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[レビュー]IxSHE Tellの感想
2018-05-24 Thu 00:00
<作品名>     IxSHE Tell
<製作会社名>   HOOKSOFT



IxSHE Tell
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
長年の『恋愛禁止』を解禁した伝説の生徒会長である主人公。
その偉業を成し遂げたことで人気はうなぎ登り。全女生徒から言い寄られるほどのモテモテになったうえで、さらに誰もがうらやむような美少女5人から言い寄られることに――という、モテモテハーレム設定の今作。
シナリオ自体は基本的にハーレム系の萌えゲーといった感じでギャグ要素もある程度ある普通のシナリオとなっており、特筆すべきポイントはほとんどない。
ゲーム中には新要素として、各キャラにポイントを振り分けたり、各キャラシーンの別視点シナリオを用意したり、「お代わりイベント」と称して、各シナリオの後で各キャラ個別シナリオがあったりと、創意工夫こらしているもののシナリオ的に大きな変化はあまりなく、また最後の選択肢では好きな個別√に入ることが可能。


共通√【 S 】  3-4h
序盤は『恋愛解禁』宣言からはじまり、各キャラからの告白、そして文化祭替わりのハロウィンパーティーまでを描いた部分になっている。
内容的には各キャラをメインとしつつも、全ヒロインが競って主人公にアピールしてゆくハーレム系のイベントが目白押しとなっている。
また各章では特定シーンにおいてヒロインを含む達の別視点シナリオも用意されている他、各章の最後には各ヒロインを選択することで追加の個別シーンが用意されている。


花守 栞織|Character|IxSHE Tell
花守 栞織√【 S 】  2-3h
主人公の幼馴染で最大の理解者、弟に保科がいる。
口数が少ない落ち着いた清楚な美人で、主人公に尽くす姿を周りからは大和撫子と称されているものの、実際はかなりのコミュ症で、主人公や家族以外と接するのが苦手。
しかしながら、自分の想いはしっかりと持っており、主人公の事になると他のヒロインを圧倒する勢いで行動することも多い。

個別√では、彼氏彼女の関係になったことを意識してしまい、照れてしまう栞織が良く描かれており、関係性が幼馴染から進展してゆくことが印象付けられている。
中盤にかけては人付き合いが苦手な栞織が、主人公と共に過ごしてゆくことで一歩一歩前に進んでゆく様子が描かれている。


小清水 香純|Character|IxSHE Tell
小清水 香純√【 S+ 】  2-3h
主人公のクラスへ転校してきた美少女。
過去に主人公と共に過ごしたことがあるらしく、その事がきっかけで大好きになった主人公に会うためにわざわざ転校しにやってきた。
彼女が公衆の面前で主人公へ告白したことから、他のヒロインにも火が付くなど、物語の発端ともいえる人物。

彼女の個別√は基本イチャラブ中心の話となっており、彼女となった香純の新しい一面を数多くみられるシーンが用意されている他に見どころとなるところはない。
彼女の√の最大の見どころは最終章、短いものの共通ルートでも出てきた伏線回収を兼ねた泣きシーンが用意されている。


結城 彩楓|Character|IxSHE Tell
結城 彩楓√【 S 】  
主人公の先輩で、ミスコン2連覇中の大人気な学園のアイドル的存在。
皆から褒められるのが好きで、その気持ちが彼女の行動理由にもなっており、そのために日々自分を磨き続けている。
自分のカレシにもそれ相応を求めており、主人公に白羽の矢を立てた。意外と男女関係に関しては初心で、自分の行動に後からテンパることも。

彩楓との個別√序盤については、付き合ってからの彼女とのやり取りを中心としたイチャラブシーンとなっており、割と語るべき内容はない。
後半は彼女の実家にいる家族の話が少しだけ出てくるものになっており、二人の関係がその間だけでは終わらずに家族まで広げたものだということをテーマにしている。
できればもう少し彼女の妹も前に出したかったところ。


古塚 由依|Character|IxSHE Tell
古塚 由依√【 S 】  2-3h
同じ島内にある兄弟校のカリスマ生徒会長。
容姿は幼いものの、醸し出す雰囲気はどことなく大人っぽくまた本人もそうあろうと日々努力している。そのため驚くほどの母性を見せるシーンもあれば、年相応の幼い一面を見せることもある。

由依√では学校が違うということもあり、放課後の時間を中心として出来る限り二人の時間を作り、仲を深めてゆく様子が描かれており、大人と子供の入り混じったアンバランスな魅力をこれでもかというほど見せつけてくれる。
物語の後半は3年生になった彼女の進路についてスポットが当てられている。
由依だけではなく、主人公の妹である青葉の登場シーンが多かったのも印象的。


山吹 芳乃|Character|IxSHE Tell
山吹 芳乃√【 S 】  2-3h
主人公のクラスメイトで副会長。
以前は「恋愛解禁」に対して反対の立場をとっており、主人公とは対立していた。
真面目な性格で融通が利かないことも多く、ほんの少しだけ怖がっている生徒も多い。
主人公の事は大好きでそれでも周りの目を気にしすぎて素直になれずに、結果として変な挙動を取ってしまうことも多い。

主人公付き合うようになった芳乃だが、依然として周りの目を気にして主人公に甘えられずにいたりと、序盤~中盤は彼女の恋愛に対する価値観をメインとしたお話。
その他に関しては芳乃とのイチャラブストーリーになっているのだが、以前の芳乃の立場を意識してか恋愛をすることで変化してゆく物を肯定的に描いている側面が強く、終盤に関してもそういったものに関連した話になっている。


[ 主人公 ] 二宮 肇
学園の生徒会長であり、長年続いていた学園の校則である『恋愛禁止』の撤廃を初めて成し遂げた人物。
当人は大それた考えがあったわけではなく「せっかくの青春なんだから、彼女作ってエンジョイしたい」程度の元で行動していた。
とはいえ、行動力やその際の配慮等々、生徒会長としての能力は十二分と言えるほどあり、生徒からの信頼も厚い。
運動は微妙に苦手だそうだ。


【推奨攻略順 : 芳乃→由依→香純→栞織→彩楓 】
攻略順にロックはない上、ネタバレ等もないため好きなキャラクターからの攻略でよいだろう。

CG : 【 S 】
しっかりした線だが、細く美麗な絵。
色使いは淡めではあるものの、瞳の塗りなどが少し特殊な印象を受ける。
枚数に関しても5キャラということを考えると十分量と言える。
また、各キャラの立ち絵には目パチ機能付き。
SD絵は1枚だけ存在。


音楽 : 【 S+ 】
BGM30曲、Vo曲2曲という構成。
各Vo曲のピアノアレンジも入ったBGMは日常系の明るいものが多い印象だがやはり、物語の終盤で使われるOPのピアノアレンジが最も素晴らしく、シナリオと合わせて流されたときの破壊力は割とある。
Vo曲についてもやはりOPの「オープニングセレモニー」が秀逸。ピアノアレンジとは違ってOPにふさわしい明るい曲となっている。


お勧め度 : 【 S 】
ハーレム系の萌えゲー作品。
シナリオとして特筆すべきところがあまりないのだが、基本的なコンセプトが全員からモテモテであるという事に基づいて作られているため、そういったシチュが好きな人にお勧めしやすい作品にはなっている。


総合評価 : 【 S 】
安定した作品ではあるものの、他の作品から抜きんでている部分もなくこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
いろいろとゲーム中にやれること? といっていいのかはわからないけど、要素は増えた。
ただ「だから?」と言われたらそれまでなんだよなぁ…。
システムの煩雑さ(?)に対して、シナリオに影響力がないのがアピールポイントとしては弱すぎる印象がある。
むしろシナリオ以外の部分が増えると、その分物語に集中できなくなる可能性もあるしなぁ…この辺りは好みなのかもしれないけれど。。。
だからかわからないけど、今までの作品と比べると各キャラの魅力もなんだかピンとこないものが多かった印象。
キャラは十二分に濃いんだけど、各ヒロイン√も最終章以外は基本的にぼんやりとしたイチャラブゲーなだけだから、印象がすごく薄くなりがちなんだよな。
とにもかくにも、システム面で頑張るのはいままでのHOOKっぽいし、それはそれで一つの違いだと思うんだけど、だからと言ってシナリオを捨てていいわけではないのでそのあたり何とかしていってほしい所かなぁ…。
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[レビュー]将軍様はお年頃の感想
2018-05-17 Thu 00:00
<作品名>     将軍様はお年頃
<製作会社名>   ALcot



将軍様はお年頃
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
ALcotの『新本』シリーズ、第四作目。
300年前の江都時代にタイムスリップした主人公が大江都八百八町を舞台として悪党退治を行う勧善懲悪のラブコメ作品。。
特殊な設定ではあるものの、シナリオ自体はコメディ要素の強い萌えゲーといったテイストの作品になっており、(※これは時空の違う話です)という建前のもとに都合の悪い部分は思い切って史実から改変しているため、ALcotの得意分野ともいえる魅力的なキャラクターを自由に動かしていたのが印象的。
だからこそ歴史にあまり詳しくなくてもプレイしていて問題ないというのは強い利点の一つだろう。

少し印象的だったのが各ルートでの真相の語られ方について。
タイムスリップの原因がわかるのは珠樹√、すべての√での黒幕の話が出るのがおりん√と、メインから少し外れていそうな二人に重点的にネタバレ要素となる点がシナリオに含まれており、攻略順については少しだけ気にしておいた方がよさそう。


共通√【 S 】  3h
主人公がタイムスリップをするところから、義宗らと協力して一つの大きな事件を解決するまでを描いている。
特殊な作品の導入部と言うこともあり、TIPSなども含めてしっかりと時代感の説明がなされており、キャラクターの雰囲気や魅力などが分かりやすく伝わる内容となっている。
基本的に物語自体は勧善懲悪の分かりやすい構造となっており、多少読み流したとしてもおいていかれることは無く、幅広く多くの人にとって読みやすい内容となっている。
その反面、一つ一つの出来事や描写に対しての深みがあまり無いところが欠点ともいえる。


将軍様はお年頃 徳田 義宗 |ALcot アルコット
徳田 義宗√【 S 】  3h
城下では姿を偽っているが、江都幕府八代将軍、徳河吉宗その人。
利発で度胸もあるため多くの改革を行う一方で、清廉潔白で真面目な性格から時折城下に降りては悪者退治をしている。
世間を知らずに成長してきたので、やる気と結果が空回りすることもある。

「自分より強い人を婿にする」という言葉を発端とする一連のラブコメ話が前半、後半は江都を大火の地獄へと変えようとする魔の手との闘いになっている。
将軍としての真面目で実直な部分とは別に、『貧乏旗本の三女』として行動する際の活き活きとした素顔や抱える重責によって悩む姿、そしてそれでも前を見据えて進むことのできる力強い部分。
彼女のいろいろな部分を垣間見ることができる√となっている。


将軍様はお年頃 徳河 宗春 |ALcot アルコット
徳河 宗春√【 S 】  3h
義宗の親戚で『終張』のお姫様。
甘い物好きデ勇名であり、城下では「あんみつ姫」として親しまれている。
妙な色香があり、艶やかな行動で主人公を翻弄することも多いが、実際は経験がなく初心なため、その行動が元で自分の首を締めてしまうことも多い。

個別√では彼女の実家である終張の当主との対決がメインとなっており、宗春を取り巻く様々な問題を二人で力を合わせて乗り越え、絆が深まってゆく様子が描かれている。
本当は初心な宗春の持つ、力強い真っすぐな信念に心を揺さぶられる人もいるはず。
戦闘シーンや日常シーンにおいては他の√に及ばないものの、悪を倒すというカタルシスに関しては分かりやすく、攻略後もすがすがしい気持ちでいられる話となっている。


将軍様はお年頃 三衣 珠樹 |ALcot アルコット
三衣 珠樹√【 S+ 】  3h
主人公の妹で主人公と共にタイムスリップしてきた現代人。
元気で明るく前向きなブラコン妹。
タイムスリップ前とは違い、元の体の持ち主は体が弱かったため、時折無理しては寝込んでしまうこともある。

個別√は噂の人斬りである『死神』との戦闘、そして珠樹の実家である『越後屋』を巻き込んだ大口屋の若旦那との対決をメインに描いた物語。
ただイチャイチャするだけの話にはとどまらず、作中では守られることの多い珠樹の持つ母性に気が付くシーンもあったりと新しい発見も多い。
特に終盤のシーンでは他の√と違い泣きシーンも用意されており、特におりんから端を発する感情を吐露するシーンは秀逸と言える。


将軍様はお年頃 りん |ALcot アルコット
おりん√【 S 】  3h
主人公の住む長屋に住む少女。
警戒心が非常に強く、初めて出会う人間には人見知りをするが、仕事には一生懸命で『万屋おりん』として各所で手伝う姿を見ることが出来る。

個別√では一連の騒動の後、新たに御庭番となった彼女と共に江都に蔓延る『七不思議』の謎を解いてゆくことになる。
私生活だけではなく仕事の時も共に過ごすことで、相棒として二人の絆が深まってゆく様子がじっくりと描かれており、彼女のかわいらしい所を存分に味わえる。
彼女のルーツなどはもちろんだが、他の√での伏線なども回収される√となっており、一番のネタバレ√にもなっている。


[ 主人公 ] 神泉 信行
妹の珠樹と共に300年前の『江都』にタイムスリップした青年。
元々は病弱だったためヒーローにあこがれていた。
タイムスリップした後は秘法「霊刀・烈斬」の協力を得て、江都最強の剣客としてヒロインたちと活躍をする。


【推奨攻略順 : 義宗→宗春→おりん→珠樹 】
攻略順にロックこそないものの、おりんや珠樹√は物語の性質上最後に回したほうが作品を長く楽しめるはず。

CG : 【 S 】
線が細く淡い塗りの絵で、全体的に幼く見える描き方。
基本的に美麗で、特に義宗のCGではハッとさせられるほど美麗なものもいくつか存在している。
SD絵も多数存在している。
基本的に文句のつけようはないのだが、主人公の髪型がCGによって多少違うのは少しだけ気になるところ。


音楽 : 【 S+ 】
BGM32曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
BGMはアレンジを含めているとはいえ豊富で、各キャラテーマの他にシーンに合わせたものを複数用意している。
特に印象的なのが勝利確定時に流れるOPアレンジの「悪の栄えた試しなし!」で、和テイストでありながらオーケストラを上手く使いこなした良曲。
Vo曲でもやはりOPの「純情可憐な恋の華」のサビ部分は秀逸。


お勧め度 : 【 S+ 】
歴史部分だけに限らず、各ルートにおいてあまり頭をひねらずとも答えが出るようなシナリオ展開になっているので、深く考えずにキャラクターに萌えたい人や、作品の雰囲気に浸りたい人にお勧めしやすい作品となっている。
また珠樹√では泣きシーンもきちんとあり、宣伝文句ともなっている笑えて少し泣けるシナリオになっていると言えるだろう。


総合評価 : 【 S 】
シナリオは平均より少し上といった体だが、やはりブランド物ということもあってそのほかがとても安定している作品と言え、気持ちではもう一段階上。


(ぶっちゃけコーナー)
毎度のことながら萌えゲーテイストの作品ではある。
だからこそ、シナリオも割と薄めなんだろうなぁ。
けれどもボリュームは結構あるのにプレイしていて飽きないのは、この辺つくり方が巧いからなのかもしれないなぁ。
キャラクターの魅力を伝えるという所に重点をおいたしっかりとしたシナリオで、なおかつ勧善懲悪の作品というのもポイントが高いかも。
こういうのって基本的に王道の流れにさえ従っていればそう悪い物にはならないし、今回は『萌え』という部分が魅せたいもののTOPにあるわけだから、作品の趣旨と凄い合ってた気がするわ。
内容も丁度いいスカッと具合とでもいえばいいのだろうか、あんまり大仰すぎるとラブコメの範疇から外れてしまうしな。
あといつもと少し違うのは、泣きシーンもちゃんと抑えてたところは好感度が高い。
珠樹の最後のシーンはやっぱりああでないとなぁ。
評価としては平均程度になっちゃってるんだけど、今までのシリーズが好きな人はもちろん幅広い人に受け取ってもらえる作品だと思う。
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[レビュー]Making*Loversの感想
2018-02-22 Thu 00:00
<作品名>     Making*Lovers
<製作会社名>   SMEE


MakingLovers_20180121001739353.png
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】
『交際してから育む恋心』をコンセプトにしており、付き合うまでの描写がかなり短く殆どヒロイン達の事を知らない状態で付き合うところから始まることになる作品。
各√においてシナリオの進行具合(二人の関係の進展具合)によって『進展編』と『恋愛編』の二段階に分けられており、それぞれのシーンで自分でデートコースを選ぶシーンがあったりとアクセントを加えている部分も見受けられる。

タイトルにもなっているが『恋する気持ちを育ててゆく』を基本として、シナリオでは丁寧にお互いの気持ちが育ってゆく様子を描き出しており、物語を進めてゆく中でヒロインたちの魅力や悪い所、悩み、嫉妬...等などの一面を知ってゆくことになる。
基本的に主人公と攻略ヒロインでの一対一でのやり取りを中心にしており、それ以外は各ルートで共通のサブキャラクターが多少出てくる程度なので物語の発展性に限界が来て飽きが来るかとも思ったのだが、SMEEの持ち味でもある主人公のキャラクターがここで良く光っていた。
どのヒロインであってもうまく冗談を挟み、笑いにより日常シーンのテンポをつくっており、どのルートにおいても印象のまったく違うシナリオになっていた点については非常に高評価。
基本的にはキャラの魅力を主軸とした作品ではあるが、たくさん笑えて、少しだけ泣けるそんな作品だった。



共通√ 【 S 】  1h
各ヒロインと出会う(付き合う)までのプロローグ部分が中心となっており、妹として継続的に関係がある亜子以外は、その他のヒロイン次と全く出会わずに終了することもある。
基本的に各ヒロイン√で構成されている作品と思ってよいだろう。


小鳥遊亜子|Making Lovers SMEE 9th Project
小鳥遊 亜子√【 S 】  2-3h
主人公の義理の妹で、主人公と同じくノリがよく、日常会話では主人公や両親との会話でボケとツッコミをこなしている。
ちなみに本人は隠しているつもりだが重度のブラコンである。

全ての女の子との出会いフラグを折ることで亜子√に入ることができ、主人公への荒治療のため一夏限定で恋人関係となることになることで個別√にはいる。
二人が棲む実家と亜子のバイトするファーストフード店を中心として話が展開してゆくことになる。
コンセプトとしては『妹の恋』ということで、日常シーンでは妹だからこその阿吽の呼吸で特に笑いに関してはほかのルートよりも多かった印象が強い。
またイチャラブシーンにおいても、深く自分を理解してくれているからこそ安心して行動できる反面、家族という枷があるために積極的になれない二人など、細かいところまで描けていた。
他の√ではあまり明かされなかった主人公の過去や妹についての気持ちなどが明かされる終盤のシーンはこの作品随一の見どころと言える。


北大路可憐|Making Lovers SMEE 9th Project
北大路 可憐√【 S+ 】  2-3h
主人公の大学時代の同期。
プライドが高く責任感が強く真面目だが、それが災いして空回りすることもあり、焦ると過呼吸になってしまう一面もある。
性格上、リアクションが素直なので、いじるのが大好きな主人公との相性がもっともよいキャラクターで付き合う前から付き合った後までその関係は変わることない。

個別√では可憐の境遇を知ってしまい放っておけなくなった主人公が、無理やり同棲と交際を始めることから物語が始まる。
典型的なツンデレタイプの可憐は序盤こそケンカしたり遠慮したりと心の壁があるものの、徐々に主人公に対してデレる傾向が強くなり、嫉妬したり甘えたり、ケンカして、笑って、と多くの魅力的な一面を見せてくれる。
『対等な恋』をテーマに作られたシナリオは、フラワーショップで夢を追う可憐を傍で支え見守ってゆくものとなっており、終盤で「Girls' Carnival」が流れるシーンでは思わず涙するほどの完成度。
大切なパートナーと過ごす人生という物をこれほど魅力的に描いた作品はあまりなく、萌えゲーとしてだけではなく、もう一歩先に進んだ恋愛物語としての形がある。


鹿目レイナ|Making Lovers SMEE 9th Project
鹿目 レイナ√【 S 】  2-3h
今、若い子に人気のモデルの仕事をしている学生。
主人公が交通事故に遭ったことをきっかけに知り合い、その後母に紹介された管理人の仕事先である女子寮で再び出会うことで、一方的に好意(興味)を抱かれ無理あり付き合うことになる。

『主導権は彼女』のコンセプトにもあるように、レイナはいわゆる小悪魔的ヒロイン。
主人公を巻き込むように色々なところに連れまわしたり、さりげなくボディタッチしたりと、恋愛において攻めの姿勢が強く、主人公を困惑させるほど積極的に好意を示してくれるシーンが多い。
しかしながら、それらの行動に根差すのは主人公の一途なまでも純粋な思いであり、それがわかる序盤の雨の日のシーンなどは思わずグッと来てしまうほど。
ワガママで騒がしく、一緒にいると疲れてしまいそうなタイプのようにも思えるが、あくまで主人公のためにいろいろと画策していると考えると、その魅力も一入。
また、主人公をからかう無邪気な表情を見せる一方で、主人公に言い寄る女性を見て嫉妬したり、ふっと見せる優しい表情や思い悩む一面などなど、長い時間を一緒に過ごしているうちにわかってくる彼女の内面的な魅力を知る事ができる√となっている。


鳴瀬 咲 Making Lovers SMEE 9th Project
鳴瀬 咲√【 S 】  2-3h
ひょんなことから知り合いになった容姿端麗、成績優秀、いいとこ育ちの年上お姉さん。
天気予報士をしており、仕事をする上ではパリッとしている反面、プライベートでは少し天然の入ったふんわり癒し系の雰囲気も漂わせている。
性格からか恋愛に臆病になっておりこの年まで恋愛経験はゼロだった。

ある種の偶然で同じ職場で働くことになった二人、公私ともに時間を過ごしてゆく中で主人公との恋愛にのめりこんでゆく咲さんの可愛さがじっくりと見られる√。
特に咲はスペックこそすさまじいものの決して聖人君子というわけではなく、焦げすぎた焼肉が好きだったり、カチンと来ることがあったら素直に怒ったりと不器用な部分もみられる、人間味の溢れるキャラクター性が魅力。
『大人の恋愛』をコンセプトに作られた、ゆったりとして癒されるそんな包容力のある年上のお姉さんとの恋愛模様を描いたシナリオ。
終盤では若干謎だった、主人公と付き合った理由なんかも明かされたり。


月野ましろ| Making Lovers SMEE 9th Project
月野 ましろ√【 S 】  2-3h
レストラン『リヴァイアサン』でホールスタッフとして働く不思議な雰囲気の女の子。
独特の価値観から繰り広げられるのんびりとした会話が持ち味で趣味はゲーム。
後の展開では主人公の隣の部屋に住んでいることを知ることになる。

主人公とは『リヴァイアサン』で出会い、そこで主人公がバイトを始めると同時に『恋人証明書』なるものをましろから渡され、成り行きで交際がスタートする。
のんびりとした恋愛をコンセプトに作られたシナリオはテーマの通り、深く考えずお互いが惹かれる気持ちをそのままに表現しており、独特のテンポで繰り広げられる、どこか抜けた掛け合いとその中で見え隠れするましろの可愛い所が魅力。
シナリオの内容自体は割とカラッポなのだが、職場で、家で、デートで、同じ時間を過ごすことで仲が深まってゆき、クセや習慣、知らない顔を一つ一つ知って変わってゆくお互いの関係や雰囲気の再現度は高い。


[ 主人公 ] 小鳥遊 和馬
今作の主人公、名前を変更可能。
元々はWebデザイナーをしていたが、ブラックな会社だったためすぐに辞めて、現在はフリーターとして次の仕事を探している。
ノリがよく相手や場面によってボケとツッコミをコロコロ変えられるが、譲れないことに対してははっきりと主張をする一面もある。
エロにはある程度正直でシスコンな部分もある。


【推奨攻略順 : ましろ→咲→レイナ→可憐→亜子 】
攻略順に指定やロックは基本的に存在しない。
しかしながら、亜子ルートは最後に回した方代わりと綺麗に終わる気がする。

CG : 【 S 】
細い線に淡い塗りの絵。
一部CGでは少しバランスが崩れているように感じるものもあるが全体的に完成度は高く、CGの枚数も十分と言えるだろう。
各立ち絵には目パチ機能付き。


音楽 : 【 S++ 】
BGM25曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
多数あるBGMやEDは言うまでもなく素晴らしいが、今回この作品で特に評価したのはユウカさんの歌うOP曲の『Girls' Carnival』。
ポップで軽い曲調と共に女の子の日常を歌ったもので、思わずハミングしまうようなイントロのリズムや、心躍り出すような歌詞とともに歌い上げられるサビは魅力的の一言に尽きる。特に本編では聞くことのできないCメロからの流れも必聴。
これが本編で流れたシーンはいい意味で雰囲気をガラリと変えられ、思わず涙を流すシーンもあるほど。


お勧め度 : 【 S+ 】
SMEEの10周年作品ということで、すごく泣けるシナリオというわけでもないのだが、魅力的なヒロインたちとの交際シーンを丁寧に描写したこの作品は『恋愛物』としての追い求めていた一つの完成形と言ってしまっても過言ではないだろう。
じっくりと1キャラ1キャラを攻略したい人にこそお勧めしたい作品。


総合評価 : 【 S+ 】
少々盛り上がりに欠けるシナリオではあるものの、じっくりと描き出された様々な恋愛は完成度も高くこの評価となった。


(ぶっちゃけコーナー)
SMEEは本当に魅力的な主人公を書くのがうまいな。
すごい人ってわけでもなく聖人君子でもない、お調子物でエロに正直で、変なところに頑固でどちらかというと、どうしようもない人物なんだけれども、相手に対しての幸せをしっかりと考えてくれるんだよな。
等身大に近いからこそ、こういう恋愛作品に感情移入しやすくなるし、そういった下地があるからこそ、物語の中での出来事に一喜一憂できる。
そういった意味では魅力的なヒロインたちとのシーンを一つ一つ丁寧に描写していた点もうまく作用していた気がするなぁ。
あとはOPの『Girls' Carnival』が本当にいい曲なんだよなぁ…。
泣ける曲ってわけではないんだけど、シナリオ中で流れるとなんでかこみ上げるものがあったんだよね、可憐ルートとかはまさにそれだった。
SMEEのOPにハズレは無いって言ってもよいかもしれん。
ちょっと過剰評価かもしれないけれど、好きな会社の作品なので多めに見てもらおう。

あと機能的な面なんだけど、実はこのゲームセーブ・ロードボタンが存在しない。
右クリックからコンフィグ→セーブ/ロード画面に切り替えることが出来るんだけど、間違える間違える・・・オートセーブがあったからよかったものの、やはりこの変は使いにくかったかも。。。
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[レビュー]ノラと皇女と野良猫ハート2の感想
2018-02-15 Thu 00:00
<作品名>     ノラと皇女と野良猫ハート2
<製作会社名>   HARUKAZE


ノラと皇女と野良猫ハート2
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キャラクター・シナリオ : 【 S++ 】
前作『ノラと皇女と野良猫ハート』の続編。
話としてはあるキャラクターのアフター等ではなく、共通ルート後の設定を引き継いでのシナリオとなっており、前作から登場していたヒロイン3人と、新ヒロインのアイリスを加えての4√構成となっている。
相変わらず勢いがあるテンポのいい日常シーンは健在で笑いに関しては最高峰と言っても過言ではないだろう。
もちろんそれだけではなく、Hシーンを含む各イチャラブシーンや泣きシーンといったものまで全てにおいてパワーアップしており、作品の完成度は高い。

会話を中心とした簡単な文章は慣れるまで人を選びはするものの、広く誰にでも楽しめるため最初から最後まで頭を空にして楽しめる。特に前作をプレイした人にとってはストレスなくプレイできる内容と言えるだろう。

ルート間の話はかなり差があり雰囲気も違うため、√によっては新ヒロインのアイリス皇女が空気になっている√も多い。
また、各ルート攻略後にはExtraということで前作ヒロインを含めたショートストーリーや定番の『ネコのお考え』等もたくさんあるのでこちらも見どころ。


共通√ 【 S+ 】  2-3h
新キャラであるアイリスとの出会いのシーンまでが回想シーンとして描かれている。
会話中心のテンポ良い会話と破壊力の高い笑いで構成された日常シーンは非常に魅力的。
シナリオとして新キャラの登場や新設定の存在等の障害はあるものの、基本的に勢いだけで読める文章で難しい部分は後回しという雰囲気が強い作風でもあるので、読みづらさというものは一切ない。
ただ、前作の説明などはかなり簡易的なので1(無印)を飛ばしてのプレイはやはりお勧めしずらい。


ノラと皇女と野良猫ハート2
アイリス・ディセンバー・アンクライ√ 【 S 】  2-3h
今作からの新規追加ヒロイン、アンクライ王国出身の忘却の皇女。
華やかでいつも明るく尊大、まさに皇女といった雰囲気をまとっているが、知識が乏しく空回りしてしまうことも多い。しかしながら非常に前向きな考え方をしており、時にはへこたれもするものの基本的にはすぐに立ち直ってまた前に勧めるそんな子。
彼女自体は割とかなり変なのだが、常識自体はあるので主人公の周りのメンツと絡むとツッコミ役に回ることが多い。

個別√では彼女の出身国『アンクライ』をテーマとしたシナリオになっている。
実はシナリオ自体は結構複雑でよくできているのだが、登場人物が主人公を含めて難しい話についてこれない人たちばかりなので、基本的に流されている。
アイリスについて、彼女がデレるのは割と早く素直ですぐに照れるシーンや前のめり可愛いシーンがふんだんに含まれている。イチャラブMAXともいえるほどシーンも充実しているため、十二分に彼女の魅力を堪能することができるだろう。
もちろん、寒さと寂しさを知っているから優しい彼女の本質的な美しさも見どころの一つと言えるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (2)
高田 ノブチナ√ 【 S++ 】  3-4h
前作からの昇格ヒロイン、主人公の幼馴染でクラスメイト。
相も変わらずぶっとんだ性格の子で、ノラや田中ちゃんや井田とつるんでいることが多い。

個別√ではアンクライ皇女一行が来る前の話となっており、前半は文化祭、後半はそれに加えて高田家の家族や過去の話を絡めた任侠にあふれたシナリオになっている。
彼女の性格上、イチャラブという成分は少ないがその分シナリオの完成度は高く、テーマとして含めた「生と死」や「親子の絆」というものを多くの魅力的なキャラクターとのやり取りで描き出している。
田中ちゃんとの手紙のやり取りや後半のノブチナの心情を吐露するシーンなどなど質の高い泣きシーンも多くあるうえ、テンポの良い笑いシーンもふんだんに含まれており評価としてはかなり高いシナリオと言えるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (3)
ルーシア・オブ・エンド√ 【 S+ 】  3h
前作からの昇格ヒロイン、パトリシアの姉。
姉のパトリシアと距離が近い主人公へを問題視している。

個別√では犬が苦手なルーシアのためにノラが奔走する話から始まり、ケガをしたノラの看病や果ては冥界のガルム一派のお話まで、テンポ良く去れども中身を充実させたシナリオとなっている。
ルーシアの優しさや抱えている闇といった彼女の本質的な部分を過去の出来事と絡めて描いており、彼女のまだ見えない一面が沢山みられる光と愛のお話になっている。
特に看病をする中で見える世話好きな一面やデレてからのルーシアの可愛さは言葉に表すことがほど素晴らしく、萌えて、笑えて、そしてほんの少し泣ける見どころがたくさんある良いシナリオといえるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (4)
ユウラシア=オブ=エンド√ 【 S 】  2h
前作からの昇格ヒロイン、パトリシアの妹。
最近は地上にも慣れて携帯をほしがっている様子。
相変わらず姉のパトリシアとの距離が近い主人公への当りはきつい。

個別√ではとあるきっかけから始まったアイドル活動を中心として、普段あまり交わらないノラとユウラシア二人の時間を描いている。
生意気なところもあるけど、基本は元気いっぱいで無邪気で天真爛漫を地でゆくユウラシアの可愛さがこれでもか、というほど描かれた√となっている。
他にも冥界の母(ユーラシアの母)の思惑なんかが絡んだ√にもなっているのだが、そこまで深い内容ではなく、あくまでユウラシアとノラが恋人のような時間を重ねてゆく様子が描かれた√となっている。


[ 主人公 ] 反田ノラ
前作からの主人公。
基本的にネコになっていることが多いが、時々キスして(されで)戻っていることもある。
今作でも序盤から家が氷漬けになったり、ドラゴンに襲われたりいろいろと巻き込まれている。

【推奨攻略順 : アイリス→ユウラシア→ルーシア→ノブチナ→(他Extra等) 】
攻略順に指定はない。
一部ヒロイン攻略後にExtraとして前作ヒロイン√等が解禁されるほか、一部『ネコのお考え』も追加されるため見ておくこと。


CG : 【 S 】
前作に引き続き、しっかりした線と濃い塗りの絵で立体感と質感のある絵。
前作ヒロイン等の立ち絵に変化はないものの、新キャラやサブキャラ達の追加が多く、また一部動画のような動きのあるシーンや挿入される背景がランクアップされているのも見て取れる。
イベントCGの枚数の枚数も多く、質も高いことから満足度も高い。


音楽 : 【 S 】
BGM複数曲追加、Vo曲7曲という構成。
OPの「クライングハート」は新キャラクターであるアイリスとその従者ノエルのCVをやっている花園めいさんと雨場つかささんが歌っている。
その他にもたくさん作中には挿入歌がふんだんに使われており、どれもシナリオと合わせて聞くと気分を盛り上げてくれたり、泣きシーンの演出補助になっていたり、時には哀しみのシーンを演出したりと多種多様な役割を担っている。


お勧め度 : 【 S++ 】
もちろん、こちら単体で楽しむこともできなくはないが、前作「ノラと皇女と野良猫ハート」をプレイしてから始めることをお勧めしておきたい。
前作が好きだった方は、過去のヒロインが攻略対象でない事のみ注意をしてプレイをしていただきたいが、Extra等でショートストーリーがあるうえ、黒木以外のキャラクターは割とよく出てくるので、そのあたりは心配ないだろう。
それ以外の完成度に関しては言うまでもなく高いので安心してお勧めできる作品である。


総合評価 : 【 S++ 】
全体的な完成度が高く、笑えるだけではなく、泣ける作品にもなっており、続編ということを鑑みてもこの高評価は揺るがない。


(ぶっちゃけコーナー)
何でこんな面白いんだろうなぁ、と思うくらい爆笑シーンがたくさんある。
ツッコミとボケのバランスがいいのかなぁ…新旧ヒロイン達もそうなんだけどサブキャラクターがすごく輝いているのもいいよなぁ。
めちゃくちゃにやっているように見えて、一つ一つにきっちりと魂があって、それ相応の行動と発言をしているから、説得力とかがあるのかも。
ふざけているシーンに見えてもその裏にはかなり重たい設定があったりするし、けれどもそれを引っ張らずに作風らしく明るく笑い飛ばすあたりがこの作品の魅力ともいえるのかも。
それにしても黒木さんがんばってんなぁ…何で海外いるんだろ、出演回数が必然的に少ないのに出てきたらスゲェ笑うわ。
アイリスのツッコミでも同じくらい笑ったけどアイリスと若干キャラ被るからか…? いやまさかな。。。 
意外だったのはノブチナ・ルーシアの√完成度がずば抜けて高かったことかなぁ。
特にノブチナ√はすごくたくさんの要素が詰まってて、すばらしさが正直一言では表せない…というか、ネタバレはあんまりしたくない√だしな。。。
もちろんそれ以外のアイリス√の背景とか、そのあたりもかなり真剣に考えると興味深いし、細かいところだと√によっては井田と田中ちゃんのペアとかそういうところも面白い部分が詰まってる。
いろんな意味で見どころが多くて、久しぶりに純粋に楽しめる作品だった。
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[レビュー]この大空に、翼をひろげて SNOW PRESENTSの感想
2017-12-18 Mon 00:00
<作品名>     この大空に、翼をひろげて SNOW PRESENTS
<製作会社名>   PULLTOP


この大空に、翼をひろげて SNOW PRESENTS
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

シナリオ : 【 S 】
本編後とソアリング部アフターの間、碧たちが4年生の冬休みを舞台にした作品であり、ソアリング部での冬合宿を終えた碧と小鳥トビウオ荘での疑似同棲をメインとした作品。

作品は年末の約2週間の話となっており、カレンダーから各イベントチャプターを選択する方式をとっており、特定チャプターをクリアすることで選択肢が増えたり、話の続きが読めたりする。

足が不自由だった小鳥がリハビリを行うなかで目標とすることを羅列した「やりたいことノート」と題したノートを作成しており、そのノートの存在を知った碧がその願いをひそかにかなえてゆく…という内容になっており、基本的に最初から最後まで二人のイチャラブストーリーとなっている。

全イベントCG以外だけではなく立ち絵を3Dモデリングしていたり、録音をバイノーラルにしていたりとシナリオ以外にも没入感を煽る形式をとっている。


【推奨攻略順 : 無し 】
√が存在しないため、攻略順も存在しない。
選択チャプターは日付順でよいが、コンプリートの為には特定チャプターを見た後に既読のチャプターを再度読む必要もあるため、攻略サイトを参考にしてもよい。


CG : 【 S 】
イベントCGは2Dイラストをもとにモーションイベントムービーに。
立ち絵などは本編のOP等でも使われていた3Dモデリングをさらに進化させたものを使用しており、作中ではいろいろな動きをする小鳥が見られる。


音楽 : 【 S 】
BGM3曲、Vo曲2曲(OP+α)という構成。

OPは小鳥のキャラクターソングである「PrivateSky」が本編のテーマソングの旋律等をつかいつつ、作品の雰囲気に合わせた可愛い曲に仕上げられている。
また本編ではあまり関係ないものの「Perfect sky 合唱Ver」等もセリフ入りでまた違う魅力のあるボーカルソングとなっている。


お勧め度 : 【 S 】
ころげての小鳥ファンのための作品。
シナリオとしては短いのでそこだけは残念だが、それ以外という意味では3Dモデリング等を非常に頑張っており、FDとしての新しい可能性を感じる作品。
もちろん、ころげてをやっていないならあまり面白く感じられないだろう。


総合評価 : 【 S 】
FDとしては評価しずらく取りあえずこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
『ころげて』自体がまぁ凄い作品だからね、普通に面白いわ。
各3D描写とバイノーラルの愛称はすごいね、この次はVRくらいしかないだろうしなぁ。
没入感という意味ではレベルも高く、シナリオも薄いけどサクサク読めるから飽きも来ないよね。だからかもしれないけど、純粋に「小鳥ってこんなにかわいかったっけ!?」ってなる作品だと思うわ。

作り手の小鳥への愛がひしひしと伝わるんだよね、スタッフに愛されてるわ。。。
正式に「ころげて」のアフターが出ている事やメインとしてイチャラブが押されているってところとか、あとはやっぱりあの作品への熱い想いみたいなのが変わったらいやだな~というのがあってこの作品は実は長い間手を付けていなかったんだけど、全く別物として受け入れられるもんだな。
一層、あの空へ熱い情熱を向ける作品に帰ってきてほしいという想いがつよくなったわ。
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