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[レビュー]春音アリス*グラムの感想
2017-10-19 Thu 00:00
<作品名>     春音アリス*グラム
<製作会社名>   NanaWind


春音アリス*グラム
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
街にある『秘密(アリスグラム)』を解き明かす、という事で、シナリオを進めていく上でぶつかる『謎』をタイトルにもある『秘密(アリスグラム)』と言い換え、それらを解くないしは解決してゆくという趣旨で作られた恋愛学園物であり、各ヒロイン√ではその舞台や学園、それに過去等についての『秘密』に触れる流れになっている。
そのため各ヒロイン√で流れが大きく変わっているのが特徴的といえる。

全体的には萌えゲーテイスト作品であり、話自体も日常シーンをふんだんに取り入れられておりゆったりと進行していく。そのためヒロイン達に魅力を感じられれば萌えゲーとしてそれ以外の方には少々飽きの出る展開が多い。
また作中では「ALIA's CARNIVAL! 」の設定でもあった「アーケン」等の設定も一部出てきており、主人公を含め主要な人物は異能を使い、各章の要所で様々な問題に立ち向かってゆくことになっており、作品としても重要な部分を担っている。
しかしながら、おおむね前半以外はそういったシーンも薄れているのが印象的。

謎が各ヒロインへまとまりなく分散されているためか、作品全体を見たときにこの作品は何の作品なのか、という印象がうすくなっており総じての感想が述べにくなっているのが正直なところ。
できればエリス√以上のまとめともなるグランド√的なものがほしかった。


共通√ 【 S 】  7-8h
全9章のうちの6章までが共通√にあたる。
1章でプロローグ、2章から6章までが各キャラクターを中心にそえたエピソードとなっており、キャラクターの背景や魅力を伝えつつ物語を展開させている。
登場キャラクターはヒロイン以外にも多く登場しており、状況としても前作の設定などが絡んできていたりとわかりにくい部分もある中で、うまく説明はできていた印象。
基本的にふわっとしたテイストの話ではあるが各章の要所では謎解きや戦闘(能力)シーンを用意するなど締めるシーンも用意されている。
しかしながら物語として多くの伏線を張っているので、多少わかりずらいところや、前作からの設定などもわりと多く出てくるので、初めてやる方には少しストレスがかかる部分もあるのはたしか。

Character|春音アリス*グラム Official Website
白羽 優理√ 【 S 】  2-3h
成稜学園の生徒会長で成績も良く、優等生を絵にかいたような女の子。
お淑やかな性格であり、困っている人を見ると助けずにはいられない優しい心の持ち主で過去に主人公もお世話になったことがある様子。

協力関係となった生徒会と新生会の架け橋となるため、主人公が生徒会に所属することなるところから彼女の個別√は始まる。
全生徒から人気のある彼女との恋人関係は意外にも真っ当で、二人で一緒にいることで自然とお互いの距離が近づき、お互いがお互いを支え合うオーソドックスな恋愛が描かれている。
ザ・ヒロイン! という感じの立ち位置・見た目ではあるものの、シナリオ自体は新生会の創立の原因となった生徒会の過去の不正事件を中心とした学園についてのものになっており、サブキャラクターの設定を含めて多くの伏線回収をする√にはなっているが作品の本筋からは外れた√となっている。


Character|春音アリス*グラム Official Website2
久遠寺 一葉√ 【 S 】  2-3h
風紀執行部代表を務めるクラスメイト、「成稜の白百合」と呼ばれるほど人気がある。
主人公の幼馴染でもあるが、黄昏部と風紀執行部はライバル関係にあるため最近は疎遠になっていた。

個別√では一葉や妹の梢の負担を減らすために風紀執行部の一員となることで、物語が展開してゆくことになっている。
恋人関係になってからは何事に対しても真面目で優秀な一葉の純粋で努力家な一面や、ルールや規則に対しては融通が利かず頑固なところ、そして時折見せてしまう不器用でドジな一面など、様々な表情を見せてもらえる。
シナリオ自体に関しては学園で起こったとある騒動をきっかけとして巨悪に立ち向かってゆく話になっており、主人公の能力が覚醒したりと物語の本筋にわりと近い√にはなっている。
またこの作品では珍しい梢の切ない失恋シーンが描かれている√でもある。


Character|春音アリス*グラム Official Website3
神咲 エリサ√ 【 S 】  2-3h
北欧から主人公のクラスへ転校してきたとある国のお姫様。
出自の関係もあってか世間知らずな所があり、色々なものや事に興味津々で一度気になると確かめてみないと気が済まない性格。

彼女の個別√では成稜学園で広まった七不思議を切っ掛けとして、最後には時計塔に眠る謎と戦ってゆく物になっており、いろいろな謎に対して真っすぐに向かってゆく純粋な好奇心をもつ彼女の清楚で純粋無垢なお姫様の一面を垣間見ることができる√にもなっている。
終盤ではZEROとの直接対決があったりと、ある意味この作品の本筋ともいえる内容になっているのだが、わりと尻すぼみな話になっているところも多く。
謎解き部分に関してもそこまで高度なものはない。


Character|春音アリス*グラム Official Website4
凛堂 耶々√ 【 S 】  2-3h
主人公の所属する「黄昏部」の部長。
IQ184の明晰な頭脳の持ち主だがイタズラが好きで変わり者。

個別√ではとある事件を切っ掛けとして主人公や耶々の所属する「黄昏部」の設立の経緯について、二人の過去を多少絡めつつ語られる√となっている。
小悪魔的な耶々の強い信念とそして鋭い直観力という最初の印象だけではなく、寂しがり屋な一面や怖いものが苦手な可愛いところ、そして仲間との絆を大事にしている一面などを垣間見ることができるものとなっている。
√後半では祥子との確執をテーマとした話となっており、本編に絡んだ設定などは少し出てくるものの、本筋からは外れている。


Character|春音アリス*グラム Official Website5
藤乃 雪√ 【 S 】  2-3h
主人公の後輩で新生会所属の初期。
ゲームとコンスープをこよなく愛する、おとなしくマイペースな女の子。

個別√では新生会に主人公が手伝いに行くことで触れ合う時間が増えるところ始まり、巧く感情が伝えられない雪が照れながらも素直に愛情を表現するかわいらしい一面が見られる√となっている。
√の内容自体は雪のあこがれている「悠久の場所」、つまり現実以外の世界という現象自体をテーマとしたものとなっているため、物語の本編とはすこし遠い話になっている。


[ 主人公 ] 瀬間 颯太郎
冷静沈着・頭脳明晰ではあるものの、言動はわりとフランクなところが多い。
序盤はなぜか自分の力を隠すような描写があったが、普通に学年主席をとっている。
過去に問題を起こしたことがあり、その関係もあって多くの生徒からは評判も良くない。また、生徒会管轄の黄昏部に所属しており、陰ながら学園をサポートする日々を過ごしている。


【推奨攻略順 : 雪→一葉→耶々→優理→エリサ 】
攻略順に特に指定はない。
作品本筋に一番近いのはエリサ√だが、基本的にどれも中途半端。


CG : 【 S 】
線が細く淡い塗りの絵。
全体的に幼さを感じるテイストの絵ではあるものの、質は総じて高く枚数に関しても十二分と言えるだろう。
SD絵もシステム面でいろいろ登場する他、シナリオ用のCGでも10枚程度存在。

音楽 : 【 S+ 】
BGM48曲、Vo2曲(OP/ED)という構成。
BGMにかんしてはかなり多くの場面で使われており、一つのシーンでも空気を換えるために使われていた印象。
感動系では「永遠の恋物語」やヒロインが涙を流すシーンで必ずと言っていいほど流れる「アリスの涙」は印象的な良曲。
またプラス方面での雰囲気転換に使われていた「昏き夢想、黄金の絆」や、各要所で使われていた「悠久のアリスグラム」「終焉のアリスグラム」も聞き心地がよい。
Vo曲ではOPの「春音*ベール」、Ceuiさんの透き通るような高音で歌われたこの曲は聞けば思わずゲームに興味を持ってしまうほど力のある曲。


お勧め度 : 【 S- 】
特にシリーズ作品というわけでもないが、世界観が「ALIA's CARNIVAL! 」と共通しており、本編では「アーケン」や「悠久の場所」等のワード、キャラクターや設定等も一部登場する作品となっている。
そのため初見でこの作品をプレイする方にとっては少々ストレスのたまる部分もあり、お勧め度としては低め。
できるだけ前作を完了してからのプレイを推奨したい。


総合評価 : 【 S 】
全体的な完成度は高いのだが、シナリオを含めどうしても何がしたい作品なのかがブレている部分があり、その点を鑑みてこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
まぁ、何度も言うけどシナリオは本当にキャラクターに愛を感じなければ辛いといいたくなるくらい長いからな。。。
ギブアップする人も多そうだ。
そのあたりを手伝ってるのは、いろいろとご都合主義な展開が多かったり、無遠慮に出てくる前作設定かなぁ…。
無駄に知らない能力をヒロイン達がつかいまくるのはともかくとして、そのあたりの説明がかなり適当なのは、さすがに説明放棄しすぎというものだろう。。。
後気になったのはエリス√が本編に近かったという事かな、まぁ前作でいう明日葉にちかい√ともいえるんだろうけど、それにしても微妙な終わり方。
なんかしっくりこないというか「え、これで全部?」って感じがする。
FDがまたあるのかもしれないけど、やっぱ一つの作品として出しててこの纏まり方はひどいような気もしなくない。
せめて、どうして前作設定を引っ張ったのか…という理由くらいは分かるようにしてほしいわ…じゃないと、ただ単に面倒だったから世界設定を一緒にした…くらいしかわからない。
各√で感動できるところを作ってるな~ってのはなんとなくわかるし、そういう下地もあるんだけど、全体的に見てダレてるし、どうしてもそういう作品は評価しにくいよね。
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[レビュー]AmenitysLifeMiniFanDiscの感想
2017-08-10 Thu 00:00
<作品名>     AmenitysLifeMiniFanDisc
<製作会社名>   HOOKSOFT


AmenitysLifeMiniFanDisc(レゾナ&板野奏)
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ

alaf (2)
レゾナ√ 【 S 】  0.5h
深夜で密会を重ねるようになり仲が進展するという話。
本編とは違い、レゾナの甘える姿を堪能できる。
また、友情出演なのかディーナだけが登場する。


alaf (1)
板野 奏√ 【 S 】  0.5h
本編√アフター、奏の実家へ二泊三日で泊まり込む話を中心に構成。
奏だけではなく穂奈美やその母親の素顔を見ることができる√。
レゾナと比較すると少し短い。

【推奨攻略順 : 奏→レゾナ 】
推奨の攻略順は特になし、自分はこの順番だっただけ。

CG : 【 S 】
レゾナ : 5枚(うちHCG3枚)
奏 : 3枚(うちHCG2枚)
そんな構成。

音楽 : 【 S- 】
特に新しいのなし。

お勧め度 : 【 S-- 】
前の作品が気に入っていて、特にこの二人が気に入っている人にはいいのかも…。
ゲームというより特典等を含めてほしいかを考えたほうが良い。
シナリオはおまけ(ぉぃ

総合評価 : 【 S- 】
FDなので正確な評価はできないが、やっぱり少し不足気味。

(ぶっちゃけコーナー)
これに手を出したのはレゾナが好きなので…という理由だったのだが、あまりにも短すぎた。。。
感想乗っけるにしてもなぁ…FDと言っても短すぎるという点しか無く評価しにくい。。。
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[レビュー]神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。の感想
2017-07-13 Thu 00:00
<作品名>     神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。
<製作会社名>   Hulotte


神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
縁結びの神である「麗」との出会いをきっかけに運命の人がいるという学園に入学し、3人の運命の相手が集う「聖域」である屋上を何とかしようと主人公が決意する…というのが今回の作品の導入部分。

メインヒロインこそ3人のようには見えるがサブヒロインを含めると6人になるため、攻略ヒロインのキャラクターが非常に豊富。
各個別シナリオ自体が割と短いことや、それぞれのキャラクターも非常に個性豊かな事も手伝って一人一人の攻略自体には飽きが来ないはず。

しかしながら、やはり萌えorキャラゲーメインの宿命とも言えるシナリオ自体の薄さと言うのはどうしても感じてしまい、造りこんではいるのだが後一歩踏み込めない・・・という展開が多かった気がする。
キャラ数が多いだけにいい雰囲気をもった√もあったので、その辺りは残念でもありセールスポイント的には仕方がない部分でもある。

個人的には友人である「泰然」の存在も重要だったのではないかと思う。
どうしても攻略ヒロインが多く、逆にそれ以外のキャラクターがほとんど出てこないため「ヒロインだけ」の世界観になってしまうこの作品で、彼(+真央)だけが外の世界との繋がりになっていたんじゃないのかな、と思うシーンも多々あり、また恋愛面においても麗とは別の男の視点によるアドバイス等のサポートしてくれる等、この作品には欠かせないキャラクターと言えるだろう。


共通√ 【 S 】  2-3h
1週目は主人公の置かれた現状を説明され、七海、鈴奈、由香里、という3人の運命の相手とのシーンを中心に構成。
意外とボリュームのある部分ではあるのだがテキスト自体は読みやすく、若干すべり気味ではあるがギャグも多いためサクサクと読み進めることが出来る。
2週目以降は麗、真央、花夜の攻略が可能になるため各所に新たな選択肢が出現する。


kami (1)
南雲 七海√ 【 S 】  2-3h
現在の首相の娘であり、クラスメイト。
その立場ゆえか周りに壁を作ってしまいがちだが、実際は乙女思考な女の子。
主人公との初期縁カウントは8億超という破格の数値。
個別√ではベタな恋愛観を持つ彼女との甘い生活をメインに描いており、後半においては首相の娘という点や「聖域」自体についてをテーマとして描いている。
最もメインとも言えるシナリオであり、オーソドックスな展開をするルートでもある。


kami (6)
赤城 鈴奈√ 【 S 】  2-3h
3年に在籍する国民的大人気アイドル。
実際は心優しく、気配りが出来、頑張り屋、料理も上手とかなりのハイスペックを誇ってはいるが、少々依存度が高いところもある。
主人公との初期縁カウントは全キャラで最も少ない15。
個別√ではやはり彼女の「アイドル」という立場についてをテーマとした展開となる。
彼女の性格についての問題も交えての展開はある意味でベタだが、意外と抑揚もあり安定しつつも頑張って展開していた印象を受けた。


kami (2)
周防 由香里√ 【 S 】  2-3h
過去には名探偵とよばれるほどの推理力をもつ女の子で、麗と同じクラスの1年生。
その推理力で人の心を見透かすクセがあり、面白い事を好む猫のような性格。
主人公との初期縁カウントは6万台。
個別√に関しては、言い方は悪いが「萌えゲーでのこういうキャラの話はこうなるよな・・・」という、想像どおりシナリオ運び。
過去の探偵設定にもあまり触れたりはしなかったので、キャラにあわせてもう少し自由度の高い展開にしてほしいと言うのが個人的な要求。


kami (3)
麗√ 【 S+ 】  2-3h
自称縁結びの神様で、皆の記憶を操作して妹として学園に滞在している。
適当だけど、要所要所ではしっかりとサポートをしてくれる。
クラスメートである事や性格的に似ているところがあるためか、由香里と非常に気が合い親友になっている。主人公との初期縁カウントは無限大。
個別√では縁カウントが有限値に変化する事で、お互いに恋愛対象として意識する甘酸っぱい展開から描かれており、麗自身の事について一部明かされる。
後半に掛けては「神」という立場から生ずる問題をメインとした展開を行い、テンポは速いものの泣きゲーもかくやというシーンがある。
全体的に問題を解決するため、グランドEDっぽい√となっている。


kami (5)
神林 真央√ 【 S 】  1-2h
主人公の従兄弟であり過去に結婚をする約束をしていたが、主人公自体がその約束を忘れ、さらに運命の相手となる3人に入っていなかったため、最初は意識されない女の子。
普通オブ普通の家庭的でやさしい女の子。
個別√では過去の話にも触れており、恋愛ゲームとしてはかなりオーソドックスな展開。
しかしながら、昔からの想いという部分とED「キミのイロ」の相性が良く、泣かされそうになるところもいくつか存在している。


kami (4)
坂白 花夜√ 【 S 】 攻略時間 : 1-2h
古くから南雲家の警護を勤めてきた家系であり、現在も七海のSPを勤める3年生。
七海とは幼いころからの付き合いで姉妹のような関係であり、時折は彼女の恋愛観等をいじる事もある。
個別√では、SPという立場についてをメインとして描かれており、主人公の事を意識してからは基本的に問題がなく終わってしまうサブヒロイン系の√。


[ 主人公 ] 神林 始
普通の青年だったのだが、あまりにモテなさ過ぎて思わず神頼みをしすぎてしまった結果、運命(縁)がメチャクチャになった人。
突然やってきた麗に「このままでは一生DTのまま」と脅され猛勉強をする事で、運命の相手がいる学校へやってくることが出来た。
相手をじっと見る事で運命の相手との心の距離(縁カウント)を見る能力を授けられた。
良識派ではあるが、意外と行動力があり、縁カウントを0にするため驚くような事をすることもある。


【推奨攻略順 : 由香里→鈴奈→真央→花夜→七海→麗 】
誰か一人攻略後に真央、花夜、麗の攻略が可能になる。
基本的には好きな順番で良いが麗は最後の方がよさそう。


CG : 【 S 】
繊細で美麗な立ち絵およびイベントCGであり、全体的な質は非常に高い。
枚数に関してもヒロイン6人分(キャラによって差はあるが)が用意されており、十二分と言えるだろう。


音楽 : 【 S+ 】
BGM23曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
BGMではヒロイン4人分のテーマ曲があったりと割とオーソドックスだったのだが、最も破壊力が高かったのがED曲の「キミのオト」。
OPと同様にDucaさんの楽曲なのだが、素晴らしいイントロは非常に印象的でテキストとマッチする。作中で流れるinstVerとあわせて涙腺を刺激されることも。


お勧め度 : 【 S 】
攻略キャラの多い萌えゲー作品。
全体的に質が高く、しっかりと造りこんでいるのでシナリオ自体も楽しめるのだが、そこからの一押しがなく玄人にとっては少々退屈な作品になることも。


総合評価 : 【 S 】
全体的には良くできているが、萌えゲーとしてこの評価


(ぶっちゃけコーナー)
全ルートを通してみた時に決してつまらないわけではないが、どうしても他の萌えゲー作品にまぎれてしまう印象のする作品。
何かが足りない・・・と言うのは簡単なのだが、やっぱり他の作品とは違う強みみたいなものがほしいのは確か。
それはもちろんシナリオであれば最良だが、絵でも設定でもシステムでも、とにかく「この作品」として後々まで覚えていられるような何かがほしかった。
萌えゲーにそれを求めだすと変な感じもしなくはないけど、この作品に手を出す理由みたいなのがないと今後プレイするときにやらなくなってしまう率が高くなりそう。
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[レビュー]はるるみなもに!の感想
2017-06-08 Thu 00:00
<作品名>     はるるみなもに!
<製作会社名>   クロシェット



はるるみなもに!

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キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】
攻略キャラは5キャラで、共通√、個別√共に一般的な長さであるため平均的な分量か少し多い程度と言えるだろう。

昔からの信仰が残る神楽谷と近代化が進む地方都市の玉津江が舞台となる今回の作品はメインヒロインだけではなく、妹も現人神として存在する事から非常に「人」と「神(人ならざるもの)」との距離が近い作品であり、遥か昔、人と神の距離が近かった時代の事を思わせる非常に心地いい雰囲気が流れている作品。
そういう点を考えると、やはりクロシェットほど田舎を舞台にした作品を高品質で作れる会社はあまりないと言えるだろう。
もちろん萌えゲーらしく登場キャラクターもかわいく、メインヒロイン意外のキャラクターについても面白さを持っていたりと評価したい所は多い。
またメインは萌えゲーとして作られた作品ではあるが、話の内容としても割と凝っており展開としても多種多様なため、どの√においても飽きることなく楽しむ事ができる。

【 主人公 】山神 立貴
妹が神という特殊な境遇で育った神社の息子。
「神である妹のため」という精神のもと、神事やそれに類するすべての事柄において真摯に向き合ってきた。
そのため基本的にていねいな物腰であり、どんな神様であってもしっかりと敬う事を忘れないため、多くの神からも好かれやすい。
基本的なスペックは平均的であり、恋愛に対して鈍感なところはあるものの、総じて勇気があり、行動力も伴っている見本ともいうべき主人公キャラクター。

はるるみなもに!1
春ヶ崎 叶√ 【 S+ 】
今作のメインヒロイン。
元は体の弱い女の子であったがある事件を経て現人神とり玉津江の海神として新しく赴任されてきた。
何故か不幸に巻き込まれる性質を持ち、ドジなところも目に付くが、常に元気で前向きで素直、問題とまっすぐ向き合う心を持つ。
個別ルートでは「恋」の感情を認識する叶の様子をしっかりと描きつつ、合間に神として成長していく姿が描かれている他、「家族」をテーマにした話も一部入っており、思わず涙しそうになることも…また、エピローグではかなりの伏線を回収していることも注目したい。

はるるみなもに!2
山神 水緒里√ 【 S 】
主人公の妹でありながら、生まれながらにしての神楽谷の2代目山神。
イタズラ好きで「うん、知ってる」が口癖なブラコン妹。
個別ルートでは主人公の持つ力の秘密に迫ったりと最も作品の深部に関連した√となっているが、実状は妹を孕ませて問題が解決するお話。
ところどころで感じる、古からの人と神との関わり方を書き方や兄妹という問題に対して逃げずに真正面から描き切った√であることを踏まえて、同じ評価ではあるが一つ飛び抜けてると思っていただきたい。

はるるみなもに!3
松房 英麻√ 【 S 】
実家が和菓子屋の幼馴染であり、一番の理解者。
非常に広い抱擁力と優しさを持った女の子であり、その気質からか実家には「(元)貧乏神」と「芽以」が話の流れで居候してしまうほど。
個別ルートでは意識しないようにしていた男女の感情を踏み越え、二人で絆を深めていく様子がメインで描かれている。
「神様」というテーマからは少し遠いが、玉津江の前海神が絡んだりと意外なところにつながっていることにも注目。

はるるみなもに!4
幡上 芽以√ 【 S 】
雷から生まれた雷神の女の子。つまり生まれつきの神、名は主人公につけてもらった。
最初のイメージは生真面目で猪突猛進。
個別ルート序盤では芽以自身の立場や能力と向き合いながら、主人公と共に行動することで仲を深めていくこととなっており、その部分の比重が重い。
ほかの√でも大概デレている様子が見えるキャラクターなのだが、付き合った後に関しては、これでもか! というほど甘くなるのが特徴的。
桐谷華さんのあまあまを超えた超絶に甘いセリフはこの作品のこのキャラじゃなきゃ聞けないので好きな方には注目してほしい。

はるるみなもに!5
伊吹 明日海√ 【 S 】
最初はトゲトゲしい印象の同級生であり共通ルートの話で最も活躍するキャラクター。
個別ルートでは主人公との恋愛がしっかりと描かれており、恋人関係になった後の素直クールともいえる性格により受ける印象が一気に変わるだろう。
後半の展開に関しては共通で張られていた伏線をしっかりと回収し、テーマともいえる「神」という存在と「明日海」というパーソン自体を巧く絡めたものになっており、展開としても最もドラマティックかつ壮大なものになっている。
完成度自体は高いが泣けるという方向性ではないため評価は抑えめ。


【推奨攻略順 : 明日海→芽以→英麻→水織里→叶 】
攻略に際して、とくにロック等はないため好きな順番出の攻略で良い。


CG : 【 S 】
濃い塗りで線に硬さのある瑞々しい絵。
特に大きな胸をセールスポイントとしたCG群の完成度は文句がないほど高く、枚数に関してもHCGの比重が重めではあるがのストーリー量と比較すると十二分と言えるだろう。
アイキャッチのバリエーションが多かったのも個人的には好印象。
またシステム方面とも関連しているが、全体的なスキンが和風をイメージしたものとなっており、非常に丁寧に作りこまれていることがうかがえ評価したい。

音楽 : 【 S+ 】
BGM30曲、Vo曲3曲(OP1/ED2)という構成。
全体的に完成度の高いBGMがそろっており、特にテーマBGMともいえる「鼓動に合せて晴れわたれ」は旋律がとても気持ちがよく、場面の好転換用BGMとして使われる「可能性の扉」や「たまつえ」は一瞬にして雰囲気を変える力を持っていたと言える。
Vo曲は文句なしでOPの「Be With You」が高評価であり、サビの部分については思わず口ずさんでしまうほど。
そのほかEDの「Hello!」の独特のリズムもクセになるものがあり評価が高い。

お勧め度 : 【 S+ 】
シナリオの質、絵の質、それ以外の部分の質も高く、死角がない。
萌えゲーとしてだけではなくシナリオも十分楽しめる事から、初心者から玄人まで幅広く楽しめる作品となっており、期待している部分に関しては十二分にこたえてくれるだろう作品となっている。


総合評価 : 【 S+ 】
シナリオは平均的なものに毛が生えた程度なのだが、全体的な質をかんがみてこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
萌えゲーということでシナリオに機体しすぎるのはだめなんだとは思うけど、だからと言って捨てた物でもないのは確か。
というか、個人的な弱点もあるけど実際にウルウルきそうになるシーンはあったしなぁ。
共通で少し気になっていた伏線もいろいろな√で回収してくれていたし、どのルートもあまり展開がかぶらないのが魅力的だったわ。
後はやっぱり、キャラのかわいさを伝えるのが本当にうまいなぁ・・・というところ。
絵や文字もなんだろうけど、特殊な技術こそ使ってない演出なんかも地味にがんばってるんだろうなぁ・・・。
その辺を考慮して少し甘めの評価にはなっているかかも?
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[レビュー]カミカゼ☆エクスプローラー!の感想
2017-05-25 Thu 00:00
<作品名>     カミカゼ☆エクスプローラー!
<製作会社名> クロシェット


カミカゼ☆エクスプローラー!

公式ページ
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シナリオ : 【 S 】
攻略キャラは5キャラ。
共通ルートにも比較的量があるが、各ルート3h程度とボリュームに関しては十二分。
『メティス』という異能が一部の人間に発現したという設定を舞台とした作品。
部活動『アルゴノート』の一員として日々発生する能力由来の問題や事件を解決してゆく話の作品で、メインはキャラゲー・萌えゲー作品なのだが、どのルートにもその能力設定がうまく利用されており、シナリオとしての完成度も驚くほど高い。
特に能力に関してはよく考えられており、異能バトル物ではないものの興味を持つ人が出ても不思議ではないほどしっかりと描かれている。
物語の裏には『とある真相(黒幕)』が隠されており、どのルートも程度や展開の差はあれど、その事実と向き会うことになるのだが特にメインとなっているのは風花・美汐・沙織の3キャラであり、良くも悪くもこの三人のどれかをプレイすることで基本的にすべて把握できてしまう。
物語の裏にあるのは一つの事実ではあるものの、どのルートも展開をしっかりと変えており、どのルートから攻略しても楽しみを残す形としているのは評価したい点。
もちろん、メインと言える恋愛描写等に関しても質の高いものが用意されており、どの分野に関しても期待を裏切られる…ということはない。
メインがそこにある分、シナリオがあまり深刻な展開にならずプレイ後の読後感もすっきりと気持ちいいのも作品の一つの魅力と言えるだろう。

【 主人公 】 速瀬慶司
コピー能力持ちの主人公。
好奇心旺盛で洞察力・観察力にも優れており、特に各能力を巧く使うことに関しては秀でている。
エロに関しても控えはするものの興味はある様子なのだが、恋愛に関しては(無)意識的に”しないように”しているらしい?

カミカゼ☆エクスプローラー! CHARACTER (1)
姫川風花√ 【 S 】
圧縮空気による絶対防御の使い手。天然で少しドジだけど面倒見のいいクラス委員長であり、この作品のメインヒロインともいえる立ち位置にいるキャラクター。
ストーリーに関しては、沙織・美汐√とは違った展開で全登場キャラクター協力のもと黒幕がしっかりと判明・捕縛されており、主人公と風花の能力についてや『メティス』という能力の存在自体にも少しだけ触れた内容になっている。
しかしながらあくまでメインはやはり風花というキャラクターについてであり、意識し始めてから付き合うまでの恋愛描写は王道というべき程オーソドックスでありながら、しっかりと描写されており、この作品の魅力ともいえる部分だろう。
ちなみにタイトル回収√でもある。

カミカゼ☆エクスプローラー! CHARACTER
祐天寺美汐√ 【 S 】
過去にであったことがあるらしい後輩、気弱ななんちゃって女王様。凄腕の炎使い。
大財閥のお嬢様ではあるものの、押しの弱い性格をしているがとある理由により尊大に振るまっており、そのため風紀委員の沙織とは敬遠の仲になってしまっている。
ちなみに、その実情に関しては早瀬兄妹には一瞬でばれている。
ストーリーとしては沙織と同じく物語の真相へしっかりと迫った内容になっており、恋愛方面とあわせて成長していく様子が比較的よく描写されている。

カミカゼ☆エクスプローラー! CHARACTER (2)
速瀬 まなみ√ 【 S 】
主人公の実妹で極度のブラコン。メティスの局所集中による貫通能力持ち。
ストーリー自体はわりとテンプレな兄弟物で、盛り上がりはしないけれど、評価を下げるほどの展開もなく無難。
実妹であると言うことに関しては比較的親権に向き合うが、それもおまけ程度。
共通で出現した複線を驚くほど回収し手はいるものの、一部は判明しておらずあくまで作品の裏にある大筋の流れに関してのものまでとなっている。
恋愛方面に関しては妹スキーのための√といってよく、キャラゲー・萌えゲーの代表的シナリオと言える。

カミカゼ☆エクスプローラー! CHARACTER (3)

沖原琴羽√ 【 S 】
ツンデレ系幼馴染、水中での活動能力を向上させる能力持ち。
実際は幼い頃から主人公の事が好きで、付き合ってからは前面にそれが出ている。
ストーリーとしては最も事態の真相から遠い内容となっており、そういう意味では彼女との恋愛を楽しみやすい内容にもなっている。もちろん√終盤では能力を生かしたシーンもあり、作品の導入にはふさわしい√ともいえる。

カミカゼ☆エクスプローラー! CHARACTER (4)
宇佐美沙織√ 【 S+ 】
気の強いまじめな先輩風紀委員でツンデレ枠、影から疑似生命を生み出せる能力持ち。
基本的には嫌われているような状態からなりゆきで恋人みたいな関係になっており、恋愛部分においてはそのあたりの描写がメインとなっている。
ストーリーに関しては、沙織の持つ能力と彼女の過去に関連した内容となっている。
特に沙織能力に関しては非常に深く踏み込んでおり、美汐√と並んで物語の真相を別の側面から見つめている。
後半にかけては盛り上がりを見せ、能力と心理描写を絡めたシナリオは泣けはしないものの、非常に読み込める内容の深いものとなっているため、全キャラのなかでも評価を高くしている。

【推奨攻略順 : 琴羽→まなみ→沙織→美汐→風花 】
攻略に際して特にロック等はないので好きな順番での攻略が望ましい

CG : 【 S 】
線質が硬く、濃い塗りの絵。
キャラクターが5キャラではあるものの、1キャラに対して用意されているCGは多く特にHCGに関してはこれだけ揃えていれば十分というほかない。
質に関しても安定して高く、時折目を見張るものも存在しており、作品としての価値を高めている部分と言えるだろう。

音楽 : 【 S 】
BGM20曲、Vo曲3曲(OP1/ED2)という構成。
BGMのバリエーションは物語の量と比較すると驚くほど少なく、いささか残念なところ。
一般的な品ぞろえではあるものの印象に残るものも多く、質は低くない。
Vo曲に関しても特筆すべき点はないが、「believe in love」のサビが「赤いスイートピー」のサビを彷彿とさせる。

お勧め度 : 【 S+ 】
クロシェットの代表的ともいえる作品。
萌えゲー・キャラゲーとしての評価だけでなく、その他の方面に関しても平均してレベルの高い作品となっている。
そのため広くお勧めしやすい作品となっており、特にこの会社の作風を知るうえでは参考になるだろう明るいタイトルとなっている。

総合評価 : 【 S 】
全体的に完成度は高いものの、どうしても個人的な評価方法でキャラゲー・萌えゲーは評価が低くなりがち。
実際はもう少し評価を高くしたいところなので、各評価の詳細をしっかりと見てほしい。

(ぶっちゃけコーナー)
どうしても真相にたどり着いてしまわないと不自然だから、どのルートに進んでもだいたいのことがわかっちゃんだよね。
そういう意味では物語の進め方は自然なんだけど、展開を変えてもストーリーの質として似てしまっているのが残念なところ。
能力を生かした展開等はすごく好きで、ここにもう一つストーリーとして深い部分を作ってくれれば…と思わなくもないけれど、メインは萌え・キャラゲーなんだし、それは酷だよな…。

この作品には関係ないけど今回から評価の分類を少し細分化しました。
各ルートについてもう少し詳しくかけたらいいけど、欠き方が安定するまではちょこちょこ変わるかも。
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