 S 】
過去にであったことがあるらしい後輩、気弱ななんちゃって女王様。凄腕の炎使い。
大財閥のお嬢様ではあるものの、押しの弱い性格をしているがとある理由により尊大に振るまっており、そのため風紀委員の沙織とは敬遠の仲になってしまっている。
ちなみに、その実情に関しては早瀬兄妹には一瞬でばれている。
ストーリーとしては沙織と同じく物語の真相へしっかりと迫った内容になっており、恋愛方面とあわせて成長していく様子が比較的よく描写されている。

カミカゼ☆エクスプローラー! CHARACTER (2)
速瀬 まなみ√ 【 S 】
主人公の実妹で極度のブラコン。メティスの局所集中による貫通能力持ち。
ストーリー自体はわりとテンプレな兄弟物で、盛り上がりはしないけれど、評価を下げるほどの展開もなく無難。
実妹であると言うことに関しては比較的親権に向き合うが、それもおまけ程度。
共通で出現した複線を驚くほど回収し手はいるものの、一部は判明しておらずあくまで作品の裏にある大筋の流れに関してのものまでとなっている。
恋愛方面に関しては妹スキーのための√といってよく、キャラゲー・萌えゲーの代表的シナリオと言える。

カミカゼ☆エクスプローラー! CHARACTER (3)

沖原琴羽√ 【 S 】
ツンデレ系幼馴染、水中での活動能力を向上させる能力持ち。
実際は幼い頃から主人公の事が好きで、付き合ってからは前面にそれが出ている。
ストーリーとしては最も事態の真相から遠い内容となっており、そういう意味では彼女との恋愛を楽しみやすい内容にもなっている。もちろん√終盤では能力を生かしたシーンもあり、作品の導入にはふさわしい√ともいえる。

カミカゼ☆エクスプローラー! CHARACTER (4)
宇佐美沙織√ 【 S+ 】
気の強いまじめな先輩風紀委員でツンデレ枠、影から疑似生命を生み出せる能力持ち。
基本的には嫌われているような状態からなりゆきで恋人みたいな関係になっており、恋愛部分においてはそのあたりの描写がメインとなっている。
ストーリーに関しては、沙織の持つ能力と彼女の過去に関連した内容となっている。
特に沙織能力に関しては非常に深く踏み込んでおり、美汐√と並んで物語の真相を別の側面から見つめている。
後半にかけては盛り上がりを見せ、能力と心理描写を絡めたシナリオは泣けはしないものの、非常に読み込める内容の深いものとなっているため、全キャラのなかでも評価を高くしている。

【推奨攻略順 : 琴羽→まなみ→沙織→美汐→風花 】
攻略に際して特にロック等はないので好きな順番での攻略が望ましい

CG : 【 S 】
線質が硬く、濃い塗りの絵。
キャラクターが5キャラではあるものの、1キャラに対して用意されているCGは多く特にHCGに関してはこれだけ揃えていれば十分というほかない。
質に関しても安定して高く、時折目を見張るものも存在しており、作品としての価値を高めている部分と言えるだろう。

音楽 : 【 S 】
BGM20曲、Vo曲3曲(OP1/ED2)という構成。
BGMのバリエーションは物語の量と比較すると驚くほど少なく、いささか残念なところ。
一般的な品ぞろえではあるものの印象に残るものも多く、質は低くない。
Vo曲に関しても特筆すべき点はないが、「believe in love」のサビが「赤いスイートピー」のサビを彷彿とさせる。

お勧め度 : 【 S+ 】
クロシェットの代表的ともいえる作品。
萌えゲー・キャラゲーとしての評価だけでなく、その他の方面に関しても平均してレベルの高い作品となっている。
そのため広くお勧めしやすい作品となっており、特にこの会社の作風を知るうえでは参考になるだろう明るいタイトルとなっている。

総合評価 : 【 S 】
全体的に完成度は高いものの、どうしても個人的な評価方法でキャラゲー・萌えゲーは評価が低くなりがち。
実際はもう少し評価を高くしたいところなので、各評価の詳細をしっかりと見てほしい。

(ぶっちゃけコーナー)
どうしても真相にたどり着いてしまわないと不自然だから、どのルートに進んでもだいたいのことがわかっちゃんだよね。
そういう意味では物語の進め方は自然なんだけど、展開を変えてもストーリーの質として似てしまっているのが残念なところ。
能力を生かした展開等はすごく好きで、ここにもう一つストーリーとして深い部分を作ってくれれば…と思わなくもないけれど、メインは萌え・キャラゲーなんだし、それは酷だよな…。

この作品には関係ないけど今回から評価の分類を少し細分化しました。
各ルートについてもう少し詳しくかけたらいいけど、欠き方が安定するまではちょこちょこ変わるかも。
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[レビュー]しゅがてん!-sugarfull tempering-の感想
2017-05-21 Sun 00:00
<作品名>    しゅがてん!-sugarfull tempering-
<製作会社名>  Recette

しゅがてん!

シナリオ構成
S
攻略キャラは3キャラ。
共通ルートは3-4h程度、各個別ルートも3h程度でミドルプライス作品ということを鑑みても、ボリュームとしては少し乏しい。

【推奨攻略順 : める→氷織→シュコラ→エピローグ 】
エピローグのみ全キャラ攻略後に出現。
シナリオによるネタバレ等はないため、基本的には好きなキャラから攻略すると良い。

CG
S
しらたま先生原画の作品。
この作品で最も魅力的であり、セールスポイントともいえる。
柔らかく、淡く描かれた絵はさすがと言えるほど完成度が高い。
SD絵も数は少ないがいくつか存在している。

音楽
S
BGM14曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
全体的に落ち着いているBGMはアコーディオンのような、明るくも落ち着けるものを採用しており高評価。
Vo曲に関しては「Candy a mine」の思い掛けない質の高さに驚きを覚えたことを特筆しておきたい。

お勧め度
S
18禁版ごちうさ。
甘い萌えゲーの世界観が好きな方にはお勧めしやすい作品。
シナリオというほどの内容は無く、あくまでかわいい女の子のかわいい姿を見るための作品。

総合評価
S

公式ページ
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ダイヤモンドダストの舞う美しい夜、『妖精の夜』の伝説が残る街。
そこにある小さな洋菓子店「フォルクロール」は長期のパティシエ不在により経営難に見舞われていたのですが、屋根から降ってきた記憶喪失の主人公―クロウ―との出会いによって物語は動き出す――

今作の主人公は記憶喪失という設定もだが、もとよりかなり控えめな性格をしているため、基本的に周りに流されるように行動することが多く、恋愛的描写においては良くも悪くも受け身になるので、一般的な恋愛ゲームとかなり一線を画している部分と言える。
また、行動のメインとなるのが洋菓子店『フォルクロール』を中心としたお菓子作りであることも特徴の一つと言えるだろう。

作品のテーマやミドルプライス作品ということもあってか、各ルートはシリアスな展開もあるにはあるが、基本的には非常に軽くプレイできる内容となっている。
全√クリア後に見られるエピローグにて判明する主人公の正体やその他明かされなかった各キャラの役割等についても重要な要素とはいえるものの、あくまで今作にとってシナリオ部分は飾りと言える。


そんな中、この作品魅力のメインと言えるのは雰囲気ゲーと言われるほどに酷似したごちうさ――ご注文はうさぎですか?――感だろう。
作品をご存知の方は驚くほど、かの世界観との共通点を見出せる程であり、悪い意味でパクリではあるものの、良い意味ではオマージュ作品と考えることもできる。
かの作品しかり、萌えやかわいいキャラクターのやり取りに注力するその姿勢は立派な萌えゲーであり、この作品の心臓部と言ってもよいほどしっかりと描写している部分である。

コンフィグに関して特に問題は感じない。

【総括】
しっかりとしたテーマ・世界観で描かれた作品ではあり、楽しめる分はあるものの、シナリオ重視の当評価ではこの評価が妥当。

(ぶっちゃけコーナー)
絵を担当した「しらたま」さんは今回初めて意識したんだけど、言われてみれば「恋×シンアイ彼女」の絵でも出会ってた。
凄く繊細できれいな絵は、作品の強みとも相性がよさそうだった。
とにもかくにも「ごちうさ感」がすごいわ…。
出てくるキャラクターがかなりかぶってるしなぁw
ここまで突き抜けると、色々な意味で認めざるを得んのかもな…。
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[レビュー]Amenity's Life -アメニティーズ ライフ-の感想
2017-03-11 Sat 00:00
<作品名>    Amenity's Life -アメニティーズ ライフ-
<製作会社名>  HOOKSOFT

AmenitysLife.png

シナリオ構成
S+
攻略キャラは5キャラ。
5回のキャラシナリオ選択によって√が分岐する形のシナリオのため共通ルートは2-3hと短いが、各個別ルートに十分のボリュームがあり、全体的なボリュームに関しては十分と言えるだろう。

【推奨攻略順 : 望希→菜瑠→奏→麻帆→美栗 】
各キャラの攻略にロック等はないため、好きなキャラからの攻略で問題ない。

CG
S
線が細く、淡い塗り。
可愛さを前面に出したCGは時折見惚れてしまうものもあり、質・量ともに高レベルであることは言うまでもない。
何より評価したいのは背景だろうか、動くことこそないもののいつもは目立たない1枚1枚に対して、丁寧に書き込まれた事を感じさせられることも多かった。
そのほかSD絵も何枚か存在している。

音楽
S
BGM27曲、Vo曲3曲(OP/ED/挿入歌)という構成。
全体的に穏やかな学園物らしいBGMをそろえており、奇抜なものというのは存在しない。
あくまでも背景音楽としての役割のみを果たしていたといえる。
Vo曲で注目したいのは挿入歌としても扱われている「恋のパレード」だろうか、テンポのいい楽曲ではあるものの主張はし過ぎず、それでいてサビはどこか耳に残るものとなっており、ぜひ攻略後に落ち着いて聞いてほしいものとなっている。

お勧め度
S+
身の回り擬人化ドタバタ学園恋愛コメディ。
今までの作品より、より一層コメディ要素が強くなっており、全体的に笑いなら最後までプレイできる作品。
内容も擬人化という特殊な要素はあれど、純粋な恋愛学園物から大きくは外れておらず、安定してだれでも楽しめる作品にはなっている。

総合評価
S

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ある日、主人公――怜二の持っていたスマホが「女の子」になってしまった。
物が突如として女の子になる擬人化現象はそれで終わらず、家のオーブンやくすり箱、座椅子や掃除機、はてはエレベーターまで…。
そんな出会いは主人公たちだけではなく、周りの人たちも巻き込んでいって――。

物に限らず、動物なども含めれば擬人化作品というのは今までにも複数の作品が世に出されている。(※妖怪等は別にしても)
しかしながら、それらの多くの作品はエロメインの作品であり、純粋な学園恋愛物としての作品は比較的目新しい。
それゆえに…というわけではないが、物語として(シチュエーションとして)不自然な点は数多くあり、そのあたりに関しては舞台を成立させるために目をつぶるほかないのだろう。

全体的に会話中心のテンポがいい物語展開で、レベルの上がったギャグと合わせ、プレイしていて退屈を感じること泣く最後までプレイできる。

擬人化というのが物語の要素として大きなところを占めていそうではあるが、実際のところ中身は純粋な恋愛学園物であり、擬人化部分がシナリオと大きく関連するのは5√中2√で、さらにどうしてこの現象が起きたか等の根本的な話題に踏み込むことはない。

恋愛学園物として重要な「キャラの魅力を伝える力」についてはやはりHOOKSOFTとでもいうべきだろうか、選択制シナリオや告白、ピロートークシーン等々でしっかりとじっくりと描き出しており、時折見せる描写力は手放しでほめられるほど。
この辺りに関しては、全体的な物語の不自然さを鑑みても評価しておきたい。
個人的には外野の様子もわかって少し面白い掲示板機能も、今までと比べてだいぶ便利になっているので注目してほしい。

少し残念と言える部分なのは、全体的に見るとかなり平坦な物語という事だろう。
一つ一つの物語は割と丁寧に作られている印象なのだが、すべてクリア後に心に残っているものが思った以上に少なく、他の作品に埋もれてしまいそう。
個人的には奏でもう少し深く踏み込んだ物語にしてしまってもよかったのではないかなと思ったり、他にも要素として挙げられている擬人化部分をもう少し前面に押し出すことももちろん必要だろう。

コンフィグに関しては非常に使いやすく、プレイしていて困ることはない。

【総括】
ギャグ要素強めのドストレートな恋愛学園物であり、擬人化部分をあまりうまく使えなかったイメージがあるので、平均ともいえるこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
ザックリ言っちゃうと「何で擬人化?」ってのがあんまり伝わってこなかった。
擬人化代表のスマートホンの麻帆√ですらあんまり伝わってこなかったんだから、作品全体にそういう雰囲気があるというのが現状。これなら擬人化じゃなくても同じようなの作れてしまうんじゃないか…とおもってしまう。
『物』に対してもう少し別のアプローチ、「いつも寄り添ってくれる」「大切にしなければ」みたいな、部分も深めていかなければ、人と物にとって本当に快適(アメニティ)な生活はこないんじゃないかな、とうまいこと言ってみたりする。
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[レビュー]フローラル・フローラブの感想
2016-10-14 Fri 00:00
<作品名>    フローラル・フローラブ
<製作会社名>  SAGA PLANETS

フローラル・フローラブ
シナリオ構成
S++
攻略キャラは6キャラ。
共通ルートもしっかりとしたボリュームがあり、各個別ルートも2-3h程度の長さがあるため全体的なボリュームとしては十二分と言えるだろう。

【推奨攻略順 : アーデルハイト→こはね→愁→七緒→夏乃→Informalnote 】
全キャラ攻略後にInformalnoteが出現するほかに攻略順に指定はないものの、おそらくこの順番の攻略が最もシナリオを楽しむことに向いているだろう。

CG
S
線は細くはっきりとした塗りの絵。
全体的な質のレベルが上がっていることは言うまでもなく、枚数に関しても各キャラの構図数が非常に豊富。
スマホ画面用に独自のスタンプなども用意していたりと、細かいところにまで手を加えている。他にSD絵も数多く存在している。

音楽
S+
BGM36曲(inst除)、Vo曲3曲(OP1/ED2)という構成。
今回のBGMには水月陵さんがかかわっていることもあり、説明するまでもなく安定の質と言える。作中に宗教的な話が入ってくる為か、そういったものをイメージした曲が多いのが印象的。単体として驚く曲というのはあまりないのだが、中でもBGM「キミを待つ夕暮れ」や「innocence song」は文章とよくマッチングできたためか涙腺を非常に刺激してくれる良曲となっていた。
Vo曲もノリのいいOPや「Let there be light」などのしっとりと歌われたEDも素晴らしく作品をプレイしてからもう一度よく聞いてほしいものとなっている。

お勧め度
S++
主軸の話にかなり変化球を含んだ学園恋愛物。
しかしながらその品質はさすがと言えるレベルで今までのファンはもちろん多くの人が楽しめる作品となっている。
なお、シナリオには「天使」等キリスト系の宗教話が多く絡んでくるため、そういった話が苦手な人だけ注意が必要ではあるものの、特に知識を必要することはない。

総合評価
S++

公式ホームページ
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人の善なる心と悪なる心を羽の色として見極めることができる主人公。
その力は、幼き日「天使」を見た時から手に入れたものだった――。

上記にもある通り主人公は特殊な力を持つ設定で、ほかにも忍者のような修行を積んでいるため様々な特技を持つが、幼少期の体験により自身を卑下する癖を持つ。
そんな主人公が様々な経験を経て、悩みを抱えるヒロインとともに問題にぶつかっていく…というのが今回の作品。

今作の見どころの一つとして挙げられるのは序盤の夏乃救出時の展開だろう。
しかし残念というべきか、戦闘関連のシーンは作中にはあまり多くなく、ああいったシーンは以降の展開ではかなり少なくなっている。
むしろ作品としてのメインは心情描写を中心としたものであり、とくに主人公の能力もあってか「善」と「悪」を意識するシーンが多くなっている。
そういったテーマと合わせて(対比させて)宗教話が挿入されていることも多く、そういった話が好みな人にはたまらないだろう。

もう一つの要素として、序盤から隠されている主人公の過去というものがある。
それは主人公の過去だけではなく、物語の真相と言い換えてもいいのだが、クリアをするごとに記憶のピースとしてそれらを手に入れることができ、以降の共通ルートでもすこしだけ話が変化する部分もあり、すべての√をクリアすることで真相へと迫る「Informalnote」が攻略可能になる。
作中では隠されたヒロインの話もそうなのだが、もう一人の主人公といってもいい利成の話がしっかりと描かれており、ヒロインの他にそのほかのサブキャラたちにもスポットが当てられしっかりと締められる最終√となっていた。

泣きシーンにおいても各ルートの各ポイントに存在している。
どちらかというと号泣するよりは、少し泣いてはまた物語に引き込まれて…というのを繰り返す作品であり、勢いこそないがシナリオとしては十分に深く作りこまれており、読ませるシナリオとなっているため、涙腺が緩い人は泣いて、それ以外の人でも読んでいて楽しめる作品となっている。
また読後感が非常に良かったのも評価のポイント

コンフィグに関しては十分に使いやすい物になっている。
しかしながら、右に出るセーブロードの使い方には注意が必要

【総括】
物語としてはかなり難しいジャンルの構造をした作品となっているが、さすがサガプラといったところか全体的に上手くまとめており、全体的に完成度の高い作品としてプレイすることができており、この評価となっている。

(ぶっちゃけコーナー)
意外と話としては突拍子もない物なんだけど、めずらしく? というべきなのか、ほとんど意識せず物語の中に溶け込めた印象がある。
出てくるキャラは特殊で慣れるのに時間がかかるかな…と思いきや、意外とそうでもなかった当たり、全体的な描写の自然さ等のレベルが高かったのだろう。
今回は特に主人公の背負っているものの重さが結構なものだったので、そのあたりをもう少し重点的に攻めれば泣けたのだろうなぁ…という想いもあったのだが、割とそのあたりは流すところは流していた印象。
食器の当りは結構使ってたけど…ネズミは簡単すぎたな。
七緒でしか使わないのならもう少し攻めてもよかったのかも? なんて、全体が高いからこそもっとを求めてしまって、今更ながらにおもったりもする。
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