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恋ではなく ―― It's not love, but so where near.のレビュー
2013-04-08 Mon 00:00
<作品名>    恋ではなく―― It's not love, but so where near.
<製作会社名>  しゃんぐりらすまーと

koidehanaku.jpg

シナリオ
S
√は3本+全部が終わるとTURE出現。
全体の長さは一般のものより少し短い程度いえる。
少々状況が特殊なこともあり推奨攻略順はないか、強いて言うなら
お勧めの攻略順は扶→亮輔→尚人

CG
S
線質は細く、塗の絵は濃い、みずみずしさとハリを感じる美麗な絵。
CGの枚数は比較的多く、立ち絵もCGも質も高いのでここに関しては満点。

音楽
S
BGM38曲、Vo曲は3曲(?)。OPのカヒーナ曲は安定した良曲。
全体的に静かで、さびしい曲が多く、涙腺を破壊するような名BGMが無かったのは残念。

お勧め度
S
物語自体は「三角関係」「部活」等の要素。全体的にかなり暗めの物語。
その他コアな知識が多数登場し「カメラ」「お茶」の話はよく出る。

総合評価
S

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

非常におしい作品!
映画研究部・デジタルメディア同好会・写真部が合同で映画撮影をしているという、少々青春成分の入ったこの作品。
ただ、この作品の特殊なところはどのルートも主人公(声あり)は一人の同じヒロインとしかくっつかないところだろう。
かなり作品としては新しい形なのだが、ゆえにいろいろと問題点もあった。
まず、過去の因縁等の伏線が一つ√おわると完全にはっきりしてしまう。結果、それをどのような形で克服していくか、という事になるが、そのため物語として非常に似ている形になり、その差を描くための心理描写が必須となってくる。

この作品では視点変更などを効果的に使い良く描けていた印象を受けた。しかしながら、まず書き方が甘い。(これは各キャラの作りこみの甘さもあるのだろう)
その上、無駄に描きすぎて物語自体のテンポがかなり悪い。

さらに、そこに付け加えて、まず作中にやたらとカメラの話が出てくる。
かなりコアで、TIPSなどもあるが理解しなくても物語自体は理解できる
その他もお茶の話も出てくるが、これがまた無駄と思えるほど細かい。無論専門知識が多い事にこしたことはないが、作品に必要がないなら自重しておくべきだった。
扱っている出来事・テーマや各キャラの心理等を考えるとかなり良いシーンのはずなのに、それまでがダラダラしすぎて息切れ&飽きてしまう。
結果として各キャラへの感情移入度も下がり、TURE√なども挿入歌を使い良いシーン演出をしていたが、残念ながら不発に終わったと言える。
ただ、本当に扱っているテーマ等は良かったうえ、時折見せる切れ味のよいシーンは恐怖を感じるほどセンスを感じる。
書き手の力不足を感じる文章だった事は否めない、抱えすぎずに簡単な物語にしてしまった方がよかったのかもしれない。
もしもだが、もう少し物語の贅肉を減らし、物語自体のテンポを良くして、物語をもう少し大きく動かし、強弱をつけられていれば、かなりの名作となったのは否定しない。

コンフィグに関しては基本的にはそろっており使いやすさを感じる。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
やっぱ、心理描写・地の文のくどさがダメだったなぁ…。
テーマはいいから一つ一つの出来事をテンポ良く描いて、大切にしてくれたらよかったのになぁ…泣けそうな雰囲気が漂っているだけにほんとに惜しい作品だわ。
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