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[レビュー]Making*Loversの感想
2018-02-22 Thu 00:00
<作品名>     Making*Lovers
<製作会社名>   SMEE


MakingLovers_20180121001739353.png
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】
『交際してから育む恋心』をコンセプトにしており、付き合うまでの描写がかなり短く殆どヒロイン達の事を知らない状態で付き合うところから始まることになる作品。
各√においてシナリオの進行具合(二人の関係の進展具合)によって『進展編』と『恋愛編』の二段階に分けられており、それぞれのシーンで自分でデートコースを選ぶシーンがあったりとアクセントを加えている部分も見受けられる。

タイトルにもなっているが『恋する気持ちを育ててゆく』を基本として、シナリオでは丁寧にお互いの気持ちが育ってゆく様子を描き出しており、物語を進めてゆく中でヒロインたちの魅力や悪い所、悩み、嫉妬...等などの一面を知ってゆくことになる。
基本的に主人公と攻略ヒロインでの一対一でのやり取りを中心にしており、それ以外は各ルートで共通のサブキャラクターが多少出てくる程度なので物語の発展性に限界が来て飽きが来るかとも思ったのだが、SMEEの持ち味でもある主人公のキャラクターがここで良く光っていた。
どのヒロインであってもうまく冗談を挟み、笑いにより日常シーンのテンポをつくっており、どのルートにおいても印象のまったく違うシナリオになっていた点については非常に高評価。
基本的にはキャラの魅力を主軸とした作品ではあるが、たくさん笑えて、少しだけ泣けるそんな作品だった。



共通√ 【 S 】  1h
各ヒロインと出会う(付き合う)までのプロローグ部分が中心となっており、妹として継続的に関係がある亜子以外は、その他のヒロイン次と全く出会わずに終了することもある。
基本的に各ヒロイン√で構成されている作品と思ってよいだろう。


小鳥遊亜子|Making Lovers SMEE 9th Project
小鳥遊 亜子√【 S 】  2-3h
主人公の義理の妹で、主人公と同じくノリがよく、日常会話では主人公や両親との会話でボケとツッコミをこなしている。
ちなみに本人は隠しているつもりだが重度のブラコンである。

全ての女の子との出会いフラグを折ることで亜子√に入ることができ、主人公への荒治療のため一夏限定で恋人関係となることになることで個別√にはいる。
二人が棲む実家と亜子のバイトするファーストフード店を中心として話が展開してゆくことになる。
コンセプトとしては『妹の恋』ということで、日常シーンでは妹だからこその阿吽の呼吸で特に笑いに関してはほかのルートよりも多かった印象が強い。
またイチャラブシーンにおいても、深く自分を理解してくれているからこそ安心して行動できる反面、家族という枷があるために積極的になれない二人など、細かいところまで描けていた。
他の√ではあまり明かされなかった主人公の過去や妹についての気持ちなどが明かされる終盤のシーンはこの作品随一の見どころと言える。


北大路可憐|Making Lovers SMEE 9th Project
北大路 可憐√【 S+ 】  2-3h
主人公の大学時代の同期。
プライドが高く責任感が強く真面目だが、それが災いして空回りすることもあり、焦ると過呼吸になってしまう一面もある。
性格上、リアクションが素直なので、いじるのが大好きな主人公との相性がもっともよいキャラクターで付き合う前から付き合った後までその関係は変わることない。

個別√では可憐の境遇を知ってしまい放っておけなくなった主人公が、無理やり同棲と交際を始めることから物語が始まる。
典型的なツンデレタイプの可憐は序盤こそケンカしたり遠慮したりと心の壁があるものの、徐々に主人公に対してデレる傾向が強くなり、嫉妬したり甘えたり、ケンカして、笑って、と多くの魅力的な一面を見せてくれる。
『対等な恋』をテーマに作られたシナリオは、フラワーショップで夢を追う可憐を傍で支え見守ってゆくものとなっており、終盤で「Girls' Carnival」が流れるシーンでは思わず涙するほどの完成度。
大切なパートナーと過ごす人生という物をこれほど魅力的に描いた作品はあまりなく、萌えゲーとしてだけではなく、もう一歩先に進んだ恋愛物語としての形がある。


鹿目レイナ|Making Lovers SMEE 9th Project
鹿目 レイナ√【 S 】  2-3h
今、若い子に人気のモデルの仕事をしている学生。
主人公が交通事故に遭ったことをきっかけに知り合い、その後母に紹介された管理人の仕事先である女子寮で再び出会うことで、一方的に好意(興味)を抱かれ無理あり付き合うことになる。

『主導権は彼女』のコンセプトにもあるように、レイナはいわゆる小悪魔的ヒロイン。
主人公を巻き込むように色々なところに連れまわしたり、さりげなくボディタッチしたりと、恋愛において攻めの姿勢が強く、主人公を困惑させるほど積極的に好意を示してくれるシーンが多い。
しかしながら、それらの行動に根差すのは主人公の一途なまでも純粋な思いであり、それがわかる序盤の雨の日のシーンなどは思わずグッと来てしまうほど。
ワガママで騒がしく、一緒にいると疲れてしまいそうなタイプのようにも思えるが、あくまで主人公のためにいろいろと画策していると考えると、その魅力も一入。
また、主人公をからかう無邪気な表情を見せる一方で、主人公に言い寄る女性を見て嫉妬したり、ふっと見せる優しい表情や思い悩む一面などなど、長い時間を一緒に過ごしているうちにわかってくる彼女の内面的な魅力を知る事ができる√となっている。


鳴瀬 咲 Making Lovers SMEE 9th Project
鳴瀬 咲√【 S 】  2-3h
ひょんなことから知り合いになった容姿端麗、成績優秀、いいとこ育ちの年上お姉さん。
天気予報士をしており、仕事をする上ではパリッとしている反面、プライベートでは少し天然の入ったふんわり癒し系の雰囲気も漂わせている。
性格からか恋愛に臆病になっておりこの年まで恋愛経験はゼロだった。

ある種の偶然で同じ職場で働くことになった二人、公私ともに時間を過ごしてゆく中で主人公との恋愛にのめりこんでゆく咲さんの可愛さがじっくりと見られる√。
特に咲はスペックこそすさまじいものの決して聖人君子というわけではなく、焦げすぎた焼肉が好きだったり、カチンと来ることがあったら素直に怒ったりと不器用な部分もみられる、人間味の溢れるキャラクター性が魅力。
『大人の恋愛』をコンセプトに作られた、ゆったりとして癒されるそんな包容力のある年上のお姉さんとの恋愛模様を描いたシナリオ。
終盤では若干謎だった、主人公と付き合った理由なんかも明かされたり。


月野ましろ| Making Lovers SMEE 9th Project
月野 ましろ√【 S 】  2-3h
レストラン『リヴァイアサン』でホールスタッフとして働く不思議な雰囲気の女の子。
独特の価値観から繰り広げられるのんびりとした会話が持ち味で趣味はゲーム。
後の展開では主人公の隣の部屋に住んでいることを知ることになる。

主人公とは『リヴァイアサン』で出会い、そこで主人公がバイトを始めると同時に『恋人証明書』なるものをましろから渡され、成り行きで交際がスタートする。
のんびりとした恋愛をコンセプトに作られたシナリオはテーマの通り、深く考えずお互いが惹かれる気持ちをそのままに表現しており、独特のテンポで繰り広げられる、どこか抜けた掛け合いとその中で見え隠れするましろの可愛い所が魅力。
シナリオの内容自体は割とカラッポなのだが、職場で、家で、デートで、同じ時間を過ごすことで仲が深まってゆき、クセや習慣、知らない顔を一つ一つ知って変わってゆくお互いの関係や雰囲気の再現度は高い。


[ 主人公 ] 小鳥遊 和馬
今作の主人公、名前を変更可能。
元々はWebデザイナーをしていたが、ブラックな会社だったためすぐに辞めて、現在はフリーターとして次の仕事を探している。
ノリがよく相手や場面によってボケとツッコミをコロコロ変えられるが、譲れないことに対してははっきりと主張をする一面もある。
エロにはある程度正直でシスコンな部分もある。


【推奨攻略順 : ましろ→咲→レイナ→可憐→亜子 】
攻略順に指定やロックは基本的に存在しない。
しかしながら、亜子ルートは最後に回した方代わりと綺麗に終わる気がする。

CG : 【 S 】
細い線に淡い塗りの絵。
一部CGでは少しバランスが崩れているように感じるものもあるが全体的に完成度は高く、CGの枚数も十分と言えるだろう。
各立ち絵には目パチ機能付き。


音楽 : 【 S++ 】
BGM25曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
多数あるBGMやEDは言うまでもなく素晴らしいが、今回この作品で特に評価したのはユウカさんの歌うOP曲の『Girls' Carnival』。
ポップで軽い曲調と共に女の子の日常を歌ったもので、思わずハミングしまうようなイントロのリズムや、心躍り出すような歌詞とともに歌い上げられるサビは魅力的の一言に尽きる。特に本編では聞くことのできないCメロからの流れも必聴。
これが本編で流れたシーンはいい意味で雰囲気をガラリと変えられ、思わず涙を流すシーンもあるほど。


お勧め度 : 【 S+ 】
SMEEの10周年作品ということで、すごく泣けるシナリオというわけでもないのだが、魅力的なヒロインたちとの交際シーンを丁寧に描写したこの作品は『恋愛物』としての追い求めていた一つの完成形と言ってしまっても過言ではないだろう。
じっくりと1キャラ1キャラを攻略したい人にこそお勧めしたい作品。


総合評価 : 【 S+ 】
少々盛り上がりに欠けるシナリオではあるものの、じっくりと描き出された様々な恋愛は完成度も高くこの評価となった。


(ぶっちゃけコーナー)
SMEEは本当に魅力的な主人公を書くのがうまいな。
すごい人ってわけでもなく聖人君子でもない、お調子物でエロに正直で、変なところに頑固でどちらかというと、どうしようもない人物なんだけれども、相手に対しての幸せをしっかりと考えてくれるんだよな。
等身大に近いからこそ、こういう恋愛作品に感情移入しやすくなるし、そういった下地があるからこそ、物語の中での出来事に一喜一憂できる。
そういった意味では魅力的なヒロインたちとのシーンを一つ一つ丁寧に描写していた点もうまく作用していた気がするなぁ。
あとはOPの『Girls' Carnival』が本当にいい曲なんだよなぁ…。
泣ける曲ってわけではないんだけど、シナリオ中で流れるとなんでかこみ上げるものがあったんだよね、可憐ルートとかはまさにそれだった。
SMEEのOPにハズレは無いって言ってもよいかもしれん。
ちょっと過剰評価かもしれないけれど、好きな会社の作品なので多めに見てもらおう。

あと機能的な面なんだけど、実はこのゲームセーブ・ロードボタンが存在しない。
右クリックからコンフィグ→セーブ/ロード画面に切り替えることが出来るんだけど、間違える間違える・・・オートセーブがあったからよかったものの、やはりこの変は使いにくかったかも。。。
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[レビュー]ノラと皇女と野良猫ハート2の感想
2018-02-15 Thu 00:00
<作品名>     ノラと皇女と野良猫ハート2
<製作会社名>   HARUKAZE


ノラと皇女と野良猫ハート2
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S++ 】
前作『ノラと皇女と野良猫ハート』の続編。
話としてはあるキャラクターのアフター等ではなく、共通ルート後の設定を引き継いでのシナリオとなっており、前作から登場していたヒロイン3人と、新ヒロインのアイリスを加えての4√構成となっている。
相変わらず勢いがあるテンポのいい日常シーンは健在で笑いに関しては最高峰と言っても過言ではないだろう。
もちろんそれだけではなく、Hシーンを含む各イチャラブシーンや泣きシーンといったものまで全てにおいてパワーアップしており、作品の完成度は高い。

会話を中心とした簡単な文章は慣れるまで人を選びはするものの、広く誰にでも楽しめるため最初から最後まで頭を空にして楽しめる。特に前作をプレイした人にとってはストレスなくプレイできる内容と言えるだろう。

ルート間の話はかなり差があり雰囲気も違うため、√によっては新ヒロインのアイリス皇女が空気になっている√も多い。
また、各ルート攻略後にはExtraということで前作ヒロインを含めたショートストーリーや定番の『ネコのお考え』等もたくさんあるのでこちらも見どころ。


共通√ 【 S+ 】  2-3h
新キャラであるアイリスとの出会いのシーンまでが回想シーンとして描かれている。
会話中心のテンポ良い会話と破壊力の高い笑いで構成された日常シーンは非常に魅力的。
シナリオとして新キャラの登場や新設定の存在等の障害はあるものの、基本的に勢いだけで読める文章で難しい部分は後回しという雰囲気が強い作風でもあるので、読みづらさというものは一切ない。
ただ、前作の説明などはかなり簡易的なので1(無印)を飛ばしてのプレイはやはりお勧めしずらい。


ノラと皇女と野良猫ハート2
アイリス・ディセンバー・アンクライ√ 【 S 】  2-3h
今作からの新規追加ヒロイン、アンクライ王国出身の忘却の皇女。
華やかでいつも明るく尊大、まさに皇女といった雰囲気をまとっているが、知識が乏しく空回りしてしまうことも多い。しかしながら非常に前向きな考え方をしており、時にはへこたれもするものの基本的にはすぐに立ち直ってまた前に勧めるそんな子。
彼女自体は割とかなり変なのだが、常識自体はあるので主人公の周りのメンツと絡むとツッコミ役に回ることが多い。

個別√では彼女の出身国『アンクライ』をテーマとしたシナリオになっている。
実はシナリオ自体は結構複雑でよくできているのだが、登場人物が主人公を含めて難しい話についてこれない人たちばかりなので、基本的に流されている。
アイリスについて、彼女がデレるのは割と早く素直ですぐに照れるシーンや前のめり可愛いシーンがふんだんに含まれている。イチャラブMAXともいえるほどシーンも充実しているため、十二分に彼女の魅力を堪能することができるだろう。
もちろん、寒さと寂しさを知っているから優しい彼女の本質的な美しさも見どころの一つと言えるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (2)
高田 ノブチナ√ 【 S++ 】  3-4h
前作からの昇格ヒロイン、主人公の幼馴染でクラスメイト。
相も変わらずぶっとんだ性格の子で、ノラや田中ちゃんや井田とつるんでいることが多い。

個別√ではアンクライ皇女一行が来る前の話となっており、前半は文化祭、後半はそれに加えて高田家の家族や過去の話を絡めた任侠にあふれたシナリオになっている。
彼女の性格上、イチャラブという成分は少ないがその分シナリオの完成度は高く、テーマとして含めた「生と死」や「親子の絆」というものを多くの魅力的なキャラクターとのやり取りで描き出している。
田中ちゃんとの手紙のやり取りや後半のノブチナの心情を吐露するシーンなどなど質の高い泣きシーンも多くあるうえ、テンポの良い笑いシーンもふんだんに含まれており評価としてはかなり高いシナリオと言えるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (3)
ルーシア・オブ・エンド√ 【 S+ 】  3h
前作からの昇格ヒロイン、パトリシアの姉。
姉のパトリシアと距離が近い主人公へを問題視している。

個別√では犬が苦手なルーシアのためにノラが奔走する話から始まり、ケガをしたノラの看病や果ては冥界のガルム一派のお話まで、テンポ良く去れども中身を充実させたシナリオとなっている。
ルーシアの優しさや抱えている闇といった彼女の本質的な部分を過去の出来事と絡めて描いており、彼女のまだ見えない一面が沢山みられる光と愛のお話になっている。
特に看病をする中で見える世話好きな一面やデレてからのルーシアの可愛さは言葉に表すことがほど素晴らしく、萌えて、笑えて、そしてほんの少し泣ける見どころがたくさんある良いシナリオといえるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (4)
ユウラシア=オブ=エンド√ 【 S 】  2h
前作からの昇格ヒロイン、パトリシアの妹。
最近は地上にも慣れて携帯をほしがっている様子。
相変わらず姉のパトリシアとの距離が近い主人公への当りはきつい。

個別√ではとあるきっかけから始まったアイドル活動を中心として、普段あまり交わらないノラとユウラシア二人の時間を描いている。
生意気なところもあるけど、基本は元気いっぱいで無邪気で天真爛漫を地でゆくユウラシアの可愛さがこれでもか、というほど描かれた√となっている。
他にも冥界の母(ユーラシアの母)の思惑なんかが絡んだ√にもなっているのだが、そこまで深い内容ではなく、あくまでユウラシアとノラが恋人のような時間を重ねてゆく様子が描かれた√となっている。


[ 主人公 ] 反田ノラ
前作からの主人公。
基本的にネコになっていることが多いが、時々キスして(されで)戻っていることもある。
今作でも序盤から家が氷漬けになったり、ドラゴンに襲われたりいろいろと巻き込まれている。

【推奨攻略順 : アイリス→ユウラシア→ルーシア→ノブチナ→(他Extra等) 】
攻略順に指定はない。
一部ヒロイン攻略後にExtraとして前作ヒロイン√等が解禁されるほか、一部『ネコのお考え』も追加されるため見ておくこと。


CG : 【 S 】
前作に引き続き、しっかりした線と濃い塗りの絵で立体感と質感のある絵。
前作ヒロイン等の立ち絵に変化はないものの、新キャラやサブキャラ達の追加が多く、また一部動画のような動きのあるシーンや挿入される背景がランクアップされているのも見て取れる。
イベントCGの枚数の枚数も多く、質も高いことから満足度も高い。


音楽 : 【 S 】
BGM複数曲追加、Vo曲7曲という構成。
OPの「クライングハート」は新キャラクターであるアイリスとその従者ノエルのCVをやっている花園めいさんと雨場つかささんが歌っている。
その他にもたくさん作中には挿入歌がふんだんに使われており、どれもシナリオと合わせて聞くと気分を盛り上げてくれたり、泣きシーンの演出補助になっていたり、時には哀しみのシーンを演出したりと多種多様な役割を担っている。


お勧め度 : 【 S++ 】
もちろん、こちら単体で楽しむこともできなくはないが、前作「ノラと皇女と野良猫ハート」をプレイしてから始めることをお勧めしておきたい。
前作が好きだった方は、過去のヒロインが攻略対象でない事のみ注意をしてプレイをしていただきたいが、Extra等でショートストーリーがあるうえ、黒木以外のキャラクターは割とよく出てくるので、そのあたりは心配ないだろう。
それ以外の完成度に関しては言うまでもなく高いので安心してお勧めできる作品である。


総合評価 : 【 S++ 】
全体的な完成度が高く、笑えるだけではなく、泣ける作品にもなっており、続編ということを鑑みてもこの高評価は揺るがない。


(ぶっちゃけコーナー)
何でこんな面白いんだろうなぁ、と思うくらい爆笑シーンがたくさんある。
ツッコミとボケのバランスがいいのかなぁ…新旧ヒロイン達もそうなんだけどサブキャラクターがすごく輝いているのもいいよなぁ。
めちゃくちゃにやっているように見えて、一つ一つにきっちりと魂があって、それ相応の行動と発言をしているから、説得力とかがあるのかも。
ふざけているシーンに見えてもその裏にはかなり重たい設定があったりするし、けれどもそれを引っ張らずに作風らしく明るく笑い飛ばすあたりがこの作品の魅力ともいえるのかも。
それにしても黒木さんがんばってんなぁ…何で海外いるんだろ、出演回数が必然的に少ないのに出てきたらスゲェ笑うわ。
アイリスのツッコミでも同じくらい笑ったけどアイリスと若干キャラ被るからか…? いやまさかな。。。 
意外だったのはノブチナ・ルーシアの√完成度がずば抜けて高かったことかなぁ。
特にノブチナ√はすごくたくさんの要素が詰まってて、すばらしさが正直一言では表せない…というか、ネタバレはあんまりしたくない√だしな。。。
もちろんそれ以外のアイリス√の背景とか、そのあたりもかなり真剣に考えると興味深いし、細かいところだと√によっては井田と田中ちゃんのペアとかそういうところも面白い部分が詰まってる。
いろんな意味で見どころが多くて、久しぶりに純粋に楽しめる作品だった。
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[レビュー]この大空に、翼をひろげて SNOW PRESENTSの感想
2017-12-18 Mon 00:00
<作品名>     この大空に、翼をひろげて SNOW PRESENTS
<製作会社名>   PULLTOP


この大空に、翼をひろげて SNOW PRESENTS
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シナリオ : 【 S 】
本編後とソアリング部アフターの間、碧たちが4年生の冬休みを舞台にした作品であり、ソアリング部での冬合宿を終えた碧と小鳥トビウオ荘での疑似同棲をメインとした作品。

作品は年末の約2週間の話となっており、カレンダーから各イベントチャプターを選択する方式をとっており、特定チャプターをクリアすることで選択肢が増えたり、話の続きが読めたりする。

足が不自由だった小鳥がリハビリを行うなかで目標とすることを羅列した「やりたいことノート」と題したノートを作成しており、そのノートの存在を知った碧がその願いをひそかにかなえてゆく…という内容になっており、基本的に最初から最後まで二人のイチャラブストーリーとなっている。

全イベントCG以外だけではなく立ち絵を3Dモデリングしていたり、録音をバイノーラルにしていたりとシナリオ以外にも没入感を煽る形式をとっている。


【推奨攻略順 : 無し 】
√が存在しないため、攻略順も存在しない。
選択チャプターは日付順でよいが、コンプリートの為には特定チャプターを見た後に既読のチャプターを再度読む必要もあるため、攻略サイトを参考にしてもよい。


CG : 【 S 】
イベントCGは2Dイラストをもとにモーションイベントムービーに。
立ち絵などは本編のOP等でも使われていた3Dモデリングをさらに進化させたものを使用しており、作中ではいろいろな動きをする小鳥が見られる。


音楽 : 【 S 】
BGM3曲、Vo曲2曲(OP+α)という構成。

OPは小鳥のキャラクターソングである「PrivateSky」が本編のテーマソングの旋律等をつかいつつ、作品の雰囲気に合わせた可愛い曲に仕上げられている。
また本編ではあまり関係ないものの「Perfect sky 合唱Ver」等もセリフ入りでまた違う魅力のあるボーカルソングとなっている。


お勧め度 : 【 S 】
ころげての小鳥ファンのための作品。
シナリオとしては短いのでそこだけは残念だが、それ以外という意味では3Dモデリング等を非常に頑張っており、FDとしての新しい可能性を感じる作品。
もちろん、ころげてをやっていないならあまり面白く感じられないだろう。


総合評価 : 【 S 】
FDとしては評価しずらく取りあえずこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
『ころげて』自体がまぁ凄い作品だからね、普通に面白いわ。
各3D描写とバイノーラルの愛称はすごいね、この次はVRくらいしかないだろうしなぁ。
没入感という意味ではレベルも高く、シナリオも薄いけどサクサク読めるから飽きも来ないよね。だからかもしれないけど、純粋に「小鳥ってこんなにかわいかったっけ!?」ってなる作品だと思うわ。

作り手の小鳥への愛がひしひしと伝わるんだよね、スタッフに愛されてるわ。。。
正式に「ころげて」のアフターが出ている事やメインとしてイチャラブが押されているってところとか、あとはやっぱりあの作品への熱い想いみたいなのが変わったらいやだな~というのがあってこの作品は実は長い間手を付けていなかったんだけど、全く別物として受け入れられるもんだな。
一層、あの空へ熱い情熱を向ける作品に帰ってきてほしいという想いがつよくなったわ。
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[レビュー]ワガママハイスペックOCの感想
2017-12-15 Fri 00:00
<作品名>     ワガママハイスペックOC
<製作会社名>   まどそふと


ワガママハイスペックOC
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キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】
前作「ワガママハイスペック」のヒロイン4人のアフターストーリーとなる4篇と真ヒロインとなった奏恋・千歳・縁の3人のシナリオが追加されたファンディスク。
スタート画面から各ルートを選ぶ仕様になっており、新ヒロインを含めて時期や状況などは完全に別で独立したものになっていて、例えば奏恋√では新キャラの彼女の妹たちに立ち絵が付いたりと新しい要素も多少存在。

前作という大きな前フリがあるおかげか、ヒロインたちだけではなくサブキャラクターも含めて自由に動き回っており、日常シーンやこまかい部分でのキャラ同士の掛け合いが非常に面白くなっており、前作よりもパワーアップしている部分として挙げられるだろう。

各ルートも1hちょっとと割と短めではあるのだが、だからこそ話がコンパクトにまとまっており、話もテンポよく展開していくので見ていて飽きることがない。
何より伝えたい内容がしっかりと伝わってくるのが良い所だろう。
テーマである「ワガママ」ということに対しても各ルートで様々なアプローチをしており、そのあたりもうまく表現できていたと思える部分である。


ワガママハイスペックOC キャラクター
鹿苑寺 かおるこ√ 【 S+ 】  1-2h
かおるこの両親に挨拶したはいいものの、純文学作家と勘違いされてしまい主人公はかおるこの頼みもあって、純文学作家の振りをすることになる…という話。
前半は舞台を田舎のレンタル古民家に移してのイチャラブストーリー。前作にもまして甘々なかおること主人公のやり取りは見ているだけで癒される。
後半はこの√のテーマと言える主人公とかおるこの作品「デレスク」について。
家族に対してワガママになり切れていなかったかおるこの心理描写やかおること千歳のやり取りはいろいろ知った今だからこそ涙が出る話となっており、アフター√として十分に質の良い√になっているといえる。


ワガママハイスペックOC キャラクター1
桜木・ルーフォレット・アーシェ√ 【 S 】  1-2h
アーシェが自分の夢のため、ウィーンに行って1年後のお話。
小旅行としてアーシェに会いに行ったウィーンでの小さな事件や主人公の卒業式がメインになっている。
ウィーンという慣れない土地に来た主人公を気遣っていることや、遠距離恋愛という特殊な関係性もあって、本編よりも優しく描かれているアーシェが特に魅力的。
サクサクとテンポよく色々な話が入っていることや、過去(本編)を振り返りつつ各サブヒロインを上手く登場させるなど、コンパクトにまとまった良い√となっている。


ワガママハイスペックOC キャラク2ター
鳴海 兎亜√ 【 S 】  1-2h
タイトルのワガママハイスペックを体現する兎亜。その性質はアフターになっても変わらず…というよりヒートアップしており、さらに兄への依存度が高まっているエピソードがいくつも詰まっている。
どちらかというと、兎亜に尽くす主人公を眺めるギャグ系のお話。
何事もローテンション・やさしさゼロ、やる気ゼロの兎亜が本当は兄の事が大好き…とわかるシーンは破壊力抜群。


ワガママハイスペックOC キャラクター (1)
宮瀬 未尋√ 【 S 】  1-2h
未尋のアフターストーリー。
付き合って3年経つ二人。一歩先の関係へ進むためになかなか行動を起こさない主人公に未尋が一計を案じる、というお話。
付き合って愛情を確かめ合った後、主人公だけではなく兎亜をも面倒を見る高い母性をもった未尋が繰り広げるワガママなイチャラブコメディ。


ワガママハイスペックOC キャラクター (2)
四月一日 奏恋√ 【 S 】  1-2h
主人公のクラスの委員長で演劇部の副部長で今作からのヒロイン昇格。
ギャルっぽい見た目のせいで軽く見られがちだが、実際は男性経験も乏しくまだ小さい二人の妹の面倒を見るために忙しくしていることも多い。

とあるきっかけで四月一日家によく顔を出すようになり、二人の距離も自然に…という学生同士らしい導入から始まる√。
本作では見られなかった奏恋のイタズラ好きな一面や家庭的な一面、恋をした後の一途な様子や会長へのヤキモチなどなど様々な一面を見せてくれている。
そのほか√後半では「ワガママ」というテーマにたいして、他の√とは違うアプローチをしていたのは見事というほかない。


ワガママハイスペックOC キャラクター (3)
鷹司 千歳√ 【 S+ 】  1-2h
主人公の連載するマンガの担当編集。
辛口なツッコミや厳しいコメントが多く、冷静で冷たい態度が特徴的で、FDから新規ヒロインに昇格することとなった。

主人公の処女作であるインターネット小説「紫苑の君へ」という作品の小説出版が端を発する物語。
主人公の過去の問題であった両親(主に母親)に関連した内容もあり、この作品では珍しく重めな話も少しはいった√となっている。
それだけに主人公が千歳へ送ったメッセージがわかるシーンなどの感動シーンはよく出来ており、思わず涙を流してしまうほどで、押せ押せで責める主人公とどうしても立場や年齢を考えてしまう千歳の攻防や、いつも敵になることが多い妹の名サポートシーンや、主人公の珍しい”ワガママ”等々短いながらも見ていて飽きない内容となっている


ワガママハイスペックOC キャラクター (4)
岩隈 縁√ 【 S 】  1-2h
FDである今作でヒロインに昇格した主人公のクラスの担任。
元ヤンだった過去が原因で若い頃に恋ができず、二十代後半の今は結構願望が異常に高い。

結婚相手を探すための街コンに惨敗し、酔って道を歩いていた縁に捕まった主人公がそのまま…という、どうしようもない流れで関係を持つところから話が始まる。
教師と生徒ということで生徒会メンバーに秘密で恋する二人のシーンや気は強いけど、押されると弱くて流されてしまう縁のかわいらしい一面等々、個別√では本編ではみせきれなかった縁の魅力を、楽しいキャラクター同士の掛け合いたっぷりのお話で、存分に見せてくれている√となっている。


【推奨攻略順 : 未尋→兎亜→アーシェ→縁→奏恋→千歳→かおるこ 】
攻略順に特に指定はないものの、千歳やかおるこなどは後ろに回しているのは内容も考慮したうえでの個人的な好み。


CG : 【 S 】
前作同様の高品質の絵。
量に関してもキャラが増えた分、どうしても一人一人の分量が減ってしまってはいるもののファンディスクということを考えれば十二分に評価できるだろう。
SD絵も各キャラ1枚は入れてくれていることを追記しておく。


音楽 : 【 S++ 】
BGMは26曲、Vo曲9(OP2,ED7)という構成。
「進む勇気をくれたのは」の速弾き等々、懐かしくもすばらしいものはあるがBGMに関しては目新しいものはないため、評価外。
やはり驚きは2つのOPと各キャラEDを用意したVo曲。
特にOPの「Hey Darling!」はテンポよく歌い上げられた良曲でその他も数が多くどれも等しく素晴らしいので他に特定の曲をここで挙げることはしないがとても良い。
各ED曲はすこしだけ各キャラクターを意識した内容になっている。


お勧め度 : 【 S+ 】
まどそふと制作の前作「ワガママハイスペック」のアフターや新ヒロイン3人の話を追加したファンディスク作品。
もちろん内容は前作を引き継いでいるのでプレイは必須ではあるものの、その上でさらに面白くなっていることを約束できる作品。
全体的に短めではあるが、完成度の高い作品なので、前作が好きだった方はぜひプレイしてほしい一品に仕上がっている。


総合評価 : 【 S+ 】
ファンディスクとして、シナリオも十二分に充実しておりその他の部分でも全体的な完成度が高くこの評価とした。


(ぶっちゃけコーナー)
前作ではアーシェ√と兎亜√で泣いたんだけど、今回はかおるこ√と千歳√で泣けてしまった。
とくに千歳√はわりと後付けなのかもしれないけど、ああいう設定を上手く入れてきていたのはニクイなぁ…。
全体的にそうなんだけど、今回は新規追加のヒロインもうまく魅力を出せていた印象が強くて、縁なんかはすごく声優との相性がいいのか、一つ一つのセリフの威力が高くてたまらなくかわいいんだよね。
奏恋√では新規で奏恋の妹二人も出てきてはいるけど、あんまり活躍どころがなかった友人二人の出番もあったりと、全体的にバランスがいいよね。
後は何より、笑いがすごく強くなってるわ。
細かい主人公のツッコミやネタ、キャラ同士の一つ一つの掛け合いが、ああもスルスルと出てきているあたりは感嘆するほかないよ。
だからこそ、普通の話でも面白く感じるんだろうなぁ。
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[レビュー]お家に帰るまでがましまろですの感想
2017-11-16 Thu 00:00
<作品名>     お家に帰るまでがましまろです
<製作会社名>   ま~まれぇど


お家に帰るまでがましまろです
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キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】
行き倒れていた主人公を花音が拾い「Marshmallow tree」という閑古鳥の泣いている地元のケーキ屋さんに連れていくことから物語が始まる。
様々な問題を乗り越えて成長していく「Marshmallow tree」を中心とした物語。

今までの作品と比べても特にエロ描写を強くしており、ヒロイン4キャラに7-8つのシーンを用意するほどであり、描写やセリフはもちろんの事シュチュエーションでも抜きゲーと比較しても問題ない程度のものが存在していたりもする。

もちろん、キャラゲー・萌えゲーとしての力も存分に発揮しており、ゲームとして魅力的なCGやかわいいSD絵、可愛い文字(表現)を使って雰囲気や下地を作ることはもちろん、様々なシーンを共通√・個別√ともに用意して各ヒロインの魅力を十二分に伝えている。

対してのシナリオ自体の内容は少し弱くなった印象。
共通√においてはイベントの起こし方に強引さが見られる部分もあったが、豊富な登場キャラクターを活かして非常にたくさんのイベントを用意しており、特に下記の共通部分後半においては思わず涙してしまうシーンもある一方で、一部の個別√ではせっかくの下地(舞台であるケーキ屋や追加の学園要素、主人公の過去)などを活かしきれていない印象があった。
またそれらに触れている√もあったものの、あまり踏み込まずにさらっと流してしまっている印象が強い。


共通√ 【 S+ 】  5-6h
花音との出会いから「Marshmallow tree」の一員ではなかった紗々と礼羽が一緒に働くことになる部分までが描かれている。
各キャラとの出会いイベントの他にも、全体を通してのイベントが2~3度あり、共通√としてのボリュームは割と多め。
他にも各キャラ個別ショートシナリオが選択形式で用意されている。
ところどころわざとらしい部分や強引さ、違和感を感じる部分はあったものの、世界観や設定の説明、個別√までの各キャラの魅力を伝えるという役目は十二分に果たしている。
特に終盤での礼羽関係のシーンはこのゲームの中で唯一涙してしまうほどであり、質としての高さは保証しやすい。


お家に帰るまでがましまろです (1)
春日部 花音√ 【 S 】  2-3h
両親を亡くし「Marshmallow tree」の新米オーナーとなった女の子。
明るく優しい雰囲気をしたちょっと天然な女の子で、そんな性格だからか道端で倒れていた同じクラスの主人公を助けることになった。
幼い頃「あすま」という男の子に助けられ、その子に片思いをしている。

お互いの立場や片思いの相手などの問題もあり、なかなか二人の仲が進展しない個別√で、一途に思いを募らせる花音の嫉妬や空回り暴走などの珍しい一面が見られる。
二人が付き合ってからはわりとテンプレなバカップルになるのだが、中盤から後半にかけてはマシュマロツリーの問題や花音の家族、そして主人公の過去について触れられたり、意外なキーパーソンの存在が明かされたりとグランド√的√となっている。
しかしながら作品のテイスト的にもあまり重くなり過ぎずにまとめられており、さっくりと読める内容になっている。


お家に帰るまでがましまろです
朝霞 汐√ 【 S 】  2-3h
「Marshmallow tree」のパティシエ兼店長。
見た目はとっても幼いがそれに反して世話焼きで母性にあふれる女の子。
身長に対してコンプレックスがあり、日々頼れる「おねぇちゃん」を目指している。

なんといっても彼女の魅力はロリっぽい容姿とそれに相反する大きな母性だろう。
年齢以上の包容力を見せる一方で見た目相応な素直な反応を見せたり、コロコロと印象を変え、いろいろな表情を見せてくれる。
個別√ではその持ち味をよく活かし、主人公の抱える問題に親身になって立ち向かってゆくことになる。


お家に帰るまでがましまろです (2)
皇鈴 紗々√ 【 S 】  2-3h
今大人気の絵本の作家で超ネガティブ思考の女の子。
周りの過大な期待のせいで、現在は絵本を書くことができていない。
最初はメガネをかけていたが、共通√後半からはコンタクトに変えている。

個別√では相変わらずネガティブ思考な彼女がそれでも主人公のためにと暴走しつつも行為に気づいてもらうため(好きになってもらうため)悪戦苦闘するシーンが見られる。
彼女の魅力である「子供のことが好き」というシーンもふんだんに取り入れられており、素直な人に対して素直に対応する事のすばらしさを改めて教えてくれているような気がした。
√後半では彼女と絵本の問題を絡めた展開になっており、シーン中には彼女の性格の理由(出身地)や主人公の変化なども少し触れられるものとなっている。


お家に帰るまでがましまろです (3)
礼羽 ライコネン√ 【 S 】  2-3h
人気洋菓子店『スヴニール』のカリスマパティシエ。
周りから「氷の王女」と評されているが、実際は気だるげな態度でボケを連発する女の子。
諸事情がありケーキ作りに対しての情熱を失っている。

個別√序盤では、共通√からの流れで主人公を好きになった礼羽が主人公へ猛アタックをかけるシーンから始まっている。
彼女の魅力は何といってもクールビューティー(偽)の中にある素直な感情。
その立場ゆえに素直に気持ちを表せない序盤のもどかしさや、モノローグや彼女の視点で知ることができる彼女の姿にノックアウトされる人は多いはず。
√後半ではかなり特殊な関係が続いた二人が、ずっと先延ばしにしていた礼羽の抱えた問題に直面することになる話となっている。
また、最後の選択肢でエピローグが多少変化している。


[ 主人公 ] 宮原 亮
「宮原」という変人で有名なおじいさんに育てられており、そのおじいさんが死んだ後は諸事情で学園も退学をしており、公園生活を行っていた。
ある日、おなかが減って倒れていたところを花音に拾われた。
いろいろなバイト経験があるため基本的に有能だが、ケーキが食べれない。


【推奨攻略順 : 紗々→ライコネン→汐→花音 】
攻略順に特に指定はない。
好きなキャラから攻略するとよいだろう。


CG : 【 S 】
細い線で色彩豊かな絵。
この作品の最大の魅力ともいえる部分であり、特に立ち絵やCG部分については全体的によく作られている。
コンセプトの関係もあってか、Hシーン用の物が多く用意されており、対して一般シーン用の物は幾分少な目に感じる。
SD絵も非常にかわいらしいものがそろっており、数も豊富。


音楽 : 【 S++ 】
BGM30曲(アレンジ含)、Vo曲5曲(OP1/ED4)という構成。
BGMでは各キャラのテーマ等も用意されており豊富なラインナップではあるが、全体的に柔らかい印象の曲が多い。
OP「ましまろホイップ」のアレンジ曲は4曲あり、泣けるオルゴールアレンジや燃えるギターバージョン等、特に印象に残っている。
Vo曲は各キャラED用にそれぞれ1曲ずつ用意されており、それぞれテイストは違うものの各キャラクターソングとなっており、出来も良いため高評価。


お勧め度 : 【 S+ 】
今となっては珍しい、学園を中心としない恋愛作品。
シナリオ単体として評価すると多少厳しい部分もあるが、萌えゲーとしては十二分過ぎるほどの出来。
特に深く考えないでさくっと気持ちよく読むことができる作品なので、可愛いキャラクターが好きな方やそういったテイストの作品が好きな方にはお勧めしやすい作品。


総合評価 : 【 S+ 】
シナリオだけでの評価ならもうワンランクさげるのだが、全体的なシナリオのレベルや曲や作品のテーマ、様々な要素を含めての評価としてはわりと高レベルな作品であり、この評価にした。


(ぶっちゃけコーナー)
ま~まれぇどというとやっぱ印象に強いのは「PRIMAL×HEARTS」シリーズだろうな。
そういえば今回の作品では月夜野兎が声アリで一部登場していたり、地名やあの名物店長なんかも出てきたりと世界観は同じらしい。
ただまぁ、ストーリー的にワクワクする部分というのが減ったイメージなんだよな。
共通√では思わず泣いてしまう√もあったんだけど、個別√はことさらそれが弱くなってる感じがしたというか、Hシーンに傾倒しすぎじゃね? と思う部分もあるわ。
まぁ、それは俺が苦手なだけなのかもしれないが。。。
どうしてもシーンが連続して続いたりすると、ストーリーがおざなりに感じてしまうんだよね。。。
あとは主人公の違いというのもでかいのかも…今回の主人公は施設出身で変なおじいさんに育てられたということ以外は結構普通。
まぁ、バイトとかの経験が結構あって機転も利いてるから活躍はするんだけどね。
そのへんも共通√や各個別でちゃんと処理してあげたらよかった気がする。
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