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[レビュー]景の海のアペイリア ~カサブランカの騎士~の感想
2018-04-26 Thu 00:00
<作品名>     景の海のアペイリア ~カサブランカの騎士~
<製作会社名>   シルキーズプラスDOLCE



景の海のアペイリア ~カサブランカの騎士~
公式ホームページ
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シナリオ : 【 S 】

現実世界へ帰って来た零一のその後を描いた話となっており、前作ではサブキャラクター扱いだった沙羅と七海がメインヒロインとなっている。
前作でヒロインだった4人に関してはかなり搭乗時間が少なくなっているため、その点だけは注意が必要となっている。

共通部分は3-4h、各キャラシナリオも2h程度しかなく全体的なボリュームとしては比較的少なめだが、FDとしてみれば十分量。

内容としては、前作同様の科学SF物となっており、短いシナリオも手伝ってか非常にわかりやすく、それでもしっかりとしたロジックが組まれている。
また、ギャグシーンに関しても割と力を出してきている印象が強く、ギャグゲーとしての要素もある作品と言える。
作中では重要人物であるシンカーが出てきたりはするものの、前作の不明だった点の補足シナリオという意味合いはそこまで強くなく、沙羅と七海を中心としてそれぞれの抱える問題にスポットを当てつつ、前作で『ハーレム』という選択肢を選んだ主人公に対しての作品ととらえるのが妥当だろう。


【推奨攻略順 : 沙羅→七海 】
途中の選択肢により各ルートに分岐するが、最終的に二つとも選ぶことになっており、シナリオ自体は一本道。


CG : 【 S 】
線は細く塗りの淡い絵。
追加枚数は多いとまでは言えないものの、1枚1枚の質がシッカリとしているのが特徴的と言える。


音楽 : 【 S 】
基本的には前作のBGMを使用することが多いため、追加BGM数は不明。
Vo曲としては2曲ほど追加されているが、質自体は悪くないはずなのだが、作品中で目立つシーンが後半に固まっているためか印象としては薄い。


お勧め度 : 【 S 】
ゲームを始める際にも出てくるが、前作『景の海のアペイリア』のプレイが必須になる作品であり、単品で楽しむのは不可能と言ってよいだろう。
前作のシナリオロジックや雰囲気が気に入った方には十二分にお勧めできるが、前作の補足を求めてプレイする方には注意が必要である事だけは付け加えておく。


総合評価 : 【 S 】
シナリオ自体は良くできている部分がある反面、物足りないものもある。FDであるということも前提であるため抑えめでこの評価に。


(ぶっちゃけコーナー)
取りあえず、単体で手に取ることなかれってことだね。
まぁFDらしいFDというべき作品なのかもなぁ、前作の雰囲気というか強みである近未来を舞台とした科学SF系の設定を活かしつつ、あまり難しくないロジックを展開させたのは素直に好感が持てるし、時折入るギャグシーンでも結構笑えた。
あんまり上の方では書いてないけれど、各ヒロインパートも意外に深いところまで書かれていたりして、沙羅と七海が好きだった人にとっては特にいい作品かも。
どうしても、前作の最後の方はさくっと終わってしまっているシーンもあって、物足りない人もいるだろうしそのへんの補足は結構ほしい所なんだけど、ただまぁ…どうしてもアペイエリアがいると無敵感がでるし、前作のシナリオがしっかりとしていた分、期待値は高くなっちゃうから続編という考え方は難しいのかも?
そういう意味では無難なFDという印象もある。
出来は良かったけどね。
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[レビュー]金色ラブリッチェの感想
2018-04-12 Thu 00:00
<作品名>     金色ラブリッチェ
<製作会社名>   SAGA PLANETS


金色ラブリッチェ
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
幼いころに出会っていた王女様と再会する――というどこかで見たような設定の今作。
『ゴールデンタイム』という『人生において光り輝く時間』というものをテーマとしたシナリオとなっている。
妃√など一部泣けるシーンもあるにはあるが、基本的には萌えゲー作品で難しい設定や重いシーンなどはあまり無く、長いシナリオもサクサクとプレイすることが出来る。

人手間加えた萌えゲー作品…と言う感想をこれでもかというほど打ち破ってくれたのが、作品の最後にプレイをすることになる理亜√。。
他の作品とは少しシナリオの雰囲気も違い、切なく悲しい話も多い内容となっており、特に√後半関しては涙を流していない時間が無いといってもよいほど。
名シーンも多く存在しており、作品自体の価値を一段と押し上げる物となっている。
シナリオロジックや仕組み・流れ自体に素晴らしいものがあるわけではないものの、ストレートに物語の内容で心を動かす、渾身の泣きシナリオを体験して久しぶりに『泣きゲー』作品に出会えたように思える。


共通√【 S 】  3h
シルヴィとの出会いから学園への転入、そしての環境になじむまでの日々を描いている。
キャラクターの性格や環境の説明、そして主人公の抱えている問題の一部が分かる内容となっており、分かりにくい設定等もないためボーイ・ミーツ・ガール物の作品導入部としては非常に一般的な内容になっている。


金色ラブリッチェキャラクター紹介
シルヴィア・ル・クルスクラウン・ソルティレージュ・シスア√【 S 】  3h
ソルティレージュ王国の第9王女で主人公を学園に転入させた張本人。
少し世間知らずなところもあるけれど、とても無邪気で元気いっぱいだが、天真爛漫で時折暴走しては周りを困らせることも多い。
食べ歩きが趣味で、主人公とは幼い頃に出会っている。

個別√においては、序盤は二人の気持ちがすれ違う様子をメインに、後半では主人公の過去に重点を置いた話になっている。
王女という立場もありあまり二人の時間がとれないが、それだけに二人きりに慣れたときの真っすぐな主人公への好意は表裏がない彼女だからこその魅力といえる。
リア√の伏線を一部明かす役割も果たしている。


金色ラブリッチェキャラクター紹介 (2)
エロイナ・ディ・カバリェロ・イスタ√【 S 】  3h
シルヴィの護衛を務める女騎士。
生真面目な性格で、お転婆なシルヴィにいつも振り回されては困らされているものの、その忠誠心は本物で、主従以上の絆がある。
主人公の事を警戒する一方で、シルヴィの客人として尊重しながら、主人が迷惑をかけた相手として心配してくれたりする面も。

個別シナリオのメインテーマとなっているのはエロイナとシルヴィアの出自に関わるお話となっているため、ほんの少しだけ重めの話ではあるのだが、二人で過ごすシーンでは作中でもっともまったりできるものになっており、イチャイチャして過ごすシーンが多く、ともに時間を過ごす中で絆が深まっていくのを感じることができる。
人生のやらなくてよい事を大切で黄金に輝かせるため、そんな暖かくて少しだけ切ないシナリオ。


金色ラブリッチェキャラクター紹介 (1)
妃 玲奈√【 S+ 】  3h
主人公のクラスメイト。
学園には珍しい庶民出身で言動もいわゆる「ギャル」と呼ばれるタイブだが、バランスをとるのが巧く空気も読めるため誰とでも仲良くなれる。
特にシルヴィアと特別仲が良い。

主人公の抱える過去の問題についてがテーマになっている玲奈の個別シナリオ。
ギャルっぽい玲奈の持つ母性が爆発する√となっており、主人公の抱える過去を優しく包み込むように受け止める。
主人公が抱える感情を吐露するシーンは思わず涙が浮かびそうになるほど。
中盤では驚きの展開の関係で、絢華とのHシーンも存在しており、彼女に対してのマイナスイメージも払拭されるシナリオとなっている。


金色ラブリッチェキャラクター紹介 (4)
栗生 茜√【 S 】  1-2h
学園の1年生で主人公と同じ女子寮に下宿している。
唯一の金髪ではないヒロイン。
いつも元気で、誰にも壁を作ることなく接することができる子で、主人公に対しても最初から興味津々で接しており、朝のラジオ体操に誘ってきていた。
本人はお嬢様ではなく、陸上での活躍が認められノーブル学園に所属している。

個別√では、彼女自身のケガからの復帰の話がメインとなっている。
どんな境遇に立たされても真っすぐ揺らぐことのない志を持ち、前向きに物事をとらえることができる茜の魅力がよくわかる内容となっている。


金色ラブリッチェキャラクター紹介 (3)
僧間 理亜√【 S++ 】  3h
主人公の隣の部屋に住む金髪の少女。
誰に対しても不愛想で、学園の屋上ではタバコを吸っていたりと素行不良が目立つが、主人公に対してはフランクに接してくれる数少ない人種。

全ルート攻略後、スタート画面の「GOLDEN TIME」を選択することで始まる。
シナリオの内容は、各ルートで一部の謎を残していた理亜の事を中心としており、中盤で特に印象的な告白シーンではぐっと来てしまう人も多いはず。
キャラクターとしては男性的でツン成分の多かった理亜、しかしながら告白後はリミッターが外れたようにデレるため印象が変わり、犬のように甘えてくるリアに魅力を感じる人も多くいるはず。。加えてシナリオでは切なくも感動的なシーンも多いと言うこともあり、とても完成度の高い√となっている。


[ 主人公 ] 市松 央路
とある事情により高校を辞め街をさまよっていたが、ある日シルヴィアを”勘違い”で助けたことで、お金持ちのための学園である『私立ノーブル学園』へと通うことになった。
あまり注目を浴びるのが好きではないが、学園や寮で問題が発生した際等は裏方として率先的に動く積極性を持っている。


【推奨攻略順 : 玲奈→茜→エロイナ→シルヴィ→理亜 】
茜ルートは1キャラ、、理亜ルートが全キャラ攻略後に開放される。
明かされる内容等を鑑みると基本的にはこの順番で良いはず。


CG : 【 S 】
線が細く、比較的濃い塗りの絵。
立ち絵に関しては総じて美麗でイベントCGに関しては時折バランスに危うさを感じるものはあるものもある。
SD絵も多数存在している。


音楽 : 【 S++ 】
BGM30曲、Vo曲3曲(OP1/ED2)という構成。
全体的にバランス良くそろえており、特に落ち着いた曲調のものが多く中でも「しあわせの坂道」「fortune」「GOLDEN TIME」の3曲に関しては単体でのインパクトこそないが、理亜√等のシナリオと合わさった時の破壊力が非常に高い。
Vo曲の「Golden Mission」は独特なアップテンポのOPで作品の最初で流れたときは少し驚くかもしれないが、何度も聞くことで馴染むタイプの曲。
ED曲「Shining! our life」はしっかりとしたバラード曲で特にサビが光る曲。


お勧め度 : 【 S++ 】
近年のサガプラ作品の中では強くお勧めしたい作品。
キャラクターはもちろんかわいいし、シナリオについても変な変化球が無く、萌えゲーとしても泣きゲーとしてもストレートな構成となっており、初心者から玄人まで幅広く楽しめる作品となっている。


総合評価 : 【 S++ 】
全体的な完成度の高さや理亜√の出来の良さからこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
サガプラの泣きゲーっていうと「ナツユメナギサ」を思い出すんだけど、あの作品以降はちょっと手を加えた萌えゲーって言う印象が強かったかな。
今回の作品は、主人公こそちょっと抱えている物がありそうだったけど、それ以外は「昔一緒に遊んだ王女様と再び再会して~」みたいな、どこかにありそうな設定で、テーマの「ゴールデンアワー」とかもいまいちパッとしないなぁ、なんて思ってた。
だけど、そんな感想もリア√のプレイで吹っ飛んだね。
いやまぁ、あれはある意味でズルイよね。
そりゃ泣くよね、ってシナリオだから嫌いな人はいるだろうし、こういう作品が無かったかと言われると、今までにも似たよな設定の作品はあったと思う。
だけど、すごく真っ直ぐなシナリオでもって、やさしいBGMと共に描かれる世界で、登場人物の一人一人が共に過ごす”時間”をとても大切にしていることが分かるんだよね。
そこは『光輝く瞬間』みたいなテーマともすごく合致したし、だからこそ後半のリアの台詞では良く泣いてしまうんだよなぁ・・・。
泣けるところは後半かなりあるんだけど、そういえば脇役も良かった。
特に玲奈√でしかスポットの当たりにくい絢香は割と泣かせにくるね…今までの積み重ねがあるからなおさらだわ。
後は最後までがんばった主人公とそれに声を掛けた玲奈とエロイナにも泣かされたし…金色の輝きと人の温かさを感じられる√だったわ。
こういう作品が作れるから、サガプラは侮れないんだよな。。。
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[レビュー]幕末尽忠報国烈士伝-MIBURO-の感想
2018-04-05 Thu 00:00
<作品名>     幕末尽忠報国烈士伝-MIBURO-
<製作会社名>   Inre


幕末尽忠報国烈士伝-MIBURO-
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S++ 】
Inreの3作目となる作品。
舞台は幕末、京で人斬り集団と恐れられた「新選組」をメインとした作品。
歴史物という点は今までと変わらないのだが、前作までのようなタイムスリップ物ではなく、史実を基にして新選組の一隊士から見た結成とその終焉までを描いたシナリオとなっている。

物語序盤の関しては把握することも多くどうしても辛い部分があり、物語自体も割と穏やかなので、どうしても飽きが来そうになる。しかしながら、中盤から後半の盛り上がりはさすがというほかなく、特に最も長く戦い抜いた土方歳三のエピソードについては心の底が滾るような熱く燃えるシーンが多く、思わず惚れてしまいそうになるほど。
そしてその分泣けるシーンも多く存在している。
何よりも素晴らしいのは史実をここまで調べて作っている事実だろう。
個人的にあまり詳しくはないので各設定についてWeb等で調べているが、比較的丁寧に史実がわかりやすく描かれたシナリオになっており、中には近年の発見についても触れられている。
また、作品では分かりにくい所を解説するためにMAPや豆知識、人物図鑑が適宜解放されてゆくようになっており、自身で調べなくてもある程度の流れは十二分にわかるようになっているところも評価が高い。

上記でも述べたが、基本的に史実をもとにしているので、感情移入した多くの人物が最終的には死ぬことになり、そういう意味では救いのない√が多い。
そんな中で今回の作品は「新選組」の隊士一人一人について重点的に描き、それぞれの√でのエピソードを挿入している。それらにはまた違った魅力がたくさん詰まっており、個別√の一つとして作品自体の魅力を一段と引き上げる役割を果たしている。

多くの栄光と悲劇が巻き起こった幕末の人きり集団である「新選組」。
彼らの持つ『誠』の魂を時を超えて今の人々に伝えたい…そんな気持ちがダイレクトに伝わる素晴らしい作品と言える。

なお作品の終盤では自作へのつながりと思えるシーンも存在している。


共通√【 S++ 】  15h
見田健という青年が新選組に出会い、加入し、歴史の流れをたどり、物語も終盤の流山に至るあたりまでを描いている。
史実に基づいて描かれたシナリオは非常に分量があり、池田屋事件を代表とする皆の良く知る”新選組”としての部分が最もよく描かれている。
もちろん見せ場となるシーンが多く、殺陣シーンだけではなく泣きシーンも存在。


幕末尽忠報国烈士伝MIBURO 沖田 総司
沖田 総司√【 S 】  1h
流山にいかず、総司に付き添うことに決めた際の√。
新選組と分かれて過ごす沖田についてのエピソードを描いた刹那の幸せと復讐のお話。
史実とは多少違った内容となっており、沖田の戦闘シーンや主人公の戦闘シーンもある。
なお別れた後の近藤や土方についても多少言及されている。


幕末尽忠報国烈士伝MIBURO 近藤 勇
近藤 勇√【 S++ 】  1-2h
流山の時点、近藤勇投降時に身代わりを立てて江戸に向かう√。
史実を独自の解釈により「近藤勇が秘密裏生きている」としたうえで、沖田√とは違った『江戸から見た一連の流れ』を詳しく描いている。
戦闘シーンこそないが、悲しく切ない「忠臣」のお話になっている。また尾形俊太郎の消息など、調べると面白い近年の発見等の情報もある√となっている。


幕末尽忠報国烈士伝MIBURO 斎藤 一
斎藤 一√【 S+ 】  1-2h
仙台に行かずに斎藤と共に会津に戻ることで突入。
斎藤一の行動を史実通りにたどる√となっており、とくに鶴ヶ城(若松城)での戦いを詳細に描いた話となっている。また、後半からは『会津藩士たちから見た事件の顛末』が描かれており、心に新選組の炎をともしながらも明治維新の新しい潮流に飲み込まれ賊軍と官軍の間を行き来する斎藤の人生を体験できる。
鶴ヶ城では頼母家や白虎隊のエピソードが、後半では岡田以蔵などの面々が登場している。


幕末尽忠報国烈士伝MIBURO 土方 歳三
土方 歳三√【 S++ 】  1-2h
戊辰戦争の最後の舞台である箱館戦争を描いた物語。
舞台を五稜郭へと移し、榎本武揚や大鳥圭介らが主な登場人物となっている。
今までももちろんかっこよかったのだが、新選組のこの人に惚れなくて誰に惚れればよいのだろうというほどカッコいい生き様が描かれている。
戦場である二股口の戦いなどを経て鬼と恐れられた土方歳三の魅力的過ぎる一生が描かれたシナリオであり、だからこそ最終場面では泣きシーンもある。

全ルートクリア後に土方END2が存在。
一魅が登場して伏線を回収してゆくシナリオとなっており、短いものの土方歳三の殺陣シーンもある。その前の土方歳三のセリフは演出であるOPも含めて鳥肌物。
全ての謎が解けるわけではなく、「あれ? これでおわり?」となってしまう部分もあるのが残念な所。


幕末尽忠報国烈士伝MIBURO 山南 敬助
山南 敬助√【 S 】  1h
大津において山南と逃げることを決めたアナザー√。
山南と主人公が庄内藩へと向かうことになっており、山南と共に戊辰戦争を奥州で無敵を誇った庄内藩からみたシナリオとなっている。
シナリオ的には山があまりないものの、早々に歴史から姿を消した新選組の一員である山南の救済√ともいえる無いようになっている。


幕末尽忠報国烈士伝MIBURO 藤堂 平助
藤堂 平助√【 S 】  1h
「油小路の変」で藤堂が生きていた場合のお話。
近藤や土方に並び新選組で名の上がることが多い藤堂平助に存在している”生存説”を短めのアナザーストーリーとして描いた話となっている。
ある意味伝説のような話ではあるものの、若くして亡くなった素晴らしい才能の持ち主だったからこそ「こうだったらいいのに…」と誰しもが思ってしまうような、そういうストーリーができるのだろうと思わせてくれる話になっている。


幕末尽忠報国烈士伝MIBURO 永倉 新八
永倉 新八√【 S++ 】  1-2h
新選組と袂を分かった永倉についてゆくアナザーストーリー。
原田ら共に『靖兵隊』立ち上げ戊辰戦争に関わる一連の流れやその後の永倉新八の人生をたどって行くシナリオとなっている。
作中では笑い担当のキャラであったが、数少ない生き残った隊士であり「新選組」をこの世の中へ刻み込む運動を行った新八のためのシナリオ。
史実と違いそうな部分も多分に入っているため、願望ともいえる内容もあるにはあるが、それでもそのシナリオ完成度は高い。


[ 主人公 ] 見田 健
「玉」という相手の弱点を見破る特殊能力をもっており、妹の鞘不定浪人に襲われた際にこの力が開花することで人を一人きり殺す。
その後、気を失うがその力を認められ新選組入りする。
その後は史実にあまり触れない形で各ルートの体験型観察者のような立場をとる。土方√をプレイすることで一部設定のバックボーンが市村鉄之助であることが分かる他、その他√でも各史実上の人物に役割を変えて存在している。


【推奨攻略順 : 沖田→斎藤→土方1→山南→藤堂→永倉→土方2 】
初回プレイは『誠の道』のみがプレイ可能で、沖田・斎藤・土方の3√を攻略後にアナザールートとして山南・藤堂・永倉の3√が攻略可能になり、そのすべてをクリアすると最終√として土方2√が解放される。
基本的には上記のロックがあるため、それにしたがっていればよい。


CG : 【 S 】
硬い線と濃い塗りの絵。
登場キャラが多いこともあり、各キャラ用のイベントCGという意味では数は少なめだが、戦闘(殺陣)シーンのものが非常に多く存在している。
質に関してはかなり上下があるのは確か。
ただ殺陣シーンでの豊富な立ち絵を登場させ動かしたり、刀だけを細かく動かしたり、瞳を細かく動かしたり…絵以外の部分においても非常に努力が見られる。
一部背景は舞台が同じであるため過去作の物も流用。


音楽 : 【 S+ 】
BGM23曲+、Vo曲2曲(OP/ED)と一部Vo曲アレンジBGMを追加したもので構成。
戦闘シーン用のBGMが多い中で時代と合わせたクラッシック曲である「夢路より」などがあったり、「一陣の風」のように非常に泣かせるBGMも存在。
Vo曲については、燃えるOPである「艶麗ブラックアウト」も素晴らしいのだが、なんといってもEDの「天燃ゆ先へ -天明-」は山南さんの声優も務めた三代眞子が歌っており、アレンジ曲も含めて切なく泣ける曲で泣きシーンでもよくつかわれていた。
プレイ後は歌詞もぜひじっくり感じてほしい。


お勧め度 : 【 S++ 】
Inreの三作目であり、2作目でも登場した幕末の新選組をメインした作品ではあるが、単体で十二分に楽しめる作品になっている。
歴史物がどうしても苦手な方、流血シーンが多いのでそういうのが苦手な方には仕方がないが、それ以外の人――特に「新選組」についてまったく知識のない方には強くお勧めしたい作品で、史実に基づいた熱い誠の魂を感じることができる稀有な作品。
なお作中の一部に1作目、2作目からの登場人物・設定があるため完全に楽しむなら1作目と2作目のプレイも推奨したい。(順不同)


総合評価 : 【 S++ 】
さすがInreというべき歴史作品で、その情報の精度やシナリオの組み立て方、その他演出やエピソードの選択等々を鑑みても十二分にこの評価を満たす。

(ぶっちゃけコーナー)
いやぁ…Inreの葉山こよーてさんは本当にすごいな…あの情熱を傾けたのは忠臣蔵だけじゃなかったのな…あのレベルのものを新選組で見られるとは…。
これをクリアしてから、自分の中で新選組ブームが起こるほどだわ。
土方さんはまじかっけぇ…この人に惚れずに誰に惚れたらいいんだってくらいかっこいいわ。戦闘シーンとかじゃなくて生き方に惚れてしまう。
これが本当に事実であったというのがすごい…この一言に尽きるわ。
山南さんとかは切なすぎるしなぁ…。山南といえばあと意外に注目したいのが島田魁か…あの人の日記があってのこの作品ってのもあるしなぁ…。
記録という意味では新八√もいいよなぁ…子供はずるいよ…うん。
また全ルートのEDで流れる「空燃ゆ先へ」が切ないんだよな、聞いてるだけで泣きそうになる。
刀から銃…そしてそれらを捨てて生きなきゃいけなかった最後の武士たちの話なのかも。
幕末っていうとるろ剣くらいしかイメージになくて、新選組にすごい悪いイメージがあったんだけど、これ見てたら普通に明治維新のほうが嫌いになりそうだ。
長い作品だからプレイするのは大変だけど、興味ない俺でここまでハマれたんだからぜひプレイしてほしいなぁ…。
うん、いい作品だった。
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[レビュー]月に寄りそう乙女の作法2.2 A×L+SA!!の感想
2018-03-29 Thu 00:00
<作品名>     月に寄りそう乙女の作法2.2 A×L+SA!!
<製作会社名>   Navel


月に寄りそう乙女の作法22
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】
「月に寄りそう乙女の作法2.1」に続くファンディスク作品の2作目で基本的にルミネアフター・朔莉アフター・アトレ√の3本構成となっている。
アフタールートに関しては本編の続きの作品ではあるのだが、今回評価すべきはアトレ√だろう。
展開のうまさに驚くというのが一つある。
基本的には「乙女理論」の時と同じような流れではあるのだが、だからこそアトレ√の内容にもリフレインさせるような内容が多分に含まれて、今まで『前の世代』についての面影を感じることが少ない作品だったために、あの懐かしき暖かさと躍動感のようなものを感じるシーンがあったことは非常に喜ばしい。
またどん底にいる才華という新しい環境でのシーンということもさることながら、紅葉や九千代にスポットを当ててみたり、アトレ自身の新しい一面だったりが見れたりとただのファンディスクとしてではなく一つの新しいシナリオというものがこの作品の中に完成しているように思えた

また、全部クリア後に公開されるおまけ√について。
こちらは「月に寄りそう乙女の作法2.1」の購入も必要になる√であるが、中身に関してはYoutube等でも公開されているエイプリールフール企画の物になっている。
しかしながら後半にアトレ√も含めた上でのルナ様登場シーンがあり、こちらがまた泣かせる内容になっていることも付け加えておきたい。


朔莉アフター キャラクター|『月に寄りそう乙女の作法2 2 A×L SA 』 (1)
大蔵 瑠美音√【 S 】  2h
フィリコレを終え新学期が始まるまでのアフターストーリー。
弟である才華をこよなく愛するルミネの様子がこれでもかというほど描かれており、姉ぶりたいルミネの暴走や発言は魅力と言わずになんとすればよいのか。
同時に弟っぽい才華がよく出る√でもある。
最終場面の演出もわりと良かったりして、ルミネと才華、二人の将来をより明るく考えることができるようになるそんな√になっている。


朔莉アフター キャラクター|『月に寄りそう乙女の作法2 2 A×L SA 』
八日堂 朔莉√【 S 】  2h
フィリコレを終え新学期が始まるまでのアフターストーリー。
朔莉のフェチは依然として存在しており、作中でも才華の白銀の毛を存分に楽しんでいる変態シーンがたくさんある、というかネタにされまくっていて、エロシーンですらもうエロくないのはこの会社の作品らしいところでもある。
ギャグ要素が強い本編ではあるけど、朔莉の進路についての問題とそれによって揺れ動く才華の心と行動を描いたお話。
ちょっと周りを巻き込んだハッピーエンドな√。


アトレルート キャラクター|『月に寄りそう乙女の作法2 2 A×L SA 』
桜小路 亜十礼√【 S++ 】  4-5h
本編BAD√後の世界を描いたもの。
アトレの裸を見たことで、妹への情欲を意識してしまうことから物語が始まる。
BAD√とアトレEDの2本があり、基本的な流れは同じであるが、前者は多少短くなっていて、紅葉√ともいえる内容になっている。

本編でもほとんど焦点の当たることがなかった主人公の妹であるアトレではあったが、この√ではメインということもありその心情や行動についてが驚愕の展開(解説)と共に非常に良く描かれている。
テーマとなるのは「兄妹との禁断の恋」であり、他の作品がなぁなぁで済ませてしまう部分において、この√では真剣に二人の心情や周りの反応を含めて描き切っている。
特にアトレ以外の登場人物である桜屋敷のメンバーである紅葉やアトレの付き人である九千代についてもしっかりと触れられており、辛く悲しい話でありながらも今まで以上に「月に寄りそう乙女の作法」という世界の暖かさにについて考えさせられるシナリオとなっている。
何より、あの二人の子供なのだということを感じさせられる√になっているという点においては最大の評価をしたい。


【推奨攻略順 : 朔莉→瑠美音→亜十礼→おまけ 】
朔莉とルミネ√をクリアするとアトレ√が出現し、さらにそれが終わるとおまけが出現するので、基本的にはその順番で問題ない。


CG : 【 S 】
線が細く硬い、淡い塗りの絵。
判子絵と言われてしまうような物もあるにはあるのだが、それでも美麗なものは本当に美麗でおもわず見入ってしまうものも数多く存在している。
特に九千代のイベントCGなどは思わずこちらも涙を流してしまうほど。


音楽 : 【 S 】
新規BGMは数曲のみでVo曲は1曲。
基本的には前作までのBGMで作品を形作っていると思ってもらってよい。
新規追加のOP曲「散りゆく桜に願いをこめて」は上品で優雅でそれでいて寂しさのあるしっとりとした名曲になっている。


お勧め度 : 【 S++ 】
内容的にも「月に寄りそう乙女の作法」シリーズはプレイ必須、単体では楽しめない。
「月に寄りそう乙女の作法2.1」自体はやってなくても良いのだが、おまけの内容も素晴らしいのでぜひそちらもプレイしてほしい所。
正直シリーズものが続いているのでどのあたりで切るのか、というのが勝負になる作品でもある。
しかしまぁファンディスクとして、あの桜舞い散る世界を「まだまだ足りない!」と思える方は楽しめる内容になっているように思う。



総合評価 : 【 S++ 】
ファンディスクとしての出来は非常によく、この評価を付けるのに迷いはない。


(ぶっちゃけコーナー)
「月に寄りそう乙女の作法」シリーズとしては6作目、「月に寄りそう乙女の作法2」のファンディスクとしては2作目の作品。
蛇足に思える人にとっては仕方がないのだけれど、それでもやっぱりあの両親とこの兄妹のつながりのようなものがほしくて、それを補完してくれたという意味でもこの作品は個人的に気に入っているのかも。
特に衣遠がアトレに詰め寄るシーンでのフラッシュバック、九千代の本心と涙、紅葉を代表とする桜屋敷の人々の才華とアトレへの想い等々、感情の芯の部分に訴えかけるシーンが多くやはりこの辺りは思わず涙を流してしまう。
そして数々の名シーンを支えるBGMも心強い。
新しい名曲があまり出てないというのは少々寂しいところだけど、この曲たちがあるからこその「つり乙」なんだよなぁ…。
ああ、そういえばあまり触れなかったけれどギャグシーンは相変わらずと言っていいほどスゲェ笑える。まぁ、これはもう言わなくてもわかるだろうけど。
次にどういう作品が生まれてくるのか純粋に楽しみになる。
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[レビュー]ノラと皇女と野良猫ハート2の感想
2018-02-15 Thu 00:00
<作品名>     ノラと皇女と野良猫ハート2
<製作会社名>   HARUKAZE


ノラと皇女と野良猫ハート2
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S++ 】
前作『ノラと皇女と野良猫ハート』の続編。
話としてはあるキャラクターのアフター等ではなく、共通ルート後の設定を引き継いでのシナリオとなっており、前作から登場していたヒロイン3人と、新ヒロインのアイリスを加えての4√構成となっている。
相変わらず勢いがあるテンポのいい日常シーンは健在で笑いに関しては最高峰と言っても過言ではないだろう。
もちろんそれだけではなく、Hシーンを含む各イチャラブシーンや泣きシーンといったものまで全てにおいてパワーアップしており、作品の完成度は高い。

会話を中心とした簡単な文章は慣れるまで人を選びはするものの、広く誰にでも楽しめるため最初から最後まで頭を空にして楽しめる。特に前作をプレイした人にとってはストレスなくプレイできる内容と言えるだろう。

ルート間の話はかなり差があり雰囲気も違うため、√によっては新ヒロインのアイリス皇女が空気になっている√も多い。
また、各ルート攻略後にはExtraということで前作ヒロインを含めたショートストーリーや定番の『ネコのお考え』等もたくさんあるのでこちらも見どころ。


共通√ 【 S+ 】  2-3h
新キャラであるアイリスとの出会いのシーンまでが回想シーンとして描かれている。
会話中心のテンポ良い会話と破壊力の高い笑いで構成された日常シーンは非常に魅力的。
シナリオとして新キャラの登場や新設定の存在等の障害はあるものの、基本的に勢いだけで読める文章で難しい部分は後回しという雰囲気が強い作風でもあるので、読みづらさというものは一切ない。
ただ、前作の説明などはかなり簡易的なので1(無印)を飛ばしてのプレイはやはりお勧めしずらい。


ノラと皇女と野良猫ハート2
アイリス・ディセンバー・アンクライ√ 【 S 】  2-3h
今作からの新規追加ヒロイン、アンクライ王国出身の忘却の皇女。
華やかでいつも明るく尊大、まさに皇女といった雰囲気をまとっているが、知識が乏しく空回りしてしまうことも多い。しかしながら非常に前向きな考え方をしており、時にはへこたれもするものの基本的にはすぐに立ち直ってまた前に勧めるそんな子。
彼女自体は割とかなり変なのだが、常識自体はあるので主人公の周りのメンツと絡むとツッコミ役に回ることが多い。

個別√では彼女の出身国『アンクライ』をテーマとしたシナリオになっている。
実はシナリオ自体は結構複雑でよくできているのだが、登場人物が主人公を含めて難しい話についてこれない人たちばかりなので、基本的に流されている。
アイリスについて、彼女がデレるのは割と早く素直ですぐに照れるシーンや前のめり可愛いシーンがふんだんに含まれている。イチャラブMAXともいえるほどシーンも充実しているため、十二分に彼女の魅力を堪能することができるだろう。
もちろん、寒さと寂しさを知っているから優しい彼女の本質的な美しさも見どころの一つと言えるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (2)
高田 ノブチナ√ 【 S++ 】  3-4h
前作からの昇格ヒロイン、主人公の幼馴染でクラスメイト。
相も変わらずぶっとんだ性格の子で、ノラや田中ちゃんや井田とつるんでいることが多い。

個別√ではアンクライ皇女一行が来る前の話となっており、前半は文化祭、後半はそれに加えて高田家の家族や過去の話を絡めた任侠にあふれたシナリオになっている。
彼女の性格上、イチャラブという成分は少ないがその分シナリオの完成度は高く、テーマとして含めた「生と死」や「親子の絆」というものを多くの魅力的なキャラクターとのやり取りで描き出している。
田中ちゃんとの手紙のやり取りや後半のノブチナの心情を吐露するシーンなどなど質の高い泣きシーンも多くあるうえ、テンポの良い笑いシーンもふんだんに含まれており評価としてはかなり高いシナリオと言えるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (3)
ルーシア・オブ・エンド√ 【 S+ 】  3h
前作からの昇格ヒロイン、パトリシアの姉。
姉のパトリシアと距離が近い主人公へを問題視している。

個別√では犬が苦手なルーシアのためにノラが奔走する話から始まり、ケガをしたノラの看病や果ては冥界のガルム一派のお話まで、テンポ良く去れども中身を充実させたシナリオとなっている。
ルーシアの優しさや抱えている闇といった彼女の本質的な部分を過去の出来事と絡めて描いており、彼女のまだ見えない一面が沢山みられる光と愛のお話になっている。
特に看病をする中で見える世話好きな一面やデレてからのルーシアの可愛さは言葉に表すことがほど素晴らしく、萌えて、笑えて、そしてほんの少し泣ける見どころがたくさんある良いシナリオといえるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (4)
ユウラシア=オブ=エンド√ 【 S 】  2h
前作からの昇格ヒロイン、パトリシアの妹。
最近は地上にも慣れて携帯をほしがっている様子。
相変わらず姉のパトリシアとの距離が近い主人公への当りはきつい。

個別√ではとあるきっかけから始まったアイドル活動を中心として、普段あまり交わらないノラとユウラシア二人の時間を描いている。
生意気なところもあるけど、基本は元気いっぱいで無邪気で天真爛漫を地でゆくユウラシアの可愛さがこれでもか、というほど描かれた√となっている。
他にも冥界の母(ユーラシアの母)の思惑なんかが絡んだ√にもなっているのだが、そこまで深い内容ではなく、あくまでユウラシアとノラが恋人のような時間を重ねてゆく様子が描かれた√となっている。


[ 主人公 ] 反田ノラ
前作からの主人公。
基本的にネコになっていることが多いが、時々キスして(されで)戻っていることもある。
今作でも序盤から家が氷漬けになったり、ドラゴンに襲われたりいろいろと巻き込まれている。

【推奨攻略順 : アイリス→ユウラシア→ルーシア→ノブチナ→(他Extra等) 】
攻略順に指定はない。
一部ヒロイン攻略後にExtraとして前作ヒロイン√等が解禁されるほか、一部『ネコのお考え』も追加されるため見ておくこと。


CG : 【 S 】
前作に引き続き、しっかりした線と濃い塗りの絵で立体感と質感のある絵。
前作ヒロイン等の立ち絵に変化はないものの、新キャラやサブキャラ達の追加が多く、また一部動画のような動きのあるシーンや挿入される背景がランクアップされているのも見て取れる。
イベントCGの枚数の枚数も多く、質も高いことから満足度も高い。


音楽 : 【 S 】
BGM複数曲追加、Vo曲7曲という構成。
OPの「クライングハート」は新キャラクターであるアイリスとその従者ノエルのCVをやっている花園めいさんと雨場つかささんが歌っている。
その他にもたくさん作中には挿入歌がふんだんに使われており、どれもシナリオと合わせて聞くと気分を盛り上げてくれたり、泣きシーンの演出補助になっていたり、時には哀しみのシーンを演出したりと多種多様な役割を担っている。


お勧め度 : 【 S++ 】
もちろん、こちら単体で楽しむこともできなくはないが、前作「ノラと皇女と野良猫ハート」をプレイしてから始めることをお勧めしておきたい。
前作が好きだった方は、過去のヒロインが攻略対象でない事のみ注意をしてプレイをしていただきたいが、Extra等でショートストーリーがあるうえ、黒木以外のキャラクターは割とよく出てくるので、そのあたりは心配ないだろう。
それ以外の完成度に関しては言うまでもなく高いので安心してお勧めできる作品である。


総合評価 : 【 S++ 】
全体的な完成度が高く、笑えるだけではなく、泣ける作品にもなっており、続編ということを鑑みてもこの高評価は揺るがない。


(ぶっちゃけコーナー)
何でこんな面白いんだろうなぁ、と思うくらい爆笑シーンがたくさんある。
ツッコミとボケのバランスがいいのかなぁ…新旧ヒロイン達もそうなんだけどサブキャラクターがすごく輝いているのもいいよなぁ。
めちゃくちゃにやっているように見えて、一つ一つにきっちりと魂があって、それ相応の行動と発言をしているから、説得力とかがあるのかも。
ふざけているシーンに見えてもその裏にはかなり重たい設定があったりするし、けれどもそれを引っ張らずに作風らしく明るく笑い飛ばすあたりがこの作品の魅力ともいえるのかも。
それにしても黒木さんがんばってんなぁ…何で海外いるんだろ、出演回数が必然的に少ないのに出てきたらスゲェ笑うわ。
アイリスのツッコミでも同じくらい笑ったけどアイリスと若干キャラ被るからか…? いやまさかな。。。 
意外だったのはノブチナ・ルーシアの√完成度がずば抜けて高かったことかなぁ。
特にノブチナ√はすごくたくさんの要素が詰まってて、すばらしさが正直一言では表せない…というか、ネタバレはあんまりしたくない√だしな。。。
もちろんそれ以外のアイリス√の背景とか、そのあたりもかなり真剣に考えると興味深いし、細かいところだと√によっては井田と田中ちゃんのペアとかそういうところも面白い部分が詰まってる。
いろんな意味で見どころが多くて、久しぶりに純粋に楽しめる作品だった。
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